2008年06月05日

国際親善試合 ドイツ vs セルビア

2008 6/5


ユーロを控えたテストマッチ

一応、本命に挙げているドイツ

新たな新興国の快挙がありえるのか?



『温い守備』

ほぼベストメンバーに近いドイツ。対するセルビアは北京オリンピックに出場するメンバーを中心に若手主体です。

ドイツの失点シーンから

DFラインが高い所を逆に使われ、ラインの前のバイタルエリアで、細かくパスを繋がれて、人(マーク)を見失って裏を抜かれる始末。

あまりにもお粗末。ガツガツ削るような人に強いイメージからは程遠く、手緩くマークを放しあっさり裏を取らる。足の遅さはあるにしてもそれを補う守備の厳しさが抜けていてはトテモトテモ......

SBが中に絞ってある程度の保険をかけているけど、中途半端に中に絞る為に、逆サイドに展開された時、SBの大外にポッカリと穴が開く始末。セルビアがそこまでしつこくココを突かなかったから大炎上は免れたけど、ちょっと本命にしては守備の不安が......

メッツェルダーとレーマン共に所属チームで出場が恵まれなかったシーズンだけに、試合感が思った以上に戻っていないのはかなり厳しい。

失点シーンもメッツェルダーが、マークの受け渡しを手緩く見過ごして裏を突かれているし、レーマンは股を抜かれて失点。



『変化の少ない攻撃』

サイドにシュバインシュタイガーを張らせたり、SBを布陣する4バックだったりとサイド攻撃を主体においているのかなと思うんだけど、何故か中盤から直接FWに当てる縦パスに御執心

サイドを囮にして、マークや守備を中央からサイドに目を向けさせて手薄にさせる意図があるならば理解できるけど、ただ単にゴールに近いから直接縦パス放り込んでいるようにしか見えませんでした。

マリオ・ゴメスやクラニーなど前でキープできる事を期待していたのかもしれないけど、あまりにもそれは無謀。それを簡単に許すほどセルビアも馬鹿では無い。

それにしてもこの日のFWは前にデンと居るだけで動きが少ない。どちらか一方がサイドにマークを引っ張るとか献身的な動きは皆無。オレがオレがの気持ちだけが先走って、攻撃のタメなんて夢のまた夢。だからSBが前を追い越して攻撃参加なんて殆どありません。攻撃のバリエーションそのものが限定されるから、セルビアにとってはこれほど楽な相手は居なかったはず。



『動かないFWと動くFW』

正直、どんなに決定力がすごくてもここ最近の潮流から汗をかかないFWには疑問を持つ。一発で仕留められるだけのモノがあれば、周りの騒音は消えるかもしれないけど、マンUなんかを観ていると、ルーニー&テベスのように献身的に動いてチームを回転させるFWが主流になるのかもしれない。FWが動いてマークをずれさせた間を縫ってC・ロナウドなどが得点する等々、FWだけが得点源の時代では無い気がする。特にプレミアは二列目の飛び出しやミドルなど、そこが花開いて栄華を謳歌しているのではないかと思う。

この後追いをした所で日本は二番煎じ、真似のマネでしょう。
これを追い抜くにはもっと先を行かなければならないのでは?


FWが得点を決めてくれるのに越した事はないけど、それだけで仕事が済むほど現代サッカーは暇ではない。点を取るための動きと同様に点を与えないための動きも必要になる。そしてそれを何処まで要求し完遂できるのか見極めるのも監督の仕事。

ディフェンスに戻ってまで走れとは言わないけど、せめて自分達の攻撃のときぐらい汗をかいても罰は当たらないと思うドイツFWでした(苦笑)


『ゲームが動く、チームが回る』

ドイツの反撃はヌビルが入ってからでした。このベテランがサイドにも動いて、そこでタメを作ってSBの上がる時間を稼いだり、中に二列目が入る準備を作ったり、マークを引っ張ったりと汗をかき始めてから、ドイツ全体が上手く回転するようになりました。

同点弾も中⇒外⇒中とパスが回ったおかげです。ラストパスを供給したヤンセン(左SBですよ)がPA内に進入するほど流動的に動いているのが分かります。

たった一人が動くだけで歯車が噛み合いだすのもサッカーならではの不思議さ

結局、FKからバラックの逆転弾まで飛び出す始末。


一応、ドイツを本命に押してはいたけど、不安材料のほうが大きい。守備の不安定さと、ポドルスキを中盤で使うぐらいFWの人材が多いと考えるか中盤の手駒が少ないと考えるか評価が分かれるところ。私としては中盤の手駒の少なさとベテラン頼みが気になる。バラックの次も見当たらないし、右のSHがシュナイダーを越えるような選手が居ない。

ちょっとドイツは思った以上に厳しい戦いを強いられるかもしれません


ドイツ:Formation

        マリオ・ゴメス(9) クラニー(22)

 シュバインシュタイガー(7)          フリッツ(4)

        フリングス(8)   バラック(13)

 ヤンセン(2)                 ラーム(16)
       メッツェルダー(21) メルテザッカー(17)

              
              レーマン(1)

【得点】
74分 ヌビル
82分 バラック

【交代】
46分 メルテザッカー ⇒ フリードリッヒ(3)
46分 ラーム ⇒  ポドルスキ(20)
70分 フリンクス ⇒ ロルフェス(6)
70分 クラニー ⇒ ヌビル(10)
80分 シュバインシュタイガー ⇒ オドンコール(19)
84分 ヤンセン ⇒  ヴェスターマン(5)

※( )内は背番号



セルビア:Formation


            パンテリッチ(9)

 ヤンコビッチ(18)    イリッチ(22)    バボビッチ(20)

       スミリャニッチ(7)  クズマノビッチ(23)

 ドラグティノビッチ(3)            ルカビナ(2)
         ビディッチ(5)  イバノビッチ(6)


             ストイコビッチ(1)

【得点】
18分 ヤンコビッチ

【交代】
46分 パンテリッチ ⇒ ラゾビッチ(8)
73分 イリッチ ⇒ ミロバノビッチ(11)
81分 ヤンコビッチ ⇒ トシッチ(17)

※( )内は背番号



【雑感】
オシムがアドバイザーとして日本に帰ってきました。
コレに関しては近々何か書ければと思っています。
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