2008年11月14日

【2008】日本vsシリア【キリンチャレンジカップ】

キリンチャレンジカップにて日本代表がシリア代表に【3-1】で勝利


《得点》
◆3分 日本 【得点者:長友】
左サイドを単独ドリブルで駆け上がる。周りの動き出しに惑わされたのか、誰がマークに付くのか事前の確認が取れていなかったのか、誰も長友にプレスを掛けぬままPA前まで中に切れ込ませてシュートを打たせる。これが想いの外コースにばっちりハマり先制ゴール

◆26分 日本 【得点者:玉田】
右サイドで細かくパスを繋いで注意を引いて、シリアDFを右サイドに偏らせて、がら空きの逆サイドへ憲剛のショートクロス。ドフリーになっていた玉田がこれを決めて【2-0】

◆62分 日本 【得点者:大久保】
左サイドの長友からパスを受けた大久保がシュート。シリアDFに当たってコースが変わるもゴールネットを揺らす。

◆78分 シリア 【得点者:アルジノ(PK)】
カウンターからじりじりと下がってしまい、PA内でシリア選手を倒してしまいPKを与える。これをアルジノが冷静に決めてシリアが一点を返す



『得点への経緯』

《先制点》
試合開始早々のこの得点は誰もが予想外。
スルスルと前に上がる長友にシリアはチェックにすら行かない。ズルズル下がって長友のドリブルを見てるだけのシリアに、拍子抜けした感のある長友が、とりあえず、挨拶代わりに打ったシュートのコースが、思いの他ばっちり決まって先制点。
一回長友にガンと当たりに行っていれば、パスでもして動きが止まったはず。長友がシュートを打つシーンでも中央付近にドフリーの選手が居たしそこにパスを出しても良かったほど、シリアのDFはボールに釣られてしまう傾向が強い

《追加点(2点目)前後》
セルジオ越後さんに“ザル”呼ばわりされるシリアの右サイド。そこを効果的に使うために、日本の右サイドで細かく展開してシリアの注意を引きつけてサイドチェンジで有効的に左サイドの長友らを使う戦法が出来上がっていました。その中から上手く追加点が結びつきました。
それにしても追加点の場面、玉田の他に大久保も同じく同サイドでドフリーになっていました。ちょっとザルに失礼なぐらい稚拙な守備。


前半を見る限り、今日の日本の屋台骨は前線四人、攻撃での細かいパス交換やフリーランニングに始まり、見えない所での貢献も大きかった。守備でもフォアチェックを忘れず、前からのチェイシングとプレスが効いていてシリアの中盤は殆ど機能していませんでした。

おぼろげながら見えるのは、次の世代の日本代表は、この形で生き残りを賭けないといけないのかなと思ったりもする。猛烈に前線からチェイシングを仕掛けて、細かいパスワークで局地戦を制して、ダイナミックな展開はCMFに任せる。それをどこまでスケールアップできるのかが問題ですけどね。


《追加点(3点目)以降》
後半ピッチ内のメンバーがコロコロ代わるのは致し方ない。ただ前半と同じような戦い方が出来ないのはそれはそれで問題な気がする。
ただ指示があったのか後半は、シリアの右サイド裏(日本の左サイド前方)をしつこくロングボールで狙う手法が目立っていました。日本の右サイドで溜めるのは前半と同じだけど、一気にスペースの裏を突いて直接ゴールに繋げる手法は、奇襲ならば通じるけど、常用する手段としては疑問に思う。結局ロングボール一辺倒になってしまった分。日本の中盤が機能しなくなってしまったのは本末転倒。

前線からの効果的なチェイシングやプレスなどのフォアチェックが人が変わってしまったために薄れてしまい、それが中盤の守備にも影響しだし、ダラダラと下がるだけの守備になってしまったのも問題。人に当たりに行くものの中途半端にプレスを掛けるからシリアが強引にドリブル突破を仕掛けると堪えきれずに道を明けてしまう。結局止めに入ったのがPA内と最悪に輪をかけてしまい、PKを謙譲

楽勝ムードから一変して、暗いムードの中試合終了を迎えてしまう。



『仮想にすらならないシリア』

これははっきり言ってマッチングミスの謗りは免れない
中東という大枠でシリアとカタールは同じカテゴリーに属するけど、極東という大枠で日本と中国を同一視するのと一緒。

誰が見てもカタールとシリアのプレースタイルから力量まで違うのは分かりきった事。もし今日のマッチングを設定するならば、何でここで、いつもお世話になっているの南米の方々を呼ばなかったのかと問いたい(苦笑)

シリアよりペルーやチリなどの南米の方々や、アンゴラやホンジュラスなどのアフリカの国々の方のほうがよっぽど仮想カタールに近かったはず。帰化選手が多いカタールにはうってつけ。

(中長期の)代表強化だけが目的じゃなく、W杯最終予選を睨んだ(直近の)強化試合である事は誰の目にも確か、それをキリンチャレンジカップというスポンサー試合を使ってやるのだから、もうちょっと有効に使えないものだろうか?

何時もながらやる気の無い協会のマッチアップに呆れてしまう



『その日暮らしの戦い方』

今更ながら岡田監督に望むべくも無く、2010年W杯を睨んだ戦い方ですが、それ以降のビジョンは無いに等しい。

それは協会とて同じで、今日のようなマッチングから見てもとりあえずその日その日の急場を凌いでいるに過ぎない。

先日のアジア選手権U-19の準決勝敗退は衝撃的でした。

これで来年のU-20を見る楽しみも地上波?の放送も無くなった

香川がどれほどそのU-19に必要とされているかは分からないけど、今日のシリア戦に引っ張ってくるほど必要だったかは見ている人は分かるはす。怪我人続出とは言え、それは守備陣のほうが問題が大きかった。

中澤の離脱は大きな痛手です。

でも彼もドイツW杯で代表引退を宣言した所をオシムが説得して代表に復帰させたに過ぎない。年齢を考えても2010年以降計算に入れるほうがどうかしている。次の後継者を見据えればオシムの時も、古く遡ればジーコの時からCBの層の薄さ(と質)は問題視されていました。別に岡田監督にそれを解決する方策があるとは期待しないけど、日本全体でこれに取り組まないと肝心な所でもっと大きな怪我をしかねない。

だって闘莉王だって肝心なところで怪我で離脱は十二分に考えられる。
アジア杯も怪我で直前で離脱してCBを阿部が務めたのは記憶に新しい
中澤の離脱よりコチラの方が確立が高いはず。

中盤にしても俊輔・遠藤の次が憲剛だけではきつい。北京の惨敗はアテネの時以上に酷い結果を生むかもしれません。憲剛より下の世代で思い浮かぶのは長谷部ぐらいか


今日の勝利や後味の悪さはカタール戦にはそれほど影響しないでしょう

俊輔・遠藤が入ればまったく別のチームになってしまうのが常。むしろ+αできるぐらいの強い気持ちで望んで欲しい。特に今日の前半の前線は素晴らしかっただけに強く思う



日本:Formation】


            玉田(11)

   大久保(16)    達也(19)     岡崎(13)

         阿部(6)   憲剛(14)

   長友(15)              内田(20)
         闘莉王(4)  寺田(2)

            川口(1)

【得点】
03分 長友
26分 玉田
62分 大久保

【交代】
46分 寺田 ⇒ 今野(5)
46分 玉田 ⇒ 佐藤(9)
46分 達也 ⇒ 香川(8)
56分 闘莉王 ⇒ 高木(21)
68分 大久保 ⇒ 巻(12)
78分 内田 ⇒ 駒野(3)

※( )内は背番号

岡崎はちょっと覚醒前夜の気がする。ここ一年で何かキッカケがあれば川崎フロンターレのチョン・テセのように化ける気がする。大化けして欲しいですね。
 
阿部ちゃんは、ちょっと浦和に行ってからパフォーマンスが落ちている気がする。特に中盤なんてもっと出来たはずだし、少なくとも闘李王よりはもっと上手く出来るはず。パスがずれたりチェイシングやプレスなども迫力を感じない。もっとジェフ時代は攻撃の展開力もあったのに

憲剛はこれくらい出来て当たり前。むしろもっと得点に絡んで、あわよくばFKからでも得点をもぎ取るぐらいの活躍を見せて欲しい。

長友は訳が分からないのが正直な感想。この試合の活躍を見込んで次戦使うと、とんでもない事をしでかしたり、ゲームから消えている可能性も拭えないからおいそれと信用できない(苦笑)

内田は尽く切り替えした所でブロックされたり、クロスブロックでボールをあげられなかったり散々でした。カタールでもクロスを単純に上げることが有効なのかは周りと必ず話を詰めるべき、中で待ち構える前線は上背が無いし、カタールの守備陣は背が高い。

交代で出てきた佐藤や巻にはちょいと同情する。佐藤の場合は玉田とは違って純粋な点取りやタイプだし、巻はポストプレーがもっとも不得意な選手。その選手にポストプレーを求める方がどうかしている。普段のJリーグとか以前の代表の試合を観ていないんじゃないかと思ってしまう采配。


※シリアのFormationは割愛......


posted by Daft at 11:21 | Comment(0) | TrackBack(7) | 岡田J | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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