2007年09月12日

国際親善試合 スイス vs 日本

2007 9/12 オーストリア/クラーゲンフルト


欧州遠征 第二弾スイス編

前回のオーストリア戦は消化不良だったけど今回はどうなる事やら



スイス:Formation


           クフォー(31)

          マルガイラツ(5)
 スパイヒャー(17)          フォンランテン(28)

       インラー(27)  ハッゲル(24)

 マグニン(3)                ベーラミ(19)
        ベルゲン(25) センデロス(4)

           ベナグリオ(12)


【得点】
前半11分 マグニン(FK)
前半13分 クフォー(PK)
後半35分 ジュールー

【交代】
後半00分    マグニン ⇒ バルネッタ(16)
後半00分  マルガイラツ ⇒ ハカン・ヤキン(22)
後半24分    ハッゲル ⇒ セレスティーニ(35)
後半27分 フォンランテン ⇒ リヒトシュタイナー(29)
後半34分    インラー ⇒ ジュールー(2)
後半43分    ベルゲン ⇒ エッギマン(34)

※( )内は背番号



日本:Formation


           巻(12)
      松井(16)     俊輔(10)
           遠藤(7)
        稲本(17)  鈴木(13)
    駒野(3)           加地(21)
        闘莉王(4) 中澤(22)

           川口(1)

【得点】
後半07分 俊輔(PK)
後半22分 巻
後半33分 俊輔(PK)
後半45分+ 矢野

【交代】
後半26分 松井 ⇒ 山岸(9)
後半35分  巻 ⇒ 矢野(20)
後半42分 遠藤 ⇒ 寿人(11)
後半45分+ 俊輔 ⇒ 憲剛(14)

※( )内は当日の背番号
     


前半......

スイスはオーストラリアを一回り強くした感じ?

プレイスタイルもそんなに変わらないし、オーソドックス

各ポジションにオーストリアに比べて実力のある選手が居る分、強さが違って見える

特に左SBのマグニンはオランダ戦でも暴れてたし......

スイスの生命線も日本と同様にサイド

この攻防が今日の試合の行方を左右します。


前半11分 マグニンにFKを直接決められます。

まぁ 点が入った事は仕方が無いけど、バイタルエリアでファウルを不用意に与えてしまった事が反省点

前半13分 闘莉王のハンドを取られてPK

スパイヒャーとマグニンの連携で、加地と俊輔のマークの受け渡し、もしくはマグニンの処理の仕方を誤ってアーリークロスを中に入れられました。

ハンドや失点(PK)より、マグニンにアーリークロスを入れられた事が問題

これは前半約7分にも同様に、アーリークロスをマグニンに入れられてピンチを招いた経緯があるだけに、素早く対処できなかったのが反省点
マグニンのマークの受け渡し(誰が上がってきた彼をマークする等々)を修正できなかったのが反省点

自分達の感覚外・想像外のマグニンの能力・行動に中々対処できませんでしたが、裏を返せばこうすれば相手が嫌がるという良い見本でもあると思います

特に日本のSB(加地&駒野)は、どうもここ最近“切り替えしたり”“止まってバックパス”等々、勢いに乗って単純?にクロスそのものを上げる事がなくなっていました。

そのために行動が読みやすく、クロスを上げる事が稀な為に、容易に相手に止められて逆襲を喰らい、体力を消耗するだけになってしまっています。

ここはマグニンのシンプルな行動に学ぶべきでしょう。


実力でもぎ取られた二失点というより、バタバタ浮き足立っている内に失点したといえます。

まぁ 一番やってはいけないパターンですけどね(苦笑)


落ち着きを取り戻した日本......

日本の攻撃と言えば、大きなサイドチェンジを利用したものや、裏へのパス(バックラインから)などが目立っていました。

お得意の中盤でのパス回しは出来ませんでした。

運動量が無かったというのも原因に挙げられますが、自分の前に人が立ちはだかると必ず横パスかバックパスに逃げてしまっています。

パスが横に横に......外へ外へ......ゴールが遠い

別にそこで無理をして全部が全部ドリブルで抜けとは言いませんが、縦パスさえも皆無だったのが、前半の全てを物語っていると思います

オシム曰く『相手のことをリスペクトし過ぎていた』

過剰に恐れを抱いて、気持ちの部分で勝負を挑まなかった

失うものは何も無いのに......

ただ30分過ぎからは日本のペースでした。

相手をよく左右に大きく振って、DFを引き出したり下げさせたり

ピースが一つ合えば、もしかしたら全く別の展開になっていたかも


個人の技術というより気持ちだったり意識の方が重要なのかな


後半......


後半、スイスはマグニンをout

う〜ん......良かったと言うより残念......

後半7分 松井がPA内に切れ込んで倒されてPK

PKを俊輔が決めて一点を返す

後半22分 サイドのFKから巻が体を張りながらヘッドで決めて同点

後半33分 PA内で巻が倒されてPK

PKを俊輔が決めて逆転


この一連で日本が変わったのは、まず俊輔がマグニンに引っ張られる事がなくなった事

パスもしくは仕掛けが速くなって縦パスが入るようになった事

全体の運動量と攻撃意識が増えた(闘莉王が前線に居たり等々)

攻守の切り替えが速くなった(カウンターで全速力で走れる)


スイスの運動量が減ったというより日本の運動量が増えた事と意識(恐れない)が変わったのが一番大きいですね。

特徴的なのは加地かな

不利な体制でも切り替えしたりせずにオーソドックスにクロスを上げるようになりました。

中の状況やクロスの精度の問題等々諸所あるけど、後半を見る限り加地に一人サイドを任せても良い状態を作れて、安心して中に人数をかけられるようになったのが大きいかな

一方の駒野が切り返すばかりで(効き足の問題もある)見所が無かったのが残念

やっぱり左利きのSBが必要だなぁ......


日本が逆転するものの後半35分スイスにCKを決められて同点に追いつかれます。

まぁ 気持ちが守りに入るとつけ込まれる良い教訓に(苦笑)

もう一度喝を入れなおした日本はロスタイムに矢野が再逆転ゴール


いやはやアウェーの地でこのメンタリティーを出せたのが良かった

この後半45分で日本は何よりも得がたい経験を得ました

アジア杯サウジアラビア戦から完全に立ち直る事ができました。


【個人評】

松井大輔

交代を告げられた場面で誰もがもうちょっと見たいと思ったのでは?
それほどまでに得がたい戦力だと認められたはず(サポーターも選手も)俊輔=遠藤=松井このトライアングルで当分は安泰かな


稲本潤一

守備だけの稲本ならちょっと微妙なところだけど、インターセプトからの突進やパスの精度などなど、あの日韓W杯を思い起こさせるパフォーマンスを見せてくれました。この人が戻ってきたというのは、前の三人に加えて大きな武器を得た事になるのでかなり期待大


巻誠一郎

何気に自信を深めるゴールとパフォーマンスを見せてくれました。
この相手でもやれるというのは大きな成長に繋がるかも
相変わらず足元のシュートは(苦笑)


矢野貴章

逆転ゴールを決めて代表初ゴール
アクロバティックなシュートが得意だよなぁ〜(笑)
上背があって走れる選手。その上まだ23歳
短い時間の出場だけど、これをキッカケに成長して欲しい


鈴木啓太

ちょっと物足りなさが前面に出てしまいました
そろそろ守備&運動量だけでは物足りない感じ
長短の正確なパスが出せる阿部の方が良いのかな?


駒野友一

右ならばこんなに言われないのかも......左右できる稀有な存在だけに......



【総評】
スイスに交代メンバーを試したかったと、負け惜しみを言わせるほどの勝利。まぁ誰が見ても死に物狂いで来ていたスイスを退けたのはかなり大きい

ただ反省点は限りなく多いです。

自信を付けるのは良いけど、慢心するのはお粗末




タグ:スイス
posted by Daft at 13:43 | Comment(0) | TrackBack(11) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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