2008年12月15日

アデレードvsガンバ大阪【FIFA Club World Cup Japan2008】

ガンバ大阪がアデレードを【1-0】で下す。

《得点》
◆23分 ガンバ大阪 【得点者:遠藤】
左サイドハーフウェイライン際に居た遠藤、中央の明神にボールを展開してフラフラと走り出す。ボールを受けた明神は前方の二川にパス。二川はDFライン上で駆け引きしていた播戸に浮き球のループパスを送る。播戸はCBに挟まれて潰されながらもヘッドでちょこんとスペースに落とす。そこにフリーランニングしていた遠藤が現れて、GKの股を抜くシュートを放ってガンバの先制点をあげる。

《試合経緯》
守りを固めるより、前に出てガンバの中盤を潰しにきたアデレード。前線からのチェイシングとプレスに晒されてガンバは安定したビルドアップが出来ませんでした。その上、佐々木の負傷で試合序盤にゲームプランの変更を余儀なくされますます苦しくなりました。先制点をガンバが獲ったものの、自分達のペースで試合を運ぶ事は叶いません。
後半もアデレードの厳しいプレスに、細かいミスからボールを明け渡しアデレードペースで試合は進みます。カウンターチャンスに度々アデレード陣内に攻め込みますが、繰り返すほどに運動量が失われ、徐々に守備の戻りが遅くなり、アデレードの猛攻に晒されますが、何とか守り抜いたガンバが勝利を収めました。



『培った経験値』

ガンバ最大の強みは、色んなシステム・フォーメションに対応できる臨機応変さでしょう。その上でガンバスタイルを実現できる経験そのものが今現在の強さを表しているのではないでしょうか。
この試合も、佐々木の負傷により試合序盤にゲームプランの変更を余儀なくされても、それに冷静に対応できました。
何よりも西野監督が7年掛けて積み上げてきたものがこの場面で生きた気がします。3バックから4バックへの移行など苦しい時期もありましたが、何かその苦労が報われた気がします。



『手ごわかったアデレード』

ちょっと前に出て来るのは予想外でしたが、やはりガンバ対策を練りに練った結果でしょう。流石に3戦目ともなるとココまで防がれるのは致し方ないのかもしれません。ガンバのビルドアップの段階にプレッシャーを加える手法はかなりガンバにダメージを与えました。ここでの安易な横パスをカットされて再三のピンチを招いたのは,してやったりでしょう。サイドからのクロスボールを奇をてらったものではなく、シンプルに上げる事でアデレードの中の強さが際立ったように感じます。

ただ惜しむらくはガンバのCFのルーカスに比べて、アデレードのクリスティアーノのポストプレーがあまり目立った無かったのが悔やまれます。前線でボールをキープできない為に思い切った後方からの飛び出しや押上が殆ど無かったのが残念です。

攻撃自体もサイドからのシンプルなクロスに中で合わせるだけなので、ガンバとしても油断さえしなければ対応できてしまうほどでした。意外にブラジルトリオがガンガンテクニックで仕掛けてくるようなタイプでなかったのが大きかったかもしれませんね。



『悪い癖』

ガンバの悪い癖というか、目の前のカウンターチャンスに飛びついて、後ろの守備陣が追いつかなくなる場面が、後半の中ごろ辺りに頻発しました。そこでもちろん得点が取れればそれに越した事は無いけど、全体的に運動量も目に見えて落ちてきた時間で、自分達のペースでボールを持つ事が出来ない状況が長く続いただけに、もっとじっくり攻める選択もあったかもしれません。守備陣に休息の時間を与えて、ゆっくりと攻めあがってフィニッシュで終わる事も必要なはず。DF〜FWまで全員が同じアイデアを共有してこそのガンバサッカーだと思います。そういう意味では時と場合によってはアタッカー陣の手綱を思いっきり引く存在も必要なのかな?



『マンチェスター・ユナイテッド戦に向けて』

アデレードに勝利は収めたけど、払った代償も大きかったように感じます。特に二川の怪我の再発はかなり痛い。この試合もピンポイントのパスでチャンスを演出していただけに、西野監督も頭が痛いはず。

マンUのトットナム戦を見る限りでは、今現在チームとしては下降気味の状態です。ルーニーが累積警告?で試合に出場していなかったからあまり参考にはならないかもしれませんが、アタッカー陣のチグハグさはちょっと首を傾げます。ルーニーが間に入らないとこのアッタカー陣は全く歯車が噛み合わない。ルーニー無しでも力が発揮できるようになれば心強いんですが......

今シーズンのC・ロナウドもどこか力をセーブしている節も見られます。あまり全力を出しすぎると潰れてしまうのを自分で分かっているのかもしれません。昨年ならば単独ドリブルで突っ込んでいった所でもパスを選択したり、シュートを打ちそうな所でもパスだったり、ポジションも昨年は頻繁に色んな所を動き回っていましたが、今期はサイドに張り付いている場面の方が多いです。意外とベルバトフトの息がまだこの人も合っていないのかもしれません。

重用されているベルバトフが、ルーニー並にアッタカー陣の間を取り持つような動きが出来れば苦労しないんですが、今シーズンは兎に角これ一本でoneシーズンを貫きそうな気配です。本調子は今シーズンの終盤から来年に掛けてかな?

割と調子を落としていますが、守備陣の安定感は今のところ穴はないですし、どれだけ調子を落とした所でこのアッタカー陣の猛攻をゼロで抑えられるとは考えにくい。点を取れるかが問題だけど、中盤のフレッチャー&キャリックを抜く事ができるか......サイドも運動量豊富なパクも居るだろうし......CBの二人も強力だし......

正直、どんな展開になるのか分かりません。意外とやれるかもしれないし、全く歯が立たないかもしれません。ガンバという日本の指標で世界を測る事が出来る絶好の機会だけに、J関係者も含めて大注目の一戦になる事だけは確かです。



アデレード:Formation】


         クリスティアーノ(10)

  カッシオ(6)    ジエゴ(22)    ドッド(13)

        リード(24)  バービエロ(18)
 
ジャミーソン(14)            マレン(16)
    オグネノブスキ(19) コーンスウェイト(2)

          ガレコビッチ(20) 

【得点】
なし

【交代】
71分 カッシオ ⇒ アレモン(3)
77分 クリスティアーノ ⇒ マリク(11)
88分 ジエゴ ⇒ ユーニス(25)

※( )内は背番号


ガンバ大阪:Formation】

         ルーカス(9)  播戸(11)
   遠藤(7)                二川(10)
         
          明神(17)  橋本(27)
   安田(13)                加地(21)
           山口(5) 中澤(2)

             藤ヶ谷(22)

【得点】
23分 遠藤

【交代】
20分 佐々木 ⇒ 播戸(11)《負傷交代》
81分 播戸 ⇒ 山崎(30)
84分 二川 ⇒ 武井(23)

※Formationは播戸投入直後
※( )内は背番号

流石に終盤からロスタイム4分は長く感じました。
緊張とドキドキで久しぶりに足の指を軽くツル緊急事態発生(苦笑) 
  
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Tracked: 2008-12-15 23:56
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