2005年08月22日

Jリーグ 第19節 柏レイソル vs ジェフユナイテッド市原・千葉

両チームのチームカラーが黄色という、千葉ダービー。なんとなく落ち着かない試合会場に不安が立ち込めていました。


柏レイソル

             レイナウド
      玉田              フランサ

             クレーベル

      大谷      明神      小林

      薩川      波戸      土屋

                南


基本は3−4−3ですが、中盤以下がジェフの攻撃に押し込まれ、守備7:攻撃3状態に、大谷・小林も後ろに下がり5バック状態に・・・・・・。攻撃はカウンター頼みの状態は、目を覆いたくなります。中盤がクレーベル・明神だけではどうしようもなく、玉田が下がってのプレイを余儀なくされていました。このチーム状況では唯一の救いは玉田であると同時に、彼にかかる負担も莫大なもの・・・・・・。この状況で日本代表であのパフォーマンスを保っているのは奇跡としか言いようがありません。彼のメンタルが何時切れてもおかしくない状況です。早く応急処置をチームにほどこさない限り、チームに引きずられる形で玉田も沈んでいくのが目に見えています。

唯一の攻撃であるカウンターも、玉田がドリブルで持ち込んだ場合は迫力があり危険な匂いを醸し出していましたが、他の2人はパフォーマンスが悪く、まだチームに溶け込んでいない様子でした。来日からまだ間もないとの事でしたが上手くフィットできるか疑問の残るところでした。

※そういえば波戸ってサイド・ウィングの選手だったと記憶しているんですが、真ん中でできるのかな・・・・・・クレーベルは本々前線の選手だそうです、実質動き回っているのは明神だけなのかな・・・・・・。


ジェフユナイテッド市原・千葉

           林        巻

               羽生
    坂本                   山岸
          阿部       佐藤

       斎藤    ストヤノフ   結城

               立石


巻がワントップ状態で林・羽生がサイドに開いたりして、フリーの状態を作るべく動き回っていました。坂本・山岸も高い位置を保って、サイドの基点になっていました。阿部・佐藤もペナルティーエリア前まで押しかけ、レイソルに止めを刺す一撃を冷静に狙っていました。ストヤノフも適時にゴール前に押しかけ、シュートで終わっていました。


ジェフの特徴は走る量の凄さとワンタッチでのパスワーク、そして大きいサイドチェンジです。コンフィデ・ブラジルのように、フリーな選手をゴール前で作るために、ワンタッチでボールを速く回し、労を惜しまず走り、我慢強く相手に隙が出るまで待つ姿は、非常に統率され戦術の理解が、選手全員に浸透しているんだなと感じました。


残念だと思うのは、誰が出てもそこそこの働きをするものの、飛びぬけた選手が前線にいないことです。中盤は阿部が完全に取り仕切っていて、相手に恐怖感を植え付けていましたが、FWに危険な匂いを醸し出す選手がいないのが惜しいところです。ペナルティー内外でドリブルで切れ込んでくる選手が存在しないのも原因かもしれません。パスワークに酔いしれてシュートの選択をしないのも歯がゆい感じがしました。


      柏                 千葉
得点    1         ー        2
                      前半41分 巻
                      後半23分 羽生
  後半27分 レイナウド


警告者7人・内2人は退場(千葉・巻/柏・クレーベル)という荒れた試合でした。


荒れた試合の原因を作ったのがレフリーというなさけない状態でした。試合そのものは、程よい緊張感と興奮を保った試合でしたが、レフリーの判断基準の不明瞭なジャッジが両チームに混乱を与え、荒れた試合にレフリーが導いた最悪の試合でした。


レフリーはさて置き・・・・・・オシム監督の含蓄のあるコメントに感激したので、ここに記しておきます・・・・・・

ハーフタイムコメント
オシム監督
「今の状態では勝てる試合になっていない。集中して、再度、マークをキッチリとつくこと。そして、効率のいい危険なプレーをしよう。サッカーは何が起こるかわからないスポーツ。ちょっとしたことが流れが変わる」

オシム監督
「試合にはしっかり勝った感じだ。ただ、実際にはPKを与えてから自分たちでリズムを崩してしまった。巻の退場も不要だった。正直、今日はレイソルにとって難しいゲームだったはず。勝たなくてはいけないし、二人の新しい外国籍選手も加入した。にもかかわらず最後にジェフがこのような形で終わってしまったのは、自分たちのせいだといえる。巻のプレーに関しては、ジェフにそのような決まりはなさそうだが、本来ならクラブが罰金を科すべき。彼はプロフェッショナルであり、2日後には試合が控えているのだから、当然のことだと思う。決して巻だけのことをいっているわけではなく、疲れていて神経質になっているときこそ、自分をコントロールすることが大事なのだ。今、彼の人生は一気に変わっている。彼自身も一生懸命やっているが、もう一回り大きくなるためには、プレーだけではなく人としてのふるまいなど、すべての面で頑張っていく必要があると思う。

※ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイト 試合結果より

※巻の一枚目は、ハーフェイライン付近でカウンターを仕掛けドリブルを開始した玉田のユニフォームを掴んだもの、二枚目はオフサイドの判定の笛が聞こえなかったのか、無人のゴールに強烈なシュートを放って、遅延行為と取られ退場。


サッカー選手であると同時に社会的な責任を負った公人でもあります。子供の手本となるように、また全てのサッカー選手の手本となるように、身の振るい方も注目される存在であることを自覚せねばなりません。国の代表に選ばれるということは、そういうことだと思います。そして、他のスポーツと決定的な差をつけるためにも、紳士的な振る舞いを身に付けるべく努力を怠ってはならないと考えます。
期待の高い巻だからこそ、これを自覚し、ワンステップ上の世界を目指して欲しい所です。
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