2008年03月16日

Jリーグ【第2節】 浦和レッドダイヤモンズ vs 名古屋グランパス 

2008 3/15 埼玉スタジアム2002


低速度でテークオフしぐらぐらと揺れる浦和レッズ

シッカリ開幕に標準を合わせて、ほぼ狙いどうり飛び立ったグランパス

まだまだシーズンは始まったばかり

飽きるほど先は長い......


『一喜一憂すべきなのか?』

開幕戦を終えて、主要チームで満足のする結果を得たのは、鹿島だけです。他は負けたり引き分けたり......詳しいゲーム内容まではイマイチ掴めませんが、果たしてこの時期に100%のピークを持ってくる事が正しいのかは大いに疑問を持つべきです。

残念ながら優勝を逆算できるチームとそうでないチームには、時間的体力的にも差があることは明白。特に昨年浦和レッズのリーグでの最終盤での失速は、誰もがそのACLやその他のカップ戦との両立が、過酷を極めるかを、まざまざと見せ付けられました。満身創痍でボロボロになった選手たちを見て、(レベルの違いはあっても)欧州での現状に近づいたのかもしれないと考えさせられました。忘れてはならないのは、それに加えて代表戦士は、アジア杯や遠征などほぼリフレッシュできる時間を割いていることです。Jのクラブが海外にようやく目を向けつつある現在、もっとスケジュールはタイトに過酷になるでしょう。

如何に選手はローペースで体力を温存できるか? 
そしてクラブは主力を温存して最終晩の爆発に備える事が出来るか? ちょっとリーグ戦の見方もより深く短・中・長で見なければなりませんね。


『分かってはいる事だけど......』

今年初めてのレッズ観戦。
グランパスの観戦を終えているので、ある程度の指標には出来ます。

......

システム的には昨年と変わりなし、ただ人がごろっと変わりました。(良い意味でも悪い意味でも)中央にドンと構えたワシントンは去り、中盤の組み立てを任されていた長谷部は海外移籍。ポンテは怪我で復帰は早くてもゴールデンウィーク。期待された三都主は開幕戦前に怪我。闘莉王は前日練習で懸念どうりに肉離れで離脱(苦笑)

明らかに両者の肌艶の仕上がりが違います。コンデションが100%に近いグランパスに比べて、ほぼ50%の仕上がりでピッチに立っているレッズ。それは直ぐに試合に反映されて、レッズは防戦一方。
正直、巷で言われる攻撃陣の連携不足云々以前の問題です。

 まず中盤が一人立ちできていません。
ビルドアップでパスを受けても単純なミスでボールを失ったり、囲まれてボールを失ったりと、中盤が我慢できずに粘りが足りません。今までならば、ポンテが苦しい時に個人技でキープをして、DFラインを押し上げる時間や中盤が前に走る時間を稼いでくれたのですが、それができません。もちろん長谷部もコレに貢献しています。フィジカルで押し切れない今テクニックで凌ぎたいのですが......それさえも(苦笑)

 走れない攻撃陣。
よしんば前にボールが渡っても誰もが棒立ち。見た目には凄く選手間の距離は整っていますが、心の距離は遥か南極の地......誰もヘルプにも行かないしデコイで走る事すらしない。唖然としたのは高原がドリブルでキープしていて四苦八苦して、周りを囲まれても誰も助けに走らなかった......ドリブルでガンガン相手を抜く高原を誰が期待するのか?
そういえば昨年は、阿部もこのレッズの冷たさに、一人で耐えていたのかと思うと、より一層の悲しさが増します。心の距離はちょっと横に置くとしても、誰もが汗を掻く事を嫌った事が気になります。水を運ぶ事を嫌って、美味しい所だけ飲み干そうとしても、グランパスが呆然とそれを見過ごすはずはありません。

 懸念の守備陣。
もっとも開幕前から不安視された守備の顔ぶれ。早速、闘莉王が離脱してポッカリと穴が開きました。ハッキリ言って、これはフロントの最大の補強ミスと現状の認識ミスです。ここ近年の浦和の戦いを見れば、攻撃が要ではなく、粘り強い守備こそがレッズ躍進の要です。それを放置に次ぐ放置で、今年は守備の補強はなし。一体その自信は何処から来るのかと首を傾げたくなります。闘莉王が今夏移籍しないとも限らないのに......

結局、守備陣がグランパスの波状攻撃と粘り強いサイド攻撃に負けて、ヨンセンに先制を許します。玉田の切れのある動きに翻弄されまくり、他選手のフィジカルとテクニックそして覇気に押されて、どっちのホームゲームなのか? 王者はどちらかと見間違うほど......

確かに、長期の計画を見越さなければならないレッズと、兎に角突っ走りたいグランパスとでは全ての意味で目的が違うのは分かってはいるけれども......ここまで目に見えて覇気が違うと、とても悠長には構えていられません。


『我慢するかテコ入れか』

 中盤以下の覇気の無さは、テコ入れでもコンディションを急ピッチで上げるでも何でも手を打つべきだけど、攻撃陣に関してはちょっと足を踏み止まるべきかもしれません。特に高原-エジミウソン-山田の連携不足は初めから分かっていた事、今更連携不足云々を持ち出されても......それ以前に、そもそもの攻撃もシュートも少ない状態で、連携不足云々を言う自体がナンセンス。
 またガッカリしたのはエジミウソンではなく高原を交代させた事です。代えるならば両者共に代えるべきでした。でなければ高原だけがクローズアップされて、より一層孤立感を深める結果になります。正直期待するほどエジミウソンは動きはイマイチ。高原よりコンデションは上でなければならないのに......走らないし(笑)
 一番怖いのは話題だけが先行して期待だけが高まり、このレッズの現状の悪さの原因全てを、高原一人に責任を転嫁させる事。ハッキリ言って平気でマスコミは後先考えずに面白半分でします。それが全くもってレッズの為にも日本の為にもならないにも係わらず.....
 これをレッズがクラブの威信を掛けて守れるのかどうか? 
正直、オジェックにそこまでの配慮がとてもあるとは考えられません。自分の首の心配の方が先かもしれませんしね(苦笑)
小野の二の舞は、レッズにとっても不幸な結果にしかなりませんしね。


『中途半端......』

 結局、中途半端な手を打ったために、後半GK都築の単純集中力欠如ミス(オフサイドのリスタートから味方にパスを出すつもりが、焦ってパスミスで名古屋の小川にパス! そのままループで決められて試合終了)も飛び出して、グダグダな内容になってしまいました。今日の全てを物語るに相応しいミスでした。
 この中途半端な交代をしたがために、次回以降は大鉈を振るうしか選択肢がなくなりました。中途半端に弄ったのでは、サポーターも納得しないだろうし、選手も納得しないでしょう。高原を外した事によって決壊したと言ったほうがシックリきます。
 オジェックにその辺のトップとしての深さが感じられません。選手を最後まで守れるのか、選手の信頼を勝ち取れるのか?
 昨年は、ACLという未知のものにチームが結束はしていたけれど......


浦和レッズ:Formation


        高原(7)     エジミウソン(17)

            山田(6)
  相馬(16)                平川(14)

        細貝(3)     鈴木(13)

     阿部(22)  堀之内(20)  坪井(2)


            都築(23)

【得点】
なし

【交代】
46分 高原 ⇒ 永井(9) 
61分 鈴木 ⇒ 梅崎(21)

【警告】
堀之内
エジミウソン

※( )内は背番号


名古屋グランパス:Formation


        玉田(11)     ヨンセン(9)

   小川(29)                マギヌン(8)
         ヨンセン(14)  中村(7)

   阿部(6)                 青山(32)
          吉田(34)   竹内(30)
     
             楢崎(1)

【得点】
14分 ヨンセン
68分 小川

【交代】
75分 青山 ⇒ 三木(2)
85分 マギヌン ⇒ 杉本(19)
89分 玉田 ⇒ 山口(13)

【警告】
中村

※( )内は背番号


小手先ではなく、ガップリに組んでの戦いは勝利以上に得たものがあったはず、ただコンデションが万全でない相手との戦いだけに、まだまだ様子見ではありますが...... 
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