2007年08月23日

キリンチャレンジカップ2007 日本 vs カメルーン

2007 8/22 大分/九州石油ドーム


何故か国内の扱いが低いA代表カメルーン戦

エトーが来るかどうか微妙なところだったけど

旧中津江村のパワーが効いたのかほぼベストメンバー?


アジアカップで露呈した攻撃陣の層の薄さとバリエーションの少なさ

新規?メンバーを入れてどこまで強豪カメルーンに迫れるか?

一方、守備陣はどこまでカメルーンの攻撃に耐えられるか?



日本:Formation


             前田
       大久保        達也
             遠藤
          鈴木    阿部
     駒野              加地
           闘莉王 中澤

             川口

【得点】
前半25分 闘莉王
後半44分 山瀬

【交代】
後半00分  駒野 ⇒ 今野
後半05分 大久保 ⇒ 山瀬
後半14分  前田 ⇒ 高松
後半14分  達也 ⇒ 寿人
後半18分  遠藤 ⇒ 憲剛
後半29分  鈴木 ⇒ 橋本

【警告】
前半38分 加地
後半46分 闘莉王

※後半は3−5−2



カメルーン:Formation


             ジョブ(21)
       エトー(9)        ドゥアラ(18)
          
          マクン(11)   ムビア(8)
             ムバミ(10)
     アトゥバ(3)            ビキー(5)
           ソング(4) マトゥク(23) 

             ハミドゥ(16)

【得点】
なし

【交代】
後半00分  ムバミ ⇒ イドリス(17)
後半08分  ビキー ⇒ フォトゥシーヌ(13)
後半15分 ドゥアラ ⇒ ヌゴム・コメ(7)
後半29分  ジョブ ⇒ アテバ(2)

【警告】
前半35分 ムビア
後半23分 マトゥク

※( )内は当日の背番号
※4−3−3



テーマは『運動量+α』

+αを突き詰めれば個人の能力や技術だけど

もっと具体的に......

今回の戦いで浮き彫りになったのは二点

一、真の意味でのポリヴァレント
  1ポジションの細分化?が生んだ対応力の無さ
  2スペシャリストはスペシャリストのままでは駄目

二、稚拙な技術で相手にボールを渡す
  3【守⇒攻】ビルドアップのパスを容易にカット
  4ビルドアップ最中に判断の遅さから詰め寄られて取られる
  5体を寄せられるとボールキープできない




まずは一から

顕著に目立ったのは後半からですね。
前半はカメルーンがアイドリング状態で戦っていたので殆ど参考にならないと思います。それでもその隙を突くのがサッカー。振り返れば結果しか残らないのがスポーツですから。

後半に入ってカメルーンが本腰を入れたと同時に日本の運動量がガクッと下がります。

そして中盤を支配されてしまいます。

遠因として考えられるのは中盤を支えていた阿部がDFラインに入って3バックを形成したことです

コレによってカメルーンの攻撃を防ぐ防波堤が一つなくなった事によって中盤を支配されたと考えられます。

もちろん遠藤が下がって守備をしていましたが、阿部ほどの効力は無かったと言えます。

現在の状況を表すと遠藤≒阿部と言ったところでしょう

ある程度は同じだけど、全く等しいわけじゃない

遠藤の守備力だけが問題ではなく、逆に阿部が遠藤と同等の攻撃ができない事も言えます

現在の日本は変なポジションの細分化が進んでいます

その例がボランチという言葉に表れている気がします。
本来は攻守に亘って顔を出しサポートをする役割なのに、日本では守備的な人のことを指す言葉に成り下がっています。
MFという立場ならば守備でも攻撃でも全てにサポート&参加しなければなりません。

一つしか出来ない(攻撃or守備)で通じるのは真の意味でのスペシャリスト、世界でも数えるほどの人しか居ません。
ましてやオシムの目指すサッカーは、10人で攻めて10人で守るサッカーです。世界でも屈指のスペシャリストが居ない現状を考えれば、トータルフットボールの潮流に乗るしかないのです。

その意味で一の2『スペシャリストはスペシャリストのままでは駄目』に繋がっていきます。

これはオシムサッカー発足当初から闘莉王のオーバーラップ等に見受けられるように積極的な攻撃参加からも分かるとおりです。

これはDFのスペシャリストだけではなくFWのスペシャリストにも求められる事です。

つまり逆にFWが守備にも貢献しろ、+αを見せろと言う事だと思います

だから巻が選ばれていたのか、高原が選出されていたのかと納得

今回で言えば大久保や達也の動きが、中盤のダイナミズムの欠如を補って余りある働きを見せていた事からも分かると思います。

オシムサッカーに求められるのは攻守両方に力を発揮する人物
(↑技術的にも精神的にもという意味で)



さて中盤が押さえられない状況になってバンバン交代カードを切っていきます。

残念なのはフレッシュな人材が期待に応えられなかった事

二の『稚拙な技術で相手にボールを渡す』

求められているのはもっとも基本的な技術です。


正確にパスを出す

ボールを止める


もっとも危険な位置、特に【守⇒攻】へ選手が走り出した後にビルドアップの場面で簡単にボールをカットされたり、判断が遅れて詰め寄られたりと、感覚が普段のJのままだったり、アジア感覚だったのが非常に残念です。

このぐらい強い相手と常時戦えない事が招いた明らかな経験不足

経験不足で切り捨てるにちょっと稚拙な技術とも言えるかな


技術・テクニック


本当に必要なのは、緊張感のある実践性テクニック

どんな場面でも使える技術を身に着ける必要があります。



あれは出来るけどこれは出来ない......

日本が生き残る為には、代表に生き残る為には、中途半端な技術やスペシャリスト&ポリヴァレントは要りません。

海外に出なければ(もしくは海外と戦わないと)身につかないものもあるけど、それだけが全てではありません。

日々の戦いで自分を高める術があるはず

それが見えてきたカメルーン戦だったのではないでしょうか?      


結局、攻撃陣云々の前に世界レベルを相手にして見えてきた

運動量と技術

結果が勝っているだけに風化されないか心配です。

posted by Daft at 16:00 | Comment(0) | TrackBack(2) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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