2008年11月18日

【第十三節】アーセナルvsアストンビラ【プレミアリーグ08~09】

アーセナルが【2-0】でアストンビラに敗れる


《得点》
◆70分 アストンビラ 【得点者:オウンゴール】
A・ヤングのクロスボールに、ゴール前に突っ込んできたアグボンラホールに付いていたアーセナルのクリシーが痛恨のオウンゴール。

◆80分 アストンビラ 【得点者:アグボンラホール】
アストンビラゴール前からクリアボールに近いロングボールに、アグボンラホールがギャラスと競り合いながら頭のワントラップで抜け出し、そのままダイレクトで一閃。鮮やかにカウンターが決まり〆


『試合経過』

《前半》
アーセナルのDFラインにもプレッシャーを掛けられ、休まる暇が無い。
ずっと悪いリズムを引きずったまま、PA内でアストンビラ選手を倒してしまいPKを謙譲。これをアルムニアの好セーブで失点は免れるも、これ以降もリズムを掴めぬまま辛うじてハーフタイムに逃げ込んだ

《後半冒頭から先制点まで》
ウォルコットとナスリのポジションチェンジをするも全く流れに関係なし、耐えに耐えていたが怪我明けのアデバヨールを投入。今までに無くリズムを取り戻しつつあり試合が拮抗しだした。
そのリズムの中で、中盤で悪い形でボールを取られ、その際サニャが負傷で立ち上がれず、その穴を埋める間も無くA・ヤングにその穴を突かれ、アーセナル守備陣がバタバタしている隙にクロスを放り込まれ、あっさり失点しまいました。

《先制点から追加点》
とにかく攻めに打って出るアーセナル。規律良く冷静に守るアストンビラに尽く弾き返される。そんな中で苦し紛れに前に放ったクリアボールが絶好のカウンターとなってアーセナルのあごを打ち砕く

《追加点以降》
ベンゲルに打てる手は無く、後はピッチ上の選手がどうにかするしかない。ただ光り輝くアーセナルの面影は無く、陰鬱にボールを転がすのみ。まばらな観客席と帰宅の途に背を向ける観客が奇跡が起こり得ないことを既に暗示しているかのようでした。結局大きな波も起こせずアーセナルは敗戦



『露になるブラックボックス』

アーセナル自身の調子や動きが悪いとはどうしても思えない。
対策を立てられその策にハマったとしか言いようが無い。

1.DFへのプレッシャー
簡単にビルドアップをさせない。
執拗に追回し、常にプレッシャーを加える事でイライラさせて、DFラインでのパス回しで、アーセナルが落ち着きを取り戻せないようにする。

2.CMFへのプレッシャー
ビルドアップからのボールを受けるセスクとデニウソンに専属のマークを付けて、ボールを持つと猛烈なプレッシャーを掛けて前を向かせない。そしてそこから縦に人とボールを入れさせない。

3.CFへのプレッシャー
ポストに入るボールそのものを遮断する。ロングボールでも何であれボールを触りそうになると体を寄せてボールが収まらないようにする。あわよくばボールを刈り取る。


見えてくるのはCMFから全体へ行き渡るボールの供給を絶つこと。
そのためにはCMF自身を抑える事はもちろん、そこにDFラインからビルドアップの為に供給されるボールのそのものも遮断する。行き場(ボールの預け所)を失ったDFが次に考えるのはロングボールを直接前線に放り込む事。しかしそこにプレッシャーがかかってキープできない事が何度も続けば、結局CMFに預けるしかない。苦しいパス回しから際どいボールをカットされて逆襲を喰らい続ける悪循環が生まれる。



『処方箋が無い訳ではないけど』

上記の方法だけでアーセナルを潰せるならば、とっくの昔に潰れていたでしょう。

この試合特に問題なのはディアビを中心とするウォルコットとナスリの逆トライアングルの出来不出来がモロに出た事。

【ディアビ】
彼の所でボールが止まってしまう。流れがスパッと止まるから周りの動きも止まる。アイデアも無いのにボールをダラダラもって結局横か後ろに出すだけだからちっとも前に進まない。何故に彼をトップ下に置いているのか一番不思議。

【ウォルコット】
スペースが無いとその才能の1割も引き出せない。止まっていると普通の選手。人を上手く回りに配置させて加速をつけさせないようにスペースを消されてゲームから消える。

【ナスリ】
シュートレンジでの動きは脅威だけど、その他の仕事に関しては存在感なし。ゲームの組み立てにしてもボールキープそのものも、ままならないから味方からボールが回ってこない。ゲームから消える。

ディアビはともかくとして、サイド(wing)の二人がゲームから消えてしまうのは大問題。ここで基点を作れないからボールの預け所が限定されて悪循環が始まってしまう。この位置で基点を作る事が出来ればCMFの二人の負担も減って前を向いて仕事が出来る。実際、昨シーズン序盤のロシツキーの働きはアーセナルの快進撃を支えていたといっても良い。そう考えるとエブエの離脱も今シーズンの不調を物語っているのかもしれない。

ほとんどアストンビラに片手間程度で抑えられているナスリやウォルコットの現状は嘆かわしい。両者共にここで一皮剥けないと一生この状況から抜け出せない。

特にウォルコットはスペースが無くても自分が活きる形を見出さないとずっとスーパーサブ止まりな気がする。

ディアビに代わってアデバヨールが入る事によって、ボールが前で収まるようになり比較的リズム良くボールが回りだした所から見ても、後は人が戻ってくれば何とかなる目処はついているけど、成長を促す為にも現有メンバーでどれだけこの状況を打開できるかが今後を占う為にも必要。どれだけファンが我慢できるかが問題ですけどね。

ベンゲル解任でアーセナルが立ち直る話の問題ではない気がするけど、彼が辞めて喜ぶ人の方が多いんじゃないかな?

引く手数多のベンゲルをここで手放す愚作をアーセナルが犯すのか?


それにしてもというか、アデバヨールやエブエなど居なくなって分かる事もあるんですね。かなり微妙なバランスで立っていたことが驚き。
エブエって必要か?と疑問に思っていたけど、ウォルコットの現状を見る限り、その認識が間違っていた事が分かりました。
アーセナルがもっと泥臭い事も出来るようになり、勝ちを拾えるようになれば苦労しないけど、ベンゲル頼みで選手がピッチ上で問題を解決できないのならば思い切った外科手術(ショック療法)も必要なのかな?


ベンゲル解任云々は正直出たとこ勝負な気がする。


アーセナル:Formation】


            ベントナー(26)

    ナスリ(8)    ディアビ(2)    ウォルコット(14)

        デニウソン(15)  セスク(4)

   クリシー(22)               サニャ(3)
      シルヴェストル(18)  ギャラス(10)

             アルムニア(1)


【得点】
なし

【交代】
61分 ディアビ ⇒ アデバヨール(25)
68分 ベントナー ⇒ ベラ(12)
71分 サニャ ⇒ コロ・トゥーレ(5)

※( )内は背番号

ディアビをトップ下に置いてる時点で勝負を捨てたも同然

ディアビもシルヴェストルもパス回しなどアーセナルのスタイルに馴染んでいない。何故か二人ともフランス人だし、ちょっと最近露骨に贔屓が過ぎるベンゲル

解任騒ぎの根底にはこのフランス人贔屓もちょっと影響してるのかな



アストンビラ:Formation】

   
           アグボンラホール(11)
  A・ヤング(7)                ミルナー(8)

         バリー(6)  シドウェル(4)

            ペトロフ(19)
  L・ヤング(2)               クエジャール(24)
        ラウルセン(5) カーティス(15)

            フリーデル(1)

【得点】
70分 オウンゴール
80分 アグボンラホール

【交代】
なし

※( )内は背番号

ハルから続くアーセナル潰しの方策が完成した感じがする。

交代者なしの所を見ても体力的に負担を少なくできる事も証明した

得点は取れないまでも引き分けは十分期待できる    
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