2008年03月28日

国際親善試合 U-23日本代表 vs アンゴラ(A代表)

2008 3/27 国立競技場


心も体も春冷えする風が舞う日本

前夜の敗戦から誰もが億劫に......

期待感が薄い中、埋まらないスタンドを余所に試合開始



『期待を裏切る!』

またズブズブの試合をするのかと思いきや、いやはや快く予想を裏切るU-23代表の動きに、サッカーってやっぱ面白いなと、観て良かったと素直に思わせてくれる試合でした。バーレーン戦の不甲斐無い敗戦の効果も相まって、5割り増しの試合内容でした。

確かにアンゴラが前日到着する中、コンディションは5割引きでしたが、それでも相手はアフリカネーションズカップのメンバーやドイツW杯のメンバーも連れてきているA代表。よく日本の年齢制限の代表との試合を快く引き受けてくれたなと素直にアンゴラに感謝感謝。


『相手がどうであるかが重要ではなく、自分がどうあるか』

この試合をトコトン貶めるならば、相手は時差調整もままならない相手で、A代表と言っても若手中心で初召集?も多数連れて来ている状態。
ましてや日本はバーレーン戦敗戦の不甲斐無い状態で、余計に見るほうも期待していない状態で見ただけに甘く評価してしまう!?

ただ、私が驚いたのは相手がどうであろうと自分達がやろうとしている事が共通理解としてチームの隅々まで浸透している事。多分このU23が発足してベストゲームとして挙げても遜色ない試合無いようでした。

 まず全員が戦う集団であった事。平山の非召集というのが、予想以上に選手の危機感とやる気を起こさせた事。これはピッチに立つ者と観客との意識の差が、ここまでズレていたのかと再認識される結果に(苦笑)
 当たり前だけど全員が労を惜しまず走れた事。ちょっと忘れかけていた感覚だけに心地よかったです。リスクマネージメントもバランスが取れていたように思えます。特にDFに森重を起用したのは攻守においてアクセントを付けれる結果になっていました。そして一番の驚きは右サイドの長友! この一試合だけで判断するのは危険な気もするけど、これが継続できるならば面白い原石を見つけた気がします(嬉)
 必ずシュート/フィニッシュで終われていた事。ただの球遊びに終止せずにゴールを狙えていた事が好印象。攻撃面においては緩急を付けられていた事かな、サイドからの展開や縦にボールを入れたり、裏を突いたりと相手に攻撃を予測させずらくする工夫が施されていたように感じます。特にFWで驚いたのは豊田! 高さに強く裏への飛び出し意識も強く、これを見る限り平山より一歩も二歩も先を進んでいます。まだ甘さは残る(裏へ抜け出しての一人旅も、後ろから追いつかれて絶好の機会を逃す)もののこんな選手がまだ居たのかと感心してしまいました。

相手がどうであれ、自分達のサッカーを見失っていなかった!


『進化の分かれ目』

ちょっと前(オシムの頃)までならば、こんな試合をした所で物珍しくも無かったはず。新鮮な驚きをまた感じることが出来て素直に嬉しかったです。沸々と考えるのは、A代表とU-23は進化の袂を別つ存在だという事。

A代表は、良くも悪くも現実路線の岡田イズムのアジアサッカー
それに対してU-23はオシムイズムを継承&解釈する反町監督のサッカー

ちょっと反町監督には失望することが多かったけど、アメリカ遠征&合宿などキッチリ方向性を見定めて仕上げてきた事に驚きを隠せません。
そして改めて日本の進むべき道はこれ以外に無いと確信します。


※そういえば岡田監督の『接近・展開・連続』は何処に行ったのやら。ただファンを納得させる為のリップサービスだったのかも



U-23日本代表:Formation


          李(17)   豊田(9)

             梅崎(7)
    上田(15)              長友(12)
          細貝(2)  T・青山(6)

       森重(8)  伊野波(5)  N・青山(3)

             西川(1)

【得点】
後半8分 豊田

【交代】
後半22分 豊田 ⇒ 興梠(14)
後半26分 梅崎 ⇒ 香川(13)
後半29分 T・青山 ⇒ 中山博貴(16)
後半38分 N・青山 ⇒ 田中裕介(4)
後半43分 李 ⇒ 岡崎(11)

【警告】
T・青山

※( )内は背番号

・トリニータっ子が多くない?(梅崎・森崎・西川)

・ちょっぴり宮崎出身選手が出てきたのが嬉しい(興梠・伊野波)

・長友の上下運動の激しさとそのタフネス振りが目立ったけど、一対一のサイドでの守備で、絶対にクロスを上げさせないと言う気迫みたいなものが凄く印象に残りました。多分この意識が日本に欠けている気がします。ここ最近のSBの守備の主流はサイドでのクロスを上げさせないのがトレンドっぽい。中でハイボールをクリアするよりリスクを軽減できるし、体格差を気にする必要も無い。プレミアの4強辺りのSBはクロスを挙げさせない守備が基本っぽい。

・香川をちょこと見る事が出来ました。独特の間合いとドリブルタッチのリズムを持った選手。

・確かに前半の中盤〜はアンゴラに押されたけど、粘り強く我慢できたのは好印象。アンゴラの体力が落ちた後半終盤も、最後まで攻撃で押し切ったのも好印象。

・長友は右左両サイドできるらしい。もしもこのタフネスが継続出来るならば、内田&安田、水野&本田は落選の危機も十分に考えられます。



アンゴラ:Formation


        マテウス(9)    マヌーチョ(23)

   ミングイト(15)             エジソン(13)
         
        メンドンサ(14)   ゼ・カランガ(17)

   アマロ(6)                  ロコ(20)
          マシャド(4) アイホーザ(2)


              ヌノ(1)


【得点】
後半31分 ジャンジ

【交代】
後半10分 ミングイト ⇒ トゥンガ(16)
後半11分 マテウス ⇒ ジャンジ(10)
後半14分 エジソン ⇒ ジウデ(7)
後半28分 ゼ・カランガ  ⇒ サンタナ(11)
後半33分 マヌーチョ ⇒ ベナ(8)
後半37分 メンドンサ ⇒ エドゥアルド(3)

【警告】
ジウデ

※( )内は背番号

・ドイツW杯出場(メンドンサ/エジソン/ゼ・カランガ/マテウス)

・凄く規律が徹底されているチーム。独りよがりなプレーは殆ど見せなかった。以前中東のバーレーンに近いと評したけど、全くの別物

・アンゴラは2010年アフリカネーションズカップの開催国であることを明記。かなり無茶なスケジュールである事は確かだけど、遊びで来ていないのだけは確かかな。

・正直、日本のA代表と戦えばココまで面白い試合には、なっていないはず、このアンゴラにボコボコに負ける可能性もあったかもしれない。むしろU-23が戦って日本は面子を保ったと見たほうが良いのかな?



posted by Daft at 11:07 | Comment(0) | TrackBack(3) | 北京五輪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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