2008年05月28日

キリンカップ2008 日本 vs パラグアイ

2008 5/27 埼玉スタジアム2002


難しい試合をしてくれるものだ

何を狙ったのか

テストに付き合わされる観客は酷だ



『意図が読めないT』

今日のメンバーだと、こうなる危険性は十分あるだろうと。ただ、一度やってみないと分からないということでトライしました。
           (パラグアイ戦後岡田監督会見スポナビ抜粋)


※補足......こうなる危険性
中盤でしつこくパスで組み立てて、前がフリーランをする事によってスペースを空けて縦パスを入りやすくしたり、パス&ランを繰り返す事によってPA付近までボール運ぶ。良い面もあるけど、パス回しにだけに囚われて肝心のフィニッシュは疎か......リスキーな分、中盤のパス回しでボールを取られると一気に失点になる。
運動量が落ちて集中力が欠如するとパス回しの精度も落ちる。そして中盤が支配できないと、短慮に直線的な攻撃や個人技に突っ走る。そしてリズムを失う......運動量を終盤まで維持するのが難しい。


まず何より、あからさまにテストや試しをお金や時間を費やして見せられる私達の存在は最初から無視されている。だから監督自ら会見で『テスト』なんて言葉が飛び出す......代表の試合でテストをするならば金を取るな!
もしプロフェッショナルの集団だと自負するならば、公式戦は戦いの場だ。心で思っていてもテストなんて口が裂けても監督自らが言わないで欲しい。テストならば練習試合でもしててくれ!

こうなる危険性が分かっていたならば、十分に対策を取れたはず。


ま、まさか、対策を練る為にやってみたなんて事は無いと思いたい


『意図が読めないU』

より混迷させているのは、コートジボワール戦と全くの別物のチームになった事。

俊輔とそれに呼応する構成(遠藤・憲剛・鈴木)ならば、これが出来る事は岡ちゃんも分かっていたはず。ならばコートジボワール戦でそれに近いものが全く出なかった方が問題

逆に、パラグアイ戦のコレが意図とは違って、コートジボワール戦の方が意に沿うモノだったのかもしれません。だとしたら御しきれない武器ほど危険なものは無い十分にこうなることを想定して対策を練っていたにも係わらず、想像を超える(岡ちゃんからみれば)暴走に、手も足も出なかったとも言えるかもしれません

岡ちゃんは何をしたいんだろうか?

どこかで折衷案を探っているように思えるけど、コートジボワール戦の岡田仕様とパラグアイ戦のオシム仕様は、全くの水と油に思える。



『水と油』

岡田仕様・・・・・・水

・ゾーンで守る事によって自分の守備範囲や行動範囲が限定
・リスクを極端に減らす為に行動が制限
・選手間の距離が広いために、ヘルプは望めない。個人で打破
・ゲーム展開が硬直すると自分ではどうすることも出来ない


オシム仕様・・・・・・油

・守備はマンマーク。個人の責任が重い
・行動や行動範囲は制限されないが、意思疎通が全て
・選手間の距離は極端。意思疎通が出来ていないとリスキー
・一度火がつくと良くも悪くも大炎上(大量失点もあれば大逆転も)


必ずしもオシムも万能ではないし全てにおいてパーフェクトではない



もともとの発想の出発点が違う事からしても水と油

どうやったら点を取られないかを出発点にしている岡ちゃん
※その例に挙げられるのがフランスW杯

どうやったら点を取れるかを出発点にしているオシム


この二つに中間があるのか?



『妥協点』

どこかで妥協・対策を計った意味では、山瀬がキーポイントだったのか知れません。ただ前半5分 PA付近でダイレクトで繋がって山瀬がボールをミートできずに外したのが全てな気がします。

タラレバですが、あそこで決まっていれば上手く転がったかもしれません。ただそれほどまでにリスキーなことは散々分かっていたはず。

オシム時代にもこの1トップの形を試したけど、上手くフィットせずに最終的に2トップにした経緯があります。このデータが全く省みられずに、ココに来てテストという形で二度も三度も見せられるのはキツイ

後半も松井を山瀬の位置に置いたりと......ズレている

山瀬も扱い所の難しい選手......トップの後ろでセカンドトップのような形が上手い選手ではあるけど、周りに流されて肝心な時に前線に居ない......かといってサイドや後方では能力が半減......前線で待ち受けるようなFW寄りのプレーより、後方からスピードに乗って突っ込むプレーが得意なMFタイプだけど、繋ぎとしては......

いっその事、山瀬のチームを作ってみれば? 岡ちゃん

中途半端に合わせようとした所で土台無理な気がします。


『怖さ』

えらく新聞は俊輔を大絶賛して持ち上げているけど、その反面一人に頼る事の怖さを全く分かっていないし、また同じ事を繰り返している。

俊輔一人でここまでガラッと変わったと言う事は、ガラッと変わるほど下地が薄い・土台が無いに等しいと言う事。

そして海外組みと国内組みと分けて考えたがる風潮

どうしても海外組みにステータスを持たせたいマスコミ

せっかくオシムが作り上げてきた等しく見る目を尽く潰したいようです


マスコミにとってはサッカーが強かろうが弱かろうが関係ない

金が入って視聴率が取れて、分かり易いスターが必要なのでしょう

それに乗っかている解説者もどうかと思う


俊輔にしてもそうだけど、松井や遠藤など主力もベテランの域。

彼らが加地のように代表引退したらどうするんだろう?

それを払拭させるほどの土台があるとは思えません。

その意味での怖さを岡ちゃん並びに、協会幹部の皆さんは分かっていない気がします。もちろんマスコミは論外(苦笑)


何だか代表もJリーグも閉塞感に包まれている......



日本:Formation


            巻(12)
   
    遠藤(7)    山瀬(8)    俊輔(10)

         鈴木(13) 憲剛(14)

    長友(27)           阿部(6)
         闘莉王(4) 寺田(2)

            
            楢崎(18)

【得点】
ナシ

【交代】
後半00分 遠藤 ⇒ 松井(9)
後半18分  巻 ⇒ 高原(19)
後半18分 鈴木 ⇒ 長谷部(17)
後半24分 阿部 ⇒ 駒野(3)
後半32分 山瀬 ⇒ 大久保(16)
後半40分 憲剛 ⇒ 今野(5)

【警告】
大久保、松井

※( )内は背番号

強制的に長友は使われていた感じがする。

素直に大久保を最初から使っていれば良いと思うのは私だけ?

阿部の使われ方が報われていない......ただの使い捨てにしか思えない
よっぽどオシムに近い選手を潰したいとしか思えない(泣)


寺田の起用はちょっと意外。ただ謎なのはオシムが召集しなかった事が不思議。

高原に関してはパフォーマンスが上がるのを辛抱強く待つしかない。ただ代表に呼ぶ事が彼のためになるかは疑問。



パラグアイ:Formation

            ボハド(11)
 エスティガリビア(17)        マルティネス(18)

            ブリテス(6)
        アキノ(8)     E・ゴンサレス(16)

 ヌニェス(14)               カニサ(4)
        ベニテス(3)   ベロン(2)

            ゴメス(1)

【得点】
ナシ

【交代】
後半21分 ボハド ⇒ ロペス(7)
後半34分 E・ゴンサレス ⇒ V・カセレス(15)
後半35分 ブリテス ⇒ L・カセレス(10)
後半35分 マルティネス ⇒ エスコバル(9)
後半37分 ヌニェス ⇒ バルブエナ(5)
後半43分 アキノ ⇒ アギラル(19)

【警告】
ブリテス、エスティガリビア

※( )内は背番号

かなり実のある相手だった

前線からのしつこいプレスと、引くときはキッチリ守る等々中東の戦い方に似ている所は助かった。

前半25分過ぎ辺りから、日本に対応して長所を消しまくっていた。

ブラジル&アルゼンチンなどテクニックが比較にならない相手としのぎを削っている国だし......日本程度のテクニックならば脅威では無いのかもしれない


スポナビ 宇都宮徹壱さんのコラムに涙
奇しくも日本代表の現状の全てを物語っています。
ファンとサポーターと協会の思惑の違いがスタンドにくっきり
私も夢(日本代表の日本化)破れても、縋り付いているだけなのかもしれない......あの時の選択が全ての間違いだと非を認めることは協会にはないでしょう。その空気読めないっぷり(あえて金づるのスポンサーのために空気読んでないのかも)も、誰の目にも明らか。このまま静かにマイナースポーツの路線を踏んでいくのかな?
10年20年経って......あの時のサッカーは面白かったなんて、昔話をする日が来るのかもしれません(涙)
posted by Daft at 11:41 | Comment(0) | TrackBack(3) | 岡田J | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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