2006年12月18日

FIFA Club World Cup JAPAN2006  インテルナシオナル VS FCバルセロナ

2006 12/17 横浜国際競技場

もう流石に書くのを止めようかとも思いましたが、それもどうかと思うので、つらつらと書きます。

これ以降はバルセロナが負けた事を前提として書いています。



インテルナシオナル:Formation


       イアルレイ(10)   アレッシャンドレ(11)

           フェルナンドン(9)

     アレックス(7)        ウェリントン(5)

            エジーニョ(8)

    カルドソ(15)             セアラ(2)
          エレル(4)  インジオ(3)

            クレメール(1)


<得点>
後半31分 C・アドリアーノ

<交代>
後半00分    アレックス → バルガス
後半16分 アレッシャンドレ → L・アドリアーノ
後半31分  フェルナンドン → C・アドリアーノ

<警告>
前半45分 インジオ
後半39分 C・アドリアーノ
後半48分 イアルレイ

※( )内は背番号
※フェルナンドンをトップ下に持ってくる。
※バルサのシステムに合わせてマッチアップを工夫している。研究の成果か?



FCバルセロナ:Formation


               グジョンセン(7)
                          ジュリ(8)
     ロナウジーニョ(10)

           デコ(20)      イニエスタ(24)

                 モッタ(3)

 ファン・ブロンクホルスト(12)           ザンブロッタ(11)

           プジョル(5)    マルケス(4)

                バルデス(1)     

<得点>
なし

<交代>
後半00分 ザンブロッタ → ベレッチ
後半14分    モッタ → シャビ
後半43分 グジョンセン → エスケーロ

<警告>
後半10分 モッタ

※( )内は背番号


※ジュリはほぼ右サイド奥に固定。ロナウジーニョは中盤の位置まで下がる※SBの二人は高めに位置する。ほぼ2バック状態。その上ラインは高い。





バルセロナの狙いはボールを支配してその中で隙を突いて得点。

一方のインテルはボールを奪ってからの速攻とバルセロナの高いDFラインを突く裏への飛び出し。

両者ともやりたいことがハッキリしている。

ただ、モチベーションを含め体の切れ等、インテルの方が上でした。

徐々に攻撃が手詰りになっていったのがバルセロナでした。

一番はロナウジーニョが前を向いて余裕を持ってボールを持てない事でした。これはマークに付いたセアラの守備が本当に素晴らしかった事が原因です。この日のロナウジーニョはセアラのマークによって死人のように立ちつくしていました。マークを逃れたい為(監督の指示で)に後半真ん中にポジションを移しますが、これは本末転倒というかその位置でロナウジーニョが生きるとはとても思いません。むしろ右のジュリとポジションチェンジしたほうが良かったかもしれません。

二番目は中盤のプレス&マークがきつかった事です。
ここでバルセロナが余裕を持ってボールを持つと手が付けられないので、特にデコには前を向かせない&前にパスを出させない守備を徹底していました。その結果としてデコは中盤を追い出させられ前に行くしか選択肢がなくなりました。結局残ったイニエスタとモッタの二人で攻撃の組み立てをしなくてはならず、攻撃の変化に乏しい攻撃が続きました。困ったときのロナウジーニョ頼みもここぞとばかりにプレスが集まりどうしようもありませんでした。これが後々まで響き、ゴールの為のパス回しから人を探してパスをする為のパス回しに変わってしまい。バルセロナの輝きは失われました。


特に二番目のパス回しの為のパス回しは、正直イライラしました。

オシムの言葉にある各駅停車のパスがシックリきます。
一人飛び越してサイドに展開したり、ダイナミックなサイドチェンジは皆無でした。(試合前半にロナウジーニョからジュリへのパスが合った位)

ココに来てデコ&ロナウジーニョ頼みが効かないとは誤算なのかな?

普段のバルセロナを見ていないだけに何ともいえませんが、この程度は織り込み済みと思ったのですが・・・・・・。

ある意味ロナウジーニョを抱えるが故の敗戦と見ても良いのかもしれません。

彼の調子に全て左右される・・・・・・。

そこを突き破ってチームに勝利をもたらすには何かが足りない

ソコがジダンとの差なのかな(汗)       

そうえいばW杯での対ガーナ戦や対フランス戦など、ゲームから消えたりする場面が目立つ気がします。

美しさを求めるが故の負けだからこれはこれで仕様が無いのかな?

美しさのために死ねるのだから・・・・・・。


結局二年連続で南米がトロフィーを持ち帰りました。

欧州のモチベーションが高いのか疑問。

この大会を低く見ていることだけは確かです(苦笑)

チャンピオンズリーグ決勝と同じモチベーションで来日しているかどうかは一目瞭然。

現在のトーナメント方式を含めて、参加チームの資格や開催地枠などまだまだ改善の余地があるだけに、この大会は進化の過程にあることだけは確かです。

2006年12月15日

FIFA Club World Cup JAPAN2006 クラブアメリカ VS FCバルセロナ

2006 12/14 横浜国際競技場


ついに今大会の大本命が登場します。

心配なのは時差の影響がどのくらい出るのか予測不可能です。

クラブアメリカも侮れる相手では無いだけに、下手をしたらバルセロナが敗退の可能性もあります。

試合の入りが全てです。

決勝でどうしてもバルセロナが見たいだけに、無難に勝ち上がって欲しいところです(汗)



クラブアメリカ:Formation


            カバニャス(9)     
      C・ロペス(7)       クエバス(23)


         ビジャ(18)    ペレイラ(11)

            アルゲージョ(20)

     O・ロハス(4)           カストロ(3)
          ダビノ(5)  R・ロハス(16)


             オチョア(1)

<得点>
なし

<交代>
後半00分 カバニャス → ブランコ(10)
後半29分 C・ロペス → ブオッソ(8)
後半29分  ペレイラ → メンドーサ(22)

<警告>
後半12分 ペレイラ
後半24分 C・ロペス


※( )内は背番号



FCバルセロナ:Formation


            グジョンセン(7)

    ロナウジーニョ(10)         ジュリ(8)

         デコ(20)     イニエスタ(24)

              モッタ(3)  

ファン・ブロンクホルスト(12)       ザンブロッタ(11)

         プジョル(5)   マルケス(4)

              バルデス(1)


<得点>
前半11分 グジョンセン
前半30分 マルケス
後半20分 ロナウジーニョ
後半40分 デコ

<交代>
後半16分    モッタ → シャビ(6)
後半21分 グジョンセン → エスケーロ(18)
後半29分    ジュリ → ベレッチ(2)

<警告>
なし



前半......

さっそくC・ロペスの挨拶代わりの裏への飛び出しで、あわや先制点を演出します。

もしこの攻撃でクラブアメリカが先制点を手に入れていたら、全く違った試合がそこにはあったかもしれません。

少し足元が覚束ない? クラブアメリカの様子を窺っているのか五分の展開なのかな・・・・・・

雨でピッチが滑りやすくなっている模様

バルセロナの面々もグラウンダー系のシュートを放つなど、環境を意識したプレーも目立ちました。

そういえばこの試合、両者共に滑って転んだり、トラップミスなど殆どなかったように思います。バルセロナはもちろんクラブアメリカも足元の技術&環境に合わせた技術も素晴らしい

そんなこんなで先制点

クラブアメリカVSバルセロナ(先制点).jpg

赤点:バルセロナ  黄点:クラブアメリカ
白線:パス 青線:ドリブル 黒線:シュート 

え〜〜 殆どダイレクトで一連の作業を行っているバルセロナ

この得点の中で、ロナウジーニョからヒールパスでボールを貰ったイニエスタがドリブルで中に切れ込むのにボールを数回触った程度で、他の三選手は全部ダイレクトプレー・・・・・・溜息しか出ません。

グジョンセンのあのシュートもよかった(嬉)

と後で時計を確認したらまだ前半の11分!

すっごく長く時間を感じた割りにまだ11分しか立っていない!

でもどちらかと言うと11分でよかったと思えるほど、まだまだバルセロナを見れるんだという感情の方が強かったのかもしれません。

クラブアメリカに全くチャンスがないかというとそうでもなかったはず。

今日のC・ロペスは一人ピッチで気を吐いていました。

まだまだ出来る・・・・・・そんな感情を前面に押し出したプレーの数々でした。

だけど彼のプレーに合わせられる選手が今日のクラブアメリカには居なかったのかもしれません。

ブランコに代わって先発したカバニャスの顔が思い出せないほど、他の選手は息を潜めていた印象しか残りません。

再三のC・ロペスの飛び出しも、バルセロナの統率の取れたラインコントロールの前に後一歩といったところでした。

それにしてもバルセロナのラインが高い。

いや、それ以上にラインコントロールが高度の統率されているところに驚きました。

立った一瞬の間(ドリブル&パス)をおいただけで、一歩前に上がってオフサイドトラップの網を作るところなど、これぞクラブチームのなせる技だと唸ってしまいます。

もっとC・ロペスにチャンスがあれば、今日の彼ならば一点取ることは難しくなかったはず、出し手の問題なのかな・・・・・・。


後半......


前半のCKからマルケスの得点もあり2−0で引き返した後半

一点でもクラブアメリカが返せば全く分からない状況であると同時に、もし一点でもバルセロナが追加すれば、もうクラブアメリカの気力はなくなるでしょう。

クラブアメリカもブランコを投入して積極的にボールに絡む姿勢を見せます

それでも前半からの流れと、落ちた気力が取り戻せず、バルセロナに圧倒的にボールを支配されます。

ボールを取るポイントすら見つけられない

と言うより・・・・・・デコ&ロナウジーニョの所でプレスを掛けてボールを取りに行っているにもかかわらず、避けられて取れ無い!

もう一度言いますが、クラブアメリカの足技も決して劣っているわけではありません。むしろバルセロナと比べても遜色はそんなに無いはず。

それなのに取れない・・・・・・。

全くミスが無いバルセロナ

細かいミスっぽいパスも尽く拾ってパスで繋げて

ミスをミスに見せない!

何だかな〜

三点目が後半20分ロナウジーニョが得点を決めて全てが終わりました。

この後の25分間はバルセロナショーでした。

デコに得点を決めさせたいロナウジーニョの思惑にかき乱されて哀れなクラブアメリカ

思惑どうりに、デコのビューティフルなミドルシュートを見る機会を観客に与えてくれました。

プライドをこんな大一番でズタズタに引き裂かれ、降りしきる雨が心と体の芯まで冷やしたはずです。

別にバルセロナが遊んでいたわけではなく(後半3点目以降はともかく)普段どうりのサッカーで差を見せ付けられた。

やっぱり、最初のC・ロペスの先制カウンターが決まっていれば・・・・・・


大本命のバルセロナが決勝に進出!

今日の試合はそれほどガツガツ来てくれなかったから、比較的楽に動けたはず。

果たして決勝のインテルナシオナルが今日のクラブアメリカのように来るとは到底思えません。

タイトなマークで削りに来ることは必至

果たしてバルセロナは動けるのか!?


それにしてもデコはいいなぁ〜

ロナウジーニョも凄いけど、やっぱりデコあってのバルセロナだよな〜

メッシが見れなくて残念ではありますけど、デコが見れただけでも良かった


そういえば、溜息が出るとTVで散々言っていました。

私も溜息が出た一人です。

感嘆や賞賛の意味での溜息でもありますが、それとは違った羨望や妬み、この場所に日本のクラブが居ないことへの悲しみ、またバルセロナの目指すサッカーへの日本のサッカーと比較したときの現実とのギャップ等々、全てが含まれた溜息だと私は思います。

このバルセロナのサッカーが日本で出来たのならば言うことは無いんですが、何よりも基本に忠実な技術の積み重ねの連続の上に成り立っているバルセロナのプレーと比べるには、その基本の技術の差が圧倒的に不足しているのは遺憾ともしがたい。

また無駄走りの多さも、日本代表には考えて動く&意識して動く事への課題を提示された気がします。

あと一試合バルセロナの試合を見れるのが、何よりも勉強になります。

2006年11月24日

Jリーグ 第32節 浦和レッドダイヤモンズ VS ヴァンフォーレ甲府

2006 11/23 埼玉スタジアム2002


勝つことのみが今の浦和の最大の目標

他チームの動向など気にせずに勝ち点3を粛々と積み上げるのみ


今年始めて見る甲府

一体どんなチームなのか?

唯一、J1昇格組みで残留を決めたチーム

この浦和サポータの重圧に打ち勝てるのか?



浦和レッドダイヤモンズ:Formation


            ワシントン

        山田        ポンテ

    三都主               平川
          長谷部   鈴木

       ネネ    闘莉王   内舘


             山岸


<得点>
後半01分 ワシントン
後半19分 山田
後半23分 ワシントン

<交代>
後半29分  ネネ → 細貝
後半33分  平川 → 永井
後半41分 三都主 → 相馬

<警告>
前半04分 鈴木



ヴァンフォーレ甲府:Formation


            茂原
      バレー   
                  山崎
         藤田    石原
            鶴見

      井上          山本
          秋本  アライール

            阿部


<得点>
なし

<交代>
前半37分 山崎 → ビジュ
後半17分 鶴見 → 須藤
後半43分 井上 → 大西

<警告>
前半23分 秋本
前半34分 秋本
前半41分 アライール

<退場>
秋本


前半......


非常にアグレッシブに組織立ったプレスを掛ける甲府

優勝へのプレッシャーと、ここ最近の試合の不調さが重なったのか

どうも動きが固い浦和

甲府のプレスに捕まり、思うような攻撃は見せられませんでした。


局面局面で意外な?強さを見せる甲府

甲府がボールをキープしても中盤で取られることは皆無でした。

巧みなパスワークとテクニック

浦和のプレスの鼻先をかすめる個人と組織が融合したこの動きには感嘆しました。

いやはや、この大舞台・・・・・・浦和の優勝へのカウントダウンが始まっていて、スタジアム全体が浦和のサポーターに囲まれた赤の海の中で、これに動じる所か楽しんでいる様子は「あっぱれ」としか言えません(笑)

浦和のサイド奥(ウィングバックの後ろ&3バックの横)を数的有利を作って再三揺さぶりを掛けます。

これに浦和は次第に防戦一方になっていきます。

攻撃もカウンター頼み

それも抜け出すのは山田・ワシントン・ポンテの三人のみ

この個人に頼るしか術が無い

それでも甲府は、ディフェンシブな戦い方を良しとせず、あくまでもDFラインを高く保ってチャレンジャーらしく挑む姿は、またまた「あっぱれ」です。

流石に浦和もそこを突いて、度々ラインの裏に抜け出します。

ここ最近のゴール欠乏症が祟ってかどうしても確実にゴールに繋げたい

その思いが強すぎてか、ゴールを難しくしていました

もっとシンプルにすれば良いのに・・・・・・浦和の特徴はシンプルな攻撃にこそ、その強さがあるんですけどね。

一方の甲府はほぼ全ての攻撃をフィニッシュで終えています。

これは攻めきって崩れたシステムやマークの確認等々、準備する時間が出来るだけに非常に良い攻めでした。

甲府のキーポイントはトップの茂原でしょう。

攻守において顔を出す彼は、時に前線に、はたまたゴール前にと、その役割を言葉で表すならば「FWリベロ」と言えるかもしれません。

茂原に浦和DFが混乱する中を、横から自由にポジションチェンジをしてくるバレーにほとほと手を焼いていました。

完全な甲府ペースでした。

中盤でボールに右往左往する浦和

ボールに汗をかかせる甲府人が汗をかく浦和

ここまで手が出ない浦和も珍しい・・・・・・。


もしかしたら・・・・・・浦和は今日も負けるのか?

そんな予感がよぎった中

甲府の高いラインを抜け出した浦和がPA内で倒されてPKを得ました。

それも倒したDF秋本はこの日二枚目のイエローで退場。

一気に流れが浦和に・・・・・・

が、ワシントンの蹴ったPKを甲府のGK阿部が読みきって止めました。

浦和に流れかけたリズムを再びイーブンに

それでも数的優位を生かして攻める浦和

再三のクロスも中に入っているのがワシントンだけじゃどうしようもない

う〜〜〜〜〜ん

と思ったらまたまた裏に抜け出した浦和を止めに入った甲府

PA内で倒してしまい、またまたPKを献上

PKを蹴るのはワシントン

異常な緊張感がスタジアムを包みます

・・・・・・

・・・・・・

またまたPKを止めたGK阿部

こんなにも重圧がワシントンを苦しめるとは誰が予想できましょうか

このままドロースコアで前半を終えた甲府

この甲府の戦いはブラボーとしか言えません。


後半......

流石にDFラインを下げてきた甲府

そこを抜け目無く突く浦和

すごくシンプルなクロスからワシントンがあっさり甲府のゴールネットを揺らします。

何が違ったのか?

前半、ボールが支配できないことに苛立って、我武者羅にボールを追い掛け回していたのが、冷静さを失わせていました。

焦り

それをハーフタイムで落ち着かせ、もう一度基本に立ち戻ってシンプルに攻撃を組み立てなおしました。

そこからの展開は全て浦和のペースでした。

守りに入った甲府には、既に試合の流れを捕まえるだけの余力はありませんでした。

既に前半、退場者を出した時点で勝負は決していたのかもしれません。

甲府の交代も攻めるためのカードではなく、守ることが主眼のカードになってしまい。

ベンチの層の厚さも手伝って、裏目に出た感があります。

王者の風格を見せた浦和の闘いに失点を重ねた甲府はそこで力尽きました。




もし・・・・・・前半の退場が無かったら、全く別の試合結果になっていたかもしれません。

それほどに、この試合の甲府は素晴らしかったです。


苦しい展開が続く中、浦和サポーターに後押しされて得た勝利

ほぼゴールテープが見えてきました。

浦和の優勝は目の前です。

ガンバとの直接対決の前に決めたいところ

さてはて、Jリーグも佳境を迎えました。

一年の総決算の戦いはどうなるのか?

  

2006年11月19日

Jリーグ 第31節 川崎フロンターレ VS アビスパ福岡

2006 11/18

浦和との差 勝ち点7

荒れた試合が続いているだけにすっきり勝ちたいところ

外国人3人とDF箕輪が出場停止というスクランブル状態

これがどこまで試合に影響するのか

福岡はこの試合に勝利しなければ16位以内が確定し

自力残留が消滅する結果に

両者とも負けられない戦いです。


川崎フロンターレ:Formation
 


           黒津    我那覇

              今野
       西山             森
           谷口    中村(憲)


         伊藤   寺田   佐原


              吉原

<得点>
後半14分 我那覇(PK)
後半43分 谷口

<交代>
後半15分 今野 → 原田
後半42分 黒津 → 鄭
後半44分 西山 → 井川

<警告>
前半38分 森



アビスパ福岡:Formation



                 布部

             中村(北)   
         古賀          久藤

            ホベルト 佐伯

      アレックス          吉村
            千代反田 宮本


               水谷

<得点>
後半35分 田中

<交代>
後半27分 布部 → 城後
後半27分 久藤 → 田中
後半44分 吉村 → 飯尾

<警告>
前半04分 布部
後半11分 宮本
後半13分 千代反田
後半44分 ホベルト



前半......


日本人選手だけでスタメンを組む川崎

警告の累積等々の影響がどこまで出るのか


試合の主導権は福岡に・・・・・・

前線からアグレッシブにプレスを仕掛ける福岡

これが最後まで持つのかは疑問の残るところですが

負けられないのは福岡も同じ

先制点を取って有利に試合を進めたいところ


左の古賀が攻撃の基点とタメとチャンスを作ります

あの東福岡の古賀も、もう27なのかと感慨に耽りつつ

序盤から得点の匂いを感じさせる攻撃を作ります。

いかにフリーで古賀にボールを待たせるか

前を向いてボールを待たせるかがチーム全体に徹底されている福岡

左右にボールを振って古賀にボールを持たせます。

これに再三振られる川崎

分かってはいるけど止められないと言う感じでした

川崎には覇気がありませんでした。

攻撃を受け止めて跳ね返すと言うには頼りない守備でした。

一つの原因は攻撃のタメ&基点が作れない事が挙げられます。

前で落ち着いてボールを預けられる場所が無い為に、DFラインを思い切って上げられない。サイドの選手も守備に追い回されて思い切った攻撃参加が出来ない。守備から攻撃への一番不安定なところでボールを取られてしまう為にチーム全体に不安の連鎖が染み付いている感じでした。

福岡も前がかりなだけにカウンターのチャンスもあるのですが、攻守の切り替えが非常に早い為に、川崎のカウンターは尽くスピードを殺され、遅攻を選択さざるをえない状況に追い込まれていました。

川崎にスペシャルな選手が居れば・・・・・・

例えば中村が一人でもドリブルで抜いて前を向ければ

我那覇が強引でもシュートを打てれば

もうあと一歩と言う感じは否めません。

これだけ攻められながらも無得点で終えた前半

不甲斐無い福岡に助けられと言った方が良いのかな?


後半......


前半に引き続き攻撃が上手く回る福岡

この試合、最大のチャンスを迎えます。

川崎を押し込んで、セカンドボールを拾い捲って川崎に止めを刺しにかかります。全員の意識が川崎のゴールに向いた中、たった一本のセカンドボールが運命を決めます。

上手くボールをキープした我那覇が広大なスペースの福岡の裏へパス

そのパスに反応した黒津が抜け出し

それに慌てた福岡がPA内で痛恨のPK謙譲


たった一回の攻撃

たった一本のパス

全ては我那覇のポストプレーからでした。

あれだけ攻めまくったにも係わらず、先制点は川崎でした。

フィニッシュの精度・・・・・・これが全て

フィニッシュまでの作り方は完璧な福岡

それでも肝心のフィニッシュの精度が無い

フィニッシュへの精度を高めなければならない苦しさが

ジワジワと福岡を苦しめます。

それでも意地の一発で同点に追いついた福岡でしたが

後半終了間際のCKから

こぼれ球をダイレクトでゴールに沈めた谷口が

川崎に勝鬨を与えました。

この一年で経験した修羅場の数だけ成長した若者に首を取られた福岡

伊達に優勝争いをしているわけではない底力を見せ付けられました。


何が違ったのか?

風を掴む

如何に自分達に吹いた風を掴むのか

たった一瞬の風を感じる事の凄さ

悪ければ悪いなりの戦い方で勝ちを得る経験が違ったのかもしれません。    


試合終了間際に届いた他会場の報告に

レッズ敗れる・・・・・・

まさかの敗戦がJを大混戦に導いていきます。

昨年に続き先の分からない戦いに・・・・・・

誰が雲と風を掴むのか?

混沌としてきた優勝争いから目が離せません。

2006年11月12日

Jリーグ 第30節 浦和レッドダイヤモンズズ VS 横浜F・マリノス

2006 11/11 埼玉スタジアム2002


浦和 勝ち点62
ガンバ 勝ち点59
川崎 勝ち点58

勝ち点4つの中に3クラブがひしめく混戦

残り5試合を残し、いよいよ佳境に入ってきました。

最終節に浦和vsガンバの直接対決が予定されていますが、そこにもつれ込む前に優勝を決めたい浦和。

さてさて、どうなることやら・・・・・・


浦和レッドダイヤモンズ:Formation


            ワシントン

         ポンテ     山田

     三都主             永井
           鈴木  長谷部

         ネネ  闘莉王  内舘

             都築


<得点>
前半33分 山田

<交代>
後半40分 ポンテ → 小野
後半42分 三都主 → 相馬

<警告>
前半18分 永井



横浜F・マリノス:Formation


          マルケス    大島

       山瀬            吉田

            河合  上野

     ドゥトラ   松田  中澤    栗原


              榎本


<得点>
なし

<交代>
後半26分 大島 → 久保
後半29分 吉田 → 田中隼磨
後半37分 栗原 → 坂田

<警告>
前半43分 マルケス



前半......


序盤から横浜が主導権を握る

今日のマリノスは・・・・・・固い

特にDFラインはイタリア並みに固さを求めた感じが見られます。

中盤も中のほうは亀のように甲羅をとして中央をやらせない決意が感じられました。

その分中央からの攻撃は皆無でしたが・・・・・・

河合・上野・松田・中澤のこのボックスは非常に強力で、ここに陣取るワシントンはさしずめ檻に閉じ込められた猛獣でした。

流石にワシントンといえどもこれは・・・・・・

何となく攻撃の型は作っているマリノス

サイドからの攻撃しか手が無いのでそこを重点的に攻めてはいましたが、中央を河合・上野が上がってくる気配も無いので、楽にレッズの鈴木・長谷部がヘルプにサイドに出っ張っていました。

マリノスとしては「ここ」

つまり長谷部・鈴木がサイドに引っ張られた空間を利用して中央を使い、サイドと中央の攻撃の的をレッズに絞らせない作戦だったのではないかと思われるのですが、河合・上野もポンテ・山田に引っ張られたりと、何だか攻撃に関しては上手くいっているようでその実、手詰まり感がプンプン匂っていました。

一方のレッズは

ワシントンが中々ボールを楽に貰える状態で無いだけに、中央からの攻撃は影を潜めていました。

中央のスペース自体がなかったですしね。

今日の浦和のストロングポイントになりえるのは永井のポジションでしょう

諸刃の剣にもなりますが、ここに山田でなく永井というところが最大のポイントでしょう。

しかしその永井がシックリなじんでいませんでした。

特に最初守備にばかり意識が行き過ぎていたのか、それがチーム全体に波及して、そこが穴だと味方にも相手にも認識させていました。

永井に守備は流石に求めません。

いくら器用な選手といっても攻撃こそ彼の最大の特徴でしょう。

守備を捨てるぐらいの大胆さがここでは欲しかったです。


32分〜

レッズのスローインから永井がマリノスのDFの裏へ抜けるパス

そのパスに反応したポンテがサイドを深く抉って中にラストパス

そこに走りこんだ山田がキッチリ押し込み、レッズの先制点を獲得!


あっさり・・・・・・

マリノスのホンの一瞬の(気持ちの)隙を突いた攻撃でした。

ゲームプランが大幅に狂ったマリノス。

数少ないチャンスを確実に得点に結びつけるレッズ。

優勝争いをしているチームとそうでないチーム

ハッキリとその影が浮き彫りになった瞬間かもしれません。



後半......


両者のカウンター返しの連続で全体が徐々に間延びしてきました。

この展開はレッズがもっとも得意とするところ

このままズルズルいくのかな・・・・・・

と、思ったら全体をゲーム開始当初のコンパクトな状態に修正してきたマリノス

ココでの修正はレッズの酸素を奪いました。

全体をコンパクトにマリノスが戻したので中のスペースが消えて、裏へ抜ける攻撃一本になったレッズ。

マリノスのラインディフェンスの巧みさと副審のジャッジに翻弄され、次第に頭に血が上りだしてきたワシントン。

ジャッジへの不満でゲームへの集中力を失ってきたワシントンは既にゲームから消えていました。

レフリーと張り合っても何も良い事は無い・・・・・・

この間マリノスが攻め手を見つけられれば良いのですが

残念ながら見つかりませんでした。


打つ手なしか・・・・・・


・・・・・・


ここで一気に手を打ってきたのはマリノス

ベンチに置いていた久保を投入します

最初のファーストタッチでレッズに戦慄が走ったはずです。

一見すると何気ないプレーですが、中央でビルドアップのボールをポストプレーでキープしてサイドに出しただけですが

ぴたっとピースが攻撃のピースがあった瞬間であります。

中央、もしくは前でキープできる人がいる

それも久保の得点感覚は誰もが知るところ

ワシントン並みに怖い存在の久保がこの時間帯で出てきた意味は非常に大きかったはずです。

さらに闘莉王の前へのオーバーラップを防ぐ効果もありました。

畳み掛けるように交代カードを切るマリノス

全体をコンパクトに保ったままゲームスピードを極限まで上げる

これはマリノスのペースでした。

攻めるに攻めれないレッズ。

普通ならこの程度のゲームスピードは浦和の得意とするところですが、ここまで崩れない(全体が間延びしない)状態は、逆にレッズの首を絞める展開になってしまいました。

この方法を思いついた水沼監督・・・・・・恐るべし!

ゲームスピードを殺してロースピードでレッズを沈めた大分のシャムスカ監督も衝撃的だったけど、それ以上にショッキングです


酸素を求めて裏へ抜けるパスを出すも中々抜けられず苦しいレッズ。

セカンドボールを尽く拾われ、中にポンポンロングボールを放り込まれ、手も足も出ない状態でしたが・・・・・・

一つ気になったのは、アーリークロスが多すぎる

中途半端な位置から焦って中に入れている印象が強いです。

もっとサイドを深く抉れば・・・・・・

今ひとつ決めきれないマリノス

レッズも手を拱いていた訳ではありません。

小野を投入してボールをキープできるポイントを作ります。

意識的にゲームスピードをコントロールできる存在がベンチにいる事の強味がココで出た気がします。

あのレッズがゲームスピードを落とすのか・・・・・・

少し余裕の出来たレッズ。

闘莉王が完全に守備に専念できる状態が出来上がったことも効いたのかもしれません。


長い長いロスタイムを経てようやくレッズが勝ち名乗りを得ました。


仕留め切れなかったマリノス

もし・・・・・・もう一枚・・・・・・ハーフナーがいたら

それほどまでにレッズを追い込みました

後半15分の猛攻は恐ろしかったです。


そんなマリノスを退けたレッズ

他会場でガンバ・川崎が相次いで破れるという波乱もあり、頭一つ抜け出した感じがあります。

悲願の優勝の文字がハッキリと見えてきました

最終戦を待たずに優勝を決まることが出来るのか

ガンバ・川崎の怒涛の追い上げがあるのか・・・・・・

昨年に続いて目が離せないJ

ワクワクしますね!
       

2006年11月04日

2006 ヤマザキナビスコカップ 《Final》 鹿島アントラーズ VS ジェフユナイテッド千葉

2006 11/3 国立競技場


10冠の懸かった鹿島か、ナビスコ杯連覇の千葉か

代表の支流か主流かの穿った観かたも出来る戦い

カップ戦だからこその戦いを見せて欲しいところです。



鹿島アントラーズ:Formation



           柳沢   アレックス

       深井             野沢

           青木     増田

     ファビオ             新井場

            岩政   大岩

              曽ヶ端   

<得点>
なし

<交代>
後半40分    深井 → 興梠
後半40分 アレックス → 田代
後半40分    大岩 → 本山

<警告>
前半11分 ファビオ
後半11分 新井場

※システムは4−4−2
※中盤もDFラインもほぼフラット
※アレックス → アレックス・ミネイロ
※ファビオ → ファビオ・サントス



ジェフユナイテッド千葉:Formation


            ハース     巻

                羽生
        山岸              水野

             佐藤    阿部
    
         水本     中島     斉藤


                岡本


<得点>
後半35分 水野
後半37分 阿部

<交代>
前半28分 ハース → 坂本
後半38分  羽生 → 工藤

<警告>
なし

※ハースが負傷交代後は、巻を1トップにシャドーに山岸&羽生を並べ、左サイドに坂本を置く布陣。
※DFは個々のマーク人を見つけると相手に合わせて頻繁にポジションチェンジ。その中でも中島はフリーに攻撃できる意思の統一が出来ている。



前半......


非常にアグレッシブな両者。

いきなりエンジン全開で飛ばしまくっている感じです。

ジェフがこれで来るのは予想できましたが、鹿島がこのペースに序盤から合わせてくるのは予想外でした。

鹿島の強味は相手のどんなペースに合わせてくる事が出来るところ。

非常に戦術の幅が広く個人にもそれが隅々まで行き届いていないと出来ないです。

鹿島のシステムは4−4−2のフラットで一見すると古臭い印象を与えますが、これは非常に強力な波状攻撃を生み出します。

中盤の両サイドのどちらかが一段上に上がり4−3−3を作ったり

両サイドが一気に一段上がり4−2−4

はたまた両サイドが全て一段ずつ上がって2−4−4を形成したりと

非常にアグレッシブな戦術でもあります。

Formationをみてもサイドにより攻撃的な選手が配置されていることが分かると思います。

これが二列目からもしくは三列目からの飛び出しを産み、相手に恐怖を与える波状攻撃を生むのです。

そして今日のジェフ相手により効果的なのは、サイドに強力なアタッカーを置くことで阿部もしくは佐藤をサイドに引っ張り出し、ジェフ自信の波状攻撃を防ぐ二重の策を引いていることです。

マンマークのジェフの裏を突く戦法ですね。

これをジェフも読んでいるのかインターセプトからのカウンターと豊富な運動量でこれを凌駕しようと試みます。

それをインターセプトからのカウンターで刀を返す鹿島という図式が前半40分過ぎまで続きました。

ここでジェフが意識的にペースダウンさせスローリズムを作ります。

先は長いですからね・・・・・・。


前半の戦いでは、両者五分の戦いです。

ジェフは前半早々にハースが負傷交代という痛い展開です。

前でタメを作るポストプレーヤーが居なくなった事が後半どう響くのか

まぁ 90分フルに動ける選手ではないので交代は予想済みだとは思いますが



後半......


主導権を握ったのは鹿島でした。

ジェフのパスを尽くインターセプト

セカンドボール(リバウンド)も鹿島に渡る運の良さ

トップでボールが収まりパスが繋がりだします。

ここまで条件が揃えばどう考えても先制点は時間の問題でした。

一方の千葉はガクッと運動量が落ち、パスが繋がらない、懸念のトップにボールが収まらず攻撃もままならない状態でした。

それでもカウンターを仕掛けるジェフ。

これがボディブローのように効いてきたのか鹿島の選手も足が止まるようになってきます。

それによって両者とも全体が間延びし、スペースが開きだします。

守備に戻ってくる選手もチラホラという感じです。

こうなると個々の選手の能力がモロに出る展開です。

決め切れなかった鹿島の攻撃が徐々に影を潜めます。

後半30分・・・・・・

ここで鹿島ベンチは交代選手を準備しますが投入を躊躇います。

もっと先・・・・・・延長が頭をかすめたのかもしれません。

一方の千葉は、GK岡本の好セーブが続きます。

私はこの岡本の好セーブが一つの波を作ったのではないかと思います。

リーグ戦では少し不安定な感じだったのですが、今日は非常に序盤は危ういながらも徐々に安定感を増し、後ろの不安を払拭する感じを選手に与えた気がします。

信頼を勝ち取った・・・・・・この言葉がシックリします。

1st・2ndGKが共に負傷で舞い込んだチャンス。

第三の男がやっとココに来て自信をつけた一瞬を見た気がします。


水野や阿部のカウンターが続きシュートで終わる場面が続きます。


後半35分〜

左サイド坂本から水野へのサイドチェンジを兼ねたパスが通ります。

そのボールを1トラップ後ボレーでミドルシュート

ついに鹿島のゴールネットが揺れます。

動揺を隠せない鹿島

その二分後・・・・・・

千葉のCKから阿部がヘッドで押し込みます。

あっけないほどの追加点で鹿島をどん底に突き落としました。

このあと交代メンバーを切るものの

時すでに遅し・・・・・・流れはすでに変わりませんでした。

もし交代カードを切るのが早かったら・・・・

全く別の展開になっていたかもしれません。

それほど微妙な展開だったと私は感じました。



ジェフは二連覇を果たし、MVPには水野が選ばれました。

両者共に将来有望な選手が揃っています。

ぜひともこの勝利&敗戦を糧に次のステップに上がって欲しいです。

  

2006年10月23日

Jリーグ 第28節 FC東京 VS ガンバ大阪

2006 10/22 味の素スタジアム


浦和との勝ち点差が6と開いているガンバ

一気に勝ち点差を詰めてプレッシャーを掛けたいところ

一方の東京は

気がついたら尻に火がついた状態に

チーム状況は最悪

下手をしたら降格も・・・・・・



FC東京:Formation


             平山


     戸田     ルーカス     石川


         今野      梶山

     藤山    茂庭  伊野波   徳永


             土肥


<得点>
後半32分 今野
後半36分 鈴木規郎
後半39分 石川

<交代>
後半09分 平山 → 馬場
後半19分 戸田 → 鈴木規郎
後半31分 梶山 → 宮沢

<警告>
前半44分 戸田
後半07分 梶山


※平山の1トップの背後に三人が並列して並んでいる状態



ガンバ大阪:Formation


          播戸    マグノ

             二川
     家長               加地

          橋本    明神

        山口   宮本   シジクレイ


             藤ヶ谷


<得点>
前半11分 播戸
前半24分 マグノ・アウベス

<交代>
後半26分 播戸 → 前田
後半42分 宮本 → 中山

<警告>
前半04分 二川
前半42分 家長
後半21分 橋本



前半......


積極的に前からプレスを仕掛けるFC東京

しかしボールが取れません。

前からプレスを仕掛け、相手にロングボールを入れさせるまでは良いのですが、その後が駄目です。

ロングボールにシッカリと体を入れる、または、網をキッチリしかけてリバウンドを取ればいいのですが、その辺の決まり事が曖昧で、ガンバに尽く拾われていました。

ガンバが凄く難しいことをしている訳でもなく、凄くシンプルに試合を進めているのに比べ、東京は逆に難しくサッカーをしているように感じました。

それぞれの選手の思惑がピッチに渦巻き、この時期に至ってもチームの意思が纏まっていません。

少しガンバペースから流れが変わったのはセットプレーからです。

まぁ 一応高さが武器な人がいますしね(苦笑)

特に点が入りそうな雰囲気ではありませんでした。

そうこうしている内に、播戸の華麗なるトラップからのシュートでガンバが先制。

完全にガンバの中心となった播戸

色んな経験がその才能と上手く開花した気がします。

大器晩成タイプなのかな

確実にゴールを決めれるかどうかが上位と下位の決定的な差

その後も播戸とマグノとの連携で東京を脅かします。


一方の平山・・・・・・


よくこれを採る気になったなぁ〜と東京に疑問符

正直、全然変わっていないですし、怖さも無い。

時たまセットプレーで高さに気を付けるだけで、私としてはその他はほっといても良い気がします。

中盤でボールを持ちに行っても、密着してると確実にファールをするので、その辺も全く進歩がありません(苦笑)

動き出しの遅さは、イラッとするぐらい遅いです(笑)

パスを貰う前の動作さが遅いし、シャドーとしての動きも駄目駄目です。

例を挙げると

状況は3対2(ガンバは最終ラインの三人と東京は平山&石川)

石川がドリブルで中に切れ込んでパス&シュート&ドリブルと絶好の位置

ガンバは最終ラインが中に絞って突破を許さない形(ゴール方向に走る)

ココでの平山の選択肢は

石川のワンツーを意識して待つ

真ん中の宮本とのミスマッチを狙う(その後シュート&パス)

石川の突破をアシストする為、DFを引き付ける

多分、これ以上に選択肢はあると思いますが、とりあえず並べて見ました。

平山の選択肢は・・・・・・

一番遠いシジクレイの外に流れていきました・・・・・・


えぇ・・・・・・結局石川は捕まりました。

宮本&シジクレイが引っ張られると考えたのかもしれませんが、微動だにしませんでしたし、完全に存在を無視された形は笑えました。

確かに平山より石川のほうがよっぽど怖い

乗せると怖いのは石川ですしね。

宮本をブロックに行って山口との一対一を作らせる選択肢はやっぱり無かったか・・・・・・

ここ最近に日本代表の大型FWの傾向は

戦う姿勢を見せない選手を採用しない傾向にあります。

味方のために戦わない&走らない選手を採っていません。

多分、巻&我那覇なら逃げないで突っ込んで、味方のスペースを作っていたでしょう。

まぁ 平山だし・・・・・・


キレキレの石川もそのスピードをこのチームで活かしきれているかは疑問

一番象徴的だったのは

トップスピードでサイドを駆け上がり、中にクロスを上げるも、中に詰めていたのが逆サイドに居たはずの戸田だけ

平山でもルーカスでも梶山でも今野でも無かったです。

もうガッカリとしか言えません。

せっかくの才能も50%も生かされていない気がします。

時折見せる攻撃も才能だけが頼りとは・・・・・・

稚拙な攻撃を見せる東京

大人と子供の試合になりつつありました。



後半......


後半早々に交代させられた平山

何だか急に動きが良くなった東京(笑)

徐々にガンバを押し込む始末

一方のガンバも止めをさす為に再三のカウンターからのチャンスも活かしきれず

播戸も交代でピッチを去り

このままガンバが勝つのかなと誰もが思ったはず

播戸交代後も割りとチャンスはあったものの、徐々に前線から綻びが見え始めてきました。

マグノと前田の動きがかみ合わず、攻撃が単調になってきました

前田に播戸ほどの怖さも見られず、東京の守備陣を安心させる結果に


何だかいや〜〜な感じです。


そんな中で生まれた東京のゴールは偶然です

セットプレーの流れから前にいた今野

シジクレイと藤ヶ谷との連携ミスで生まれたゴールです。

それ以下でもそれ以上でもありません。

ここから怒涛のゴールラッシュで逆転しますが、特に東京を褒めるつもりはありません。

むしろこの今野のゴールに至るまでの稚拙さのほうが大いに問題です

逆転だけに目を向けてよかったでは済まされない気がします。

これだけの青田買いを繰り返して、この程度というのが問題でしょう。

チームの補強の仕方も、その時々の良い選手を集めるだけで、上手く行かなかったら捨てるような育成方法は、どうにかならないものでしょうか?

また、協会との癒着? 代表とクラブとの掛け持ちもハッキリさせて欲しいところです。

代表コーチ兼FC東京所属が異様に目に付きます。

ここら辺も青田買いの温床になっているのではないでしょうか?

こんなどっちつかずの試合も運営も改善を見ることが出来るのか疑問です。


試合のほうはガンバにも大いに問題がありますけどね・・・・・・。    

平山に関して言えば、


無いです


これをU21に呼んだ反町監督の目を疑います

まさかスタメンで使う何て愚行は無いと思いますが・・・・・・

まさかね〜(苦笑)

2006年08月31日

Jリーグ 第21節 大分トリニータ vs 浦和レッドダイヤモンズ

2006 8/30 九州石油ドーム

選手個人から言えばアジア杯中東遠征を控え、最後のアピールの場となりました。

チームとしてもレッズは優勝を狙うだけに勝ちに拘りたいところで、また大分は上位進出の足がかりにしたいところです。



大分トリニータ:Formation


        高松
              松橋
        梅崎
    根本            高橋

      エジミウソン  トゥーリオ 

      上本   三木   深谷

           西川


※高松の後ろのスペースを梅崎、松橋の後ろをトゥーリオが使う形。
基本は3-4-1-2です。

<得点>
前半09分 高松
後半14分 高橋

<交代>
後半30分 梅崎 → 西山
後半34分 高松 → ラファエル
後半41分 松橋 → 山崎

<警告>
後半06分 トゥーリオ
後半08分 三木
後半17分 エジミウソン
後半42分 トゥーリオ(二枚目退場)



浦和レッドダイヤモンズ:Formation


         ワシントン   達也

              小野
      三都主            平川

          長谷部    鈴木

        坪井   闘莉王   堀之内

             
              山岸


<得点>
後半31分 ワシントン

<交代>
後半00分 三都主 → 相馬
後半27分  鈴木 → 永井
後半33分  平川 → 岡野

<警告>
前半33分 鈴木
後半24分 小野


前半......

気温・湿度共に高い

ドームの屋根を締め切って蒸し風呂状態

体力の消耗の激しさが勝負を分けそうな感じです。

序盤は中盤での潰しあいで拮抗していました。

両者共にこの試合は中盤、特に《ボランチ》が鍵になると思われます。

ブラジルのボランチなのか、日本型のボランチなのかその違いが試されます。  

そんな中で生まれた先制点はゴールは泥臭くともその過程は美しかったです

大分PA内でボールを奪取し、そこから素早くカウンターに移ります。

カウンターを仕掛けたときは、両者共に同数でした。

中盤からサイド(松橋)にボールが出て、そこで一対一の場面を作り、シッカリそこで勝負を挑み、サイドを深く抉って中にボールを入れて、中に詰めかけた高松が泥臭くゴールを決めました。このPA内にしっかり大分のトゥーリオが走りこんで混戦を引き起こしていました。

レッズPA内の人数は得点を決めたときは、むしろ大分のほうが多かった感じがします。

全員の攻撃の意識の統一がなされている事、一対一の場面で逃げない、勝負に勝つ、きっちり走りきる、全てが浦和を上回った大分の得点でした。

レッズの弱点を巧みに突いてくる大分。

浦和の攻撃の初速でスピードを殺すことに非常に重きを置いていることが分かります。

大分の攻撃が浦和に防がれた瞬間に、前線からプレスを初め、最初のスピードにのったカウンターを防ぎます。それがレッズ全体のリズムを狂わせていることは言うまでもありません。

一年前は、相手のスピードを殺すだけで精一杯だった大分。

それから一年で、自分達のスピードは生かしたまま、相手のスピードだけを殺すこの試みは、確かにJ上位に位置するだけの事はあるかも知れません。

レッズもそれだけ(スピード、カウンター)ではないのですが、その他(サイドの展開・遅攻での中央突破)が駄目なだけに手の打ちようがないのが前半の全てです。      


後半......


前半からですが、ワシントン&小野にはマントゥーマンで守備が付いています。特に小野にはエジミウソンがキッチリ付いているので、ほぼ何も出来ませんでした。

最初にも述べたように、気温・湿度共に高いです。

この時点で 気温27.7℃ 湿度90.0%と異常に高いです。

よくよく考えればサウジアラビアの遠征を控える選手にとっては良い予行練習になったのかもしれませんね。

ちょっとレッズの攻撃が前半終わりから目立ってきました。

大分が勝ち越している状況にちょっと慎重になっている節が見られます。

特にボールへのリアクションが消極的になって、ずるずると全体が下がってしまいます。

それに漬け込んでレッズの攻めが見られるのですが・・・・・・

これはもしかしたら大分にとっては予想済みの展開だったのかもしれません

レッズのスピードに乗った攻撃よりも、この遅功を我慢強く防ぐほうが確立が高いと判断してのことかも知れません。

その証拠に両サイドを突破されることはありませんでした

前後半を通じて勝負を仕掛けても尽く止められ、縦に突破できない状況でした。

後半14分に大分が中央を突破して追加点を挙げます。

この得点前に中盤で鈴木が倒されたものの、大分が試合を(フェアプレーで)止めなかったことに、ブッフバルト監督はお怒りのようです。

全体試合の流れからしても、ホームアドバンテージは大分に多分にあるようにも感じましたが、特に目に余るようなものはなかったと思います。

フェアプレーであの時の得点がなかったとしても、レッズが勝てたかどうかは非常に微妙なところです。

攻撃はワシントン頼みで、そのほかの可能性は皆無でした。

そのワシントンも一点を返すのが限界でした。

得点のチャンスは、むしろ前がかりになって隙の出来まくったレッズを突く大分のほうが断然多かったです。

終盤ゴリ押しで得点を狙うレッズでしたが、その過程でのサイドの突破が全く出来ないのでは、良いクロスも挙げられずで、良い所はありませんでした

退場者が出た大分でしたが、きっちり守って価値ある一勝を得ました。


この日誰よりも切れていたのは、大分の松橋と梅崎でした。

この悪条件(気温・湿度)の中、きっちり動いてレッズを混乱させた功績は計り知れないものがあります。

一方のレッズは、全体をみれば大分の術中にまんまと嵌ってしまった印象が拭えません。

個人を見ても、とても調子が良いとは言えません。

特に田中達也は、試合に出ていたことすら忘れるほど存在感0でした。

ボランチの二人も、完全に大分のエジミウソン&トゥーリオにお株を奪われて、稚拙さだけが際立つ結果となりました。

両サイドに至っては、死滅でかける言葉も見つかりません(苦笑)

若手の成長がそのまま+αとなって結果の出ている大分

これからも楽しみです。




懸念の小野ですが、完全にココロとカラダが別ですね。

完全に死に体のように感じてなりません。

このままだと最悪フェードアウトで過去の人になってしまうのが怖いです。

早急な手当てをしないと、優秀な人材をこのまま見捨ててしまうことになるかもしれません。レッズ関係者に強く早急な処置を望みます

2006年08月28日

Jリーグ 第20節 名古屋グランパスエイト VS ガンバ大阪

2006 8/27 瑞穂陸上競技場



ちょっと敬遠気味の名古屋でしたが、ここ最近のチーム状態の良さと、ヨンセン&中村直志&本田圭祐見たさに釣られて、初の観戦です。


何だかんだで首位争いを続けているガンバ。

今日の対戦で名古屋がどれほどの力があるのか分かるので楽しみです。



名古屋グランパスエイト:Formation


              ヨンセン

      津田                杉本

          藤田        中村

               山口
      本田               
                        大森
            古賀    スピラール


               楢崎


<得点>
前半13分 藤田(PK)
前半26分 中村
前半34分 本田

<交代>
後半19分 津田 → 増川
後半26分 藤田 → 渡邊
後半43分 杉本 → 橋本

<警告>
後半12分 古賀

※システムの基本は4-3-3だと思われます。守備時に4-5-1っぽくなりますが、ヨンセンも積極的に守備に参加するので特に意識するほどのものではないかもしれません。



ガンバ大阪:Formation


マグノアウベス   播戸

                 二川
        前田                 加地

             遠藤      明神

           山口    宮本    シジクレイ


                 藤ヶ谷

<得点>
前半32分 播戸
後半13分 遠藤(PK)
後半43分 中山

<交代>
前半03分 山口 → 青木
後半00分 青木 → フェルナンジーニョ
後半30分 前田 → 中山

<警告>
前半12分 青木
後半03分 明神




前半......

ガンバ守備の要・山口が試合が始まっていきなりの怪我での離脱。

不測の事態に動揺が見られるガンバ守備陣。

急遽青木が投入されるも不安は否めません。


規律が行き届いているのが目に見えてわかる名古屋

チームの柱として向かえたヨンセンが、このチームに与えた自信は何物にも代え難いものでしょう。チームとしての方向性が定まっているとここまで強くなれるものなのでしょうか。

前半12分 ヨンセンがヘッドでボールを落としたところに藤田が飛び込み、たまらず止めに掛かった途中投入の青木。運悪くPKの判定はどうしようもなかったかもしれません。

飛び込んだ藤田が老練だったのか、そこにボールを落としたヨンセンがクレバーだったのか、山口と青木の経験の差はちょっと埋めがたいものがありますしね。

きっちりPKを決めて、名古屋が先制。

攻撃の型を作っているのは名古屋です。

ガンバはサイドの攻防で一歩出遅れている印象が拭えません。

ガンバは中央を有効に使う為にもデコイとしてのサイドからの展開が外せません。良くも悪くもドリブルキープが出来ないと攻撃のリズムが生まれないガンバ・・・・・・フェルナンジーニョが居ないだけに、数的有利な状態でドリブルキープできるサイドの攻防は今のガンバの生命線かもしれません。

一方の名古屋、ガンバとのサイドの攻防で一歩先を行っています。

特に右ウィングの杉本の速さは目を見張るものがあります。

ドリブルのキレも中々のもので、宮本をワンフェイントで抜き去った場面は背筋が震えるほど素晴らしいものでした。

対照的に左ウィングの津田がちょっと役不足な気がします。
ここに現在怪我で離脱している玉田が入れば、ちょっとこの両サイドの突破は一筋縄では止められないような気がします。

守備に目を移すと、全員誰もサボることなくプレスの意識の統一が出来ています。そこからの攻撃の仕掛けも速く、全てがパーフェクトでした。

特に中盤の献身的な動きが、チーム全体に波及していることが見て取れます。とにかく中央が固いです。あのガンバが中央からの突破で攻撃の機会が全く作れなかったことから見ても、尋常じゃない固さです。

中盤の守備意識の高さから、相手(遠藤)の隙を突いて中村直志がボールを奪ってそのままドリブルからシュートに持ち込み、追加点を得ました。

奪った相手が遠藤だったことにも驚きましたが、きっちりカウンターからゴールに結び付けられるその決定力にも驚きました。

ガンバは見る限り、全てがバラバラです

攻守において次の動き出しが一歩遅いです。特に周りの選手(ボールを持った選手の周り)の動き出しと、次の行動の予測の遅さが名古屋に比べて格段に遅いです。単体でバラバラに動いているのが前半の全てです。

名古屋の隙を突いて、二川のクロスを播戸が難しい体制ながらゴールに結びつけましたが、名古屋の本田が素晴らしいFKを見せ、再びガンバを突き放しました。



後半......


痺れを切らしたガンバはフェルナンジーニョを投入します。

怪我明けからの投入にどれほどの効果があるかは未知数ですが、バックラインから一枚下げての投入は、チーム全体に攻めの意識を改めて思い起こさせる起用だったと思います。

それでも中央を崩せないガンバ

ちょっと気になったのは、ガクッと運動量が落ちた名古屋でした。

全体的に引き気味になって、攻撃に移るときワンテンポずつ遅くなって行きます。仕舞いには中盤以下から攻撃に走る選手さえ居なくなってしまいました。

攻撃もワンパターンになってしまいます。

ガンバが高い守備ラインを敷くので、その裏を狙ってスルーパスやロングボールが多くなり、攻撃が単発になってしまいました。攻撃の怖さを失った名古屋はジリジリト下がるしかありませんでした。

前半のようにパスで繋いで、サイドを突くことが一番ガンバにとって怖いことだと思うのですが、それをさせなかったガンバの経験が勝っていたのでしょう。

ガンバは真ん中を囮にサイドの展開で状況を打開しようと試みます。

サイド&中央と攻撃の的を絞らせないで、したたかに名古屋中央の守備網を一枚一枚剥がしている努力が窺えます。

PKでガンバが一点差に追いついてからは、よりこの攻撃が顕著になってきました。

ガンバは中山投入でより形振り構わない様相を呈してきます。

ある意味この執念が生んだ同点弾は、この試合唯一名古屋の守備陣を崩しきっての得点でした。

ガンバと名古屋のこの試合に賭ける執念の差が勝負を分けた気がします。

優勝争いに加わっているか否かも・・・・・・。



名古屋を観戦して・・・・・・

前半の戦いを見る限りでは、今年Jで最高の戦いを見せてもらいました。

失点が3と最終的に同点に追いつかれたものの、決定的に崩されたのは一回のみ、それも超ゴリ押しで、そこまでガンバを追い込んだことが凄い気がします。最初から最後まで中央をガンバ相手に崩されなかったチームは、この名古屋以外に見たことがありません。

それにしても今の今まで、この順位に甘んじていたのが不思議でなりません。ヨンセンを見る限り、特に突出して凄いと言う事はないのですが攻守に体を張ったプレーには眼を見張るものがあります。自分の役割をキッチリ分かっているクレバーな選手です。

前後半通じての体力が揃えば、このチームは必ず優勝争いに食い込むチームになるでしょう。後半、杉本&本田辺りの体力が落ちたのは、ちょっと残念な気がします。

杉本を見るだけでも今日の試合は大いに価値がありました(満足)

中村はもっと体力と自信が付けば、大化けする可能性が大です。

本田は、ちょっと我慢の時かもしれません。攻撃に関しては、ミドルレンジからのシュート&テクニックと申し分ありません。今求められているのは+αの守備の安定感かもしれません。その恵まれたボディーバランスを攻撃だけの物しておくのは非常に惜しい気がします。一歩高みに昇る為にも我慢の時です。


一方のガンバ・・・・・・

ある意味めちゃくちゃな戦法で同点に追いついたその執念は、流石といえますが、この戦法が上位に通じるかはちょっと疑問が残ります。

中盤の底の橋本と左サイドの家永の復帰が全ての鍵を握っています。

昨年に比べれば、全体の戦術も格段に向上しているだけに、ピースがいつ揃うのかが鍵だと思われます。



それにしても名古屋の中央(中盤)は固かった・・・・・・(汗)  

2006年08月21日

Jリーグ 第18節 ジェフユナイテッド市原・千葉 VS FC東京

2006 8/20 フクダ電子アリーナ


Jリーグも後半戦に突入しました。

FC東京は序盤戦の不振からか監督交代でこの試合に望みます。

地力を見れば、もっと上位に食い込んでもおかしくない人材を揃えているだけに、この順位は不満だらけでしょう。

一方のジェフは、監督流失という憂き目に会いながらも、割と安定した(勝ち負けだけを見た所では)戦いが見れます。徹底された戦術と指導方針のブレが余りないことがこの戦績に繋がっているのかもしれません。


ジェフユナイテッド市原・千葉:Formation


          ハース    巻 

              羽生
      山岸              坂本
          クルプ    勇人

         阿部  ストヤノフ  水本


              立石

<得点>
前半05分 阿部勇樹
前半07分 坂本
後半39分 羽生

<交代>
前半39分 勇人 → 中島
後半18分 クルプニコビッチ → 水野
後半29分 ハース → 楽山

<警告>
前半09分 クルプニコビッチ
前半36分 ハース
後半07分 坂本
後半08分 中島


FC東京:Formation

ルーカス    赤嶺

     川口              石川

         梶山      浅利

     藤山              徳永

         茂庭      ジャーン


             土肥


<得点>
前半16分 ルーカス
後半17分 赤嶺
後半30分 石川
後半44分 阿部吉朗

<交代>
後半27分 川口 → 阿部吉朗
後半34分 赤嶺 → 小澤
後半40分 小澤 → 馬場

<警告>
前半27分 藤山
前半34分 川口
前半43分 石川
後半03分 浅利
後半42分 馬場



前半......


FC東京の横パスをカットしてからのカウンターが速いジェフ

ジェフの速さについていけない東京という図式でした。

先制点も横パスカットのカウンターからCKを得てそこからの得点でした。

追加点もカウンターからループシュートで坂本が押し込みました。

左右にボールを振られ、ポジションチェンジするジェフ選手を捕まえられず走り負けた印象が濃いFC東京。

混乱していることが手に取るように分かりました。

リスクの賭け方の上手さが際立つジェフ

リスクを犯してピンチを招いてもそれをカバーするだけの走力・体力はジャフのほうが上のような気もしました。

何故にFC東京がイマイチなのか?

ボールを持った後の行動の遅さが原因でしょう

持った本人のパス出しの遅さドリブルに持ち込むまでの遅さ周りのフリーランに至るまでの遅さ等々、ジェフとはそのロッジクの遅さの差が全てを決めている気がします

これは長年積み重ねた、ジェフならではの練習による差、オシムの提唱したサッカーの賜物だと思われます。

それでも徐々にリズムを取り戻してきた東京。

いつの間にか防戦一方になるジェフ。

ゴール前に釘付けになり身動きが出来ない状態で、ルーカスが一点を返します。

走力が関係なく、止まった状態での地力の差が諸に出た瞬間だった気がします。

息を吹き返した東京は、シッカリ守ってカウンターを仕掛けます。

プレスもボールを奪取する場面が頻繁に目立ってきて、FC東京が序盤の混乱から落ち着きを取り戻してきたと表現できるほどの戦いぶりでした。

ジェフのポジションチェンジにシッカリ対応し、守備の受け渡しが上手く行きだした事も上記の一つの要因かもしれません。

ぱったりと勢いを失ったジェフ。

ちょっとここ最近気になるのは巻

どうもポストプレーでの荒さだけが目立つような気がします。

そこまで技術を期待するような選手でもないし、我武者羅が取り柄の選手だとは思いますが、ちょっと雑な感じを受けます。

同じポジションでハースのポストプレーの素晴らしさが、より際立っているだけに余計に荒く見えるのかな?

一度代表から離れて、ジェフで一から出直すのもありなのかな・・・・・・

オシムがどう考えているのか、ちょっと気になるところではあります。


後半......


ファウル・イエローが多いな〜

特にジェフのイエローは、相手に付いていけず、後ろからのバックチャージがその殆どを占めている気がします。

このファウルの多さは、FC東京の動きの質とパスの質で徐々にジェフを上回ってきた証拠でもあります。

石川がここまでそれほど本調子でないように見受けられます。

パスの精度・ドリブルスピード・シュート精度、どれも絶好調には程遠い気がします。もっとも代表に入って欲しい人材だけに、90分走りきる体力を備えて代表に戻ってきて欲しいところです。

何だかドサクサ?の間際に東京が同点に追いつきました。

ジェフの運動量が目に見えて落ちてきている中、石川の勝ち越し弾。

何だかな〜(苦笑)

この後の展開は、羽生が再び追いつく同点弾を決めたかと思えば、ロスタイムにFC東京の勝ち越し弾が出る、シーソーゲームでした。

両者共に安定感がありません。

ここ最近のジェフは守備が崩れて失点の多さが目立ちます。

その分得点を決めて勝負には勝っていますが、昨年のような安定感は見当たりません。どうも守備ラインの安定感がその大きな要因ではないかと思うのですが・・・・・・

A3でも失点の方が際立っていました。

クルプニコビッチが思いのほか微妙な気がしてなりません。阿部を下げるほど動けているのかも疑問ですし、阿部自身も一つ前での守備のほうが生きる気がします。もうちょっと阿部に守備能力を付けさせたいという意図が見え隠れすることもあるのですが・・・・・・。


一方の東京は

どうしても全体を通しての安定感がありません。

チーム全体がバラバラな印象がありますし、走る選手と走らない選手の溝が大きい気もします。

それと上位食いの印象が薄いのも、チームが中々優勝戦線に絡めない要因なのかもしれません。どうしても本格派と対戦するとチーム自体のコンセプトの薄さ・小ささが目立ってしまい、競り負ける&大敗の印象が拭えません。

主要なポジションに各年代のユース代表の経験者を揃えるなど、青田買いの印象ばかりが目立つFC東京

そろそろ爆発しないと、中堅どころで安定してしまうのではないかと危惧しております。

2006年07月20日

Jリーグ 第13節 ジェフユナイテッド市原・千葉 VS ガンバ大阪

2006 7/19 千葉県/フクダ電子アリーナ


本格的に後半戦が再開したJリーグ。

W杯後という事もあって、観客のサッカーを見る目も厳しくなるのではないかと思われます。

特にジェフは、W杯後の日本代表監督騒動に巻き込まれ、散々振り回された挙句の果てに、監督交代を強要されるような形になってしまいました。

協会トップの失言から始まったこの騒動は、一応の決着を見つけましたが、ジェフがどこまでその影響を消せるかは、全くの未知数です。



ジェフユナイテッド市原・千葉:Formation


            ハース   巻

          
       坂本              山岸
           羽生 クルプニコビッチ

               佐藤

        斉藤   ストヤノフ   阿部


               立石

<得点>
前半21分 ハース

<交代>
後半33分 クルプニコビッチ → 工藤
後半36分      ハース → 水野 
後半38分       坂本 → 要田

<警告>
後半21分 阿部
後半32分 佐藤

※システムは3−1−4−2と言ったところです。



ガンバ大阪:Formation


                中山

           フェルナンジーニョ 二川

      家長                  加地
            遠藤      橋本 

          山口    宮本   シジクレイ


                藤ヶ谷


<得点>
前半34分 中山
後半36分 播戸

<交代>
前半31分     シジクレイ → 播戸
後半27分        中山 → 前田
後半33分 フェルナンジーニョ → 寺田

<警告>
なし




前半......


ジェフのFormationを見て???

3バックと4バック、1トップと2トップの違いはあるにせよ、ドイツW杯でイングランドが良く見せたアンカー(錨)を使う布陣に似ています。

アンカーの位置に佐藤・・・・・・確かに彼の運動量は目を見張るものがありますが、彼の最大の魅力はゴール前にも顔を出す意外性のある動きだと認識しています。その特徴を削ってまで守備に専念させることに、どれほどの効果があるのか期待したいところです。

また、阿部がDFラインに入っているのにも驚きました。

この試合だけの特別な形なのか、これからも続く布陣なのか・・・・・・

クルプニコビッチを使いたいが為の苦渋のFormationに見えてしまいます。

一方のガンバは、怪我で出場できないマグノアウベスに代わり中山を1トップに据える形です。

不測の事態を視野に入れて補強した中山がここで生きてきました。

試合に目を移すと、中盤の攻防でどちらが中盤を制すのかがポイントになってきました。

素の実力ではガンバのほうに分があるかと思いますが、質を豊富な運動量でカバーするジェフの攻防が続きます。

ガンバは全体をコンパクトにするためにアグレッシブにDFラインを押し上げています。この策は序盤は効き目があったのですが、徐々にジェフの豊富な運動量をガンバの中盤が支えきれなくなり、ダムが決壊するかのようにDFラインは押し戻されてしまいました。

ガンバをここまで押し込めた要因は、リスクマネージメント能力がどれほどチームに備わっているかの違いだと思われます。

単体の攻撃力では、どうしてもガンバの攻撃から比べると見劣りしがちなジャフですが、リスクを賭ける事によって、攻撃の人数を一時的に増やしガンバを押し込めていた事は事実です。DFラインに阿部が一人の状況もあるほど、攻撃を仕掛ける時のチームとしての意思統一がシッカリ成されている事が見て取れます。

自分より同等、或は上の相手と戦うときに、リスクを恐れていては何も出来ません。

攻撃するということはリスクを賭けるということであり、サッカーの醍醐味はリスクを掛けて攻撃した得点にこそ面白みがあると思います。

リスクを恐れないとは、固定観念を打破する攻撃方法にも表れているのではないでしょうか。

サッカーにリスクは付き物、ならばどうそのリスクと付き合うのかが問題なのかもしれません。

ジェフの連動した動きと、豊富な運動量、後ろから果敢に上がってくる選手を捕まえることが出来ない状況に、プレッシングが後手後手になったガンバは、宮本からのパスをカットされ、そこから低いクロスを入れられてジェフに先制点を謙譲しました。

ジェフ・坂本の積極的に前からの守備が生きての先制点でした。

今日のジェフはトップのハースのポストプレーがとても素晴らしく、彼のところでボールが確実に納まるので、安心して後ろからの押上が実行できる状態でした。

ガンバも別段調子が悪いわけではありません。

左の家長は良い動きを見せてくれていますし、ガンバのストロングポイントである事は確かな事実です。

加地も再三に渡って精度の高いボールを入れているだけに、中の運動量の少なさは痛いところでした。

と、ここでガンバにスクランブルが発生

DFラインの要・シジクレイが負傷交代しました。

この交代は予想外以上のダメージがあると思われました・・・・・・

この交代で混乱したのはジェフでした。

シジクレイに代わって播戸が入ることによって、守備の混乱が起きました。

ジェフはJでも珍しいマンツーマンを布いているだけに、誰がマークに付くのかで守備が麻痺状態に陥りました。

緊急事態に対応できない脆さを露呈してしまったジェフは、この隙に乗じて動き回るフェルナンジーニョに振り回されて、より混乱を深めていきます。


この混乱を利用してガンバが同点ゴールをもぎ取る結果になります。


ガンバが今年から取り組んできた4バックの形が、この非常事態の中でも冷静に動けた要因ではないでしょうか?

一方のジェフは、今までとは違ったシステム(Formation)で挑んだ為に生まれた混乱だと思われます。

この程度の交代で混乱するところを見ると、このジェフのシステムが如何に急造の物であるかが分かります。

アンカーの佐藤が全く試合に登場しないことからも分かる気がします。


後半......


さすがにハーフタイムで落ち着きを取り戻したジェフ。

フェルナンジーニョの動きを止めさえすれば、単発の攻撃しか出来ない今のガンバはそれほど怖くはなかったはずですが・・・・・・

先に動いたのはガンバの西野監督でした。

後半27分過ぎに中山に代えて前田をガンバは投入します。

4−4−2(ボックス)だった布陣を、播戸を1トップに据えてその下に三人を並べるシステムに、意図的に代えてきました。

フェルナンジーニョも下げて、より相手のマークを混乱させる戦法が功を奏し、ガンバがついに追加点を手に入れました。

またも相手のシステム変更によって生じたマークのずれを突かれたジェフは、前半の善戦むなしく敗れました。

システムの習熟度しかり、臨機応変さなど、試合の状況によってつぶさにチームに指示を与えることの出来る監督の差なのか・・・・・・

まだまだ指揮を執って日の浅いアマル新監督にとっては、酷な試練だったのか。

今日の試合は、監督のチームへの熟練度(浸透度)が如実に出てしまいました。

ジェフの問題点は、システムを早急にチームにフィットさせる事とマークの受け渡し、及び試合中のマークの変更を即座に対応させる事でしょう。

相手のシステム変更で混乱した事は、かならず今日以降相手も突いてくる筈です。どこまで対応できるのやら・・・・・・(汗)


ガンバは、フェルナンジーニョ便りの攻撃をどこまで払拭できるのかが焦点かもしれません。彼一人の調子の良さに左右されるようでは、この先の戦いは苦しいでしょう。

4バックになった時の家長の使い方も少し考えなければならないでしょう。

シジクレイがベンチに下がって以降、全くといっていいほど存在感がなくなったのは考え物です。


2006年06月05日

国際親善試合 オランダ vs オーストラリア

6月4日 オランダ・ロッテルダム


フェイエノールトの本拠地で開催されたオランダの壮行試合。

オーストラリアの監督が、オランダ人であるヒディンクということもあってのマッチアップなのかもしれません。


オランダ:Formation


          ファン・ニステルローイ

    ロッペン            ファン・ペルシー


        コク       ファン・ボメル

            スナイデル

 ファン・ブロンクホルスト        クロカンプ

       マタイセン     オーイヤー 


          ファン・デル・サール


<得点>
前半9分 ファン・ニステルローイ

<交代>
前半37分           コク → マドゥロ
後半00分        クロカンプ → ハイティンガ
後半05分        スナイデル → ランザート
後半19分 ファン・ブロンクホルスト → カイト



オーストラリア:Formation


             ビドゥカ
    ブレッシアーノ        ステリョフスキー

             
             カリーナ

        グレラ        ウィルクシャー

  チィッパーフィール            エマートン

           ニール  ムーア


            シュワルツァー                

<得点>
後半09分 カーヒル

<交代>
後半06分 ステリョフスキー → カーヒル
後半20分     ビドゥカ → アロイジ
後半22分  ブレッシアーノ → トンプソン

<警告>
後半13分 ウィルクシャー
後半16分 ウィルクシャー(退場)
後半33分 グレラ


前半

オランダは4ー3ー3、オーストラリアも4ー3ー3の布陣ですが、両ウィングの力関係からかオーストラリアは下がることを余儀なくされ、実質ビドゥカの1トップ状態でした。

ここからはオーストラリア中心に見ていきたいと思います。

オーストラリアの攻撃はビドゥカにボールを入れてそこからの展開に終始していました。ビドゥカにボールが収まれば無類の強さを発揮するものの、ボールが収まりきれないと、攻撃自体は迫力を欠くものばかりでした。

両ウィングの突破も縦方向に突出したものが殆どで、そこから迫力ある攻撃は殆ど見れませんでした。オランダの両ウィング(特にロッペン)と比べると味気ないものでした。

オランダとの対比で霞んで見えるのかもしれませんが、それを差し引いても縦に猪突する攻撃しか見当たらず、そこを防げれば、サイド攻撃はほぼ半減するはずです。

ビドゥカにボールが収まると話は別でサイドの攻撃が活性化され、両サイドのSBまでもが積極的に攻撃参加するほど怒涛の攻撃を見せます。

守備に目を移せば、前線から積極的なプレスを仕掛け、パスの出所を限定させる動きに終始していました。特に相手DFにプレッシャーをかけパスの出し所を限定させ、横パスやミスパスを誘い、そこからのカウンターを積極的に狙っていました。

如何せん、オランダのDFの足元はそれほどでビクつくほどのレベルでは無いので難なく交わされていましたが、それでも2,3回ほど危ない場面がありました。

これを日本に当て当てはめてみると、DFの足元の技術に多少不安が残ります。プレッシャーを受けると途端に慌てふためく場面がこれまでもありました。正確なワンタッチでのパス交換が危機を未然に防ぐ鍵だと考えられます。

前線の守備は恐怖に感じるのですが、中盤以降の守備には穴が目立ちました。特に中盤では、選手間の距離が等間隔にまとめられ、そこをオランダが難なくパスを通していました。これを修正するのに長くかかりました。またプレスのかけ具合もバラバラで前線とは違って、統率の取れたものではなく個人の能力に過分に頼っている節があります。

またCBの二人(ニールとムーア)の守備能力もそれほどきつい訳ではなく穴があります。ただし粘り強いので最後の最後で足が出て防いだ場面も多々ありました。

さすがにファン・ニステルローイを比較材料にするにはきつい気がしますが、それほど絶対的なディフェンス能力があるわけではない事をここに記しておきます。

逆にオランダは、ビドゥカに入る楔の動きをさせない為に徹底的に潰していました、これは場所に関係なく、仕事をさせないと言う決意を見ました。
これがために前半は全くビドゥカの仕事は見れませんでした。


後半

唯一、オランダが許したビドゥカへのパスが、PA内で倒されたことによりPKを与える結果になってしまいました。

一旦は、防ぐものの、PKのコボレ球を押し込まれ痛恨の同点を許してしまいました。

楔の動きはともかく、前への突進も要注意なビドゥカ。

果たして日本は彼を止めることができるのか・・・・・・。


試合は進み、後半16分ウィルクシャーが二枚目のカードで退場処分になりました。

ここまで一見するとオーストラリアが善戦しているようですが、悪質なファウルで相手を削り、オランダが大事をとって選手を下げる場面が多々ありました。コクにしてもファン・ブロンクホルストにしてもです。スナイデルに対してのファウルはひどく、両脇を抱えられながらピッチを去った姿は、ちょっとオーストラリアの空回り気味の意気込み見えました。

集団でプレスをかける意思の疎通がまだまだな為か、個人の能力に頼った場面が多く、遅れて入って、後ろから相手を削る場面が多々ありました。

どうも日本の隣の某国を思い出す悪質さは、さすがヒディンクと言った所でしょうか?

人数が一人減り10人になって、俄然集中力がましたオーストラリアは、中盤での守備もカバーしなければならないという意識が芽生えたのか粘り強いディフェンスを見せます。後一歩というところまでオランダが攻めるものの、寸での所でかわし切ったイメージがあります。

ここらへんの粘り強さには唸ってしまうばかりです。

ドン引き状態のオーストラリアをこじ開けることは、オランダの攻撃力を持ってしても適いませんでした。

多分にツキがあったことを差し引いても、ちょっとやそっとでこじ開けられるほどの穴は見当たりません。

またヒディンク自身も10人になってからゴール前を固める指示より中盤から積極的にプレスを仕掛け、DFラインを押し上げる指示を盛んに出していました。

守りで我慢のできるチームだけに、是非とも日本は先取点が欲しい所です。

相手が我慢できずに前に出てきたところを、カウンターで追い討ちをかけることができる展開も、容易に予想できるだけに、先取点の重要性は増すばかりです。


オーストラリアを見て感じたのは、限りなく韓国に近いチームに仕上がりつつあるなと言うことです。

猪突気味のドリブルにしても、個人の能力に頼った守備にしても、最後の粘り強い守備にしても・・・・・・。

ヒディンクってチームを徹底的にリサーチして自分好みのチームに仕上げるのは巧いですね。

韓国にしても、オーストラリアにしても、次のロシアにしても、猪突気味の攻撃を持った国を選んでる辺り、自分をわかってらっしゃる。


初戦のオーストラリア戦の結果によって、日本のグループリーグでの立ち居地が分かるだけに、是非にも勝利して欲しい所です。


オランダに関して言えば、少々小粒なイメージもありますが、若手が多いだけにグループリーグで大化けする可能性もあるだけに目が離せません。

特にロッペンのドリブルは惚れ惚れするほどです。


2006年03月05日

Jリーグ 第一節 F.C.東京 vs 大分トリニータ

2006 3/5 味の素スタジアム


昨年、シャムスカ体制で大躍進を遂げた大分トリニータ。

ガーロ新体制で心機一転して優勝戦線に絡みたいFC東京。


ファンタジーサッカーで大分に全てを賭けた為どうしても個人的心情が先走ってます・・・・・・。



FC東京:Formation


                ササ
                     リチェーリ
         ルーカス   


           今野        梶山
                伊野波

       鈴木                徳永 
            茂庭      増嶋


                土肥        


≪得点≫
前半14分 ササ
前半27分 リチェーリ

≪交代≫
後半24分 リチェーリ → 川口
後半42分  ルーカス → 馬場

警告
後半39分 ルーカス



大分トリニータ:Formation


             高松     オズマール

    内田
                 

     根本    トゥーリオ    エジミウソン    梅田



           上本    三木    深谷


                 西川 


≪得点≫
なし

≪交代≫
後半16分 オズマール → 山崎
後半27分    上本 → 西山
後半32分    内村 → 松橋

警告
後半16分 トゥーリオ
後半44分 三木



前半・・・・・・

Jでも珍しい4−3−3を採用したFC東京。

サイドで縦の突破に優れた人材が豊富なだけに、この布陣は楽しみです。

試合開始からFC東京は良くパスが繋がります。

全体をコンパクトに保って攻守の切り替えも速いです。

一方の大分は、昨年の印象からすると全体的に縦にも横にも間延びした感じです。

選手同士の間隔が微妙に遠い様な気がします。横パスがショートするケースが目立ちます。

中盤でボールを回せずリズムを作れない大分・・・・・・自軍の攻撃はカウンター頼みの展開に・・・・・・。    

何故か右サイドを執拗に攻める大分。

多分、FC東京・左SBの鈴木の守備の脆さを見込んでの事だと思いますが・・・・・・

思った以上に1vs1で強さを見せる鈴木です。ボールキープも元々前の選手だけに生半可な事では取られません。

これは大分にとってかなり誤算だったのかもしれません。

普通に左サイドの根本を使えば良かったのに(汗)


前半14分 大分がFC東京陣内で横パスをカットされ、FC東京はカウンターで一気にゴール前へ

リチェーリからのグラウンダーのクロスをワンタッチでササがゴールに流し込みました。

昨年から見ていても、ササはこの手のワンタッチでのシュートが非常に巧い印象があります。

この手のタイプは波に乗ったら怖いですね。


前半27分 中盤のボールの処理を誤った大分。DF陣の守備の連携の拙さも手伝って、18歳リチェーリに開幕初ゴールをプレゼント。

大分は相変わらず全体が縦横に間延びしています。昨年までの印象とは全く違います。
大分を責めるより、むしろ全体がコンパクトに圧縮され、攻守の意識の強いFC東京を褒めた方がいいのかもしれません。特に中盤の三人のスペースを埋める動き&マーク意識&カバー能力は、地味であまり目立ちませんでしたが、振り返ってみると大分の攻撃を寸での所で分断していました。

全く良いところのない大分。前半はこのまま終了。


後半・・・・・・

前半に較べ中盤でのアグレッシブなプレスを布いてきた大分。

前半のようなFC東京に圧倒的にボールを支配されるという状況ではないものの、やはり中盤でのボール回しができません。

それが出来なくても、前線がこの停滞ムードを打開できれば良いのですが、新加入のオズマールが一人急ブレーキをかけている状況でした。

オズマールを諦め、次々と前線の選手を投入するも決定的に流れを変えるまでには至りませんでした

試合はそのまま2−0でFC東京が開幕戦を勝利で飾りました



≪感想≫

FC東京

外国人枠の為に出場機会の恵まれなかったリチェーリ。今試合は攻撃の基点として大活躍でした。
一方、DFジャーンの代わりに出場した増嶋は高さ(ヘッドの処理)に難を残した感じがします。
上位チームには、そこを容易に突かれる事が予想されます。リチェーリは使いたいけど守備の安定は何よりも大事だし、外国人枠も考えなければならない難しい選択が待ってます。

左SBで出場した鈴木の攻守での1vs1での強さは意外でした。後はDFラインとしての4人が連動した守備さえしっかり学べば、大化けする可能性大です。これは意外なコンバートなのかな?

期待された徳永は、可もなく不可もなくと言った所でしょうか。もうちょっと間を置いて見て見たいですね。

今日のような試合が上位チームに対しても堂々と出来るのか見守りたいチームです。


大分トリニータ

う〜〜〜ん オズマールが大大誤算な気がします(汗)

半年先まで大分に残っているかも微妙なオズマール。

あ〜〜マグノアウベスが恋しい(苦笑)

戦術の軌道修正を何処まで出来るのかが、次戦の見物です。

人材が薄いだけに、どこまで騙し騙しやっていけるか・・・・・・かなり不安です。

不確定要素ではありますが、若手の急成長が大いなる鍵になるかもしれません。

それ以外の希望が見当たらないところが痛いです(汗)



※この記事を書きながら「広島vs鹿島」を見ていました。
試合結果はともかく、柳沢がハットトリックを達成しました。何となくそんなに調子が良さそうじゃなかっただけにこの結果は凄いですね。しかし、日本でこれだけ取れる選手が、イタリアで3年?も無得点であった事実がかなり気になります。この落差は一体何が原因なのかさっぱりですね(汗)

2006年03月04日

Jリーグ 第一節 ガンバ大阪 vs 浦和レッドダイヤモンズ

2006 3/4 大阪/万博記念競技場


ゼロックススーパーカップで対戦した両者が、J開幕戦でまたもや激突!!!

圧倒的な攻撃と勢いでカップを手中にし、磐石の態勢のレッズ。

不安をモロに露呈し、どこまで組織の建て直しが出来たのか気になるガンバ。

波乱はあるのか? 大方の予想道理の展開なのか? 楽しみな一戦です。



ガンバ大阪:Formation



            マグノ    フェルナン

                二川


           遠藤        明神
                橋本
        
        家長              加地
             山口    シジクレイ

                
                藤ヶ谷


※マグノ→マグノ・アウベス  フェルナン→フェルナンジーニョ 

≪得点≫
67分 加地

≪交代≫
81分 フェルナンジーニョ → 播戸
87分        二川 → 寺田

警告
41分 シジクレイ
49分 家長



浦和レッドダイヤモンズ:Formation


             ワシントン

          小野      ポンテ

      三都主             山田

          長谷部     鈴木


         坪井   闘莉王  堀之内


              都築


≪得点≫
2分 ワシントン

≪交代≫
73分 ワシントン → 永井
89分   ポンテ → 内舘

警告
13分 小野
21分 ポンテ



ガンバはFormationを3−4−2−1から4−3−1−2へ変更。

左SBに家長・・・・・・大丈夫かな?


前半・・・・・・

どこか「ぎこちない」ガンバ。

不安が的中し、試合開始早々左サイドを狙われます。

家永が山田の突破を許し精度の高いクロスを上げられ、ワシントンのヘッドでレッズが難無く先制しました。

昨年までのレッズになかった「高さ」が、大いなる脅威である事を改めて示しました。

流石に、中盤の厚みがガンバとは比にならないレッズ。

圧倒的な数的有利を背景に、ガンバの中盤を麻痺させます。

ガンバは、仕方なく中盤を飛び越したロングボール主体の攻撃となり、それを丁寧に跳ね返すレッズの図式で、試合はこのまま硬直した状態のままかと思いました。

少し流れが変わったのは、小野がイエローカードを貰ったGK藤ヶ谷の治療中、西野監督の指示からでした。

それまでトップ下に構えていた二川に、前を追い越す動きや、サイドに流れて3トップの動きを指示しました。

これによってレッズの守備陣に軽く混乱を与え、ガンバはサイドに基点を置く事に成功しました。

この前線の基点を潰すためにレッズは中から外へ出て行かなければなりません。

その手薄になった中をガンバが使い始め、ガンバペースに持っていきました。

特に右サイド・加地が殆ど前線近くに留まるようになり、完全にレッズ左サイドを壊死させていました。加地の背後を埋める明神の守備範囲の広さが、加地に心置きなく攻撃に専念させた事が大きかったと思われます。逆に左サイド・家長の背後のサポートが不十分だったため、前線に上がりその攻撃力を生かす場面は、殆ど見受けられませんでした。

ガンバが持ち直したために、拮抗した状態で前半を終えます。

       
後半・・・・・・

前半からの勢いそのままに攻めるガンバ。

両サイドが高い位置を保てず防戦一方のレッズ。

しかし、肝心なガンバ攻撃陣のコンビネーションが合わず焦燥感が漂ってきました。

一人タイプの違うフェルナンジーニョ。

ガンバの勢いに急ブレーキをかけている感じがします。

ゼロックススパーカップ時の様に、中盤に顔を出す事はなくなったのですが、ボールを余りにも持ちすぎる為に好機を度々失っていました。

彼の欠点でもあり、そこが魅力なだけに、早くマグノアウベスとの呼吸が合うことを願うばかりです

少し膠着間が漂っていましたが、後半22分 裏に抜け出した加地が、三都主を難無く抜き去り移籍初ゴールが貴重な開幕戦同点ゴールでした。

ここまでの三都主は、代表との動きとはうって変わり「水を得た魚の如く」縦横無尽に前線に絡み、決定的な仕事を加地にさせていなかっただけに、最も大事な場面で一対一で抜かれた事が残念でなりません。

三都主の守備を見越しての前半からの加地の仕掛けが、ここにきて生きてきました。

普段あんなにドリブルで仕掛ける加地を見ていなかっただけに、三都主に対する相当な自信があるんだろうなと感じました。 

同点に追いついて勢いはあるものの最後の決め手にかけるガンバ。

同点に追いつかれたもののまだまだ切り札が豊富なレッズ。

と、ここで不可解な交代がレッズの勢いを完全に殺しました。

ワシントンに代えて永井の投入・・・・・・

永井の投入は分るのですが、ワシントンを下げた理由がわかりません。

むしろ下げるならば、この試合微妙だった小野だと私は思います。

ワシントンを下げた事により、前線に高さの脅威がなくなり、グラウンダーのパスとドリブル突破だけに集中できるガンバは、ますます勢いを増して攻めてきます。

徐々にマグノアウベスにボールが集まりだし、背筋の凍るような精度の高いシュートが飛んできます。

そろそろ「切り札」播戸投入かと思われたのですが、中々投入されないのがもどかしくなるほど、際どい攻撃がレッズを襲いました。

後半36分に播戸が投入されますが、すでに機を逃した感があり、ガンバ攻撃陣は息切れした後でした

もし播戸の投入が早かったら・・・・・・レッズは息の根を止められていたかもしれません。

最後は両者とも決め手を欠く中試合終了のホイッスルが鳴り響きました。


試合感想

今試合のレッズの中盤は、守備時はコンパクトに動きほぼ完璧な動きを見せましたが、その勢いを攻撃に繋げられなかったのが敗因に挙げられます。

前線でタメ(小野・ポンテ)が作れないために、中盤が押し上げられない・・・特に長谷部の上がりが極端に少なかったのが、中盤に流動性がなかった原因かもしれません。

タメが作れなければ、前に飛び出す動きで掻き回せば良いのですが、それも皆無でした。

ここに来て小野のシャドーとしての動きに不安を覚えました。

高いレベルで何でもこなせる小野ですが、突出してこのポジションというものが見当たらないため、レッズにおいて宙ぶらりんな感じが見受けられます。

前で使うには縦の突破に迫力に欠け、後ろで使うには守備の迫力が無い・・・・・・。

ちょっとジーコが使うのを躊躇した理由がこの辺にあるのかもしれません。

縦の突破に優れた選手が特に多いレッズなだけに、前で使うのはちょっと再考の余地があるかもしれません。ポンテとタイプが被るのも気になります。

逆にガンバは、ゼロックスから良く立ち直ったと言った方が良いでしょう。

まだまだ攻守における連携不足は否めませんが、今年のレッズに引き分け以上の成果を得たことは、他のチームにとっても脅威になることは間違いありません。

2006年03月03日

国際親善試合 イタリア vs ドイツ

2006 3/2 イタリア/フィレンツェ


ローマのトッティが脚の骨折で三ヶ月の離脱。

ここに来てイタリア代表はチームの柱を失いました。

トッティ不在の中、チームはどう機能するのか人選も含めて楽しみです。


一方、最近チームの内外で不和が聞こえ始めてきたドイツ。

W杯ホスト国であり、世界有数の強豪国であるが故に、新米監督への風当たりが、ここに来て強くなってきました。

内外の不満を払拭するために、一致団結して、強豪イタリアに立ち向かい所です。



イタリア:Formation


             トーニ    ジラルディーノ
     デル・ピエロ  

                       
                           カモラネージ
           デ・ロッシ    ピルロ



     グロッソ    カンナバーロ    ネスタ    ザッカルド


                ブッフォン


多分、単純にFormationを数字で表すと4−3−3です・・・・・・が

どちらかと言うと、4−4−2の左MFを、前のFWの位置に近づけた形に近いです。

4−3−3と4−4−2の中間と言っても良いかもしれません。

≪得点≫
4分 ジラルディーノ
7分 トーニ
39分 デ・ロッシ
57分 デル・ピエロ

≪交代≫
64分 ジラルディーノ → ペロッタ
74分     ピルロ → バローネ
80分     ネスタ → マテラッツィ
80分  デル・ピエロ → イアキンタ
89分  カモラネージ → パスクアル



ドイツ:Formation


           クローゼ    ポドルスキー

               バラック
     シュナイダー             ダイスラー


               フリンクス

      ラーム               フリードリッヒ

           メルテザッカー  フート        


               レーマン


≪得点≫
82分 フート

≪交代≫
46分  ポドルスキー → アサモア
46分 メルテザッカー → メッツェルダー
68分   フリンクス → ボロウスキー
68分  シュナイダー → シュバインシュタイガー





前置きでも述べたように、トッティの離脱によって少々Formationの変更をしてきました。

トッティあっての4−3−1−2から、奇妙な4−3−3への変更です。

奇妙なと言うか、デル・ピエロを生かすためのFormationと言い切ったほうが良いかもしれません。

このFormationが今日は大当たりだった気がします。


前半早々、セットプレーからあっさりジラルディーノがボールをねじ込んで先制しました。

う〜ん 後々考えると、ここでドイツの士気がガックッと落ちたように見えます。            
その後もセットプレーから、ピルロがDFの裏へ抜けるパスを出して、そこに走りこんだジラ&トニのコンビで早々と2点目と、得点だけ見れば大味な試合だったかもしれません。


今日の試合は勝ち負けより、イタリア代表のFormationへのアプローチ方法と攻守における約束事から、日本代表に還元可能なものを探っていきたいと思います。

※ユーべファン&カルチョ好きな方はスルーを

今日のイタリアFormationを分りやすく説明すると


       ○   ○
   ●

       ○   ○   ○


   ○   ○   ○   ○

         ○

4−4−2とも4−3−3とも言える布陣です

で、試合では前線と最終ラインが圧縮します(およそ30Mの間に)

         ×


   ×   ×   ×   ×
       ○   ○
   ●     ×
   ×   ○ × ○  ×○    
       ×   ×
   ○   ○   ○   ○


         ○


イタリアだけでなくドイツもこの圧縮された空間に閉じ込められている事を考えると、非常に空間の密度が濃い事がわかって頂けると思います。


@攻撃の基点はサイド
両チームともサイドに攻撃の基点を置いては居ますが、決定的な違いはトップ下の有無でしょう。
これだけ密集した地域で、特に密度の濃い真ん中は、相当なプレッシャーを受けます。

ドイツはバラックがトップ下に居るために、そこを経由しての組み立てがどうしても多くなります。
それが故に、バラックを潰されてしまえば、攻撃力を半分にされたも同然です。

イタリアは基点をサイドに置く事によりよりプレッシャーが少なく一対一の局面を作り出していました。ただ単にサイドに基点を置くだけでは何も生まれませんが、今日のミソはデルピエロの位置です。

前置きから散々述べた奇妙な4−3−3がここで生きてきます。

デル・ピエロがボールを持つと対面するDFはSBフリードリッヒ一人です。相手がデルピエロなだけに容易には飛び込めません。普通の4−4−2ならば後方からMF(ダイスラー)と挟み込むことも出来ますが、デル・ピエロの位置が微妙に高いため(トップ下の位置をサイドにずらした位置)に、SB一人で対応しなければなりません。

トッティというフィジカルとテクニックに優れた選手が離脱した事が、思わぬ展開を生んでしまいました。てっきりトップ下に誰かを配置すると見込んでワンボランチで対応したドイツは、肩透かしを食らってしまいました。その上、この試合イタリアは中央からの攻めは、ピルロからのロング&ミドルレンジのパスだけで、見上げれば頭上を越すパスだけでした。


ASBが前へ出て行くタイミング

まず、日本の両SBの上がるタイミングを想像してください。

その上がりを想像した時、全速力で走ってくる(追い越す)SBを想像した方は稀だと思います。

何故か? 

日本の場合、SBにボールが来る時は、前方が塞がっていて手詰まりの状態で後ろに戻したという場面が圧倒的に多いからです。

また、3−5−2の思考の呪縛からか、5のサイドのMFが、4バックのSBになったという誤認が、選手間に見受けられます。特に人選(加地・三都主)が変わらないだけに、その傾向が強いように感じます。

あくまでも4−4−2のSBはDFです。世界でも超攻撃的なSBは片手で数える程しか居ないので、CBがオバーラップする(もしくはサイドリベロ)と形容するほうが、現代ではシックリ来るのかもしれません。

では、イタリアでは、そのSBが上がるタイミングは?

すごく分りやすく、左サイドではデル・ピエロがボールを持つと左SBのグロッソが猛然とダッシュしてきます。また右サイドではカモラネージがデルピエロと同じ高さの位置まで来ると右SBのザッカルドが上がってきます。


それ以外では、絶対に上がりません。


不用意にSBがポジションを上げて裏のスペースを抜かれなかった事を考えると、このSBを上げる(攻撃参加させる)タイミングは、日本も真似できると思います。

日本の場合、無理してでも(特に意味はないけど)SBを使おうとする意思が見えます。今日のイタリアを見ると、無理に使う必要はないな〜と考えさせられました。


BSBの守備

フラットに並んだ4バックラインから、前にSBがチェックに行く事は稀です。

チェックに行くのはCBのカンナバーロか中盤です。

DF4人の距離は近く、両SBが中に絞っている感じです。

SBのゾーンに敵が入った場合の守備の優先順位は

有利な体制(フリー)でクロスを上げさせない>>裏を抜かせない>>ボールを奪取

という感じです。

イタリアのDF陣は総じて背が高く、フィジカルも強く日本にこのまま移植できるとは言いませんが大いに参考にすべき点はあるかと思います。

自分の守備ゾーンから動かないクロスを上げさせない事を主眼に置くだけでもガラリと変わると思われます。


では、攻撃時のバックラインはどうなのかと言いますと

どちらかのSBが上がっている場合は、少し中にずれて3バックの様な形を形成します。

これならばカウンターを受けた場合でも対処しやすいかと思われます。

ここでもSBがよりCBに近い動きを求められ、MFのような動きが無駄な事が分ります。



日本の試合を見た後だけに、あらためて日本の欠点が浮き彫りになり、本大会に不安を覚えました。

特にSBは、あくまでも守備(DFだという意識)が優先されるイタリアと、攻撃+守備(MFの延長線上の意識)が優先される日本の違いが際立っていました。

本人や周りの意識の改革だけでもかなり違った結果が生まれるとは思うのですが・・・・・・。

また、トップ下についても世界で有数のバラックさえ苦戦する中で、小笠原に中央で仕事が出来るはずもないとあらためて認識しました。

サイドでボールを受け取った方が、数的有利の状態でより確率の高い仕事が出来る と確信しました。

中田がトップ下から徐々に遠ざけられたのもこの辺が鍵になるのかもしれません。

中村にしても、従来のようにトップ下に常駐するのではなく、サイドに流れる場面が多くなっている事を見ても、その辺の限界を既に感じ取っているのかもしれません。


             久保   柳沢
        中村

                       松井    
             福西   ヒデ

        
        浩二   中澤   宮本   坪井


イタリア型の4-3-3に日本を置き換えてみました。

バックラインをCB型の選手でまとめると意外とシックリきます。

中盤に攻撃的な選手が日本には多いので、無理してDFを攻撃に参加させる必要もない気がします。

どうしてもSBを攻撃に参加させたいのはブラジル人の血がさせるのかな?

もしかして・・・・・・三都主って擬似ロベカルじゃないですよね?(苦笑)

もしも三都主に拘っているのが、ロベカルのような攻撃を期待してのものだったらとしたら、本当に、底の浅い監督だな〜(笑)

ロベカルと三都主を混同するほどジーコの眼も腐ってはいないと思うので、この線はないかな?



別に4バックに拘らなくてもと言われそうですが・・・・・・                   

所謂3バックの3-5-2は、事実上5-3-2の5バックなので私はあまりお薦めしません。

3-5-2の日本代表が、W杯の舞台で両サイドが高い位置を保っているところを容易には想像できません。絶対に5-3-2になるに決まっています。フランスW杯の二の舞だけは御免こうむりたい所です。


何だか日本代表の話しばかりでしたが、今日のイタリアは非常に流動的で面白かったです。

こんなイタリア代表は久しぶりに見た気がします。

それに比べ、ドイツのモチベーションの低さは、ちょっと尾を引くほどの深刻さかもしれません。

もしかしたら、監督交代も十分ありえるかもしれませんね。

4-1という点差は、監督批判の口実を与えるには十分だったかもしれません。

逆にこの試合でイタリアは自信(トッティ不在)をつけさせてもらった感がありました。 

2006年02月25日

2006 ゼロックス スーパーカップ ガンバ大阪 vs 浦和レッドダイヤモンズ

2006 2/25 国立競技場


昨年のJの覇者 ガンバ大阪

元旦の天皇杯制覇 浦和レッドダイヤモンズ

今年のJの勢力図を占う重要な一戦となりました。



ガンバ大阪:Formation


          マグノアウベス  フェルナンジーニョ

                 二川
       
        家長                寺田

             遠藤      橋本 


           山口   シジクレイ   明神 


                 藤ヶ谷


≪得点≫
前半2分 オウンゴール

≪交代≫
後半17分 寺田 → 加地
後半17分 二川 → 播戸



浦和レッドダイヤモンズ:Formation


                ワシントン

              
              小野    ポンテ
            
        三都主               山田

              鈴木    長谷部


             坪井  闘莉王  堀之内


                 都築


≪得点≫
前半9分 堀之内
前半17分 ワシントン
後半6分 ポンテ


≪交代≫
後半28分   三都主 → 細貝
後半28分 ワシントン → 永井
後半34分    小野 → 酒井

   

ガンバDFラインに明神が入っている事にまず驚きました。

某選手より泥臭い仕事も出来るし、元々一列前の選手なので、展開力も申し分ありません。

まだまだDFラインでの連携不足は否めませんが、昨年の失点の多さは解消されるかもしれません。


一方のレッズは、ワシントンを1トップに置き、その下に小野とポンテを並べてきました。

シャドーとしての小野とポンテにちょっと?でしたが、ワシントンが並みのFWとは違うので、この不安は余り考えなくてもよさそうです。


前半・・・・・・

前半2分 ガンバのCKから坪○さんがオウンゴールを献上・・・・・・ショボイなぁ〜

なんだか一気に緊迫感が試合からなくなった気がしました。

このまま、ずるずると行くのかなと思いましたが、前半9分にレッズ・堀之内が早々と得点を取り返し、カップ戦らしい雰囲気にしてくれました。

この後、一進一退を繰り返します。

中盤はガンバが抑えているように見えますが、前線にパスがつながる事はありません。

その一方、レッズは攻守にバランスよく動き、ガンバにボールを持たせている感じでした。

前半17分 中盤のスルーパスから抜け出したワシントンが、GKとの一対一も冷静に対処し、ゴールを決めました。何だか次元の違いを感じさせました。


ちょっと気になったのは、ガンバが思った以上にシックリ来ていない事です。

一応、Formationではマグノアウベスとフェルナンジーニョを並列で書いていますが、フェルナンジーニョが前線で大人しくしている訳が無く、やっぱり中盤に顔を出し、ボールを触りに来ます。そうするとマグノアウベスが前線で孤立し、二川もボールを触る機会が極端に減ります。

元々、マグノアウベスはシャドータイプの選手なので、本来ならば1トップの周りで働くのを最も得意とする選手です。彼自身がターゲットになってしまうこの布陣では、彼の存在は消えていました。

二川にしても昨年のようなトライデントのような動きを求めるのは、彼の持ち味を殺してしまう結果になります。

パスで相手を崩していきたいマグノアウベスと二川の相性は、良いと思うのですが、パスでリズムを作りたい場所で、フェルナンジーニョがドリブルで抜けてしますので、他の2人の存在そのものが無いに等しい感じになります。前線の意思の疎通が取れていないことが、ここでハッキリと分ります。

※フェルナンジーニョはドリブルでないとリズムをつかめないタイプです・・・・・・。

何だかあるゾーンまではボールを運べるけど、決定的な場面は作れないガンバに、昨年のような輝きは残念ながら見当たりませんでした。


後半・・・・・・

ポンテと小野という二つのパスの出しどころがあり、前に不沈艦ワシントンが構えている様子は、相手にとってこれほど嫌なものは無いでしょう。

後半6分にワシントンが前で競り合ったこぼれ玉をポンテが冷静にゴールを決めて、力の差を見せ付けました。


一矢報いたいガンバは、二川に代えて播戸、右サイドに加地を投入しました。

ここまでの、ガンバの前線は、相手DFライン上での動きがありませんでした。

大黒がDFラインで出入りを繰り返し、相手DFの眼を一身に引き受けた昨年とは違い、マグノアウベスには、その動き自体を期待するのが酷な気がします。かといってフェルナンジーニョは中盤で働くタイプですし・・・・・・DFライン上で労を惜しまず動いてくれる人材が欲しいと思ったときの播戸投入でした。

この投入で一気に、前線が活性化し、マグノアウベスの影が徐々に濃くなっていきます。

播戸が相手DFラインを撹乱し、その相手守備陣の視野外から突如現れるマグノアウベス。フェルナンジーニョも中盤からのドリブルやパスで前のリズムを作る事に貢献し、歯車が合ってきた様に見えました。

しかし、まだまだ意思の疎通が出来ていないのか、得点奪取までは行きませんでしたが、昨年を思い起こさせる雰囲気を醸し出していました。

残念ながら、ガンバの粘りも空しく、3−1でレッズがこのカップ戦を制覇しました。


≪総評≫

レッズは、全てにおいて磐石な気がします。人材にしても怪我から復帰するであろう田中達也をサブに置いて置くのか、システムを変えるのかその点の興味も尽きません。

誤算だったのはガンバです。ゲームでの攻撃の中心はフェルナンジーニョですが、監督としては二川を中心で使いたい気持ちが表れています。しかし、両者が噛み合うには余りにも共有すべきイメージがかけ離れている気がします。特にフェルナンジーニョとしては昨年の活躍があるだけに、その残像を消し去る事が難しい気がします。どこで折り合いをつけるのか、システムの大幅な変更を見据えた改革が必要かもしれません。昨年に比べ中盤以下の人材が揃っているだけに、早急な手術が必要な気がします。


≪気になった選手≫

浦和レッズ

◆ワシントン
最初は、赤は似合わないな〜などと愚痴をこぼしていましたが、試合終了後は完全に赤に染まっていました(笑) 
そのまんまだけど、デカくて速くて巧い選手
こんな凄い選手でもブラジル代表に選ばれないんだよな・・・・・・(遠い眼)


◆ポンテ&小野
ちょっとやそっとじゃ、この2人からボールは取れません。ボールを持たせすぎると決定的なパス&シュートを撃たれ、取りに行くとかわされ・・・・・・今年はこの2人に相手守備陣は苦労しそうです。


2006年02月13日

2006 Jチーム戦力分析メモ

あんまりスポーツニュース等で大きく取り上げられませんが、かなり大きく戦力の入れ替わったチームも多かったので、私自身のメモ代わりも兼ねて各チームの状況を整理しておきたいと思います。

※予想Formationに関しては、昨年私が見た試合から、独断と偏見で選んだものです。
実際のFormationとは多分に異なる部分もある事をご了承ください。


鹿島アントラーズ


予想Formation


            本山    A・ミネイロ

        深井                増田

            フェルナンド    小笠原

        新井場               ○○○

              大岩    岩政

                曽ヶ端


去年からの一番の変更点は、監督がトニーニョ・セレーゾからパウロ・アウトゥオリに代わった事です。吉と出るか凶と出るか全く分りません。上の予想Formationもまったく、かすりもしない可能性もあります(汗)

前線の選手は割りと人材が豊富ですが、A・ミネイロが離脱したりするとFWの柱が居なくなるのがきつい所です。

小笠原をどこで使うのかも気になる所。彼自身、夏以降の海外移籍を既に確実なものとしているので中盤の要さえも夏以降失う可能性が大です。

また、DFのバックアップが意外と薄い事も懸念材料の一つに挙げられます。岩政の退場の多さもネックです。

どんなに不安材料を書き述べても、やっぱり上位争いに食い込んでくる事は確実なので大丈夫だとは思います。


注目選手:興梠慎三・深井正樹・増田誓志・小笠原満男・ 新井場徹



浦和レッドダイヤモンズ


予想Formation


            田中    ワシントン

               ポンテ

       相馬               山田

            小野    長谷部


          ネネ   闘莉王   坪井


                都築


Jチームで唯一大型補強が成功しました。ワシントンと相馬の加入は非常に大きいです。

特にワシントンの加入は一年を通して前で計算できる選手を手に入れたことになるので、昨年のガンバ以上の爆発力を見ることが出来るかもしれません。

懸念材料だった三都主の不安定さを相馬の加入で埋めた事もかなり評価できます。

ただ残念なのはDFの手駒の少なさでしょうか。特に闘莉王と坪井の怪我での離脱の多さや、闘莉王の退場の多さも気になります。

目玉の小野には触れていませんが、W杯以降もレッズに残るのか不明瞭な為、あまり過剰に期待するのは避けました(それでも期待せずには要られませんが・・・・・・)

小野の加入で長谷部が何処まで伸びるのか非常に楽しみではあります。

既存の戦力のレベルアップが何処まで出来るのかも注目です。


注目選手:長谷部誠・ワシントン・田中達也・ポンテ・小野伸二・相馬崇人・田中マルクス闘莉王 



大宮アルディージャ


予想Formation・・・・・・なし


去年一試合も観ていないのでFormationの予想ができません(汗)

新規加入でJ2降格チームから主力を引き抜いてきました。

柏から土屋・波戸、ヴェルディから小林慶行・大悟

そしてガンバから吉原

新規加入組みがどこまでチームにフィットするのか注目です。



ジェフユナイテッド千葉


予想Formation


             巻

         羽生     水野

     山岸             坂本

           阿部  佐藤

        
        結城 ストヤノフ 斎藤


             立石  


目立った大型補強はありませんが、今年注目の野洲高の青木を獲得しました。

オシム監督がそのまま使うとは到底考えられませんが、半年〜一年先を考えての補強だと考えます。

既存のメンバーは、如何に去年の経験を生かし、今年飛躍できるかが課題といった所でしょうか。

中々懐具合が厳しいのか、思ったとおりの補強が出来ないのが本当に悔しいところでしょう。

それでも若手をやり繰りしながら、その若手が着実に開花している様を見ると監督の育成手腕がいかに凄いかわかります。オシム監督が勇退する前に是非ともJ制覇を成し遂げて欲しい所です。

佐藤の二列目からの飛び出しと、ストヤノフのオーバーラップは一見の価値があります。


注目選手:阿部勇樹・佐藤勇人・巻誠一郎・ストヤノフ・羽生直剛・水野晃樹・青木孝太



FC東京


予想Formation


             ルーカス


        鈴木   ○○○○   石川


           今野    梶山

       
        ○○○         徳永

            茂庭  ジャーン

              土肥


監督が原博実からガーロに代わりました。

若手の人材の豊富さはJリーグNo1でしょう。しかし宝の持ち腐れ感が漂っていた昨年とは少し違う物を見せて欲しい所です。もうそろそろ優勝戦線に喰い込んでも良さそうなチームです。

前線のバックアップも充実しています。(ササ・戸田・川口等)

加地を放出しましたが、成長の期待できる徳永の加入で今のところマイナス要素は見当たりません。

ガーロ監督の手腕が問われる一年になることは確かです。


注目選手:石川直宏・鈴木規郎・ササ・今野泰幸・茂庭照幸・徳永悠平



川崎フロンターレ


予想Formation・・・・・・なし


一度も観ていないのでFormationは予想できません(汗)

注目は去年初召集された箕輪とエースのジュニーニョ。

新規加入の米山と言ったところでしょうか。




横浜F・マリノス


予想Formation


           大島    坂田


              山瀬

     ドゥトラ            田中隼磨
            奥   マグロン

           
          中澤  松田  ○○○

                  
             榎本達也


横浜最大の弱点は怪我人の多さでしょう。これさえクリアすれば普通に優勝戦線に喰い込んで来ます

選手のコンディション調整能力を含めて、岡田監督の更迭があると私は考えていましたが、どうやら続投のようです。岡田監督にとって正念場の一年となりそうです。

私は代表では久保を強く推しますが、クラブレベルでみるとまだまだ使えるレベルではないので大島を選択しました。

久保でも大島でも、現在のマリノスを見る限り、坂田を上手く使えるかどうかがこれからの未来を左右するように思えます。昨年は残念ながら上手く使いこなしていなかったように思えます。

バックアップメンバーも卒なく補強しているので、昨年のように大崩はしないとは思います。


注目選手:坂田大輔・久保竜彦・山瀬功治・中澤佑二・ハーフナー マイク・ドゥトラ



アルビレックス新潟


予想Formation・・・・・・なし


昨年一度も観ていないので予想できず。


監督は代わったようですが、戦力的な減退はないように見受けます。

注目選手は、鈴木慎吾・河原和寿と言った所でしょうか。



清水エスパレス


予想Formation


          チェ ジュジン    岡崎


     ○○○                 兵働

            伊東    枝村

     山西                  森岡

            高木    青山


               西部


加入選手より放出(引退)選手が異様に多い気がします。

シーズン途中での補強を考えているのでしょうか?

どこまで若手が成長するのかが、昨年からの順位からの躍進に直結している気がします。


注目選手:チョ ジュジン



ジュビロ磐田


予想Formation


               前田    カレン                     
                  
                  成岡

           村井             太田

               名波     福西

             
             金    田中   茶野

 
                  川口


一気に若返りを計った昨年、一見上手くいったように見えましたが、徐々に息切れ感が見え優勝戦線から脱落してしまいました。

戦力も大量に補強しただけに、昨年の結果は不甲斐無いものでした。

そろそろジュビロの栄光の時代を忘れて、気持ちを入れ替えたほうが良いのかも知れません。

FWの世代交代は一応の結果を残しましたが、肝心な部分(中盤の真ん中とDFライン)の世代交代がまだ進んでいないのが気になる所です。



注目選手:前田遼一・カレン ロバート・太田吉彰・成岡翔・川口能活



名古屋グランパスエイト


予想Formation・・・・・・なし


何故か一度も観る機会がなかったので予想できず


それにしても最近のグランパスは大量補強・大量放出を繰り返しているように見えます。

監督が代わったので気持ちを新たに戦いたいところです。

目玉は柏からの加入の玉田でしょうけど、早期にチームにフィットするかは疑問の残るところです。

玉田自身にとっては、最下位争いで気持ちが乱されないだけ活躍が期待できますが、名古屋FW陣の柱になれるか試練が続きます。


注目選手:本田圭佑・玉田圭司・藤田俊哉・青山隼



ガンバ大阪


予想Formation


               播戸

        マグノアウベス  フェルナンジーニョ

      家長                  加地

            遠藤    明神

            
          山口  シジクレイ   實好


               藤ヶ谷


実は浦和以上に補強に成功したかもしれないガンバ大阪。

昨年、ウィークポイントとされた場所に確実に補強を施しています。

昨年の優勝の立役者ガンバトライデントのアラウージョ・大黒を失ったものの、それに匹敵するマグノアウベス獲得は、思わずTVの前で唸ってしまいました。

大黒とタイプの似ている播戸のガンバ復帰も歓迎したいところです。

唯一つの懸念材料は・・・・・・


フェルナンジーニョがマグノアウベスと播戸を愛せるかどうかです(笑)


昨年のフェルナンジーニョのアラウージョの溺愛ぶりは異常でした。

代表での大黒の調子が夏以降イマイチだったのは、まさしくこれが原因です(断言)

前線は播戸の代わりに、トップ下に二川を持ってくる可能性もありますが、フェルナンジーニョとの相性がイマイチなため、この線も薄い気がします。

何気に中山悟志がガンバに復帰しているので、彼をトップに置く可能性も考えられます。

前線の相性はさて置き、中盤からDFにかけての充実は昨年の欠点を見事に覆い隠しているように見えます。特に明神の加入は浦和の小野以上に大きいです。また加地の加入である程度の攻守の計算も出来ますし、家長の成長をじっくり見守る事が出来るのもポイントが高いところです。

ちなみにDFから、宮本を外したのは、この方が守備がめちゃめちゃ安定するからです。

宮本がDFラインに入って守備が混乱する場面も多々見受けられました。

夏以降、早めに宮本が海外に移籍する事を狙っての手島の獲得も見逃しません(笑)


注目選手:マグノアウベス・家長昭博・加地亮・二川孝広・遠藤保仁・明神智和・シジクレイ




セレッソ大阪 


予想Formation


             西澤    森島

               ○○○○

     ゼ・カルロス            ○○○○

             下村    山田卓也


           柳本   前田   ブルーノ


                吉田


昨年終盤の猛追&優勝一歩手前まで行ったあの爆発力・・・・・・今年も健在でしょうか?

安定して力さえ出せば、優勝に絡んでくる事は証明されました。

そろそろ西澤・森島に代わる人材がほしいですね(既に確保しているのかな?)




サンフレッチェ広島


予想Formation


           佐藤    ウェズレイ

       ベット             ○○○

            森崎    戸田   

       服部              駒野

          ジニーニョ   小村


               下田


ウェズレイ加入は、広島大躍進の可能性を大いに秘めています。

戦力的な基礎がしっかりしているので+αの効果が何処まで出るかが楽しみです。

ちょっと懸念材料を挙げるとすれば、ジニーニョ&小村のバックアップが居ない事でしょうか。

ジニーニョ&小村の離脱がモロに勝利の結果に響く事は昨年痛感しました。

実力的に診て、優勝戦線に喰い込んでくる事は確かなだけにこの辺の戦力が充実すれば、もっとコンスタントに上位にいけると思うのですが・・・・・・。

※予想Formationから茂原を削除。茂原は川崎にレンタル移籍(所属は柏だそうです)

注目選手:ウェズレイ・佐藤寿人・森崎兄弟・服部公太・駒野友一・前田俊介



大分トリニータ


予想Formation


           高松    オズマール


       根本     増田      梅田


         エジミウソン  トゥーリオ


          福元  深谷  三木


              西川


昨年、大躍進を遂げた大分。

大躍進の最大の要因はシャムスカ監督を招聘した事でしょう。

シーズン途中でのチーム建て直しの能力は見せ付けましたが、一年をフルに戦える戦力をどうやって組み立てるのか非常に楽しみです。

その意味で昨年、私の感じた大分の弱点・バックアップメンバーの補強がなされていない事が非常に不安でなりません。

そればかりか大分攻撃陣の要である吉田&マグノアウベスの放出は、監督が意図したものなのか聞いてみたいところです。

昨年序盤に流れた「経営難」がまだまだ響いているのかもしれません。

若手に意外と良いメンバーをそろえているので化ける可能性を残している事も事実ではあります。


注目選手:西川周作・トゥーリオ・エジミウソン・根本裕一・高松大樹・福元洋平・梅崎司



J1昇格組みの甲府・京都・福岡はどこまで早くJ1の雰囲気に慣れる事ができるかがJ1残留の鍵だと思います。


戦力的に診れば、圧倒的に浦和レッズなのですが、果たして実力道理の力を発揮できるかは不明瞭です。ガンバも連覇できるかと言えば、考え込んでしまいます。

今年のJの争いも最後まで団子状態でもつれると、観る方としては面白いんですけどね。 

それと個人的目標として、出来るだけ全チームの試合を見ることを今年は試していきたいです。

意外と見ていないチームが多かったのが気になりました。                     
タグ:戦力 J1 移籍

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