2005年09月11日

Jリーグ 第23節 浦和レッドダイヤモンズvs大分トリニータ

2005 9・10 

レッズは首位のガンバを追走するために落とせない試合。

大分はチーム経営のゴタゴタ、監督交代を経て、降格圏内からの脱出を試みる試合。

両者にとって、今後を大きく左右するかもしれない試合になりました。

1−2で大分がレッズを降し、大金星を得ました。


浦和レッドダイヤモンズ:スターティングメンバー


        田中

              永井

          ポンテ
  
  三都主               
      
        鈴木   長谷部    山田

     
     ネネ   内舘   坪井

          都築


《得点》
27分 田中

《交代》
64分 田中  → エクスデロ
73分 坪井  → 平川
78分 三都主 → 岡野

前線に田中が1トップ気味に残り、カウンターに備える。

永井は中盤に吸収されてしまい、実質1トップ2シャドーの形です。

三都主はより高い位置をキープし、そのバランスを山田が取る形です。

《注目選手》

田中・ポンテ・永井・三都主



大分トリニータ:スターティングメンバー


         高松
               マグノ・アウベス

             吉田

   根本                  梅田

        エジミウソン  トゥーリオ

      福元    深谷    三木

            西川

《得点》
18分 梅田
71分 マグノ・アウベス

《交代》
78分 吉田 → 内村
82分 マグノ・アウベス → 木島

高松が1トップ気味に位置し、その周囲にマグノ・アウベスと吉田が張っている感じです。

中盤は高い位置をキープしていました。


《注目選手》

高松・福元・西川



レッズの攻めとその限界

レッズの攻めは、相手のボールを奪取したい位置からすばやくカウンターを狙い、ドリブルで相手陣内に運ぶ(田中・永井・三都主)か、縦パスで相手の裏を突く(ポンテ)しかありません。

長い距離をドリブルで運ぶ事によって中盤の攻撃参加を促し、ゴールに直結する縦パスによって攻撃に加速をつけ、怒涛の連続攻撃に持ち込むレッズ独特の勢いの付け方です。

このレッズの勢いを殺したのが今日の大分でした。

@中盤からのドリブルを阻止(ファウルで止める)
中盤からの攻撃参加の時間稼ぎをさせないためです。

A速攻をさせない(遅攻・攻撃を遅らせる)
田中・永井などPA付近でスピードに乗ったドリブルをされると止める術が無いので、その一段階前で勢いを殺し、相手に横パスやサイドでのドリブルを促し、インターセプトを狙う作戦です。

B前を向かせてプレーさせない(ワンツーを潰す・ポストプレーヤーを潰す)
長く正確なパスを出せる供給元(ポンテなど)に仕事をさせないために、彼らに前を向かせるためにポストプレーをする基点(田中など)を潰して、速攻やドリブルを阻止する作戦です。

C相手の得意とするリズムに乗らない
カウンターの応酬でもレッズに勢いを与えてしまうため、自軍は遅攻を行い、パスで相手を揺さぶりフリーな選手を作る作戦。


上記の@〜Cを確実に遂行できるだけの冷静さと豊富な運動量を誇ったエジミウソンとトゥーリオの働きが、両者の命運を分けました。


《レッズ戦評》
大分の術中にはまりました。得意の速攻からの速い展開を防がれ、頼みのポンテもボールが供給されなければ何も出来ません。セットプレーやその流れからの展開、時たま成功する速攻しかチャンスが無く迫力を欠きました。セットプレーから田中の同点弾が飛び出しており、いかに相手に封じられていたかが分ります。試合からその存在を消された鈴木・長谷部や、あらためてその守備に不安と疑問を持たせる三都主、不安定なDFラインと勝つ要素が見受けられませんでした。


《個人評》
◆田中:縦への突破、ゴール前での嗅覚を遺憾なく発揮するも、まだまだ怪我の状態から完全回復とは言えない状況です。

◆エクスデロ:17歳の超新星。ゴール前での威圧感は大人顔負けです。タイプ的には田中を柔らかくした感じ、又は、ポンテの運動量を増やした感じです。ちょっと褒めすぎかな(笑)

◆永井:PA付近でのドリブルは不気味で恐ろしいのですが、中盤の底でドリブルされても相手に恐怖感を与えることはできません。ほとんど中盤に吸収されていた感じで、出番無しと言った所です。

◆三都主:失点の形が、先日の代表戦のケースと全く同じで、相手にタックルにいって跳ね返されるという悲惨な結末まで同じでした・・・・・・。


《大分戦評》
合流3日目のシャムスカ監督の思惑どうりなのか、完璧にレッズの弱点を突き、見事な勝利でした。
中盤を完璧に制し、粘り強いディフェンスも功を奏しました。どちらが順位が上なのか忘れてしまうほどの落ち着いた試合運びには驚かされました。


《個人評》
◆高松:重量感のある動きでトップにドッシリと構え、確実にポストプレーをこなしていました。以前見た彼の印象は、全体的に軽い印象だったのですが、見違えるように重量感を醸し出していました。むやみやたらに倒れることなどありませんし、泥臭くゴールを狙う姿も好印象でした。

◆福元:当ブログのSBS杯U−18の中でも紹介した彼が、初先発を今日獲得しました。
序盤は田中のスピードに惑わされる場面もありましたが、徐々に慣れたのか彼のスピードにも対応していました。まだまだ守備は不安定なところも覗かせましたが、18歳の彼しかもデビュー戦だったことを考えれば、上出来なスタートだと思います。これからが楽しみな存在です。

◆西川:ワールドユースでの活躍が今でも目に浮かびます。順調にレギュラーを獲得したようです。新監督に代わってからもレギュラーを獲得したことは評価されていると確信しています。まだまだ不安定なところもあり、少々強引さが足りないのかなと思います。DFにタメ口で怒鳴り散らすぐらいの気迫が欲しいところです。能力的には他のチームのGKと比べても遜色はないかと思います。将来が非常に楽しみです。

◆エジミウソン&トゥーリオ:今日のMVPは彼ら2人です。正直、どっちが誰なのか分らなかったのが悔しいところ(汗) 献身的に動き、攻撃にもサボる事無く顔を出し、こぼれ玉を拾い捲り、中盤にためを作り、味方を落ち着かせる行動は、これぞまさしく"ボランチ"と言った所です。



それにしてもレッズはこの状態でよく勝ちあがってきたなと別の意味で感心してしまいます。
これから先の不安は付きまとうばかりです。大丈夫かな・・・・・・。

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