2008年12月22日

【Match for third place】パチューカvsガンバ大阪【FIFA Club World Cup Japan2008】

CWC 三位決定戦
ガンバ大阪がパチューカを【1-0】で下す。

《得点》
◆29分 ガンバ大阪 【得点者:山崎】
橋本からのパスを受けた播戸が、ダイレクトでDF裏へ浮き球のパスを送る。それに反応した山崎が冷静にこれを決めてガンバが先制する


《試合経緯》
ガンバのサイドアタックを警戒したのか、今大会初めて4バックで臨んだパチューカ。少し守備に重点を置いている節も見られますが、相変わらずのボール支配率を誇ります。ただ、DFラインでのパス回しに追いやられているとの見方もできます。ガンバ大阪の前線からの猛烈なチェイシング&プレスに、中盤で思うようにゲームを組み立てられませんでした。ガンバはパチューカから中盤で幾度となくボールを奪って速攻をかけてチャンスを作り、ゲームの主導権を握りました。
後半はガンバの運動量も落ちて、前線からのチェックやパス回しに対してのチェックが遅れて、パチューカにゲームの主導権を譲り渡した場面もありましたが、最後まで粘り強く守り通して勝利を手に入れました。



『パチューカの頑固さの良し悪し』

パスサッカーを標榜するパチューカ
ガンバもパスサッカーを目指し、同じカテゴリーに入るかもしれませんが、両者の毛色はかなり違うように感じます。

パチューカはメキシコサッカーの基本とも言える
トライアングルを形成して、その枠組みでパスコースを幾重にも作りながら、ゴールを奪うスタイルです
このスタイルを支えるのは、ボールを失わない・ボールをきちんと味方に繋ぐテクニックと、常にトライアングルを作り続ける運動量です。

ちょっと気になったのは、パチューカがシュートパスが届く範囲の小さなトライアングルに固執しすぎる事

絶好のカウンターチャンスの場面でも、ショートショートで手数をかけてパスを繋ぐ間に、相手の守備が整ってしまい自分達でチャンスを潰している場面が多々ありました。
もっと大きなトライアングル(ミドル・ロングパス)に目を向けても良かったでしょうし、トライアングルを作るスピードをもっと速くする事も出来たのかもしれません。メキシコらしい素早いドリブルもあまり見られませんでしたし、全体的なスピード不足も感じました。

もっと臨機応変に小・中・大とトライアングルを客観的に見る人材が居ればもっと違った結果も生まれていたかもしれません。ちょっと頑固さもココまで来ると歯がゆく感じます。

その意味では臨機応変に対応できたのがガンバかもしれません。



『ルーカスの万能性』

今試合、もっとも重要な選手だと感じたのはルーカスです。

前線でのポストプレーでの強さや決定力はもちろん、後ろに下がっての中盤での働きやチャンスを演出するパス、そして守備まで、多岐に渡ってその能力を十二分に見せ付けました。

二川や佐々木の離脱で苦しい中盤の台所事情を助けました。

ただ、やはり前線で動かした方がより強く得点の匂いが感じられる事は確かです。彼を前線の仕事に専念させるような中盤の人材の育成が急務ですね。それはベンチの層の厚さを充実させるのはもちろん、来るべき未来の世代交代に備える段階に来ていると私は感じました。

ただそのルーカスも、これまでのガンバから考えて、海外クラブに引き抜かれないとも言い切れません。それに備えた前線の補強や育成も頭に入れないといけないし......西野監督の悩みの種も尽きませんね。



『決めるべく所で』

終盤のパチューカの必死の攻撃にはヒヤヒヤしました。
〆の追加点をキッチリ決めていれば、ここまでアタフタする事もなかったでしょうに。

ゴール前でのチャンスは明らかにガンバのほうが多かったように感じますが、シュートへ持ち込む前に潰される場面も多かったです

これはシュートレンジ(確実にゴールできる距離)の問題なのか、そのチャンスの場面における体の動きのスピードや正確性の問題なのか、決断力などの判断する力やその速さなのか、それとももっと別の何かが足りないのか......

今打てる手は、とにかくチャンスを今以上に作り続けて、得点機会での経験値をアタッカー陣に与えることなのかな。その中で成長を促す・洗練させる・淘汰するしか手が無いのかな。

与えられた得点機会に臆する事無くシュートを打つ事から始めないと何も始まらないとは思うのですが......




とにもかくにも、ガンバが日本をアジアを代表して三位を確保した事は喜ばしい限りです。昨年のレッズに続いてクラブ単体で世界との基準を計れる機会が作られた事はクラブにもJにとっても目安が出来ただけに、他のクラブチームにとってもモチベーションを高める大きな目標が出来たはずです。ガンバはこれから天皇杯を勝ち上がって優勝しなければ来期のACLの出場権が無い状態ですが、その他のチームは着々と来期の構想を練っている状態でしょう。レッズ、ガンバと来れば次は鹿島なのかな、川崎もACLは経験済みなので戦い方は分かっているでしょう。名古屋はJとの両立を計りながらの苦しいシーズンになりそうですね。


CWCの全体の総括でまたこれに触れたいと思っています。



パチューカ:Formation】


        アルバレス(7)  クリスティアン(10)
  カルデナス(11)                ヒメネス(19)

          コレア(6)  カバジェロ(8)
  ロドリゲス(16)                アギラル(22)
          ペレス(4)  ロペス(2)

              カレロ(1)

【得点】
なし

【交代】
46分 カルデナス ⇒ トーレス(18)
51分 アルバレス ⇒ モンテス(15)
74分 カバジェロ ⇒ マニョン(29)

※( )内は背番号


ガンバ大阪:Formation】


        播戸(11)  山崎(30)
  ルーカス(9)           橋本(27)
        
        明神(17)  遠藤(7)
   安田(13)           加地(21)
        山口(5)  中澤(2)

           藤ヶ谷(22)

【得点】
29分 山崎

【交代】
64分 播戸 ⇒ 二川(10)
77分 ルーカス ⇒ 武井(23)

【退場】
90分+ 二川

※( )内は背番号
  
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