2007年08月23日

FIFA U-17 World Cup Korea 2007 日本 vs ナイジェリア

2007 8/22 韓国


代表戦3連発(五輪代表は微妙なところですが......)

どの年代も抱える問題が、強敵と対戦することによって明らかになりました。より分かり易く問題点を浮き彫りにするためにも、U-17代表からレポートしたいと思います。


日本:Formation


             端戸仁(17)

   齋藤学(16)               水沼宏太(11)

        山田直輝(10)
                 米本拓司(13)
             岡本知剛(6)
   吉田豊(7)                高橋峻希(5)
         金井貢史(2)  甲斐公博(4)

             廣永遼太郎(1)


【得点】
なし

【交代】
後半10分   米本拓司 → 柿谷曜一郎(8)
後半20分    齋藤学 → 大塚翔平(15)
後半30分   水沼宏太 → 河野広貴(14)

【警告】
前半09分 齋藤学(16)

※( )内は背番号
※ワントップの4−5−1


ナイジェリア:Formation


         CHRISANTUS(9)  OSENI(2)
   IBRAHIM.R(10)             OSANGA(7)
          HARUNA(20)  ALFA(13)
   AMODU(3)                IBRAHIM(16)

          BALOGUN(4)  UDOH(5)

             AJIBOYE(12)


【得点】
前半21分   OSENI(2)
前半31分   CHRISANTUS(9)
後半37分   CHRISANTUS(9)

【交代】
後半28分    OSENI → AKINSOLA(8)
後半32分    OSANGA → EGBETA(17)
後半42分   CHRISANTUS → ISA(15) 

【警告】
後半02分   HARUNA(20)

※( )内は背番号
※オーソドックスな4−4−2のボックス?



『明らかな世界との差』

色んな意味で個人&団体の問題点が浮き彫りになる非常に価値のある戦いでした。

その中でも私が注目したいのは『運動量』です。


まずは試合の大まかな流れから......

まず試合開始と同時にナイジェリアは試合を早々に決めにかかります

ナイジェリアSBも積極的に攻撃参加をしてサイドを分厚く攻めます。

そしてワンタッチの軽やかなパスワーク中央を切り裂き、日本を翻弄します。

圧倒的にナイジェリアがボールを支配します。

苦しい日本もどうにかして攻めあがりたい......

全体を押し上げる為にもDFラインが無理をしてでも上げます。

それに呼応するかのようにナイジェリアが日本のSBの裏へ再三スルーパスを通します。

※これは守備だけではなく、攻撃においても日本SBが攻撃に参加(もしくはサポート)するのを防ぐ為にも未然に頭を抑える意味で、裏へのスルーを多用していました。

これにどうしても対応しなければならず、思い切ったラインの上げ下げができなくなりました。

日本のSBだけでは手が足りないので両サイドも守備に追われます。

そうなると余計にワントップとのサポートの距離が広がります。

日本の攻撃の基点であるサイドが肝心な時に、守備に翻弄されて攻撃参加が遅れる場面も見受けられました。

それをフォローする為にも中の選手がサイドに出て代わりに基点になれればいいのですが、どうしても中の守備を疎かに出来ないので、サイドに出ることが出来ない。

中は中でほぼ3ボランチ?状態でワントップとの距離が一番遠かったです。

日本が何か対策を練ると、それに対応した解決を素早く提示するナイジェリア

これは事前の情報戦である程度日本の特徴を洗いざらい掴まれていた事が原因でしょう。

これは日本も逆にナイジェリアの情報を掴んでいたのですが、それを100%実行する能力がなかったと言えます。

※6月の対戦では5−0だった事を考えると、2失点減らしたのはこの情報戦のおかげとも言えるかな?


前半だけでこの状態です。もう既にこの頃には日本の守備陣は肩で息をするぐらい見た目にも疲労感が漂っていました

より問題点が浮き彫りになる後半へ



守備陣の足が止まる
    ↓
DFラインを上げられない
    ↓↑
【守⇒攻】ビルドアップを止められる素早い攻め(カウンター)が出来ない
    ↓
攻撃へのサポートが出来ない(上がれない)【攻⇒守】戻りが遅い   
    ↓ 
攻撃の緩急を付けられない


確かに大本はビルドアップのパスをカットされると言う技術の問題です。

しかし、その技術を支える体力・スタミナが減った状態で、その精密さを維持できていません。

ハッキリ言って技術ではナイジェリアとそうそう変わりません。

ワンタッチの連続でナイジェリアゴールを脅かした事もありましたし悲観するほどの技術の差はないです。

確かにナイジェリアの身体的に恵まれたしなやかなボディバランスや存在能力には日本は到底及ぶはずもありませんが、ただこれらに対抗する術があるとしたら......

それは『無尽蔵の体力(スタミナ)』でしょう。

守備に於いては(足の速さではなく)決して走り負けない体力

攻撃に於いては【守⇒攻】【攻⇒守】へのサポートを全力で行える体力



考えて走らないでも尽きない体力
コレこそが今日本が目指すべきスタイルではないでしょうか?

特にこのU-17日本代表を見ていると、とんでもないダイレクトの連続でゴール前に迫りフィニッシュに結びつける技術はあるけど、それを随時可能とする体力の欠如が目立っていました。

特に後半の最後の方は、前線にフレッシュな選手を入れるものの、DFラインの押上が出来ないほど疲れきっていました。それをサポートする中盤も同様でした......



手も足も出ないほどの完敗ではない

しかし、明らかな敗戦

できる事はあったし、やれない訳でもなかった

この時期(17歳か)にあまりにも強烈で残酷な結果

まざまざと見せ付けられる世界との差

でも『何が足りない』を知る事ができるギリギリの地点なのかも知れませんね。

一人一人が感じ取ってくれれば良いのですが......
posted by Daft at 11:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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