2007年07月29日

AFCアジアカップ 2007 韓国 vs 日本 【Match for third place】

2007 7/28 インドネシア/パレンバン



今回は試合内容というより、ちょっと私見の推察を

その前に基本的な情報



韓国:Formation


          チョ・ジェジン(9)

  ヨム・ギフン(19)         イ・チョンス(10)
          キム・ジョンウ(17)

     オ・ジャンウン(27)  キム・ドヒョン(8)

 キム・チウ(15)              オ・ボムソク(16)
      キム・ジンギュ(3) カン・ミンス(22)

        
           イ・ウンジェ(1)


《得点》
なし

《交代》
前半40分  ヨム・ギフン → イ・グンホ(11)
後半21分 キム・ドヒョン → キム・チゴン(13)
後半41分 オ・ジャンウン → イ・ホ(6)

《警告》
前半10分 カン・ミンス
前半37分 オ・ジャンウン
後半11分 カン・ミンス
後半42分 チョ・ジェジン

《退場》
後半11分 カン・ミンス




日本:Formation


            高原(19)
      山岸(9)         俊輔(10)
            遠藤(7)

         鈴木(13)  憲剛(14)

    駒野(3)             加地(21)
         阿部(6)  中澤(22)

            川口(1)        


《得点》
なし

《交代》
後半27分 憲剛 → 羽生(8)
後半33分 山岸 → 寿人(11)
EX2 10分 高原 → 矢野(20)

《警告》
EX2 01分 加地




試合のほうはPK戦までもつれ込んで負けました。

PK戦の勝敗に関しては、オシムと同じように『運』だと思います。
その出来・不出来について議論するつもりもありません。

気になるのは、そのPK戦に持ち込むまでの戦い方です。

オーストラリア戦&サウジアラビア戦、今日の韓国戦と、現在の日本が抱える長所と短所が浮き彫りになりました。


【パス偏重の利点と弊害】
近年の代表と比べても、パスを中心とした攻撃の組み立てが、より際立って見えます。

最大の特徴を生かすべく『走る』というキーワードを掲げました。
それが概ね成功した大会だと言えます。

それと同時ににも当たりました。

相手の守備を崩せる自信を得たと同時に“その後”が問題になりました。

まさしく“フィニッシュ”そのものです。


決定的に崩してGKと対面する場面でも“パス”を選択してしまう
PA内を深く侵食しても“シュート”ではなく“パス”

ある意味『責任(シュート)の放棄』と見ても良いでしょう。


オシムは『走るサッカー』を提唱したと同時に『リスク管理』と『責任』を提案しました。


・リスク管理とは、如何にリスクを減らす守備、失点を防ぐものでもあると同時に、リスクを犯してでも点を奪取に行く、正反対の要素を含むものの事を言います。

ハッキリ言ってイタリアのように守りに入ってキッチリ守れる国はそうそうありません。

日本はゴール前を固めて守りきれるような国ではありません。

それはフランスW杯の時に実証済み


・責任とは、守備における1vs1などや攻撃時の1vs1、フィニッシュなど、個人の行動に責任を持つことです。

責任の所在を曖昧にしたり、責任転嫁で反省すらしない事への言葉です。

個人攻撃を促しているわけではなく、反省から見える長所と短所を必ず分析しろということでしょう。


トーナメントに入ってから、同じ轍の繰り返しを見ると、短期的な改善は見られませんでした。

ここで気になるのは殆どスタメンを代えずに今日の試合を迎えたことです。

オシムほどなら緊急処置を施して、目の前の勝利を掴むことは容易かったはず、それならば何故?

一つは、もう一度強烈に脳裏に刻み込む為に敢えてスタメンを代えずに利点と弊害を浮き彫りにさせた。

もう一つは、個人の限界と団体の限界を浮き彫りにさせることによって、関係者に危機感を煽った事

利点と弊害は、三度も同じ事を繰り返されれば、誰でも分かります。

この試合に限っては、関係者に危機感を煽ることが目的だったのではないかと邪推してしまいます。

各ポジションの限界がボロボロと目に見えて分かるのは珍しい気がします。

昨年のW杯のように、敗戦のショックばかりが強すぎて、詳細な反省が出来ないまま、ここまで来てしまった事への強烈なメッセージかと思います。

そして重い腰を上げない各クラブチームへの不満をぶつけたのではないでしょうか?

短期的な目先の利益ばかりに目を向けて、中長期的な育成プランを示さない、そしてコロコロ変わる育成プラン

今現在、必要とされる人材と将来必要とされる人材が、どのようなものなのかをハッキリとコノ試合で示した気がします。

※短期的な人材としては左SBとCB
※中長期的な人材ではCBとFW

これに何処までクラブチームが反応してくれるかが問題ですけどね。

もちろん協会へのセレクションやスタッフへの質の問題も挙げていると思いますけど・・・・・・。




今日の試合に関して言えば、もっと叱責する内容も考えていました。

ただ、ちょっと冷静になるにつれて、があるように思えて仕方がありませんでした。

オシムの意図が私と一致するとは限りませんが、オシムなりの意図は必ずあったはず。

オシムにしては、ほとんど賭けに近いような捨て身の方法な気がします。

劇的に変わるには中からだけではなく外からの圧力も必要なのかな



それと気になったのが、本当に個人の技術(ドリブル)が必要なのか?

私自身が前回の記事で散々ほざいておいて何なんですけどね(苦笑)

もしそれが必要ならば、手は打てたはず

ドリブルで突破できる選手を挙げて見ろと言った時に何人の顔を思い出せますか?

この韓国戦の相手に通用できる選手は居ますか?

オシムはそれが出来ないと分かっていたからこそ、極度にパスに偏重したコレを選択した可能性もあります。

ちょっとそんな風にも考えてしまいました。




posted by Daft at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(7) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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