2008年11月06日

【Final:1st leg】ガンバ大阪vsアデレード【AFC Champions League 2008】

ACL決勝はhome&away方式。そのhomeゲームでガンバ大阪がアデレード・ユナイテッドを【3-0】で下す


◆37分 ガンバ大阪 得点者:ルーカス
攻守の切り替えの速さからガンバが中盤でボールをカット。すばやく二川が前線へスルーパス。走りこんだルーカスが先制ゴールをあげる

◆43分 ガンバ大阪 得点者:遠藤
アデレードの中盤での横パスを佐々木がカットしルーカスへ。ルーカスがポストプレーで受けて反転しながら逆サイドへスルーパス。走りこんだ遠藤がそのままシュートで追加点。アデレードGKは一歩も動けず。

◆68分(後半23分) ガンバ大阪 得点者:安田
ガンバのCK。遠藤が変化をつける。ゴールほぼ正面PA外枠に待機していた安田がダイレクトボレーでミドルシュートを打つ。グラウンダーで転がったボールは、混戦の中誰にも触れられる事無くゴールネットを揺らし追加点


『得点への経緯』

《序盤〜先制点まで》

1.サイドに攻撃の基点を置く
左は安田、右は佐々木と、相手にとって脅威となるパワーポイントを両サイドに持てた事が大きい。二人ともスピードと敏捷さで差をつけていました。

2.中盤での圧倒的な支配力
パスワークに表されるように、足元のテクニック・運動量・動き出しの質など申し分なし

3.必ずフィニッシュで終える
ミドルシュート等々、積極的にゴールを狙う姿勢を示し、常に相手の先手先手を取る


《先制点〜追加点》

確かにガンバが圧倒的に攻めてはいましたが、ゴール前での高さや人数などアデレードのゴールをこじ開けるには至りませんでした。
粘り強く跳ね返すアデレードに徐々にゲームの主導権を握られつつある状況でした。

アデレードが攻めに転じて、中盤でパスを繋いで前に出てきた所を、攻守の切り替えの速さで、ガンバがプレスの網に引っ掛けて素早くボールを拾い、二川がスルーパスを出してルーカスが得点しました。
また追加点も前線からのプレス&チェイシングからの得点ということで、中盤から前線へかけての守備意識の高さと攻守の切り替えの速さが感じられます。


《ダメ押し点まで》

後半からアデレードがフィジカル(身長差・体格差)を前面に押し出したタイトな守備を施してきました。これによって余裕の無くなったガンバは、中底やバイタルエリア等々でパスミスや横パスのカットなど、失点につながりかねないミスが頻発してリズムを失いかけていました。
ロングボール等々ハイボールのボールも多くなり、明らかに身長差を意識した攻撃の展開も多くなっていました。

そこで明神に代えて山崎を投入。あらためて得点する意思をチーム全体に示すと同時に、前線からのプレス&チェイシングの徹底と図り、遠藤を中底に配置し、確実にパスを繋ぐ基点を作りゲームを安定させる方向に転換しました。

これによって中盤でのパスワークが安定し、相手の寄せにも余裕を持って対処できるようになりました。前線のチェイシングの活性化によって
ロングボール等々のパスの出所を押さえることが出来、DF陣が余裕を持って対処できるようになりました。ラインディフェンスも安定性を取り戻し、再びガンバがゲームの主導権を握りました。

そしてセットプレーから決定的な得点をガンバの安田があげてアデレードの勢いは鎮火しました。


『アデレードの敗因分析』

awayという事を考慮してか、かなり慎重なゲームの入り方。
特に守るという意識が何事にも優先して、中盤やサイドの攻防において積極的にプレッシャーを仕掛けられなかった。
守備意識が待ち構えるものだったために、ガンバにとってはパスを繋ぐにもドリブルで仕掛けるにしても、凄く良い間(空間)が空いて積極的に自分達の良さを出せました。

積極的にアデレードが中盤でプレッシャーを仕掛けて前に出ても、ガンバはダイレクトでパスを回し全くボールに触れられない。予想以上にガンバのテクくニック・パス回しの速さ・正確さに面喰っているのが分かります。

サイドの攻防で、ガンバの安田や佐々木などにフィジカルでなくスピード勝負で対応してしまった。そして予想以上に速かった。

思った以上に遠藤が流動的に動き、そしてそれに連動して中盤(二川)がバランスを取って動く。最後まで遠藤を捕まえられないまま追加点まで許す結果に......


ここから読み取れるのは明らかな【情報分析ミス】です。


前半からもっと中盤でタイトなプレスを仕掛けていたら、ここまでゲームを支配される事はなかったでしょう。
明らかにフィジカルの差はあるのですから......

そして中盤でパスを繋いで攻撃を組み立てようとした所を見ても、明らかに余裕を見せ過ぎだと思われます。

決勝トーナメントの初戦で鹿島を倒した事に対する優越感
準決勝でジーコ率いるクルブチを倒した高揚感を引きずっている

ガンバを格下扱いで臨んだ慢心以外のなにものでもありません


『次戦への展望』

《アデレード・ユナイテッド》
1.前線から中盤にかけて、もっとシビアにタイトなプレスを仕掛けてくる

2.身長差と体格差を意識した攻撃を仕掛けてくる

3.パススピードやドリブルスピードなどもっと速攻を意識し、ゲームスピードを上げてくる


《ガンバ大阪》
1.受けに回らず、序盤から攻守の切り替えの速さとプレスのタイトさを意識すること

2.サイドからのクロスボール対策と二列目からの飛び出しへの対処

3.ハイボールの処理の仕方とロングボールなどのパスの出所への前線からのチェイシングの徹底


言うまでも無く圧倒的にガンバ大阪が有利です。何よりも無失点・アウェーゴールがない事が最大の強み

アデレードがこれをひっくり返すには、次戦4点以上ガンバから取らなければなりません。もしガンバがアデレードから一点でも取ると6点以上取らないと勝利にならない計算になります。
※アウェーゴールは同点のときだけに適用なのかな?

あくまでもガンバは気を引き締めて冷静にそして熱く戦ってほしいです。変な余裕は怪我のもと!



ガンバ大阪:Formation

            ルーカス(9)

             遠藤(7)
    二川(10)             佐々木(16)
         橋本(27)   明神(17)

    安田(13)              加地(21)
         山口(5)    中澤(2)


             藤ヶ谷(22)

【得点】
37分 ルーカス
43分 遠藤
68分 安田

【交代】
63分 明神 ⇒ 山崎(30)
69分 佐々木 ⇒ ロニー(18)
76分 安田 ⇒ 下平(19)

※( )内は背番号

ロスタイムの遠藤の幻のFK。あれがオフサイドで無効になったけど、次戦もPA付近でのファウルは要警戒なはず。



アデレード・ユナイテッド:Formation


            RODRIGUES(10)

             SARKIES(8)
  CASSIO(6)                 DODD(13)
        PANTELIS(7)    DIEGO(22)

  JAMIESON(14)                RICHARD(18)
         SASA(19)    COSTANZO(4)


             JOSIP(30)


【得点】
なし

【交代】
73分  PANTELIS ⇒ FELICE(21)
84分  CASSIO ⇒ YOUNIS(25)

※( )内は背番号

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