2005年08月08日

東アジアサッカー選手権大会 対韓国

1−0で辛くも勝ちを拾いました。お互い"引いて守る"事を良しとしない、プライドのぶつかり合う好ゲームでした。


日本代表スターティングメンバー

          玉田      巻
              本山
     村井                駒野
          今野     阿部

       茂庭    茶野    坪井

              土肥

 後半15分 坪井→中澤
 後半24分 本山→小笠原
 後半33分 玉田→大黒
※キャプテンは坪井・・・・・・一体どういう意図があって彼なのか、さっぱり分りません。DFラインの統率は彼なのかな?
 

韓国戦評
日本の中国戦を研究?したのか、ロングボールを多用するパワープレイ気味の攻撃を、前半早々から仕掛けてきました。中盤を殆ど無視する戦法は、この試合リズムをつかめない原因になったかもしれません。偶に中盤を経由する時は、カウンター気味の早いパスで前線に放り込んじゃうし、今日のサイド攻撃は、たまに日本のサイドを深くエグルも、止められたりカットされたりと散々なできで、何とかクロスを上げても精度が悪すぎました。唯一見るべきところは、中に切れ込むドリブルとミドルレンジからのシュートだけでした。


日本戦評
韓国がロングボールを前半多用したこともあるのか、DFラインは終始、極低でした。それに引きずられる形で、ボランチも下がり、よく見るとDFラインに吸収している場面も見えました。そこを狙われる形でミドルシュートを、雨霰の如く撃たれ、ドフリーで撃たせる場面も見受けられました。今試合、決定的にサイドを崩される事がなかったので、失点はしませんでしたが、もしもを考えると、よく勝ちを拾えたことが不思議でなりません。


今試合の極低DFラインの遠因として考えられるのが、ジーコの今大会の審判に対する不信感だと思われます。 以前どこかのコラムで、ジーコのDFラインに対する考え方を掲載していたのを見たのですが、彼はアジアでの試合の審判のジャッジを全く信用していません。オフサイドトラップを仕掛けても、とってくれない場合もあるので、それならば無理をしてラインを上げる必要もないというのが彼のスタンスです。中国戦において審判に怒りをぶちまけていた事を考えると、この極低ラインも仕方が無かったのかと思ってしまいます。また、ライン統率者の技量も反映されるでしょうし、DF陣の信用度というのも加味しているのかもしれません。


攻撃に関しては、前半から左サイド中心に戦うことを決めていたようでした。高い位置を保った村井と、左に重心をおいた本山で、何度かサイドを崩してはいましたが、決定的な仕事をするまでには至っていませんでした。右サイドは、韓国が囲みに来ると、すぐに左にサイドチェンジをすることから見ても、左のデコイと考えるほうがスッキリするかもしれません。


何度かインターセプトでカウンターチャンスがあったにもかかわらず、シュートまで行っていないのが、情けなくもあり悲しいところです。余計な手数を踏んで、ゴール前でパスをしたところで、DFには怖くもありません。シュートを撃つ選手が怖いのは周知の事実です。撃ってみなければ判らない事もあります(あくまでも枠内に飛ばしたことを前提に)DFに当たってコースが変わるかもしれませんし、GKが弾くかも知れません。シュートを撃つことによって相手DFラインを引き出して、後ろのスペースを使えるかもしれません。全てIFですが、チャレンジすることは悪いことではありません。消極的に行動する事こそ、恥じてもらわなければなりません。


個々の戦評

土肥
神様!仏様!!土肥様!!! 首の皮一枚で勝利を拾ったのは、彼のスパーセーブの数々の賜物です。モチベーションを保つのが難しい大会&今試合において、集中力を切らす事無く行動できたのは、さすがベテランと肯いてしまいます。改めて日本代表のGKの層の厚さと、レベルの高さを思い知らされました。

茶野
目立ったところはありませんでしたが、危なげなく安定した守備を見せました。
ポジションから言えば彼がDFラインを統率していたのかな? もしそうならDFラインを押し上げる勇気をもって欲しかったです。

坪井
不安定な守備を見せ、ハラハラしっぱなしでした。良いディフェンスを魅せたと思ったら、唖然とするようなポカをするし、心臓が痛くなります(苦笑)
クラブに帰って、ブッフバルト師匠の教えを、再度受けなおすことをお薦めします。ポテンシャルの高さは認めますが、この安定感の無さは、今のところどうしようもありません。良い師匠がいるのですから、クラブで経験を積み、再度出直したほうが彼の為かもしれません。

茂庭
安定した守備を見せてくれました。一対一の強さも見せてくれましたし、サイドのケアも危なげなくこなしました。今試合、前線に上がることはありませんでしたが、代表のポジション争いに一歩前進かもしれません。

阿部
韓国に、ミドルレンジからのシュートを雨霰の如く撃たれたのは、修正すべきだったのではと思います。逆にこちらからもミドルシュートを相手に叩き込むぐらいの気概を見せて欲しかったです。その技術があるのだから・・・・・・。前線との距離が遠くなりすぎたのも、反省すべき点かも知れません。ロングレンジのパスや、スルーパスを狙ってみるのも面白いかと思うのですが・・・・・・。

今野
彼の特徴であるインターセプトが多々見られました。運動量も豊富で、体を張ることを厭わないのも好印象です。守備の意識も高く、やべっちFCで「巧」を貰っていました(笑) まだまだ伸びる人材、経験を多く積ませたいところです。

村井
割と高い位置を保ってプレーしていました。残念ながら決定機を演出するには、至っていませんが、可能性を感じさせるプレーは魅せてくれました。まだまだゴールまで遠く感じ、パスか縦のドリブル、クロスの選択しかないのが惜しいところです。中に切れ込むドリブルやシュートの選択肢を増やして欲しいところです。

駒野
坪井のお守りご苦労様です。 堅実な守備で今試合、貢献できました。前に上がれなかったのは残念ですが、守備を計算できる人材を得たのは大きいかもしれません。

本山
体を張って前線の基点を作ったり、攻撃のタメを作る努力の跡は見ることが出来ました。惜しむらくは、決定機を演出できなかった事ぐらいです。ミドルレンジからのシュートも何本か見れました。左に偏りがちな攻撃は、相手に読まれていました。バランスよく左右に供給できれば、違った展開になっていたかもしれません。


シュートシーンを作ることは出来ませんでしたが、体を張ったプレーは賞賛ものです。終始衰えることの無かった運動量にも目を見張りました。これから伸びる人材だけに我慢して使い続けたいところです。

玉田
決定機にパスを選択するようでは、相手にとって怖い存在ではなくなったかもしれません。以前のような切れのあるドリブルも陰を潜めてきました。少し代表と距離をとって、牙を磨くのも良いのかも知れません。

中澤
彼が入るだけで、守備に安定感が出て、骨太の印象を相手に与えるのは、さすがというべきか。北朝鮮戦の汚名挽回のゴールを決めたのも、さすがと唸ってしまいます。

小笠原
彼の悪い癖がでました。途中交代で入ったにも関わらず、走れないのは痛いところです。プロなら試合にスムーズに乗れるように心がまえをするべきです。ふて腐れた感のある動きには、失望します。決勝点のアシストは付きましたが、それ以外見るべきものは無かったとも言えます。

大黒
評価なし。


勝ちを拾ったというのが正直な感想です。内容では勝っている試合ではありませんでしたが、今大会の状況・今試合の韓国の勝ちに来た戦いぶり・若手主体のチームであることを考えれば、ある意味価値のある一勝なのかもしれません。ジーコは勝ち続けているチームをいじらないのがブラジルの鉄則と言っていました。多少の入れ替えはあるかもしれませんが、このスタメンがベースになることを考えれば、若手にとってこの勝利は、大いに価値ある一勝であったと言っても過言ではないかもしれません。
posted by Daft at 01:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジーコJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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