2007年07月18日

AFC アジアカップ2007 タイ vs オーストラリア 【グループA】

2007 7/17 バンコク/ラッチャマンカラー競技場



日本が決勝トーナメント進出を決めました。

その一戦の相手が決まる戦いです。

先に結果の方を言うと“0−4”でオーストラリアが勝ちました。

それを踏まえて、日本がどのような戦いをすれば良いか、考えてみたいと思います。



タイ:Formatio


        (13)    (14)
   (17)              (8)

        (10)    (12)

   (6)               (2)
        (16)    (5)

           (18)

【FW】
(13):Kiatisuk Senamuang
(14):Teerathep Winothai
【MF】
(17):Sutee Suksomkit
(8):Suchao Nutnum
(10):Tawan Sripan
(12):Nirut Surasiang
【DF】
(6):Nataporn Phanrit
(2):Suree Sukka
(16):Kiatprawut Saiwaew
(5):Niweat Siriwong
【GK】
(18):Kosin Hathairattanakool


《得点》
なし

《交代》
後半08分  Sutee Suksomkit → Datsakorn Thonglao(7)
後半10分 Kiatprawut Saiwaew → Jetsada Jitsawad(4)
後半14分 Teerathep Winothai → Pipat Thonkanya(23)

《警告》
前半47分 Nirut Surasiang
後半27分 Datsakorn Thonglao

※( )内は背番号
※タイのシステムはオーソドックスな4−4−2。中盤の構成もSMFをサイドに置いて、中はCMFを並べる布陣。奇をてらった作戦はナシ。



オーストラリア:Formation


      アロイージ(15)   ビドゥカ(9)

          ブレッシアーノ(23)

 カーニー(20)              ウィルクシャー(8)
               カリーナ(5)
        グレラ(13)

 
   ビューチャンプ(6) ミリガン(22) エマートン(7)
            
  
           シュワルツァー(1)


《得点》
前半21分 ビューチャンプ
後半35分 ビドゥカ
後半38分 ビドゥカ
後半44分 キューウェル(10)

《交代》
後半16分 アロイージ → キューウェル(10)
後半28分 ブレッシアーノ → カーヒル(4)
後半39分 ビドゥカ → ホルマン(14)

《警告》
前半28分 アロイージ



前半......

今日のオーストラリアの布陣は3−5−2

これまでのオーストラリアのシステムの傾向を見ると

格下・同等・様子見・慎重のワードが揃うと4バック

格上・得点を取る・攻めるのワードが揃うと3バック

の傾向が見えてきます。

4バックだと、オーソドックスに攻守にリスクを減らして、バランス良く攻めたいという気持ちが見えます。

逆に3バックだと、中盤の厚みを生かして、より最短距離でゴールに近づけたいという思いが見えます。サイドのリスクを承知の上での布陣なので全体の運動量増を気持ちでカバー。


今日は、勝利と得点差が欲しいので3−5−2


ここで参考になるのがタイの布陣

オーソドックスな4−4−2は非常に参考になりました。

プレイスタイルも今の日本に近い
※むしろより“メキシコ”に近い感じ。足元のテクニック・ショートパスのコンビネーションは秀逸


試合序盤は5分5分

オーストラリアは最初から鼻息が荒かったです。

攻撃パターン
1:ディフェンス及び中盤の底からのロブ系のボールで前に預ける
2:ブレッシアーノに預ける
            →彼がドリブルで突破する
            →サイドに展開して両サイドの突破

これぐらいかな

単純だけど、ゴリゴリ押してくる感じです。

パスワークで翻弄と言う感じではないですね。

むしろタイのパスワークに翻弄されていたと言う方がシックリきます


21分にFKからオーストラリアが先制します。

理想道理のパワープレイでの得点です。

流石にこの圧倒的な体格差は如何ともしがたいです。


ここからの時間帯はタイの一方的な攻撃に晒されます。

3バックのサイドを突かれて、そこから再三危機的状態

タイのクイックな動きに尽く翻弄されていました。

アイデア豊富なショートパスに対応が遅れる場面もありました。


特にドリブル突破には止めるのを躊躇う節もあります

まぁこれはタイもオーストラリアにPA付近で仕掛けられたら同じ状態ではありましたけどね


オーストラリアは今回アジアカップに初参加です。

不明瞭なアジア特有のジャッジ基準

普段の自分達の感覚でドリブルを止めれば、間違いなくファールでしょう

そこのジレンマに苦しんでいるようでした。


オーストラリアをPA付近に釘付けにするものの、後一歩というところでしょうか。

○PA内&バイタルエリアで中々有効な縦パスが出ない

○ゴールに直結するような動きが出来ない

○PA内に人数をかけられない

ちょっともどかしいですね。

完璧に崩したい・・・・・・すごく独りよがりな感じがしてなりません。

シュート自体、特にミドルシュートは極めて少なかったです。

まぁ 枠に飛ばないと意味は無いけどね



後半......

主導権はタイ

早々とカードを全て使い切って、勝負に出てきたタイ

う〜ん

良い所まで押し込むんだけど跳ね返されます。

ちょっとフィニッシュまでに時間(手数)を掛けすぎている節が見られます。

守備の人数、特に真ん中の守備が分厚くなった所に仕掛けても、これを突破するのは難しいです。

縦の圧力には強いけど、横の圧力には脆さが見えるので、そこを突くべきでしたね。



圧倒的な猛攻に晒されるオーストラリア

中盤〜前線のプレッシャーが殆ど機能していません。

この暑さと足元の技術に手も足も出ません。


タイの猛攻もシュートそのものの少なさや決定力の無さが、次第に焦りを生み出します。


後半35分

苦し紛れに前に出したパスに、途中入ったカーヒルが追いつきます。

中にポンとアッサリ放り込みます。

中はタイDF二人に対してビドゥカ一人

その一人のビドゥカに粘られて追加点を献上


ハッキリ言ってこんなのありかよ

と、言いたくなるぐらいのものです

あれだけタイが攻めても入らないものが、アッサリ入る

これが決定力の違いでしょう。


その三分後にもビドゥカ一人にやられて三点目


流石にタイも気落ちして、ここからは見るべきものはありませんでした。



さて、日本はどう立ち向かえば良いのか?

【其の一】
空中戦を避けて足元のパスワークでゲームを組み立てる

【其の二】
ボディコンタクトで、想像以上に体力を蝕まれるので、速いワンタッチパスを心がける

【其の三】
如何に走らない(体力を温存)で相手を走らせるか

【其の四】
PA内に守備が固まる前にフィニッシュに持ち込めるか

【其の五】
PA内&バイタルエリアから相手を引き出す動き・パスワーク、及びミドルレンジのシュートの精度

【其の六】
中盤の早い段階でのケア →これが出来ないとFK射撃有効距離でのファウルを許すことになります

【其の六】
プレスを掛けたら不退転の覚悟で確実に止める。
 →中途半端にプレスを仕掛けたら傷口を広げるだけ

【其の七】
あらゆる状況をシュミレーションすべし
 →得点差で攻めるの守るのか、全体の意思統一を計るべし



ここまでやって6:4でオーストラリアでしょう


試合の明暗を分けるのは決定力


ビドゥカvs高原

どちらが真にアジアを代表するストライカーなのか

アジアの盟主は日本なのかオーストラリアなのか

全ては直接対決で・・・・・・
posted by Daft at 14:36 | Comment(0) | TrackBack(1) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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