2008年11月03日

【第十一節】マンチェスター・ユナイテッドvsハル【プレミアリーグ08~09】

今期序盤の目玉ハル

どこまで大物食いが続くのか?

果たして強さは本物なのか?



『油断?』

試合開始三分でC・ロナウドにシュートを許し、早々と失点したハル。

PA内でぽっかりC・ロナウドのマークに付かずボールにばかり目を奪われていては失点も致し方ない。

どうもチェルシー戦も序盤に失点して負けたらしい。そう考えると、試合開始早々の集中力はあまりないと感じられる。プレミアに初昇格で緊張続きの中、そろそろ疲れが溜まる時期なのかもしれない。それとも慣れからくる慢心か初めから全力で相手が来る事を想定に入れていないのかな?

ハルにとって0-0のスコアは何よりも自分達のペースに持ち込むための生命線。他チームもこの時間帯を隙なく狙ってくるのは考えられる。気を引き締めないとズルズル......



『一枚上手?』

先制点から何となく両者ともふらふらと浮ついた状態。確かにマンUが押し込む場面が多いけど、かといってヒヤヒヤする場面が続いたかというとそうでもない。被シュート数も体感でもそんなに多くない。

マンUが攻めあぐねてるな~

18分辺りからハルの中盤の網(守備)に、マンUのパスが引っかかるようになります。今日のアンデルソン&キャリックの組み合わせは良かったように感じます。ただサイドをハルに抑えられえて、殆ど攻撃らしい攻撃は皆無。その分中央の攻めが多くなり、的を絞られてジワジワと網に掛かったのかもしれません。

ただそれでもハルの攻撃陣がアタッキングエリアに入ることすら困難でした。流石に打つ手てなしかと......

23分 前線でハルFWがボールをキープ。そこでファウルを貰ってFKを獲得。セットプレーにニアに飛び込んだクザンが頭で合わせて同点ゴール

正直、このワンチャンスで同点に持ち込めたことに驚きと同時に、試合開始早々の失点はいらなかった。この集中力があるならばあの失点も防げたはずなのに......


観る方としては面白い展開に......


29分 マンU自陣ゴール前からカウンター発動。あれよあれよとハルのゴール前に、ベルバトフのラストパスからキャリックの股抜きシュートで逆転。

44分 CKからC・ロナウドのヘッドが炸裂。3-1に突き放す


別段、ハルの守備が崩れたわけでも、気持ちが切れたわけでもありません。ただマンUが一枚上手だったという事



『ハルの誤算? 私の誤算』

一つ計算違いを挙げるならばベルバトフそのものでしょう。

リーグ開幕当初は、その動きにイライラすることが多かったですけど、今は周りに馴染んで守備にも走れるようになりました(苦笑)

何よりも驚くのは、その柔らかいパスセンス

今日の先制点や逆転ゴールはベルバトフのラストパスから生まれているのは当然として、攻撃の基点として絡むことが格段に多くなりました。そしてゴール前での最後の一押しのときにボールを預けられるようになりました。

依然として足が遅く運動量も少ないので、パスを出した後にゴール前に飛び込むなんて芸当は無理だけど、それはルーニーにしろC・ロナウドにしろ走ってくれる存在がゴロゴロしてるし、無理してベルバトフが走る必要もないかなと思わせるほどの活躍。

ちょっと信じられないな~というのが率直な感想(苦笑)

ハルとしてもマークに付き辛い。FWだから前線に居るんだけど、フラフラと中盤に顔を出すし、そこを付いていけば良いと思うんだけど、おいそれとは付いていけない......C・ロナウドがそこに頻繁にFWかと言う位突っ込んでくる状況は無視できない。どうしても守備の優先順位は下がる。それは中盤の選手とて同じで、ベルバトフよりC・ロナウドに注意を向けないと即失点に繋がってしまう。そこにまたルーニーがかき回して動くから気が休まる暇がない。

せめてもの救いはベルバトフに運動量と足の速さがないこと



『逆境を楽しむ』

後半も12分(57分) CKからマンUのヴィディッチに決められて4-1

楽勝ムードが漂ったのはマンUの方だけだったかもしれない。

ハルに諦めた雰囲気は漂っていませんでした。


交代カードを切ってシステムをちょっと動かす

4-3-3に移行して前線を分厚く、でもロングボールとかパワープレーに頼るような欠伸が出るような攻撃ではありませんでした。


69分 メンディの所に、たまたま跳ね返りでマンUのバックパスがふありと落ちる。抜け出して拾って飛び出してきたファン・デル・サールの頭上を抜くループで4-2と点差を詰める。


前半からちょこちょこ目立っていたけど、ハルのFWはポストに入ってもおいそれとボールを失わない。これは驚嘆する。4強以外のチームが最も苦労するのは、トップにボールを預けても味方が上がってくるまでボールをキープできない所。それを殆どこの時間帯までマンUのタイトな守備にも負けずにボールを失わないのは驚き。


82分 メンディがPA内で倒されてPK奪取。これをジオバンニが決めて4-3と追い上げる。

※あれがPKに値するかは微妙(苦笑)。ファウルと言えばファウルだけどあれを取り出したらもっと前のファウルの基準はなんだったのかと言いたくなる。


ここで尻に火がついたマンU

一気に試合がヒートアップ! 俄然盛り上がるスタジアム

厳しいタックルにカードが乱れ飛んで、膿んだ試合展開はどこへやら


最後の最後はマンUの気合が勝ったのか、ハルがここに来て怖気づいたのかマンUが上手く試合を閉じて終了。


何となくハルが上位に食い込んでいるのが分かる気がする。

それはどんなに点差が開こうとも前しか向いていない。後ろを振り返るこちはない。どんな状況でもピッチに居る選手もベンチも誰一人諦める人が居ないのが強さなのかもしれない。マンU相手に一歩も引かずに真っ向から組み合って、相手を揺さぶって、尻に火を点けさせたのは、只のビギナーズラックではない事の証明。

確かにアーセナルとか精神的に揺らぎがある若いチームでは、ハルのこの真っ直ぐな精神は跳ね返せないかもしれない。マンUでも危うく......なのだから(苦笑)



マンチェスター・ユナイテッド:Formation


        ベルバトフ(9)  ルーニー(10)
  ナニ(17)                  C・ロナウド(7)
 
       アンデルソン(8)  キャリック(16)

  エブラ(3)                 G・ネビル(2)
      ヴィディッチ(15) ファーディナンド(5)

            
         ファン・デル・サール(1)


【得点】
03分 C・R
29分 キャリック
44分 C・R
57分 ヴィディッチ

【交代】
64分 ナニ ⇒ テベス(32)
72分 キャリック ⇒ ギグス(11)
88分 アンデルソン ⇒ オシェイ(22)

※( )内は背番号

ベルバトフの重用に隠れて不満爆発寸前のテベス。めっきりリーグ戦でも見かけることが少なくなりました。この日もルーニー同様荒れ気味?

アンデルソンはやっぱりセントラルの方が良い気がする。ただ若さからか攻撃に行ったまま戻らなくなる事も後半はあったけど。

今日は殆どサイドからの攻撃は皆無。両SBがサイド奥を抉るなんて無かった。これはこれで珍しい気がする。よっぽどハルが上手く守ったのかな

ベルバトフは一昔前のファンタジスタっぽいポジション(1.5列)に居る気がする。役割的にもパス中心。



ハル:Formation


        キング(23)  クザン(25)

           ジオバンニ(10)

     ヒューズ(11)       マーニー(22)
           ボーテング(20)
  ドーソン(3)              マクシェイン(17)
        ザヤット(24)  ターナー(6)

            マイヒル(1)


【得点】
23分 クザン
69分 メンディ
82分 ジオバンニ《PK》

【交代】
59分 ヒューズ ⇒ メンディ(15)
63分 キング ⇒ ハルモシ(16)
86分 ボーテング ⇒ フォーラン(18)

※( )内は背番号


ブラウン監督ちょっと只者じゃないかも。メンディの投入とか采配の切れも見せた。ボルトンでアラダイスの下で働いて居たらしけど、まったくスタイルは違う。少なくともロングボールで観る方が欠伸が出て仕方ないような試合はしません。あのヘッドセットはかっこいい(笑)

キングとクザンのFWは、確かに体も強くて少々の当たりじゃビクともしないし、ポストに入ったボールも失わない足元の技術も持ち合わせている。安心してボールを預けられるのは何よりも心強い。それにしても良く見つけてきたな~

ただ単に引いて守るだけ、1-0で逃げ切るだけのチームではなく、たまにはこんな乱戦に持ち込める力を見せたのはちょっと手強い。それもマンU相手というのが効いてくる。

        
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