2006年07月01日

2006W杯  《Quarter Final》 ドイツ VS アルゼンチン

2006 6/30 ドイツ/ベルリン


開催国ドイツ

最初の関門アルゼンチンを乗り越えられるか?


優勝候補アルゼンチン

開催国の大応援団を敵に回して、どこまで耐えられるのか?




ドイツ:Formation


          クローゼ   ポドルスキー

 シュバインシュタイガー          シュナイダー

          バラック   フリンクス

     ラーム              フリードリッヒ

        メッツェルダー  メルテザッカー


              レーマン


<得点>
後半35分 クローゼ

<交代>
後半17分      シュナイダー → オドンコール
後半29分 シュバインシュタイガー → ボロウスキー
後半41分        クローゼ → ノイビル

<警告>
前半03分 ポドルスキー
後半45分 オドンコール
延長後半09分 フリードリッヒ



アルゼンチン:Formation


          テベス   クレスポ

     リケルメ           M・ロドリゲス

       マスチェラーノ L・ゴンサレス

     ソリン

         エインセ   アジャラ   コロッチーニ

            
           アボンダンシエリ


<得点>
後半04分 アジャラ

<交代>
後半26分 アボンダンシエリ → フランコ (GK負傷交代)
後半27分     リケルメ → カンビアッソ 
後半34分     クレスポ → クルス

<警告> 
後半01分 ソリン
後半15分 マスチェラーノ
後半43分 マキシ・ロドリゲス
延長前半05分 クルス



前半......


ドイツは試合開始早々から積極的に前線からプレスを仕掛けます。

特にボールの落とし所のマスチェラーノ、ボールをキープできるリケルメ&テベスには複数のプレスを掛け、身動きが取れないようにします。

アルゼンチンはテベスを左に張らせ、そこからの展開を画策していました。

テベスは二人程度なら強引に抜ける力を持っているので、慎重に慎重を重ねたドイツは、右SBフリードリッヒがマークに付くと直ぐにヘルプを側に付け、簡単に裏を抜かれない守備を施していました。

それが故にテベスに引っ張られて、その開いた空間をソリンなどに使われる場面もあるなど、弊害もありました。

リケルメもこの左サイドを積極的に使うので、シュナイダーも守備に奔走しドイツの右サイドは麻痺状態でした。

今日のドイツは、リケルメを警戒してか、バラックが何時もよりも、下がり目の位置でスタートしているので、攻撃に変化とダイナミックさが、欠けていました。

本来ならばドイツの得意の左サイド、シュバインシュタイガー&ラームのコンビで、ここまでドイツが押し込まれるハズもないのですが、シュバインシュタイガーが既に試合から消えている状態では、アルゼンチンを脅かす攻撃は期待できません。

ドイツは堅守速攻を心がけているので、どうしてもアルゼンチンはスピードに乗った攻撃に移行できずに、遅攻を選択するしかありませんでした。

単発で、リケルメのスルーパスで、一気にクレスポを使って裏を狙うものの、残念ながら怖さはさほどありませんでした。

守りを固めてくると踏んだペケルマンの采配は当たっています。一人で状況を打破できるテベスの投入はその為でしょう。それが故に、前で裏を狙ってくれる選手が、クレスポ一人だったのは、ドイツにとっては楽な展開だったのかもしれません。

テベスは、中盤に下がってボールを触りたいタイプなので・・・・・・。



解説者の反町氏の言葉を借りて、前半を表現するならば


アルゼンチンは、相手の距離感と出方を探るジャブを連打し、機を見てストレートとフックで相手を揺さぶっていました。

ドイツは、そのジャブをかわしブロックで防ぎつつ、カウンターを繰り出していました。

結局、試合は大きな変化のないまま前半を終えました。


後半......


後半04分 アルゼンチンのCKから体をなげうったアジャラが、ドンピシャのタイミングでボールを捕らえ、ゴールネットを揺らします。

歴然とした体格差を物ともしないこの得点は、凄いの一言です。

リードされたドイツは、積極的に前に出てアルゼンチンを押し込めます。

積極的に攻めの交代を施すドイツ。

ドイツの両サイドを代え、オドンコールとボロウスキーを投入します。

確かにドイツの攻めは前半とはガラリと変わりましたが、それでめちゃめちゃアルゼンチンが押し込まれたかというとそうでもありませんでした。

流石にアルゼンチンの前線を無視してまでDFが前に行くことは出来ません。

特にリケルメ&クレスポのこのホットラインだけで一気に状況を打破できるだけに、ドイツに決定的な場面を沢山は作らせませんでした。


ここで流れを変えたのは、アルゼンチンでした。

セットプレーからの接触で、GKアボンダンシエリが負傷交代のスクランブルはありましたが、それほど焦る場面ではありませんでした。

不可解なのは、ここまで愚直に使い続けてきたリケルメを交代、それも守備固めのカンビアッソの投入でした。

これで前目に位置していたバラックがより後ろを気にすることなく前に集中できる環境を作り上げました。

更に不可解なのが、クレスポに代えてのクルスの投入でした。

セットプレーでの高さを考慮しての投入だとは思いますが、ハッキリ言って怖さがありません。

これでドイツのDFラインの負担がより軽くなりました。

ドイツの脅威はテベスと、突発的な事故以外に何もない状況でした。

このような状況が以前にもありました。

アルゼンチンのグループリーグ初戦、対コートジボワール戦です。

当ブログでも「アルゼンチンVSコートジボワール」の記事を書いています。

この時も、押され気味の状況で、前線の陣容を変えて、コートジボワールに攻めのキッカケを与える交代劇を演じていました。

攻めが信条アルゼンチンが、守りに入った事に少しがっかりしました。

結果的に、ドイツのクローゼに同点弾を決められてアルゼンチンは万事休すの感はありました。

交代枠を使い切ってまで守備を固めた為に、前の迫力がなくなり、危険な攻撃の香りは失せました。

ドイツも絶対的な状況ではありましたが、頼みのバラックが足を引きずる状態では決め手に欠きました。

結局、このまま後半を終え、延長に突入しました。

延長も両者一歩攻めてに欠けて、PK戦に持ち込まれました。


どちらが有利かと言えば、断然ドイツでしょう。

スタジアムの雰囲気もあればGKがレーマンという好条件も揃っています。


ドイツ
@ノイビル ○
Aバラック ○
Bポドルスキー ○
Cボロウスキー ○

アルゼンチン
@クルス ○
Aアジャラ ×
Bマキシ・ロドリゲス ○
Cカンビアッソ ×


※解説者反町氏、試合で得点を決めた選手は、PKを外すという予言的中


ドイツは、国内が盛り上がる勝ち方で、準決勝進出を決めました。

攻めに徹し切れなかったアルゼンチンは策に溺れた感があります。

何だか試合自体は盛り上がりに欠ける内容でした。

牙のないアルゼンチンは怖くないな〜(哀)
posted by Daft at 12:33 | Comment(0) | TrackBack(4) | 2006 WORLD CUP GERMANY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ドイツ対アルゼンチン(2006.6.30.)
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Tracked: 2006-07-01 20:32

嗚呼無情!!ドイツ対アルゼンチン
Excerpt: ここ二日がっちり休養をとった金曜日の朝、いつものようにチャリで激しいバトルを繰り広げようとフルパワーでペダルを踏み込んだ瞬間、チェーンアウトッ!! ふと気が付くと対戦相手はすでにはるかかなたであった..
Weblog: ごったでざったなどぶろぐ
Tracked: 2006-07-01 21:02

W杯6/30
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Tracked: 2006-07-02 00:49
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