2008年12月19日

【Semi Final】ガンバ大阪vsマンチェスター・ユナイテッド【FIFA Club World Cup Japan2008】

マンチェスター・ユナイテッドがガンバ大阪を【5-3】で退ける。

《得点》
◆28分 マンチェスター・U 【得点者:ヴィディッチ】
CKからギグスの正確なクロスボールにヘッドで合わせたヴィディッチがヘッドで押し込んで先制

◆45分 マンチェスター・U 【得点者:C・ロナウド】
CKからギグスの正確なクロスボールに合わせたC・ロナウドの打点の高いヘッドが決まって追加点

◆74分 ガンバ大阪 【得点者:山崎】
右サイド中盤奥からの遠藤のミドルパスに、前線に飛び出した橋本が反応して、そのまま並列して走っていた中央の山崎にパス。山崎がこれを冷静に決めてガンバが一点を返す。

◆75分 マンチェスター・U 【得点者:ルーニー】
フレッチャーの縦パスに反応したルーニーが、DF中澤をかわして冷静にシュートを決めて追加点

◆78分 マンチェスター・U 【得点者:フレッチャー】
エブラが左サイドを突破。ルーニーも中央を突進する。これに釣られてDFが引っ張られて下がりエアポケットが出来る。そこに二列目から飛び込んだキャリックが、エブラからのクロスボールをヘッドで押し込んで追加点。

◆79分 マンチェスター・U 【得点者:ルーニー】
ギグスのスルーパスを待ちながら、ガンバDFライン上で踊るように抜け出すタイミングを計り、オフサイドトラップの網を掻い潜ってGKの股を抜くシュートで追加点

◆85分 ガンバ大阪 【得点者:遠藤(PK)】
播戸が上げたクロスボールがG・ネビルの腕に当たってPK獲得。
遠藤が必殺コロコロPK(若干強め)をファン・デル・サール相手に決めてスコアを【5-2】に戻す

◆90分 ガンバ大阪 【得点者:橋本】
マンUのビルドアップのボールをカットして素早くルーカスに送る。ルーカスが逆サイド裏へスルーパスを放つ。そこに勢い良く走りこんだ橋本がそのままシュートを放ってスコアを【5-3】にする。


《試合経緯》
前半から果敢にマンUの裏を執拗に突くガンバ攻撃陣。
マンUもこれに応じてほぼカウンターの応酬のような試合展開になる。
試合展開が落ち着いてきた頃合にセットプレー(CK)から得点を挙げたマンUが前半ロスタイムにもセットプレーから得点を挙げて、実力の差をガンバに見せ付ける。
後半の序盤は勢い良く攻めてはいたマンUも徐々にガンバの攻めに防戦一方になる。交代カードを切って再び加速をつけに来る。そんな中ガンバに一瞬の隙を突かれて失点を許すマンUでしたが、慌てる事なくその後得点を重ねて、再びガンバを突き放し試合は決したかに思えましたが、ガンバもPKと流れの中から得点を重ねてスコア【5-3】まで盛り返しますが、力及ばず試合終了。



『マンUは本気だったか?』

半分Noで半分Yesと答えます。

今期プレミアリーグでレギュラーとして使っている
【ルーニー・パク・キャリック・フレッチャー・ベルバトフ】
を外して、普段リーグ戦で控えに回る事の多い
【テベス・ナニ・アンデルソン】
を起用してきました。

その反面一発勝負のトーナメントを重視して、独特な雰囲気に飲まれないように経験豊かな【ギグス・スコールズ・ネビル】を起用して、チームを中から引き締めて、安穏とした空気が出る事を嫌った節が見られます。

今期控えに回る事の多いメンバーを起用した事からも、ファーガソン監督の裏テーマは【テベス・ナニ・アンデルソン】がどれだけパフォーマンスを発揮できるかを試した節はありますが、決して手を抜いた布陣ではないでしょう。

そして予定外?にルーニーを投入する経緯を見ても、あまりにも不甲斐無い試合内容に半ば切れて《チームに喝を入れる》《遊びじゃないんだぞ》などのメッセージが込められている気がします。ルーニーの得点はもちろん、安田に対する半ばキレ気味のファウルなど、ピッチ外から見て不甲斐無さに憤慨してのマンU自身へのメッセージ色が強く表れた行動だと思います。

生贄になった安田は可哀そうだけどある意味おいしい?



『面白かったはガンバに対して褒め言葉にならず』

西野監督の試合後の言葉にちょっと目が覚めました。

確かにガンバに対して試合後に面白かったと伝えるのは、ちょっと失礼かもしれない。面白いの意味にはマンU>ガンバの構図がその時点で出来て予想外にガンバが善戦した意味が含まれている気がする

危うく『面白かった』と書きそうになった自分がいますが(苦笑)



『届かなかったもの』

という事で《点が入ってよかったね》で終わらない為に何が出来て何が出来なかったかを見てみたいと思います。


◆出来なかったこと

1.得点に結び付けられない決定力不足
これは最初のチャンスで遠藤からの裏へのパスに抜け出した播戸が決定的な形を作りながらもGKに阻まれたのが象徴的。それがルーニーならば......は酷な話だけど、それを積み重ねないと上に勝ち上がることは難しい。

2.セットプレーでの高さや体の強さ
ヴィディッチの先制点に代表されるように明らかな高さや体の差がどうしようもない雰囲気を醸し出していました。

3.最終局面での1vs1で抜けない・勝負にならない
攻撃では一人抜けばシュートチャンスが待っている状況で相手を抜けない場面が多々。守備ではココで相手を止めなければシュートを打たれる場面で止められずに失点。

4.大事な時間帯での集中力とその持続
【2-1】とスコアを戻したけど、その後立て続けに失点を重ねて試合が崩れる。


◆出来たこと

1.チャンンスを演出する能力
遠藤のミドルパスやロングパスなどマンUと同等にチャンスを作っていました。

2.不用意なファウルで相手にFKを与えない
CK然りFKをあまり相手に与えませんでした。ほぼクリーンな守備で最後まで貫き通しました。

3.集団で相手を崩す
個人で突破できない分、集団で運動量を豊富に保ってダイレクトパスを機軸にパスワークで崩す

4.最後まで諦めない
最後までガンバスタイルを貫き通して得点を狙いに行って、その通りに得点を出来た事。



色々突っ込みどころはあると思います。

ガンバの山崎の得点や橋本の得点などは、ヴィディッチがベンチに下がって殆ど試合で使われる事の無いエバンスが入った後の得点だとか

ルーニーやフレッチャーなどのレギュラークラスが出ると手も足も出ないとか

中盤を殆ど無くしたようなカウンター合戦のようなゲームがガンバの理想なのか?


ただ動かしようの無い事実は、ルーニーの投入と彼のピッチ上での本気度。そして三失点後のファン・デル・サールがイライラしてゴールポストを蹴った事


正直、戦前の私の予想は【5-1】で一点でもガンバがどんな形であれオウンゴールでもマンUから得点を取って欲しいという何とも卑屈な願いでした。それを覆すスコアは日本も出来るのかというものでした。チャンスを作る所までは出来る......あとはシュートをどうやってゴールに押し込めるかが問題。凄く単純だけど一番難しい問題(苦笑)

守備に関しては身体能力で完全な選別をどこかで計らないとこの差は埋まらない気がします。特にGKとCBは身長を基準に鬼になって選別する時期なのかも......



ガンバ大阪:Formation】


        播戸(11)  山崎(30)

      ルーカス(9)
                  橋本(27)
       明神(17)  遠藤(7)
   安田(13)             加地(21)
         山口(5)  中澤(2)
  
           藤ヶ谷(22)

【得点】
74分 山崎
85分 遠藤《PK》
90分 橋本

【交代】
85分 播戸 ⇒ 寺田(8)

※( )内は背番号

3,4,5失点は余計でした。そこら辺の守備の集中力をどうやって保つかが問題。

このガンバスタイルを貫く為にも交代メンバーも含めた一層のレベルアップが必要。特にサブ組みのレベルアップは、長いシーズンを戦い抜く上で必須。 



マンチェスター・ユナイテッド:Formation】


            テベス(32)

     ナニ(17)   ギグス(11)   C・ロナウド(7)

      アンデルソン(8)  スコールズ(18)
 エブラ(3)                  G・ネビル(2)
      ヴィディッチ(15) ファーディナンド(5)

         ファン・デル・サール(1) 

【得点】
28分 ヴィディッチ
45分 C・ロナウド
75分 ルーニー
78分 フレッチャー
79分 ルーニー

【交代】
68分 スコールズ ⇒ フレッチャー(24)
70分 ヴィディッチ ⇒ エバンズ(23)
74分 テベス ⇒ ルーニー(10)

※( )内は背番号

テベスは調子悪いな......

ナニ&アンデルソンは頑張らないと椅子が無いよな......

ヴィディッチの代わりにオシェイでも良い所をエバンズにしている辺りに余裕を感じる。

ただルーニー投入は予定外だと思う。もしくは肩馴らし程度の投入なのかな?

C・ロナウドの全開の動きはこの試合一回だけ?
ドリブルで突っ込んでPA内で切り替えしてシュートを打った場面は100%の力を出していたけど、それ以外はずっと慣らし運転だった気がする。            
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
>
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。