2005年09月02日

ジーコ流を問う!! 

9月7日に行われるキリンチャレンジカップ2005の日本代表の陣容が明らかにされました。この発表されたメンバーから何が読み取れるのか私なりに深読み(邪推)してみたいと思います。


まず発表されたメンバーから

GK:楢崎  土肥  曽ヶ端

DF:田中  宮本  坪井  サントス  駒野  中澤  加地  茂庭  三浦

MF:遠藤  小笠原  福西  中田英寿  中村  稲本  中田浩二

FW:大黒  玉田  高原  柳沢

ふむ・・・・・・

まずは各ポジションの現在のジーコの中での優先順位を探っていきましょう。

《GK編》
川口の思わぬ怪我により『ジーコの法則』がこんな所に顔を出しました。

法則其の一
同じ実力(試合に使わないけど代表に呼ぶだけなら)なら鹿島の選手

法則其の二
ゴールキーパーは必ず3人

法則其の一を証明する資料を・・・・・・GK防御率一覧より抜粋

選手名   所属   出場数     出場時間     失点     防御率
曽ヶ端    鹿島    21        1890        23       1.10
都築     浦和    21        1890        20       0.95
荒谷     大宮    20        1800        29       1.45
南      柏      21        1890        25       1.19
土肥    F東京    21        1890        27       1.29
川口    磐田     17        1459        15       0.93
楢崎    名古屋   20        1800        26       1.30
下田    広島    21         1890       16       0.76
西川    大分     9        810        14       1.56

※Jリーグ公式記録・GK防御率一より

Jリーグ 第21節 順位表

1 鹿島アントラーズ          10 セレッソ大阪
2 ガンバ大阪              11 横浜F・マリノス
3 浦和レッズ             12 アルビレックス新潟
4 サンフレッチェ広島         13 FC東京
5 ジュビロ磐田             14 東京ベルディ1969
6 ジェフユナイテッド千葉       15 清水エスパレス
7 川崎フロンターレ           16 柏レイソル
8 名古屋グランパスエイト       17 大分トリニータ
9 大宮アルディージャ          18 ヴィッセル神戸

GK防御率はチームの状態、特にDFとの連携が不可欠であり、チーム守備率と訳しても差し支えないでしょう。その状態にあっても曽ヶ端より活躍した選手も多く、代表経験が上の選手もいます。鹿島の選手は贔屓されていると言われても今更ながら言い訳は出来ませんね。

しかしながら川口の怪我も深刻なものではないようですし

GKに関して言えば

1川口
2楢崎
3土肥
4曽ヶ端

と見るのが妥当なところでしょう。

※それにしてもチームが崩壊寸前の柏に置いて、南の防御率はちょっと恐怖すら感じさせますね。彼のポテンシャルは侮れないと言ったところでしょうか。


《DF編》
地味にバックアップメンバーの地殻変動が起こってます(笑)
そしてDFに関して言えば、欧州組みが存在しないのでほぼ確定の匂いがします。

スタメン   →   バックアップ
田中           坪井
中澤           茂庭
サントス         三浦
加地           駒野

宮本のバックアップメンバーは存在しません。彼は不動の存在であると証明されました。そして、駒野・茂庭の両名がW杯のチケットを獲得できる位置に着いたと確信しました。残された課題は「組み合わせ」の問題かと思われます。4バックなのか、3バックなのか、中盤との連携・相性はどうなのか、それを探る戦いが繰り広げられるのではないかと思います。


ジーコのチョイスは

1 宮本
2 中澤
3 スタメン(システムによって)
4 サブ

と、考えます。

《MF編》
誰もが注目したと思われるMFは、ジーコの真意が最も読めない布陣となりました。

代えの効かない選手として、中田英寿・中村の両名をまず挙げます。
この両選手は日本の心臓部ですからよっぽどのことが無い限りスタメンは確実です
問題はどのポジションに中田英寿が位置するかと言うことです。


中盤の底(ボランチ):中田英寿自身は、このポジションに難色を示しているようですが、ジーコのW杯最終予選総括インタヴューの中で、中盤の底でのプレーを勧めているようです。粘り強く説得している最中と語っていました。どこまで本気なのかは分りませんが、ジーコの口からこの発言が出たところを感じると、かなり確立の高い話に思えます


攻撃的MF:中田英寿自身が、最も好むポジションですが、中村との併用を考えると3−5−2でのトップ下は有り得ません。力量的にも中村が現在では上と思われます。となると3−6−1での2シャドーの位置に入るか、4−4−2での右MFの位置に入るしかありません。


今回のメンバーを見ても中盤の底(ボランチ)のポジションの争いが、未だ決着を見ていないことが分ります。抜きん出た実力の選手がいない・安定した力を出した選手がイナイというのが、欧州vs国内の火種になっていると思います。

ジーコのチョイスは

1 中田英寿・中村
2 小野
3 小笠原
4 国内・欧州組み(遠藤・福西・稲本・中田浩二)
5 国内若手(今野・阿部)
6 新規(松井)


怪我の多い小野もジーコの中では順位は上だと思います。そうなるとW杯の椅子は数が少なくなり、競争が最も激化することは間違いありません。しかも殆どの選手が中盤の底(ボランチ)系というのが皮肉に見えます。そういう意味では松井の活躍如何では、小笠原をも蹴落とす存在になりうることは想像に難くありません。


そしてもっともジーコの中でキーワードになりうると思われるのは、複数のポジションをこなせるユーティリティープレーヤーであるかどうかだと思います。
これを考えると中田浩二の左サイドバック・左ストッパーも緊急時に使えます。
また、唯一つ懸念材料だった宮本のバックアップに阿部の選択肢も考えられます
残念ながら今野・阿部が選出されなかったことから、この線は今のところ薄いですが、完全に消えていないことを考慮せねばなりません。


中田英寿のポジション位置がまだ流動的で、小野自身の怪我やパフォーマンスの状態に左右される現在、ある意味、当落線上にいる選手にとって最大のチャンスは、まだまだ残されていると言ってもいいでしょう。


《FW編》
MFとの相性、FW同士の相性、ジョーカーとしての特性など、これと言って確定的な選手が存在しないポジションであることは確かです。


大黒は、代表クラブ共に結果を残しています。その動きは徐々にパーフォーマンすを取り戻しつつあり、MFとの相性を試す以外は全てクリアしています。ジョーカーとしても、これほど頼りになる選手はいません。


玉田は、一時の不調から若手のプレッシャーに奮起して前回の戦いで目覚しい活躍を見せましたが、如何せん結果が出ていません。結果さえ残せれば貴重なドリブラーは歓迎するところです。


高原は、クラブで最近干され気味で、カップ戦にて1得点上げたものの殆ど結果らしい物を出していません。代表でも結果を全く出していません。もっとも組みにくい選手かもしれません。

柳沢は、クラブで干された状態が続き、イタリアに渡ってから一得点も上げていません。しかし、代表では良い動きを見せ、印象に残る結果を見せています。どのタイプの選手が相棒になっても、そのプレースタイルを変化させて相手も自分も生かすことが出来ます。汗をかくことを厭わず、MFとの相性もいいようです。

ジーコのチョイスは

1 柳沢
2 大黒
3 久保
4 高原・玉田
5 巻・田中・大久保
6 国内新規
7 平山

ちょっぴり最近ジーコのお怒りを受けた久保が微妙なところですが、彼のポテンシャルは誰もが認めるところです。巻・田中・大久保に関してはクラブでの結果を十二分に出すことが、必須条件でしょう。平山に関して言えば、リップサービスでジーコがその名前を挙げてくれましたが、実力的に見ても今回のW杯の椅子は無理です。FWの枠は最大で4つです。その中に将来を見込んで彼を入れるほど、今の代表は切羽詰っていません。クラブでしっかり結果を出し、同世代の選手をも納得させるほどの活躍を見せない限り、代表の椅子は遠いと思います。


ホンジュラス戦の展望

前回のホンジュラス戦は2002年5月2日 日韓W杯直前に行われ、中村最後の試合となりました。その後、欧州遠征が行われましたが、試合に出ることはありませんでした。

2002年5月2日 キリンカップ ホンジュラス戦 (スポーツナビより)

前回は3−3という壮絶な打ち合いを演じています。

トルシエが監督だったことを差し引いても、この攻撃力は侮れません。

今年のコンフィデレーションカップのメキシコ戦からも見ても、日本が中南米の国々を不得手にしている事は分るかと思います。W杯でこれらのチームと対戦しないとは限りません。その意味でも苦手意識の克服は必須です。


今試合の守備の課題は

何時・どこから・どれだけの人数をかけて守備を始めるのかを明確にすること。

に、尽きると思います。メキシコ戦の反省が生かされているのかシッカリ検証したいと思います。


そして、攻撃の課題は

コンフィデで見せた攻撃を、ホンジュラス相手にも見せることが出来るのか?
色々な組み合わせの中でも、個々がシカッリ結果を残せるのか?
得点を確実に物に出来るのか?

が、問われると思います。

GK/DFは無失点

MFは守備・攻撃の連携

FWは得点

それぞれの課題はシッカリ提示されています。誰がどれだけ課題を克服することが出来るか見ていきたいと思います。


※ホンジュラス共和国情報   外務省HP    Wikipedia板
ちなみに今年は日・中米交流年です。
タグ:ジーコ
posted by Daft at 21:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジーコJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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