2005年08月14日

回想 2006W杯 最終予選 6・8 対北朝鮮

NHK BS1にて最終予選 対北朝鮮戦が再放されました。感想を交えつつ振り返ってみたいと思います。

前戦のバーレーン戦にて累積警告者3人(中田英寿・中村・さんとす)を出し、この試合、日本初の「無観客」であり、北朝鮮の罰則の影響(イラン対北朝鮮にて観客の暴動にてHOMEでの試合没収)を日本も受ける形でこの試合を迎える事になりました。

日本スターティングメンバー

          鈴木(大黒)  柳沢(遠藤)

              小笠原

         福西        稲本
   中田浩二                加地

        中澤    宮本    田中

               川口


膝の具合が悪く出場が危ぶまれた中澤でしたが、元気にスタメンで登場しました。
中田浩二を左サイドに置く、緊急処置で挑む布陣です。


この試合の見所は特にありません。北朝鮮のモチベーションは低く、日本以上にパフォーマンスが悪く、動きが鈍かったです。理解不能な交代タイミングも拍車をかけ、戦術も何もあったもんじゃありません(監督がベンチ入りしていないという問題もありますが・・・・・・)日本も戦術があったかと言うと何も無いので大きいことは言えませんが・・・・・・。


この試合のキーポイントは、柳沢・稲本です。復活と復調を確認できたことは、W杯を見据える上でとても重要な試合だったといえるかもしれません。

個々の戦評

川口
予選を通して大きなポカはなし。しかし、むか〜〜しの川口のような怒鳴り声が聞こえなくなったのは淋しいところ。この試合それほど精度の高いシュートが飛んでこなかったので見せ場無し。

宮本
微妙にフィジカルで負け、相手にチャンスを与える場面もありました。身体能力で選ばれているわけではないので、目をつぶりたい所ですが、アジアレベルでこれじゃW杯ではお子様扱いされるのでは?と思ってしまいます。CK/FK時に前へ上がるようですが、カウンター対策で後ろに控えていたほうが良いかと思います。後ろに、田中・加地だけってかなり不安(コンフィデ・ブラジル戦、カウンターを受けこの不安を増大させるものになりました)です。

中澤
足の怪我を押して出場。この影響かコンフィデ出場ならず、東アジア選手権の不調の原因もこの辺りかも。相変わらず高い・強い、怪我をしていたのか疑問に思ってしまうほどの動きでした(笑)

田中
地味な動きで目立ちはしませんが、右サイドの攻撃の基点は殆ど彼。後半、果敢にオーバーラップするもかまって貰えず、あげくにカウンターを喰らい冷やりとする場面も・・・・・・。もっと彼を使っても良いような気がします。

加地
ハーフェイラインより前でプレーし攻撃の意欲を見せていました。再三攻めるも、クロスの精度は話にならないほど低く、サイドを深く切れ込むことも稀、たまに深い位置に切れ込んでも、アイデアが乏しく(クロス精度が無く)得点の匂いは皆無。スーパー加地君に成長前ではありますが、片鱗はありました。

中田浩二
本来のポジション外(クラブチームでは同ポジション?)での起用。前に上がることは稀で、DFラインにしっかり吸収して、4バックを形成してました。攻撃の基点に全くなれず、左サイドはポッカリ穴を空けていました。ハーフェイラインからクロス(ロングフィード)をあげるも精度が低く、無駄に相手にボールを渡す結果に・・・・・・。
必要な選手か甚だ疑問。一体どこを目指して成長しているのかもわかりません。
ある意味ユーティリティープレイヤーの悲しいサガを背負った選手。クラブでしっかり定位置を確保し、この評価を覆して欲しいところです。

稲本
前半の動きは目を見張るものがあります。イングランド独特の前後に激しく動き、果敢にゴール前に飛び出し、強烈なミドルレンジのシュートを叩き込む、CMFの動きを見ることが出来ました。ワンタッチでのボールの捌き、展開力、体を張った守備、前への重戦車のごとき突進は「奴が帰ってきた」と唸らせる感慨深いものでした。しかし、後半になるとガス欠で動けなくなったのは非常に残念ですが、クラブで定位置を確保できれば、非常に頼りになる存在になるかと思います。
※先制点のフィード?は稲本からでした。

福西
前半は稲本が前に出る形で守備に回り、後半になると積極的に前に出ていました。しかし、前に出ても展開力が無いのが致命的な感じです。守備に関しては言いのですが、ワンタッチでのパスの捌きが見れず、緩急を上手く作ることが出来ません。これは、以前から気になっていたのですが、右サイドにサイドチェンジする時に、直接加地にボールを渡せば良いものを、田中経由で渡すのはいかがな物かと思います。相手に守備の時間を与え、攻撃の芽を自ら潰している行為に感じます。また、困った時に田中にパスを出すのも、相手に研究されれば、インターセプトを狙われると思います。ここら辺が彼の限界なのかな? 守備だけなら、今野も出てきましたし、FKの阿部、展開力の小野など、見るべきものがなくなってきています。成長が見られなければ、守備要員に降格も有り得ます。

小笠原
今のところ彼の限界が見えた試合です。展開力が無いとは言いませんが、ボールに(試合に)緩急をつけられない所が、中田・中村・小野と並んだ時にチョイスされない所以かと思われます。DFラインへのバックパスも、中盤でのパス回しも、前線へのパスも、全てパス速度と体の速さが一定で、相手が動きに慣れやすい原因を自ら抱え込んでいます。Jリーグでは通用する動きでも、海外では全く話しにならないです。海外組みに喧嘩を売る前に、自らの欠点を無くす努力をして欲しいところです。

柳沢
ポストプレー・ワンツーが巧いなと肯いてしまいました。体はそんなに大きくありませんが、体の使い方が巧く、簡単にボールを取られることがありませんでした。前後左右に激しく動き、攻撃の基点・フィニッシャーの両役をこなしていました。シュートも枠に行っていましたし、ゴールに貪欲で、以前のようなゴール前でのパスが見れら無くなったことは歓迎すべき点です。先制点のスライディングシュートは、彼だけが反応していました。どこからでも狙う意欲の現われかと思います。早くクラブで定位置を確保し、皆を安心させて欲しいところです。

鈴木
全く良いところなし。体を張ってはいましたが、動きはいまいち精彩を欠いていました。ゴールから遠く、得点の匂いは全くしませんでした。東アジア選手権でチームに戻されたのは納得出来ます。

大黒
後半直後に投入。ゴールに向かう意欲と、シュートの積極性は評価に値します。しかし、前にスペースがないとその良さが発揮されないのは、プレイの幅の狭さを感じてしまいます。この試合は自分で積極的に仕掛けていましたが、裏を返せばラストパスの精度・サイドからのクロスの精度に自信が無い証拠かもしれません。彼の代表試合をくまなく見ましたが、パス・クロスの場面が異様に少ない気がします。パスを出したくないから、中盤に下がって貰う事をしない、クロスを上げたくないから、サイドに開かない、案外これって図星なのかな? もうちょっとプレーの幅を広げて欲しいところです。今のままでは、スーパーサブが彼の定位置かな。

遠藤
完全な守備要員。健気に自分の役割を遂行していました。

大黒を酷評していますが、二点目のあのドリブルシュートは「ジョホールバルでの岡野のシュート」に匹敵する、記憶に残るシュートであることは確かです。歴史に残る試合ではありますが、日本人以外が見ても面白い試合かというと・・・・・・素直に肯けるような内容ではありません。
タグ:北朝鮮
posted by Daft at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジーコJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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