2005年08月18日

2006W杯 最終予選 8・17 対イラン

日本 2−1でイランに勝利!! 最終予選を堂々の一位で通過!! 

胸をはって行こう!! ドイツの扉は開いた!!

スターティングメンバー(基本)

         玉田     大黒

            小笠原
   サントス              加地
         遠藤     福西

      中澤    宮本    田中

             川口


試合開始当初と試合終了15分前後に使われていました

(応用-1)

             大黒

         玉田     小笠原

     中澤     福西     遠藤
   
   サントス   宮本   田中    加地
             
             川口


守備時に使われた型(割とレア)

(応用-2)

         玉田    大黒
 
            小笠原
   サントス             加地
 
      中澤    福西    遠藤
             
        宮本      田中
             
            川口


攻撃を仕掛ける時の型。先制点のケースもこれに近いです。

(応用-3)

            大黒

         玉田    小笠原
    
    サントス    遠藤     加地
         
         中澤     福西

         宮本     田中
             
            川口


相手がボールを保持している場合に使われていました
中盤でプレスを効かせ、インターセプトを狙いカウンターに繋げる型です。


8・17 イラン戦の展望の中でポイントに挙げたものが、クリアできたか検証してみたいと思います。


≪全体のポイント≫


検証 其の一 ○前半戦で先制点を取れたか? → YES

玉田が左サイドでドリブルで仕掛け低いクロスを上げ、大黒がゴール前に詰めたことによりGKがボールをスルーする。ゴール前にもう一人詰めていた加地が代表初得点を決めました。玉田の積極的なチャレンジ・大黒のゴール前への詰め・加地のフリーランニング。全てが連動した中で生まれた得点でした。

検証 其の二 ○前半に失点したか? → NO

中澤が中盤の底に顔を出し、危険を感じた場合にDFラインに戻る。フリーに動く権限をジーコから与えられている(周りからの信頼・理解がある)ことが、この事から良くわかります。また、加地・サントスが高い位置を保ち、中盤を厚くする事によって敵を囲みやすくし、人数をかけることによってパスコースを消し、インターセプトを計っていました。敵ボール保持者には、必ず体を当てる(シュート&パスコースをカット)事を徹底していました。

検証 其の三 ○交代カードをどこで切るのか、誰を出すのか

遠藤→今野(後半39分)
玉田→阿部(後半44分)
東アジア選手権で勝ち取った信頼。この緊迫した試合でジーコに使いたいと思わせる選手であることを証明しました。

アジア1次予選 対シンガポール(アウェイ) 高原→玉田(後半31分)
キリンチャレンジカップ2005 対カザフスタン(ホーム) 鈴木→大黒(後半32分)

玉田・大黒の代表初試合は短い時間です。その短い時間でよい結果を残したものだけが、ジーコの信頼を得る事が出来るのは明白な事実です。
確かに見ている方は、新鮮味の無いメンバーに流動性を求めますが、ジーコは頑固なまでに彼の信念を押し通します。彼の信念は、同ポジションに二人以上いる場合、代表の経験(ジーコの信頼)が上の方を選択します。ジーコの信頼を得れば、徐々にプレイ時間が増えます。一旦、信頼を勝ち取れば、@全身全霊をかけて選手を守ります(メディアの批判・協会)  A選手に対する尊敬の念を忘れません。


今野・阿部の2人には、このチャンスを活かして欲しいところです。

※@:鈴木の起用についてメディアから笑い声が聞こえた時、ジーコは鈴木を擁護し、メディアと決別宣言をしました(後に和解しますが・・・)
追記・・・前任のトルシエのように選手批判をすることなど絶対しません(笑)


※A:カズ・ゴンを代表功労者として使いたいと言っていた事がありました。あれはジーコの純粋な気持ちだったのだと、今あらためて思います。


全体で良かった点
@ボール保持者のサポートが速かった。
A攻守の切り替えが速かった。
Bショートレンジ&ミドルレンジのシュートの意識が高かった。
C攻撃において一対一では、積極的にチャレンジできた。
D守備において一対一の場面で、決定的な仕事をさせなかった。
Eシンプルなプレーを心掛けた。
F激しいポジションチェンジを実行できた。

全体で悪かった点
@前半終了間際・後半中盤あたり攻守の切り替えが遅い。
A不用意なファウルを与えてしまった。
B集中力が切れた場面が(得点後に)多々見られた。
C明確なクリア(ゴール前での安易なパス)をしない場面があった。


≪個々の検証≫


川口
積極的な前への飛び出し、ハイボールの処理、DFラインへのコーチンはできたと思います。PKによる失点は致し方ないところです。

宮本
一対一に競り負けず、懸念の先制点を相手に与えませんでした。試合終了間際、味方を鼓舞し、勇気をもってDFラインを押し上げていました。残念ながらロングフィールドの精度はいまいちでした。

田中
加地を追い越してのオーバーラップを2,3度見せましたが、味方に使ってもらえませんでした(せっかく走ったのに・・・もっと使ってあげてください) セットプレー時のカウンター対策はしっかりこなしていました。ロングフィードの精度はいまいちでした。今試合は守備に重点を置いたので攻撃に参加できませんでした。

中澤
失点に繋がるミスは無かったと思います(ダエイのゴールポストに当たるシュートがありましたが・・・・・・DF全体の責任かな?) 中盤の底に顔を出し、前からプレッシャーをかけ相手のチャンスを潰していました。後ろの守備範囲も広く、鬼のように戻っていました。PKを与えてしまいましたが、レッドカードを貰わなくて一安心です。

サントス
輝いていました・・・・・・試合開始当初は不安定なプレーをしていましたが、その後はシンプルなプレーを心がけ、ボールを容易にとられる場面は少なかったです。中に切れ込んだり、インターセプトしたり、守備も安心して見れました。やはりブラジル人の血が彼に流れているんだなと実感しました。
追加点の大黒の得点は、後半29分 サントスの強烈なミドルシュートをGKが弾いてCKを得て、CKを蹴ったサントスのニアに速いクロスの賜物かと思います。
よほど村井にポジションを取られたのが悔しかったのでしょう。こんなに発奮してくれるなら、東アジア選手権は無駄ではなかったと思いました(笑)

加地
サントスに続いて輝いてました・・・・・・前後半通じて積極的に前線に上がっていました。クロスの精度はまだまだですが、右サイドの貴重な基点になっていました。一対一の積極的なチャレンジも見れました。代表初得点をやっと手に入れました。よくゴール前まで走っていたな・・・・・・凄いです。

福西
不用意にDFラインにボールを戻さず、チームのリズムを崩すことをしませんでした。味方のフォローも速く、危険なスペースを埋めていました。左右にスムーズにパスを振って攻撃を組み立てていました。攻守の切り替えも速かったです。
後半11分 東アジア選手権・北朝鮮の悪夢が蘇りました。単純にクリアをしても良かったかもしれません。

遠藤
マークのきつい小笠原に代わり、事実上ゲームのリズムを作っていたのは彼でした。前後左右にピッチを駆け回り、イランを混乱させていました。味方へのフォロー、パスの精度、シュートの意識すべて良かったです。

小笠原
サイドチェンジのパス精度、ラストパスの精度、すべて良かったです。自他共にサイドを使う意識を強く持ち、中央で張っているシーンは余り見られませんでした。ポジションチェンジも積極的に行っていました。シュートの意識・二列目からの飛び出しの意識が低かったのが課題です。

玉田
得点はありませんでしたが、引き締まった顔は鬼気迫るものがありました。
シュートを積極的に撃つ姿勢、一対一にチャレンジする精神は評価できます。
サイドを積極的に使い、先制点を導きました。ワンツー&ポストプレーも成功させていました。絶対ボールを取られない気迫が感じられ、実際取られる場面は数えるほどしかありません。遠藤と共にピッチを駆け回り、イランを混乱させていました。

大黒
受身にならず、積極的に動き、シュートも撃っていました。事実上ワントップの状態でした。守備に貢献できない分、決定的なシュートを決めて欲しかったです。東アジア選手権の頃のような動きではなかったので、少し安心はしました。

今野・阿部
時間も短く、守備要因・時間稼ぎでの投入なので特に記する所はありませんが、代表定着への貴重な一歩です。与えられた仕事をキッチリこなして、ジーコの信頼を得て欲しいところです。



東アジア選手権での全入れ替えが、このような好結果を生むとは、嬉しい限りです。ワンタッチでのシンプルなプレーは、コンフィデ時の代表を思い出させ、このメンバーでもやれば出来ることを示す良い例になりました。それぞれがジーコの試練を乗り越え、あらたに信頼を勝ち取った形になりました。今回のメンバーを蹴落とすために、サブ組みは貰ったチャンスを確実にモノにして欲しいところです。
レベルの高い、ポジション争いが展開されることは、W杯に向け良い結果を生むのではないでしょうか。何だか今まで罵詈雑言を彼らに吐いていたのが恥ずかしくなるぐらいの活躍でした・・・・・・もっと早く覚醒して活躍しくれればと思いました(大汗)

追記1・・・・・・

今回 縦のライン・横のラインがオートマティックに動き、相手に攻撃の隙を与えませんでした。
これまでの試合でも実行はされていたとは思いますが・・・・・・
@球離れの悪さ・ボールを持ってからの判断の遅さ
Aスペースを有効に利用できない・動いてもボールが来ない・ボールが来ても既に敵に囲まれた状態である
など、悪循環が悪循環を呼ぶ形だったのかもしれません。

※メキシコの場合、攻撃において三角形(三人で囲む)を作り、その三角のピースの連続で、ゴール前までボールを運びましたが、今回の日本は逆に(あくまでも顕著に表れたのが)守備において、(大きな意味で)四角形で囲み、三角形で敵を追い込みボールを奪取する形がとられました。

追記2・・・・・・

イランが弱かった? イランが手抜きしていた?
確かにイランの欧州組みは合流していません。若手の起用もありました。若手と既存の選手のコンビネーションに難があったことは認めますが、ダエイが選手をなだめるシーンが多々あったように、手抜きなどしていません。むしろ彼らにしても欧州組みを蹴落としたい気持ちは同じで、やる気満々だったのは確かです。結果的に2−1で日本が勝利しましたが、ダエイのゴールポストに当たるミドルを考えると、同点でもおかしくなかったはずです。恐るべし アリ・ダエイ・・・・・・カズより2歳下なんだけど流石ですね(苦笑) 

追記3・・・・・・

simitoriさんのご指摘を受けて
今回のイランのメンバーに欧州組みは参加していませんでした。
ハシュミアン マハダビキア カリミ ザンディ レザエイ
このメンバーが抜けている状況を考えれば、弱いと言わざるえないでしょう・・・・・・。
特に自分で状況を打開できる選手 マハダビキア カリミ ザンディの影響は計り知れないものがあります。特にマハダビキア カリミの両人はボールを取られないドリブルをする上に、ゴールを狙うドリブルとパスを狙うドリブルを使い分けてくるので、ゴールが見える位置での彼らのドリブルは恐怖そのものでしょう。
しかし、彼らがドリブルを開始する位置を、ゴールエリアから遠ざける事ができればこれは、逆に日本がボールを奪取できるチャンスが増える結果にもなります。ドリブラーへのパスの供給を断つ、一対一の状況を作らせない、などあります。
また、ドリブルをされても、多数で囲み、ゴールに向かわせない方向に誘導するなどあります。一番効力があるのは、パスの供給を断つ&供給元その者を潰すことかもしれません。パスの供給そのものを潰す事ができれば、この問題は半分は払拭されると思われます。その意味で今回、マハダビキア カリミと同じくらいにザンディが来日しなかったことが大きかったと思われます。
ちょっと前までのイランの印象は、直線的で力押しの印象があり、剛の印象がありますが、ザンディの加入で攻撃に柔らかさと曲線的な風味を加えた印象があります。ドイツW杯でイランが大躍進する可能性は否定できません(笑)

※パスの供給を断たれれば、イライラして中盤に顔を出すタイプと愚直に待つタイプに分かれます。中盤に顔を出すタイプは、中盤で囲む機会も増えるのでそれだけカウンターチャンスを多く作ることができますし、待つタイプは引き続き監視を怠らなければ、試合から消す事も可能だと思います。

※ザンディと同じ印象なのが小野だと思います。フィジカルの違いは大きいですが・・・・・・。

タグ:イラン
posted by Daft at 01:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジーコJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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