2008年07月30日

キリンチャレンジカップ2008(U-23) 日本 vs アルゼンチン

2008 7/29


北京五輪 大本命のアルゼンチン

名の知れた選手がゴロゴロ

日本は何が出来るのか?



『攻守の距離』


前半日本はかなりの手応えを感じたのではないでしょうか?

 アルゼンチンに対して抑えられるという印象を得た感じもします。ただそれがアルゼンチンの全てだと思った辺りから、狂いが出たことは確かです。
 抑え込んだと言ってもドン引きのDFライン。PA内にDFラインを引き込むのではと思うほどヒヤヒヤの駆け引きでした。辛うじて防いでいましたが、たった一本で決める事が出来る選手が揃っているアルゼンチンに対して、この守備では90分は保たないでしょう。
 また其処からの攻撃もアルゼンチンの陣地に侵入するまで時間が掛かるほど遠く、素早いカウンターを仕掛けるほどの人数を前線に投入するには、時間も労力も相当に浪費しなければなりません。肝であるSBがその前に潰れてしまう気がします。

やはりライン設定を少なからずもっと前に押し上げるべきでしょう。中盤のボール奪取の位置も前に押し上げるべきでしょう。



『トップ不在』


こんな試合だからこそ目立ったのがトップ(FW)のボールの収まり具合

まぁ......下手なのは分かるけど、こんなにもボールが収まらないのかと嘆きたくなる。

トラップ一つとっても何で足元に収まらないのか。足元でなくとも自分の好位置に置く事すら出来ない状況に......日本(Jリーグ)ってそんなに温く試合をしているのかな?

むしろ後半トップに顔を出した谷口の方がキープ(体の使い方)が上手く起点になっていました。

本気でゼロトップも考えないといけないのかな

余談ですが大黒が代表合宿に呼ばれたりと、結局名前でしか選んで無い現状をみると、FWという人種は甘やかされているのではないのでしょうか?

点を取って何ぼの世界だけけど、そのシュートすら打てなく(枠に飛ぶ飛ばないは別)ボールのキープも出来ない、パスもクロスも下手......日本のFWは要らない子な気がする



『術中』

日本が手応えを感じた前半。

もっと攻撃にシフトを置く為に谷口を前線に置くと、確かに攻撃のタメが出来て後方から上がりやすくもなったけど、中盤の守備力が減って中盤の上下運動とDFの際どい動きが目立ってしまう結果に。香川にしろ本田圭にしろ守備が上手いわけじゃない。全中盤の守備力が落ちた分、SBが前に出る推進力も減って、そこをアルゼンチンに頭を抑えられて後半は殆ど見せ場なし。

中盤も全体も選手感の距離が開きすぎて、容易に1vs1を作られる状態に持ち込まれ、その中で数少ないチャンスから日本が今波が来ていると思ったその瞬間を足元を掬われる形で、セットプレーからのカウンターで失点してしまいました。

まさに甲羅から頭を出した亀状態。

まんまとアルゼンチンの術中にはまってしまいました。こんな事も出来るのがアルゼンチン。



『物足りなさ』


アルゼンチンにも物足りなさは感じてしまいました。

まぁ五輪前で100%で作ってくるようなチームでは無いけど、やっぱりメッシがいないと厳しい感じはします。

それでもメッシが何時でも入っても良いように練習はしていました。前半アルゼンチンの右サイドを使って、中にボールを集中させて大外を使うパターンを何度も繰り返していました。どうしても中に絞らないといけないSBの裏を突く攻撃を丁寧に繰り返していました。残念ながら効果的なクロスそのものは上がっては居なかったけど、其処にメッシがいれば容易に安田と1vs1の状況を作り上げていました。それを防げたかどうかは......左のディ・マリアも後半得点を挙げているけど、内田に抑えられていたし、あまり利点にはなっていないと思われますが......ラベッシも然り......

その分ガゴが後半ガンガン前に仕掛けてきてかなり日本は手を焼いてはいましたが

まぁリケルメは相変わらず、運動量が無いとか言われてたけど、その必要があまり無い選手だし、無ければ周りが動けば良いだけだし、トップスピードでガンガン走るリケルメはあまり見たくない(苦笑)

何気にそのプレイスタイルって遠藤に近いのかな?
※遠藤がリケルメに近いの方がシックリ?

オシムが遠藤をピッチに入れていた意味ってここら辺にあるのかも。その意味では俊輔は不確定要素の強い切り札的存在なのかな。



笑えるぐらいの豪雨と轟く雷鳴で試合中断から中止へ

まぁ五輪前のトレーニングマッチ(キリンチャレンジカップだけど)としては上々だったのでは?

意外と?内田がやれたのは大きな収穫だったかも。スピードに乗った所の内田はアルゼンチンでもファールで止めに来たしね。



日本:Formation


            豊田(9)

    香川(14)    谷口(12)    本田圭(8)

                梶山(10)
         本田拓(16)

    安田(13)            内田(7)
         水本(4)  森重(6)

            西川(1)


【得点】
なし

【交代】
後半20分 豊田 ⇒ 森本(15)
後半32分 本田圭 ⇒ 岡崎(11)
後半32分 安田 ⇒ 長友(5)

※( )内は背番号

FWって4人も要るのかな? 谷口をトップに据えた方がよっぽど......

悪い癖というか本田圭のファウルトラブルが怖い。何だか本大会でやりそうな気がする......その意味ではバックアップする選手が居ないし......

長友って過大評価されずぎだったのかな?
パフォーマンスは確実に落ちてる気がする。安田や内田に比べても仕掛けの回数も少ないし、抜いてクロスも殆ど見れなくなりました。アンゴラ戦は何だったのか???

  

アルゼンチン:Formatin


          アグエロ(16)
                  ラベッシ(9)
 ディ・マリア(11)

              リケルメ(8)
                       
        マスチェラーノ(14)   ガゴ(5)
 モンソン(3)                  サバレタ(4)
          ガライ(6)   パレハ(2)

              ウスタリ(1)

【得点】
後半23分 ディ・マリア

【交代】
後半28分 ディ・マリア ⇒ ソサ(7)
後半34分 ラベッシ ⇒ アコスタ(18)

※( )内は背番号

アグエロ&ラベッシの2トップかと思ったけど、どうも4−3−3っぽい

右がかなりがら空き、後半はそこをガゴが上がって使っていました。

ラベッシの所にメッシが入るとかなりシックリ。そうなると左のディ・マリアが役不足の感じもする。

ずっとマスチェラーノをマキシ・ロドリゲスと勘違い。何で低い所で使っているのかと試合中ずっと思っていたけど、メンバー表を見直して納得(苦笑) 顔似てなくない?




日本は全神経をアメリカ戦の初戦に

ここでどんな試合をするかで終わったのか始まったのかが決まる

アルゼンチンはメッシが来るのかどうか。ベスト8からってチームとしてもそこで合流されても意味無いじゃん(笑)

メッシが居ないとCL予備予選も勝ち抜けないバルセロナって、よしんばそれで突破しても、本選でメッシが怪我で欠場とかしたらどうするんだろ?  

2008年07月04日

雑感あれこれ 十六の巻

ユーロがスペイン優勝で幕を閉じフワフワしております。

北京五輪まではもう少し時間があるし......そもそもかなり環境も政情も不安定な中国が五輪をやり切れるか微妙な感じもするけど(苦笑)

U-23日本代表の試合が7月末にありますが、アルゼンチンと試合するらしいけどメッシとかアグエロとかリケルメとか来るのかな?

五輪出場を揉めていたメッシもメンバーには選ばれているけど、大丈夫なのかな?



『其の一~U-23日本代表合宿メンバー~』


北京前の最終振り分けの場ともなる合宿。

【GK】
山本 海人
西川 周作

【DF】
水本 裕貴
細貝 萌
青山 直晃
森重 真人
安田 理大
内田 篤人
吉田 麻也

【MF】
遠藤 保仁
本田 拓也
谷口 博之
梶山 陽平
本田 圭佑
梅崎 司

【FW】
豊田 陽平
李 忠成
岡崎 慎司
興梠 慎三
森本 貴幸


こうやって見てみると前線のガタガタぶりは以前から変わっていないけど、中盤の荒廃ぶりも目立つ。一時は光が溢れるほどだったけど気がつけば......水野も試合から遠ざかって落選、柏木も居ない、もちろん家長も居る訳無いし、結局FKの本田圭佑しか残ってないし(邪)

遠藤が出場できなくなったら、これほどつまらない代表も無いかもしれない......谷口とか残ってくれて嬉しいけど、ゲームを作るような選手ではないし、梶山頼みかな



『其の二~オーバーエイジ:大久保問題~』


ガタガタのFWに柱を備えるべく大久保に白羽の矢が立ちました。

ただ、五輪期間中もJの試合は行われるわけで、その辺の大人の事情も絡んで神戸の拒否が出たわけですが......

折角、ここ数年積み上げてきた“大人な大久保”もレッドカード一枚でイメージが吹っ飛んでしまいました

それも日本代表を危うく3次予選でW杯不出場に導くかもしれない重要な局面でのレッドカードだっただけに、みんなの印象が拭いきれないほど強い。

その上で今回の神戸の出す出さないのゴタゴタ

もうA代表のピッチに立つことすら危うい状況

そもそも神戸でピッチに立っても以前のパフォーマンスが出せるかどうか......微妙



『其の三~水本G大阪から京都への移籍~』


割と物議を醸した話題でした。イメージ的には水本が逃げた感じ?

ただ、心情的にも過去の事例を見ても水本にちょっと同情したい

そもそもG大阪......選手の心を掴むのがよっぽど下手なのか、これといった期待の選手に限って離反する傾向が強い


2005年 33試合33得点のアラウージョをあっさり手放す。

2006~2007年 マグノアウベスを獲得も2007シーズン途中に他チームと交渉して退団。G大阪はそれ以降急速に勢いを失って優勝戦線離脱。

外国人ばかりではなく、稲本を海外移籍させるもG大阪に戻る気配なし

海外でもがいていた大黒は、何故かベルディで国内復帰

チームで出場機会を失った家長は大分に移籍


チームに破滅的なダメージを与える中心選手の退団・移籍が多すぎる。選手の管理を監督にまかせっきりなのか、そもそもその監督が選手の心を掴めていないのか......

その上で水本の移籍はこの辺が絡んでいる気がする。

そもそも水本を引っ張ってきたのには、シジクレイの衰え振りと将来を見据えて守備の中心選手を用意する事。そして直近のACLとJを見据えての事だったはず。

シーズン序盤、五輪の合宿に召集された水本が直ぐにG大阪にマッチするには時間が掛かるのは分かりきった事。そこを納得させられなかったのか......試合に使うだけの余裕が無かったのも事実。あれだけ脅威だったはずの攻撃がアップアップでは......

ブレが見え始めたG大阪......大丈夫か?

遠藤もシーズンをフル稼働は難しくなってきたし、遠藤の代わりがそもそも存在しない。喉から手が出るほど欲しかったはずのFWの切り札だけど、打ってつけのはずの大黒はベルディに行っちゃうし(苦笑)



『其の四~そもそも何で香川?~』


A代表に召集されて注目されるようになった香川

確かに将来性や能力にケチを付ける気は無いけど、現状の代表を取り巻くMFの層は分厚いです。それを押しのけてでもA代表に選出するほどだったかは微妙。将来を見据えて......ただそれまでの中田英寿・中村俊輔等々のデビュー戦諸々でのインパクトに比べると......

岡ちゃんがガンガン若手を呼ぶのは結構な事だと思う。

ただ何でコレだけ溢れかえっている中盤からなのか分からない

もし召集するならFWが先だろ!


香川より柿谷を呼べ!


あ〜スッキリ(笑)

どうしてもコレだけは言いたかった!

あれだけ得点不足だ、FWの軸が無いと嘆くならば、早々に柿谷をメジャーに引き上げて才能の羽化を促すのが先の気がする。



『其の五~驚きのドメネク続投~』


全然、話題が変わりますが......あれだけの失態を晒してもなおフランス協会は続投を決定したようです。

流石のジダンもドメネクに辞任要求をしていたらしいですが......

それにしてもドメネクにしろトルシエにしろトルシエにしろ......フランス人の監督は変なのが多い気がする。

デシャンがフランスの監督になっても面白そうな気もするけど


タグ:雑感

2008年06月30日

ユーロ2008【オーストリア/スイス大会】ドイツ vs スペイン【Final】

2008 6/30 ウィーン


時代はどっちを向く?

フィジカル優位の勝つためのサッカーなのか?

娯楽を追及させた魅せるサッカーなのか?



『中盤の攻防』

ドイツを見るのは今大会初めてです。準決でさえ“ドイツvsトルコ”の試合を放送しなかったTBS系......まぁ 色んな諸事情があるにせよユーロを放送する気概があるなら努力の後を見せて欲しい所......ここで愚痴を言っても仕方が無いか(苦笑)

ユーロ直前に見た“ドイツvsセルビア”とは布陣が変わっていました。
1トップのドイツというのも奇妙な気がするけど......クローゼのパートナーが見つからない、M・ゴメスが伸び悩みと言った所でしょうか。あとはバラックを守備から解放させて、ポドルスキを使いたいとなれば4−2−3−1に落ち着いたのかな

序盤から、かなり前線からプレスを強めるドイツ。ビジャの居ないスペインは4−1−4−1で中盤を厚く支配率を高める布陣。ゲームを組み立てるDFからの中盤に回る所をかなり厳しくプレッシャーを掛け続けます。流石のスペインもフィジカルを前面に押し出されては、テクニックだけでどうにかなる相手では無いだけに無理はできません。少し手の打ちようが無かったです。

その立ち上がりにペースを掴んだのドイツ。セットプレーも何本かあったものの際どいプレーはありませんでした。かなりシビアに守備をするスペイン。ちょっとドイツは気迫負けしている感じ、立ち上がりのスペインはらしくないミスもあったのに仕留めきれず。

ちょこちょこトーレスを使って裏を狙っていたスペイン。精度がイマイチでドイツにペースを握られていましたが、たった一本の縦パスがトーレスに通り状況が一変!

ピッチの3/1(アタッキングエリア)に進入すると、今まで中盤の壁を通り抜けるのに苦労していたのが嘘のように、水を得た魚の如く縦横無尽にドイツ領内を駆け回ります。明らかに立場が逆転した一瞬でした。

トーレスに裏へ抜けさせる&トーレスにボールを預ける事によって、中盤の激しい攻防戦を排し、一気にディフェンスと勝負が出来る状態になります。中盤でのフィジカルの消耗戦に付き合わなくて済む分スペインはかなり楽になったはず。一方肩透かしを食らったドイツ。スペインにプレッシャーを掛けてゴリゴリ押し捲ってショートカウンターやリスタートからの展開を読んでいただけに......正直、このドイツのプレッシャーをものともしない、かなり精度の高い縦パスを、トーレスに供給できるテクニックは尋常じゃない。中盤でのフィジカルの差はTV画面で見ても明らか。それでもソコを通す、もしくは前を向ける技術は凄いです。

その縦パスを受けるトーレスもスピード&フィジカルに長け、特にフィジカルでドイツCBに見劣りする所はありませんでした。彼の頑張り一つが中盤から上がってくる選手の足取りを、軽くしたり重くしたりするだけに非常に重要な責務を負っているのが分かります。

結局、中盤を排する選択肢もあった事示したスペイン。完全にドイツは後手を踏みましたね。



『先制点』

33分、中盤(シャビ)から裏への一発の縦パスに反応したトーレス。

メッツェルダーとラームの間に居たトーレス。ボールに反応するや飛び出しますが、ラームが一瞬早くトーレスの前をブロックしたかのように見えましたが、トーレスはラームの裏を抜いて、ラームが飛び出してきたGKレーマンに気を取られて、スピードを緩めたホンの一瞬を見逃さず、ソコをボールを掬い上げてゴールネットを揺らしました。

スピード・テクニック・ゴール嗅覚、全てにおいて唖然とするようなプレーでした。完全に予想だにしない所から顔を出し、足が出たプレーでした。

結局、大会前から不安材料に挙げられていたドイツ守備陣のスピードの無さと、タイトにもしくはシビアに相手に当たれない温い守備意識が露呈した一瞬でした。

まぁ トーレスのラームを後ろから抜いて足が出るスピードの方が尋常じゃないか(笑)



『ドイツの攻め所』

後半に入ってもイマイチ攻め所に欠けるドイツ。
中底をフリンクス一人にして、FWにクラニーを入れて前を厚くします。

これには流石にスペインも冷や汗を掻く時間が続きました。いくらセナが中盤の守備を支えていると言っても、バラックと平行して別の選手を見れるわけでもありません。また全体的な中盤の運動量の減退もチラホラ......セスクに代えてシャビ・アロンソを入れてセナと組んで中底の守備を整えたり、攻め疲れの見えるシルバに代えてカソルラを入れたりと手を打ってきます。

それでもドイツのペースが続くかと思われたのですが......相手にセットプレーを明け渡した一瞬。全体的に気が緩んだのかS・ラモスのダイビングヘッドが飛び出します。中途半端に人が残っていたが為にオフサイドトラップが掛からず危うく〆の追加点をスペインに許す所でした。レーマンの反応が無ければ試合が決まっていたでしょう。

そこからまたもう一段階ギアを上げたスペイン。これにはドイツは付いて行くだけの運動量はなかったです。集中力の欠如は、目に見えないところで蝕まれた体力と、常に仕掛けてくるスペインのプレッシャーによって生まれたのでしょう。ドイツのフィジカルも万能ではない。

ドイツも全くチャンスが無かったわけではないはず。リスタートやセットプレーも比較的多く、絶妙な角度からのFKも多かったですが、精度がピッタリ合わなかったのが惜しい所。ただそれでも今のスペインに得点できたか......かなりシビアにストイックにプジョルがディフェンスに入っている所を見ると、フィジカルを超越したものがサッカーには存在するはずだと思わずにはいられません。

それにしても、サイドからのクロスもこの試合完璧にスペインに押さえ込まれていたのに等しいはず。特に決定的な場面になりそうな時に限って、サイドに展開するボールをスペインにカットされたり拾われたりで、寸での所で要所を押さえられては、如何なドイツもペースを作るのは難しいかな。一つの攻撃が防がれると、そこから必ずカウンターが始まり、長い距離を戻らなければならない精神的・肉体的疲労は計り知れないでしょう。こういうカウンターの時に限って、中盤でボールが取れない、前からの守備も効果が無いのがドイツに流れが無い証拠かな。アタッキングエリアまで運ばれて、よしんば奪取してもまた深い位置からゲームを組み立てないといけないし......辛いね。



『押し切る強さ』

ドイツの最後のパワープレイも、そのサイドからの角度のあるボールさえ入れさせないスペインの強かさと試合慣れ。

スペインが勝利の栄冠を掴みました

ここまで自分達の信念を押し切って優勝したチームも珍しいのではないでしょうか?

それも守備の信念ではなく攻撃の信念を前面に押し出して

それを可能にしたチームが、決してフィジカルで優位に立つチームで無いことも特筆すべき事でしょう。

それにしても、ここまでドイツを決勝の地でねじ伏せたチームも珍しい


決してドイツが守備主体のチームとは言えないけど、フィジカルを前面に押し出す分、そういう見方が出来る事は確かです。

そういうフィジカル重視・守備重視・勝つだけのサッカーの流れからヨーロッパが舵を切り始めたと見ても良いのかもしれません。

より娯楽性?ファンタジックなプレーを重視するサッカーに向かいつつあるのが、このユーロの潮流としてあったのではないでしょうか?

それを成し遂げたのがスペインであると言う事実は大きいと思います

そんなスペインの攻撃への信念を支えたのが、セナの奮闘であり、プジョルのストイックさであり、S・ラモスのタイトさであった事は忘れたはなりませんが......

何か大きな流れが変わったと信じたい

その流れに日本が乗り遅れない事を切に願うのみ



ドイツ:Formation


              クローゼ(11)
 ポドルスキ(20)                 シュバイン(7)
              バラック(13)

      ヒツルスペルガー(15)  フリンクス(8)

 ラーム(16)                 フリードリッヒ(3)
       メッツェルダー(21) メルテザッカー(17)


              レーマン(1)


【得点】
なし

【交代】
46分 ラーム ⇒ ヤンセン(2)
58分 ヒツルスペルガー ⇒ クラニィ(22)
79分 クローゼ ⇒ M・ゴメス(9)

※( )内は背番号

何だかんだでサイドはスペインに押さえ込まれていた。

ラームの交代はちょっと疑問。守備で失点に絡んだとはいえ攻撃に関してはS・ラモスの頭を抑えて上がり難くしていたことは確か。

※ラームの交代は怪我によるものらしい。これは残念

ラームの代わりに出てきたヤンセンのコンディションやプレーの質が、全体の流れの足を引っ張っていると言っても過言では無いはず。

ドイツの要である中底の働きがイマイチ。ここがタイトに激しく動けない分全体が上手く回っていなかった。

結局、バラックは試合から消されていた。セナ恐るべし

最後まで足を引っ張ったのは守備(CB)だったのは予想通り?



スペイン:Formation


           トーレス(9)
 シルバ(21)                イニエスタ(6)
        セスク(10)  シャビ(8)

            セナ(19)

 カプデビラ(11)              S・ラモス(15)
        プジョル(5) マルチェナ(4)


           カシージャス(1)


【得点】
33分 トーレス

【交代】
63分 セスク ⇒ シャビ・アロンソ(14)
66分 シルバ ⇒ カソルラ(12)
78分 トーレス ⇒ グイサ(17)


※( )内は背番号


ビジャが居なくても別のサッカーで勝てるスペイン

トーレスの特徴大爆発の試合。あれが届くのか......

中盤の4人はやっぱ異常(笑)

※セスクが目立たないくらい、シャビ・イニエスタ・シルバの動きが凄かった。確かにセスクがスタメンを取れないわけだ......

それを支えるセナの働きも異常(笑)

身長が無くてもプジョルのようにストイックになれば......

ドイツを力でねじ伏せちゃった(苦笑)


勝つだけのサッカーに決別したスペイン

この流れが世界に感染して欲しい       





2008年06月27日

ユーロ2008【オーストリア/スイス大会】ロシア vs スペイン【Semi Final】

2008 6/27


スペクタルとリアリズム、均整のとれたヒディング風ロシア

鬼門を突破し世界の期待に応えたい無敵艦隊スペイン

皆が期待するような試合が見れるのか?



【慎重さと強かさと】

グループリーグでも戦っている両者。結果は4−1でビジャにハットトリックを決められる始末。ロシアもその試合でアルシャビンを欠いた中での戦いだけに、この試合に賭ける思いは並々ならぬ想いがあるはず。

比較的、両者共に慎重な立ち上がりですが、それでもスペインがロシアのパス回しを楽に容認している辺りに、ガチガチに引かれて守られるのを警戒し嫌う意図が見え隠れします

それを知ってか知らずかボールを支配するロシア。右から比較的楽に何本かサイドを侵食するものの、決定的な場面はなし。それに準ずる場面は何度かありましたが、全体が震えるような連動性とか目覚しい運動量まではない。

それを水際で防いでいたのはプジョルとS・ラモスのタイトでかなり厳しい守備に依る所が大きいです。アルシャビンはかなりキツメにお灸を据えられている感じですね。まぁ スペースを与えたりフリーで動かすと危険なのは、オランダ戦を観ても分かりますし早めに芽を摘まれていました。

そしてロシアがこれ以上に苦しんだのは、左サイドが完全に死滅した事でしょう。たった一人S・ラモスに、ロシアの左SBジルコフが完膚なきまでに押さえ込まれ《抜けない・クロスを上げられない》ではどうしようもありません。ロシアの最大の特徴は、右左と両サイドを満遍なく使う事によって、相手を左右に振り、全体の意識がアルシャビンから離れたときにエースが自由になって動き回って、相手を混乱のどん底に突き落とすのが狙い。その為の無尽蔵な運動量な訳です。特に左SBのジルコフは、ある意味切り込み隊長的な役割も担っているようで、S・ラモスに抑え込まれて以降、サイド付近からクロスを上げるのはリスタート以外にありませんでした。

まぁ リスタート(FK/CK/スローイン)などファウル等々貰っているからロシアペーストも言えるけど、むしろスペインがかなり厳しく序盤から芽を摘んでいたと言った方が、シックリくるかもしれませんね。

一方のスペインの攻撃は、トーレスを効果的に使った縦パスで裏へ抜けるパスが非常に目立ちました。これは前述の通りパス回しで支配するとロシアが固くゴール前で亀になるのを防ぐ為に取った戦術でしょう。トーレスとビジャだけでやれる自信もあったはず。



『誤算......』

ここで誤算が生じます。ちょっとロシアにボールを持たせすぎた事によるスペインのリズムの崩壊とロシアの侮りがたい単発の攻撃(シュート)


そして最大の誤算は、34分にビジャが怪我でピッチを去った事


ただしビジャに代わってピッチに入るのがセスクと言うのはちと反則(苦笑)

まさしく『何だかな~(阿藤快風)』

ただこの誤算によってスペインのシステムが変わり、戦術も変わり格段にボール保持率が上がった事は言うまでもありません。それに特化したと言っても過言では無いはず。



『パーフェクトスペイン(後半)』

ビジャ交代以降潮目が変わってしまいました。その流れを取り戻すべくヒディングは後半の頭から、前線から連動したプレッシングを仕掛けてきます。まさにこれぞ監督の醍醐味と言ったところでしょう。

ただ惜しむらくは相手が前半とは変わっている事、そしてこの後半の中盤でない(ビジャがいる)前半のスペインであったならば、もっと違った展開になっていたかもしれません。

尽くロシアの強烈なプレッシャーをすり抜けるスペインの中盤。ボールのコントロールミスさえない状態では何もする事が出来ません。

強烈なプレッシングも度々、個人&集団で避けられて、裏へ一発の縦パスで抜けられ、トーレスなど1vs1の状況を度々作られます。前に人数を掛ける分後方の守備が手薄になり、戻りながらの守備を強いられる状況を作ってしまいました。

そして......50分、PA付近でイニエスタにボールを保持されテクニックで翻弄されている内に、二列目からフリーで突っ込んできたシャビに、ゴールど真ん中でボールを合わされて、先制点を許します。

完全に息を吹き返したスペイン

完全に力関係がハッキリして、テクニックで尽くロシアのプレスを華麗に避け、そして余裕をもってゴールを狙うスペイン

次第にプレッシングの勢いが消えて、スペインの中盤のボール回しに取りに行けなくなったロシアは、成す術もなく沈んでいきます。無尽蔵に思えた運動量も、攻撃の転ずる機会がなければ波に乗ることも出来ません。ましてやスペインの中盤が常にパーフェクトに立ち振る舞い、ミスさえもしないのでは......



『誤算はどちらだったのか』

結局終わってみれば、途中交代のグイサが追加点を決めたり、〆はシルバが決めて3−0の快勝で、スペインのパーフェクトさだけが目立つ結果になりました。

ビジャの負傷交代は、実はスペインが痛いのでは無く、ロシアにとって最大の誤算だったのかもしれません

中盤の支配力が比較的弱い状態のスペインであったならば、後半のロシアのプレッシングは効いていたかもしれません。

ビジャがピッチを去って、セスクが入ることによって中盤の支配率が急激に上がり、ボールをテクニックで保持できる選手が増えた事がヒディングにとっては恨めしかった事でしょう。


実は私も試合前は、ビジャとアルシャビンのエース対決を予想していただけに残念でした(苦笑)

折角《ビジャに有ってアルシャビンに無いものは......それはエースの作ったチャンスをゴールに繋げるストライカーの存在だ! それがトーレスだ!》なんて謳い文句を用意していたのに悔しいです(笑)

※まぁロシアでなくスペインが勝つ事が前提だけど(苦笑)

まぁ 誤算も何もサブにスタメンを張ってもおかしくない連中がゴロゴロいるスペインの方が異常な気もしないでもないかな......

そして、しつこいけどロシアのジルコフが、あんなに完膚なきまでにS・ラモスに抑えられるとは想像もしなかったはず。たった一度チャンスがあったけど、後半ロスタイムに一度だけマークが外れたぐらい......ちょっとこの強力な守備は今までのスペインからは想像もつきません。


何だかんだで決勝は、ドイツvsスペインになりますが、かなり内容的には濃いユーロだった気がします。特にスペインがこの準決勝でこのパーフェクトな試合をしたことは大きな意味があるかもしれません。

ただ不安なのは......際どい試合をしてきたチームが次の試合を制している現実......スペイン大丈夫か!?



ロシア:Formation


        アルシャビン(10)  サエンコ(9)

 パフリュチェンコ(19)  セムショフ(20)  ジリャノフ(17)

              セマク(11)

   ジルコフ(18)              アニュコフ(22)

       イグナシェビッチ(4) ベレツトスキー(2)


            アキンフェエフ(1)


【得点】
なし

【交代】
56分 セムショフ ⇒ ビリャレトディノフ(15)
57分 サエンコ ⇒ シチェフ(21)

※( )内は背番号

《ビジャに有ってアルシャビンに無いものは......》の続きですが、アルシャビンが居ても居なくても関係なくゲームを作れてフィニッシュまで持ち込める中盤の存在。スペインの中盤は反則級(苦笑)

ジルコフ等々のミドル/ロングレンジからのシュートも、オランダ戦から比べれば殆ど無いに等しい。これが意外に守備陣に恐怖を植えつけていたのかもしれませんね。強烈だったし枠内に入っていたし。

結局の所、オランダはロシアをなめきって試合に入ったかもしれないと今思う

ヒディングがこのままロシアに残るか分からないけど、彼が去れば草木も残らぬ悲惨な状態になる事だけは確か......



スペイン:Formation


        トーレス(9)  ビジャ(7)

  シルバ(21)  シャビ(8)         イニエスタ(6)
                セナ(19)

 カプデビラ(11)               S・ラモス(15)
        プジョル(5)  マルチェナ(4)


           カシージャス(1)


【得点】
50分 シャビ
73分 グイサ
82分 シルバ

【交代】
34分 ビジャ ⇒ セスク(10)
69分 シャビ ⇒ シャビ・アロンソ(14)
69分 トーレス ⇒ グイサ(17)


※( )内は背番号


ビジャが負傷は痛い。決勝で是非観たいけど......

S・ラモスの強さが目立った試合。その分逆サイドのカプデビラはずっと浮いている感じ......たしか決勝ではドイツのラームと対面するはず大丈夫か!?

ビジャ以後の4−1−4−1は凄かった。まさしくパーフェクト! セナが守備に専念できる分ありかも......ただ今回は先制点を取れたから優位に進めたけど、取れなかったら攻め手に欠く布陣でもある。

ドイツの上背に決勝は苦労しそうだけど......トニのように空振りしてくれる訳でもないクローゼを抑えることが出来るか......バラックは? シュバインシュタイガーは? ポドルスキーは? マリオ・ゴメスは?



2008年06月23日

ユーロ2008【オーストリア/スイス大会】スペイン vs イタリア【Quarter Final】

2008 6/23


ドイツW杯から流れる時代の潮目

イタリアに象徴される守備主体の時代が続行するのか

スペインに象徴されるスペクタルとリアリズムが共存出来る時代なのか



『イタリアの哲学』

ピルロが居ないガットゥーゾが居ない......その選択肢の中から導き出された答えが、ミランスタイル?をモデルにしたガチガチにカテナチオを前面に出したサッカー

正直、これには面喰いました(笑)

確かにドイツW杯の時も結果的に守備に偏重する事はあっても、リッピはあくまで攻撃に手を打たなかったわけではありません。まぁスペインに比べればコチラから仕掛けて、どうにか出来る駒が少ないと言うのもあります。ピルロが居ない事がココまであからさまにカテナチオを前面に出したものになるとは......

ただ、《守る+カウンター》と目的が単純化された時のイタリアの団結力は半端じゃありません。この日も今回のユーロで急造されたDFラインの硬さは尋常じゃありません。キエッリーニがここまで出来るとは思いもしませんでした。もちろんパヌッチ・ザンブロッタ・グロッソと経験豊富な面々に加えて、ブッフォンが要ると言う事が大きな心理的アドバンテージになっているからでしょうけど。

そしてDFラインの前に陣取る中盤の3人、特にアンブロジーニの危険を察知してDFにヘルプに行く心強さは何物にも代えがたいでしょう。グロッソはコレがあったから落ち着きを払って行動できたのでは無いでしょうか?


『勇気あるチャレンジを繰り返すスペインの答え』

このイタリアの哲学に真っ向から挑んだスペインの勇気を称えない訳にはいきません。カテナチオからのフルスピードのカウンターを見れば、誰もがたじろぎます。それでも勇気を持って真正面から挑んだスペイン

縦にパスを入れてPA付近でガンガン勝負をかける辺りをみると、まるでイタリアのカウンターを恐れていな無鉄砲にも見えるけど、それをきっちりシュートでフィニッシュを終える事で、イタリアに少なからず恐怖感を与えていたのは言うまでも無いでしょう。全力で力をぶつけて来るスペイン、攻撃に対する飽くなき意思を感じました。

ビジャの類稀なるずば抜けたテクニックとセンス。シルバの目を見張る突破からのシュート。イニエスタ・シャビの変幻自在のゲームメイク。

しかし、それらをひっくるめてどうしても守備が疎かになりで、全体が軽くなってしまう所を、要所要所で体を張って全体をシャープに保っているのはセナの働きに依るところが大きい

DFラインにしても危険な所でセナが動いてくれるのでかなり助かったはず。どうしても体格的にスペインは劣るのは仕方が無いこと。そこで勝負される前に出来るだけ危険の芽を摘むことは必須

それにしてもビジャのテクニックは異常なほど凄い(笑)

あと驚きを隠せないのはシルバ.....全くその存在を知らなかったのでびっくり。度々イタリアの目を掻い潜って中盤でフリーになって、ソコから基点となってイタリアゴール前を脅かしていました。色んな人材が居るんだなぁ~


『勝負を決し得なかったもの』

これだけガチガチに組み合っていると、一、二度は決定的チャンスが巡って来ます。

スペインはフィニッシュに入るワンステップ前にイタリア守備陣の足が出たりと、執念にも近い守りのタフさに微妙にテクニックが狂わされた所もあるかと思います。何より単純なシュートじゃブッフォンにセーブされるという気持ちが、より厳しいコースを狙う事を強要したものが一因に挙げられるかもしれません。

逆にイタリアも数少ないカウンターからグロッソやザンブロッタなど、両SBが機を見て果敢にオーバラップから勝負をかけるものの、そのアーリークロスに尽くトニが寸での所で合わせられない。後半、二度ほどDFからマークを外してフリーになるものの決められず。決定的な場面もカシージャスのスーパーセーブで弾かれたり......イタリアのブッフォンだけがGKじゃない証拠。

両者共に寸での所で攻撃が噛み合わず止めを刺せず


『PK戦にもつれはしたけど』

延長でも決着がつかずにPK戦に突入

結果は4−2で勢いの差でスペインが勝ち名乗りを挙げました。

ポルトガルにしろオランダにしろ、グループリーグで圧倒的な力を誇示した所がバタバタ敗退しただけに、スペインがこの流れを食い止めた事が何よりも安心しました。

時代が止まったもしくは逆行するかもしれない危機に一時は落ち着きませんでしたが......

トルコにしろロシアにしろやはり、スペクタルとリアリズムの共存をしっかり備えているチームが勝ち上がってきているだけに、時代は確実にドイツW杯の時より進んでいると確信しています。

特にスペインがイタリアに勝った意味は、この意味で非常に大きい

哲学と哲学のぶつかり合いが生んだ稀なる名勝負だと言っても良いでしょう。

リアリズムを追求するだけでは前に進まないのは、ユーロが証明したはずです。岡ちゃんは見て無いか......(苦笑)

スペクタルを追求するにしても、フィニッシュをシュートで終えるというもっとも単純だけど真理に近いこれを日本が実行できない限り、停滞は目に見えています。



スペイン:Formation


        ビジャ(7)  トーレス(9)

 イニエスタ(6)             シルバ(21)
         シャビ(8)
               セナ(19)
 カプデビラ(11)             S・ラモス(15)
        プジョル(5)  マルチェナ(4)

           カシージャス(1)


【得点】
なし

【交代】
59分 イニエスタ ⇒ カソルラ(12)
60分 シャビ ⇒ セスク(10)
85分 トーレス ⇒ グイサ(17)

※( )内は背番号

トーレスの切り替えしが、イタリアに読まれまくっていた。 

流石のスペインも両SBを上げるほど攻撃を仕掛ける事はなかった。
カウンター対策をシッカリとっていた。体格で劣る分致し方なし

セナが攻守に目立っていた分、シャビとかセスクとかイマイチに映る



イタリア:Formation


            トーニ(9)

      カッサーノ(18)   ペッロッタ(20)

  アンブロジーニ(13) デ・ロッシ(10)  アクイラーニ(22)

グロッソ(3)                 ザンブロッタ(19) 
       キエッリーニ(4) パヌッチ(2)


            ブッフォン(1)

【得点】
なし

【交代】
58分 ペッロッタ ⇒ カモラネージ(16)
74分 カッサーノ ⇒ ディ・ナターレ(11)
118分 アクイラーニ ⇒ デル・ピエロ(7)

※( )内は背番号

クリスマツリーもトップ下の二列目がこれじゃ......カカじゃないし

結局トーニと心中したドナドニ......彼の代役を連れて来なかった&探さなかったのが敗因か、代える勇気も無かったのか

グロッソも良いSBになった。ドイツW杯から比べると自信がついた様子がプレーにも現れている。

急造DFラインにしては、あのスペインの猛攻を120分間鍵を掛け続けた事は驚き

ピルロに代わる人材が居ない&成長していない

トッティの次が出てきていない

活きの良いFWも揃えられなかった事がカテナチオの完成には至らず


《PK戦》
スペイン
1.ビジャ  ⇒ ○
2.カソルラ ⇒ ○
3.セナ   ⇒ ○
4.グイサ  ⇒ ●
5.セスク  ⇒ ○

イタリア
1.グロッソ    ⇒ ○
2.デロッシ    ⇒ ●
3.カモラネージ  ⇒ ○
4.ディ・ナターレ ⇒ ●
5.




2008年06月22日

ユーロ2008【オーストリア/スイス大会】オランダ vs ロシア【Quarter Final】

2008 6/21


勢いも人力もオランダが優勢か?

ヒディングマジックはあるのか?

波乱がここでも起こりえるのか?



『試合の入り方を間違ったオランダ』

至極当然ながら、ここからの戦いはノックアウト方式のトーナメント。
誰もが慎重な戦いを肝に銘じていたはず。多分オランダのファンバステン監督も試合開始早々の失点だけは避けたかったはず、後手後手に手を打つのは百戦錬磨のヒディングに対抗するには、人材や勢いだけでは無い経験の差がモロに出てしまうから......

当然ロシアも然るべく慎重な試合の入り方をしていました。ヒディングの経験はあるにしても、人材の乏しさはオランダに比べれば誰の目にも明らか、だからこそ早々の失点で自身が自信を喪失し、オランダにソコを突かれて嵩にかかられるのが、もっとも最悪なパターンとして頭の隅にあったはず。

ただオランダとロシアを分けたものがあるとしたら、時折見せる無鉄砲さと言うか強引さの違いでしょう。

ロシアの若さと言うか捨てるものが無い、背負うものが無い気負いの無さが、時折強引・無鉄砲さとしてゴール前に突進してきたり、無謀とも思える距離からのロングシュートだったりと、ゴールが見えたらシュートを打て!っと言わんばかりの強引さが目立ちました。

客観的に見ている私としては、あまりにも焦りすぎて突っ走るロシアに苦笑い状態。もっとサイドでドリブルで抉ったり、中央でも手数をかければ良いのにと思ったりもしました。クロスも呆気なく上げたりと淡白さを感じていました。

ただ、この時から既に罠は仕掛けられていたのかもしれません。

オランダの選手の立場に立てば、試合の入りを慎重にと言うワードと、意外に攻め込まれる&ゴールの枠に入るシュートを見て、そして肌で感じて、より守らなければという深層心理が動いたのではないでしょうか?

攻めを主体とするチームが陥った最初のボタンの掛け違いがココにある気がします。



『スナイデルの強引マインド』

結局、再三のチャンスからロシアが先制します。

ただコレにしても、オランダに流れからの得点チャンスが少なかったにしても、セットプレーからあと一押し&数センチというチャンスを決められなかった流れがあります。

正直、オランダが先制さえすれば、ここまで苦しむ事も無く万事上手く行っていたのかもしれません......タラレバですけどね(苦笑)

均衡が崩れはしたものの、そこから直ぐに嵩にかかって攻め入る事が出来るほど、オランダにはマインド(心理)の方向転換も術もありませんでした。既に体と心が分離された状態で、オランダらしさの欠片も披露する事は出来ませんでした。

ただ出来ませんでしたで、おいそれと日々を戦っているメンバーで無いことは確かなわけで、そこでスナイデルの強引とも取れる雨霰のシュートが出てきます。これはロシアが最初の先手を打った心理に近いものがあるかもしれません。この強引さが軟弱になっていたオランダの選手の気持ちに少なからず火を付けた事は言うまでもありません。

実際一度はオランダはニステルローイのヘッドで追いついたのですから



『時既に遅し』

試合の入りも問題だけど、その後の展開でピッチ内で対処仕切れなかった事が後々に響いている事は確かです。

オランダの利点は何といっても攻めにこそ本文がある

それを捨てて守りに入ればどんなに悲惨な展開になるかは......

スナイデルの強引なエンジンの掛け方もその場しのぎでしかなかった。これは選手どうこうより試合展開を先々まで読みきれなかった監督に非があるかもしれません。選手交代にしても......ただロッペンを出していてもこの状況を劇的に変えられたかは、大きな疑問符を投げます

既に3人目のカードをオランダが切った時には、サイドのウィングが翼を広げきった状況で、単体での突破しか手が無く、選手間の距離が広く
中央のニステルローイとファン・ペルシーとの距離は気が遠くなるほど広がっていました。ここにスペースがある状態ならば、ロッペンを投入しても何とか打破できるでしょうが、既にロシアはスペースを埋めてソコに守備を割いて単独突破を許さない構えを敷いていました。そればかりではなく機があればカウンターでオランダを脅かした状態では、より前がかりに前線に人数を割く事はオランダにはあまりにもリスキーでした。主導権をどちらが握っているかは分かるとおり既にオランダは後手後手のダンスステップを踏んでいました


『後世の記憶に残るのはアルシャビンのみ』

正直、私にとってはアルシャビンの動きは特に目新しくもありません。コレぐらい出来るのは周知の事実。実際問題もっと動けるはず。

ただ今回驚きを隠せないのは、そのアルシャビンを持て余していたかつてのロシアとは違った事。

アルシャビンの運動量が気にならない程、周りにサポートの運動量の激しさが、むしろアルシャビンを目立たなくして、オランダの目を逸らさせる結果になっていました。

あれだけ後ろから突っ込んでくれば、アルシャビンだけに構っては要られないのも事実。

結局、延長に入ってオランダに引導を渡したのは、アルシャビンの1アシスト1得点でした。

後世にはアルシャビンの活躍だけが残るでしょうけど、忘れてはならないのは、それを支える運動量。

まさしく、そのチームで一番上手い選手が走る。そしてそれを支える周りも走る。ヒディングのサッカーは好きにはなれないけど、これはかつて日本が目指していたものでした。今の日本代表にコレがあるかは微妙な所......確か今日のW杯バーレン戦を見れば何が違うのかハッキリ分かるはずです。世界を見据えるのならばココで力を発揮できなければ何も出来ないのと同じ事だと思います。

今の日本代表に90分以上全力で走りきる事が出来るかは微妙な所

ロシアのような運動量があるか見物ですね(苦笑)

※アルシャビンの活躍を記したコチラもどうぞ



オランダ:Formation


            ニステローイ(9)
   スナイデル(10)            カイト(18)

         ファン・デル・ファールト(23)

      エン・ヘラール(8)   デ・ヨング(17)
    
 ブロンクホルスト(5)             ブラールズ(21)
         マタイセン(4) オーイヤー(2)

          
          ファン・デル・サール(1)


【得点】
86分 ニステローイ

【交代】
46分 カイト ⇒ ファン・ペルシー(7)
54分 ブラールズ ⇒ ハイティンハ(3)
62分 エンヘラール ⇒ アフェライ(20)

※( )内は背番号

オランダの悪い癖と言うか、ウィングがサイドにベッタリ張って周りに忘れられてピッチに佇んでいると、リズムが悪い証拠

結局、強いオランダの試合を観ることは叶わず残念



ロシア:Formation


      アルシャビン(10)  パフリュチェンコ(19)

 サエンコ(9)     セムショフ(20)     ジリャノフ(17)
  
             セマク(11)

 ジルコフ(18)                 アニュコフ(22)
         コロディン(8) イグナシェビッチ(4)


           アキンフェエフ(1)


【得点】
56分 パフリュチェンコ
112分 トルビンスキー
116分 アルシャビン

【交代】
69分 セムショフ ⇒ ビリャレトディノフ(15)
81分 サエンコ ⇒ トルビンスキー(7)
115分 パフリュチェンコ ⇒ シチェフ(21)

※( )内は背番号

良くも悪くもヒディング風ロシアサッカー

もっとアルシャビンは日の目を浴びても良い筈、ただ使いにくそう(笑)



2008年06月18日

ユーロ2008【オーストリア/スイス大会】フランス vs イタリア【グループC】

2008 6/18 


しばらくご無沙汰しておりました。

心も軽やかに戦線復帰

気がつけばユーロも予想とは違って大混乱!?状態



『予想外のここまでの展開』

ネットもTVも情報がほぼ遮断する&された状態で一週間過ごしたので、サッカーはトンとご無沙汰でした。自分の当初の予想を裏切る結果もちらほら......

特にグループCでオランダがココまで抜け出すのは予想外。試合を見て無いので、どこが今までと違うのか非常に興味を惹かれます。

逆にイタリア&フランスがここまで苦しむのは予想外。特にフランスは若手からベテランまで戦力の充実振りは本大会一位二位を争うほどじゃないでしょうか?

それが何故......

イタリアに関しては、アズーリのファンである私から見ても順当な苦しみぶりです。むしろまだグループリーグ突破の可能性が残っている事が意外なくらい(苦笑)

他のグループリーグを見ても、トルコの躍進とチェコの衰退、クロアチアの意外性とドイツのエンジンのかかり難さ、スペインの大爆発?等々ありますが、ドイツW杯の時にも経験済みだけどグループリーグとトーナメントは別物です。全く別物のサッカーになってしまう国も多いので大波乱が起こる可能性は捨て切れません。


『フランスの試練』

ドイツの優勝の対抗に推していたフランス

しかし、この試合は試されるかの如く試練の連続。
前半早々に守備に全速力で向かったリベリーがザンブロッタと接触して負傷退場。泣く泣くナスリを投入するも流れは変えられず。23分にはアビダルがPA内でトーニを倒して一発退場。イタリアにPKを謙譲して、これをピルロが決めて先制。結局ナスリを下げて守備のブームソンを投入する始末......後半に入っても流れは変わらず、FKから駄目押しの得点をイタリアに決められて万事休す。試合を捨てたかのようにアネルカを投入した辺りで試合は終わりました。

尽く全てがイタリアに勝利を呼びかけている(苦笑)

これだけの人材を揃えても活かしきれない、肉薄するもしくは勝ちに手が届かない......


ある意味このドメネクの手腕って感嘆に値する!


そう言えばこの人、ドイツW杯の時も予選で若手を多用するも結果が出ずに敗退の危機の時に、ジダンに泣きついて代表引退を撤回させて、代表に距離を置いていたり引退していたベテランをジダン効果で呼び寄せたりと、ピッチでの采配そのもので名を挙げた監督ではない。ドイツW杯で勇退するかと思ってたのに......ジダンの魔法が無ければ何も出来ないのか......

何もかもが的外れ......フラミニを召集しなかったり、この試合でも前線と中盤以降が噛み合っていないにも係わらず、そこをテコ入れする人材を入れずにアネルカを入れてみたり......あれだけベンゼマがゴールから遠い位置で苦労しているにも係わらず......訳分からん(笑)

ナスリを下げるよりもゴブを交代させたほうが良かったんじゃないかと......馬の耳に念仏か(諦)


『転がり込んだ幸運~イタリア~』

この勝利は幸運の何物でも無いでしょう。

カテナチオを誇るDF陣の構築不足、トーニの不発、トーニ以外の武器弾薬不足等々、勝ったのが不思議なくらい(笑)

PKの場面にしても確かにトーニは足を伸ばしてボールを吸い寄せてはいたけど、あの大勢からシュートを打って枠に入ったかは微妙な所。フランスGKクーペも真正面に突っ込んでいたし、今日のクーペは当たり日だったし......

中盤の三人は中々面白かったですね。特に真ん中にデ・ロッシを置く方法は予想外に上手く機能している気がします。ただそれを生かすためにも、ペッロッタの位置でもうちょっと相手に恐怖を感じさせる仕事が出来ないと、デ・ロッシも上がれないしわざわざピルロをゴールに近い位置に置いた意味も無い。また、トーにも周りで動くカッサーノの働きも十分とは言えず、これもペロッタ同様脅威を与えていたかは疑問符。

まぁ何より、SBがこれだけ脅威で中盤できっちりタメを作って上がる時間を作れて、ゴール前に迫っても中のトーニが尽くゴールを外している状態ではお先真っ暗......一つ何かが合えば爆発するほど並々と零れ落ちそうなほど溜まっているけど不発(苦笑)


『それぞれの道』

フランスはこの試合の結果2−0で約30年ぶりのPK以外でのイタリア戦での敗戦でユーロを去ります。

ハッキリ言って選手もチームもジダン抜きでもやれると確信はしているけど、肝心の監督がジダンに取り付かれている&執着しているご様子

流石にドメネクは退任すると思う&願う(笑)

ベンゼマとか良い選手だな......もっとゴールに近い位置で動けるように中盤の支えがあればと考えます。ナスリももっと多用されてもと思うんだけど......フラミニしても、サニャにしても腐るほど人材は入るのに活かしきれていないのが本当に口惜しい


逆にイタリアは人材不足にお悩み中

それでも勝ってトーナメント出場を決めた辺りは流石なのかな

それでも次戦はスペインとのトーナメント初戦。ガットゥーゾもピルロも累積で欠場。特にピルロが居ないのは何よりもきついけど何とかしてしまうのか......それでもDFとくにCBにかつての強さはありません。
そしてトーニ頼りの攻撃では、爆発的な若さと才能を多数揃えたスペインを撃破出来るとは想像しにくい......順当にスペインが力を発揮できれば誰の目にもイタリアの敗戦は目に見えているけど(苦笑)

それにしてもバッジョ⇒デル・ピエロ⇒トッティのファンタジスタの系譜はここで途絶えてしまうのか?

そこも気になる......




フランス:Formation

        アンリ(12)    ベンゼマ(9)
  リベリー(22)               ゴブ(10)
       
        マケレレ(6)  トゥララン(20)
  エブラ(13)                クレルク(14)
         アビダル(3)  ギャラス(5)        

             クーペ(23)

【得点】
なし

【交代】
10分 リベリー ⇒ ナスリ(11) 《負傷交代》
26分 ナスリ ⇒ ブームソン(2)
66分 ゴブ ⇒ アネルカ(8)

【退場】
24分 アビダル

※( )内は背番号

伝統的なのかドメネクの手腕なのか中底以降と前線が分断されているから攻守の連動が上手く行かない。今までならばジダンやヴィエラがそこを補っていたけど、この試合リベリーが抜けてからより顕著になった。

その意味でもナスリよりゴブを選んだ選択が正しかったのか? 素人の私には分からない(むにゃむにゃ)

テュラムとかサニョルとかなんでスタメンで使わなかったのだろうか?

ヴィエラの怪我の回復を願って代表に帯同させたい気持ちは分かるけど、トゥラランって誰? フラミニを退けるほどの人材なのかな......

チグハグなドメネク 退任を望む(毒笑)



イタリア:Formation


            トーニ(12)
     カッサーノ(18)
              ペッロッタ(20)

    ガットゥーゾ(8)      ピルロ(21)

           デ・ロッシ(10)
 グロッソ(3)               ザンブロッタ(19)
       キエッリーニ(4)  パヌッチ(2)


            ブッフォン(1)

【得点】
25分 ピルロ《PK》
62分 デ・ロッシ(FK)

【交代】
55分 ピルロ ⇒ アンブロジーニ(13)
64分 ペロッタ ⇒ カモラネージ(16)
80分 ガットゥーゾ ⇒ アクイラーニ(22)


※( )内は背番号

デ・ロッシの成長に驚き、トッティの居ないローマも支えてたし......

ピルロ&ガットゥーゾが抜けるスペイン戦

予想としては......

               トーニ
         カッサーノ
   デル・ピエロ           カモラネージ

       アンブロジーニ デ・ロッシ
   グロッソ             ザンブロッタ
        キエッリーニ パヌッチ

            ブッフォン


確かドイツW杯オーストラリア戦でも、トッティの不調を考慮して4−4−2にしてきた記憶が......トッティとピルロを置き換えてみました。まぁ相手がスペインとオーストラリアでは違いすぎるけど(苦笑)       

それにしてもブッフォンは凄い。確かにチェフの人外の超越したセーブも魅力だけど、怪我以降の凡ミスも目立つし、安定感から言えばまだまだブッフォンの時代が続きそう

2008年06月05日

国際親善試合 ドイツ vs セルビア

2008 6/5


ユーロを控えたテストマッチ

一応、本命に挙げているドイツ

新たな新興国の快挙がありえるのか?



『温い守備』

ほぼベストメンバーに近いドイツ。対するセルビアは北京オリンピックに出場するメンバーを中心に若手主体です。

ドイツの失点シーンから

DFラインが高い所を逆に使われ、ラインの前のバイタルエリアで、細かくパスを繋がれて、人(マーク)を見失って裏を抜かれる始末。

あまりにもお粗末。ガツガツ削るような人に強いイメージからは程遠く、手緩くマークを放しあっさり裏を取らる。足の遅さはあるにしてもそれを補う守備の厳しさが抜けていてはトテモトテモ......

SBが中に絞ってある程度の保険をかけているけど、中途半端に中に絞る為に、逆サイドに展開された時、SBの大外にポッカリと穴が開く始末。セルビアがそこまでしつこくココを突かなかったから大炎上は免れたけど、ちょっと本命にしては守備の不安が......

メッツェルダーとレーマン共に所属チームで出場が恵まれなかったシーズンだけに、試合感が思った以上に戻っていないのはかなり厳しい。

失点シーンもメッツェルダーが、マークの受け渡しを手緩く見過ごして裏を突かれているし、レーマンは股を抜かれて失点。



『変化の少ない攻撃』

サイドにシュバインシュタイガーを張らせたり、SBを布陣する4バックだったりとサイド攻撃を主体においているのかなと思うんだけど、何故か中盤から直接FWに当てる縦パスに御執心

サイドを囮にして、マークや守備を中央からサイドに目を向けさせて手薄にさせる意図があるならば理解できるけど、ただ単にゴールに近いから直接縦パス放り込んでいるようにしか見えませんでした。

マリオ・ゴメスやクラニーなど前でキープできる事を期待していたのかもしれないけど、あまりにもそれは無謀。それを簡単に許すほどセルビアも馬鹿では無い。

それにしてもこの日のFWは前にデンと居るだけで動きが少ない。どちらか一方がサイドにマークを引っ張るとか献身的な動きは皆無。オレがオレがの気持ちだけが先走って、攻撃のタメなんて夢のまた夢。だからSBが前を追い越して攻撃参加なんて殆どありません。攻撃のバリエーションそのものが限定されるから、セルビアにとってはこれほど楽な相手は居なかったはず。



『動かないFWと動くFW』

正直、どんなに決定力がすごくてもここ最近の潮流から汗をかかないFWには疑問を持つ。一発で仕留められるだけのモノがあれば、周りの騒音は消えるかもしれないけど、マンUなんかを観ていると、ルーニー&テベスのように献身的に動いてチームを回転させるFWが主流になるのかもしれない。FWが動いてマークをずれさせた間を縫ってC・ロナウドなどが得点する等々、FWだけが得点源の時代では無い気がする。特にプレミアは二列目の飛び出しやミドルなど、そこが花開いて栄華を謳歌しているのではないかと思う。

この後追いをした所で日本は二番煎じ、真似のマネでしょう。
これを追い抜くにはもっと先を行かなければならないのでは?


FWが得点を決めてくれるのに越した事はないけど、それだけで仕事が済むほど現代サッカーは暇ではない。点を取るための動きと同様に点を与えないための動きも必要になる。そしてそれを何処まで要求し完遂できるのか見極めるのも監督の仕事。

ディフェンスに戻ってまで走れとは言わないけど、せめて自分達の攻撃のときぐらい汗をかいても罰は当たらないと思うドイツFWでした(苦笑)


『ゲームが動く、チームが回る』

ドイツの反撃はヌビルが入ってからでした。このベテランがサイドにも動いて、そこでタメを作ってSBの上がる時間を稼いだり、中に二列目が入る準備を作ったり、マークを引っ張ったりと汗をかき始めてから、ドイツ全体が上手く回転するようになりました。

同点弾も中⇒外⇒中とパスが回ったおかげです。ラストパスを供給したヤンセン(左SBですよ)がPA内に進入するほど流動的に動いているのが分かります。

たった一人が動くだけで歯車が噛み合いだすのもサッカーならではの不思議さ

結局、FKからバラックの逆転弾まで飛び出す始末。


一応、ドイツを本命に押してはいたけど、不安材料のほうが大きい。守備の不安定さと、ポドルスキを中盤で使うぐらいFWの人材が多いと考えるか中盤の手駒が少ないと考えるか評価が分かれるところ。私としては中盤の手駒の少なさとベテラン頼みが気になる。バラックの次も見当たらないし、右のSHがシュナイダーを越えるような選手が居ない。

ちょっとドイツは思った以上に厳しい戦いを強いられるかもしれません


ドイツ:Formation

        マリオ・ゴメス(9) クラニー(22)

 シュバインシュタイガー(7)          フリッツ(4)

        フリングス(8)   バラック(13)

 ヤンセン(2)                 ラーム(16)
       メッツェルダー(21) メルテザッカー(17)

              
              レーマン(1)

【得点】
74分 ヌビル
82分 バラック

【交代】
46分 メルテザッカー ⇒ フリードリッヒ(3)
46分 ラーム ⇒  ポドルスキ(20)
70分 フリンクス ⇒ ロルフェス(6)
70分 クラニー ⇒ ヌビル(10)
80分 シュバインシュタイガー ⇒ オドンコール(19)
84分 ヤンセン ⇒  ヴェスターマン(5)

※( )内は背番号



セルビア:Formation


            パンテリッチ(9)

 ヤンコビッチ(18)    イリッチ(22)    バボビッチ(20)

       スミリャニッチ(7)  クズマノビッチ(23)

 ドラグティノビッチ(3)            ルカビナ(2)
         ビディッチ(5)  イバノビッチ(6)


             ストイコビッチ(1)

【得点】
18分 ヤンコビッチ

【交代】
46分 パンテリッチ ⇒ ラゾビッチ(8)
73分 イリッチ ⇒ ミロバノビッチ(11)
81分 ヤンコビッチ ⇒ トシッチ(17)

※( )内は背番号



【雑感】
オシムがアドバイザーとして日本に帰ってきました。
コレに関しては近々何か書ければと思っています。

2008年05月22日

UEFA CL07~08 【FINAL】マンチェスター・ユナイテッド vs チェルシー

2008 5/22 モスクワ

赤か青か

栄冠に酔いしれるか涙に暮れるか

絶望的な程この勝利の結果は二つを別つ



『動くか、動かざるか』

スタメンを弄ったのは意外にもマンUでした。左サイドにC・ロナウドを置いて、右にハーグリーブスを布陣。最初その意図が掴めなかったけど、徐々に明らかになるのは相対するA・コールの出足を防ぐ事。それほどまでに警戒している事が意外でした。相手の長所を潰す事を選択したファーガソン。手堅いのかな......

26分 スコールズとのコンビネーションからワンツーで抜け出したブラウンから、逆サイドにクロスが上がり、打点の高いヘッドでC・ロナウドが先制点を叩き込みました。

ここまではマンUのプラン道理でした。ギグスが居ない分、タメをスコールズが効果的に作ってはいましたが、徐々に攻め手に欠けてチェルシーのMFの壁に阻まれて、縦のボールが効果的に入らなくなります。またこの試合テベス&ルーニーが、ポストに入っても前を向かせてもらえず、追い込まれてはたくシーンが目立っていました。チェルシーにしてもそう易々とはやらせません。


『心理』

流れは先制点から見てもマンUにありましたが、前半が終わりに近づくにつれて、意識的にか無意識にか明らかに守りに入ったマンU
 その微妙な風を逃さなかったチェルシーが、ここぞとばかりに攻めに転じます。そして前半のロスタイムに、ランパードがシュートのコボレ球に反応して同点弾を叩き込みました。

あまりにも守りを意識するのが早すぎたマンU。

これがFINALならではの心理状態なのかもしれませんね。

後半に入っても流れはチェルシーが支配していました。セカンドボールも拾い捲って、フィニッシュまで持ち込んでいました。CKの数からして明らかにチェルシーは押し捲っています。その上にマンU・ファーディナンドが足の痙攣で満足に動けなくなってからは、余計にチェルシーの攻撃に拍車がかかった様に思えました。


『攻めてに欠く』

マンUの中盤の運動量が落ちてきてチェルシーに風が吹いていても、ドログバのシュートがポストに阻まれたり、ミドルが宇宙開発したり、際どいボールがゴールキックになったりと、中々に仕留められないチェルシー。

右サイドでC・ロナウドを防いでいたエッシェンが、中盤の中に入ったりして、マンU中盤を混乱させてはいたのが印象に残るけど、左のA・コールや両ウィングのマルダ&J・コールが、思った以上に動けなかったのが突き抜けられないジレンマを抱えていたように思えます。

マンUもギグスを投入はしたけど、あくまでも守りを重視する布陣で、チェルシーにはそれほど脅威の一手を加える事は出来ませんでした。延長に入ってから唯一、ゴールエリア内でエブラがドリブルで突破し、折り返しをギグスがシュートを打ったのが最大のチャンスでしたが、それさえもテリーの信じられない反応でクリアされる始末。


『お粗末』

延長戦でもチェルシーの猛攻には変わりなかったけど、最終盤で事件は怒りました。怪我等々でボールを外に出した場合、紳士的にボールを相手に返すのが一般的だけど、この試合を通じて残念ながらチェルシーにそれはなかったです。それが発端となって小競り合いが派生し、その混乱の中、手を出したドログバが一発退場するお粗末さ......

試合自体の大きな流れを変えたとは言えないけど......



『残酷に明暗を分けたもの』

PK戦にまで縺れた試合。
C・ロナウドがPKを外して、確実にこれは戦犯扱いで、火に油を注ぐが如く叩かれまくるだろうと思ったら、まさかのテリーがスリップで外してサドンデスに突入。

結局、アネルカがファンデルサールに止められてマンUが栄冠を手にする事に......もしドログバが居たら.......

タラレバは歴史に禁物だけど、どんな小石の躓きも因果を逃れられないのかな


歓喜の雨に酔いしれるマンU

涙に暮れるテリー



マンチェスター・ユナイテッド:Formation


        ルーニー(10)  テベス(32)

 C・ロナウド(7)             ハーグリーブス(4)

       キャリック(16)  スコールズ(18)

 エブラ(3)                  ブラウン(6)

      ヴィディッチ(15)  ファーディナンド(5)


           ファンデルサール(1)


【得点】
26分 C・ロナウド

【交代】
87分 スコールズ ⇒ ギグス(11)
101分 ルーニー ⇒ ナニ(17)
120分 ブラウン ⇒ アンデルソン(8)

【警告】
スコールズ、ファーディナンド、ヴィディッチ、テベズ

※( )内は背番号
結局、C・ロナウドに始まってC・ロナウドに終わったシーズンだった。
危うく戦犯扱いで最悪の幕切れの所を救われたのもツキがある証拠(笑)
今年のCWCにはマンUが来るので楽しみ......このメンバーだと観たいですね



チェルシー:Formation


            ドログバ(11)
    マルダ(15)            J・コール(10)

       ランパード(8)   バラック(13)

            マケレレ(4)

   A・コール(3)             エッシェン(5)
         テリー(26)  カルバーリョ(6)


             チェフ(1)

【得点】
45分 ランパード

【交代】
92分 マルダ ⇒ カルー(21)
99分 J・コール ⇒ アネルカ(39)
120分 マケレレ ⇒ ベレッチ(35)

【警告】
マケレレ、カルバーリョ、バラック、エッシェン

【退場】
116分 ドログバ

※( )内は背番号
ランパードの母に捧げる得点などストーリーは出来上がっていた。
テリーへのこの残酷な試練は見ていて込み上げる物があります

どのくらい放出するのか、はたまた食い止められるのか想像もつかないチェルシーの今後
        



2008年05月12日

プレミアリーグ07~08【第38節】 ウィガン vs マンチェスター・ユナイテッド

なんとかサッカー倦怠期から脱出?

かなり面白い!?話題もゴロゴロあったけど、スルーしまくって申し訳ありません(汗)

その辺は追々挟んで行ければと思っています。


『予想外デス』

さて、気がつけばプレミアも最終節に突入!
正直、それ以前に決着が付くものと思っていましたが、予想外にもつれて最終節まで引っ張ったのは、私にとっては嬉しい誤算。
 欧州CLの決勝も戦う事になるマンUとチェルシーの争いは、シーズン当初は誰もココまでもつれるなんて思いもしなかったはず。ましてや両者の出だしは最悪に近かった......特にチェルシーはモウリーニョの電撃退団から始まってグラント監督の就任と目まぐるしく環境が変わる中、ベストメンバーが中々怪我で揃わない状態での、このプレミアの猛追と初のCL決勝進出は脅威でしょう。ただそれを上回る脅威ははC・ロナウドの爆発力でした。


『C・ロナウド、メッシ、カカ......』

C・ロナウドの凄さは前の記事で書いているのでご参照の程を......好き嫌いに関係なくその凄さは認め無い訳には行かないオーラ。また完全にチームが彼の行動の幅を制限させない作りになっている辺りからして、カカやメッシとはその分もリードしている気がします。

メッシに関しては同情する部分もあります。現在のバルセロナはロナウジーニョの残骸と言ったほうが良いのかもしれません。それにしてもブラジルの選手は燃え上がるのも派手だけど、盛り下がるのも派手。ロナウドの売春!?なんかも目を覆いたくなります(涙)

カカの場合パートナーのFWの出来に左右されて苦労しているのかな?
確かにインザーギも良いけど、ドッシリと構えるタイプのFWの方が合う気がします。ましてやロナウジーニョをミランが取ったとしてカカとどうやって共存させるのか疑問。ロナウジーニョをトップに持ってきたとしてもこれほど動かないFWはないし、ミランの象徴はあくまでもカカ。それをロナウジーニョが良しとするか大いに疑問。

さて、残念ながらこの試合のC・ロナウドは、動き自体からしてとても賞賛できるものではありませんでした。動きからしてキレは無いし、自分ジャッジでプレーを止めたりとプチイライラで集中力の欠如を披露。PKでシーズン31ゴールを記録したけど、ほぼゲームから消えていました。ボールを貰っても脅威にすらなっていませんでした。


『ドリブラーのギグスとプレイメーカーのギグス』

何時も思うのはギグスの偉大さ。彼がゲームに出ていない試合は、前三人がふらふらしてかなり好き勝手に動き回るけど、何時も消化不良で試合が安定しません。パクとかナニとかがギグスの代わりを務める事もあるけど、居場所を奪われて弾かれて、いつの間にか前線に居たりと不本意なプレーの連続な気がします。マンUはこの右のポジションにギグスタイプのドリブラーを置きたがる(C・ロナウドとのバランスの問題)傾向が強いけど、むしろプレイメーカーの方が向いている気がします。結局ここでタメが出来ないから、ルーニーやテベスがタメを作りに下がりたがる傾向が強い気がします。そしてタメが作れないパクやナニが、前線の二人の代わりにトップに上がるミスマッチが生まれるじゃないでしょうか?

実況や解説でパクが色んな所に顔を出して凄いなんて褒めてたけど、ポジションを追いやられてトップの位置に居ただけの気がします。どう見ても紙のように軽い当たれば吹き飛ぶようなパクが、ルーニーの代わりが出来るはずも無いでしょう。サイドでドリブルでガンガン突っかけるのがパクの持ち味な気がするけど......

後半からどうも優勝の文字が頭をもたげて、受けに回ったマンUはウィガンに押し込まれて最悪の状態でした。もちろんギグスを投入して流れを変えようとしましたが、全員が固くなって思った以上の効果は得られませんでした。

後半34分
チェルシーが1−0でリードしていると言う情報がスタジアムを包み、この瀕死のマンUの状況を見れば、誰もが最悪を想像するに難くない状況。スルスルっと前線にパスが渡り気がつけば最終ラインでボールを受けたのはギグス。なんでそこに?誰もが思った瞬間、冷静にボールをゴールに押し込んで、スタジアムが通夜から一気に華盛る祝賀ムードに包まれました。この大一番で役者が違う所を見せ付けたギグス。
その後の肩の荷が降りたマンUの動きは想像に難く無いでしょう。
ウィガンの最後の足掻きも一つ一つ潰して、最後の最後で王者らしいプレーを見せてくれました。


プレミアはマンUが制したけど、CLはどうなる事やら......

CLの結果もだけど、今年のCWCにどちらかが来日する事を考えると、流出が激しくなりそうなチェルシーよりは、マンUの方が強さを保って来てくれそうな気がします。



ウィガン:Formation

        ベント(23)    ヘスキー(9)

             クーマス(10)    バレンシア(16)

        パラシオス(5)   ブラウン(11)

 フィゲロア(31)               ボイス(17)
        シャルナー(18)  ブランブル(19)

             カークランド(1)

【得点】
なし

【交代】
70分 ベント ⇒ シビエルスキ(6)
81分 ブラウン ⇒ キング(14)

【警告】
パラシオス、ヘスキー、バレンシア

※( )内は背番号
多分4−4−2のオーソドックスなハズだけど、クーマスが真ん中に居て殆ど左サイドは使いません。攻撃は完全に右に偏っていました。


マンチェスター・ユナイテッド:Formation


        ルーニー(10)    テベス(32)

    パク(13)               C・ロナウド(7)
         スコールズ(18) キャリック(16)

   エブラ(3)                  ブラウン(6)
        ヴィディッチ(15) ファーディナンド(5)


             ファンデルサール(1)

【得点】
33分 C・ロナウド(PK)
80分 ギグス

【交代】
67分 スコールズ ⇒ ハーグリーブス(4)
68分 パク ⇒ ギグス(11)

【警告】
スコールズ、ルーニー

※( )内は背番号
セントラルMFの充実振りは凄いの一言。スコールズ、ハーグリーブス、キャリック、アンデルソンなど出てくる選手が強力。特にアンデルソンは要注目!
その反面FWの駒は無いに等しい。ルーニー&テベスの比重がかなりキツイ。良いFWが居れば、ギグスの位置にルーニーを置く手もアリな気がします。
 

2008年04月04日

プレミアリーグ07~08【第32節】 マンチェスター・ユナイテッド vs アストン・ヴィラ

絶好調のマンチェスター・ユナイテッド

何と言ってもC・ロナウド抜きには語れなくなった昨今

今の所彼自身を止める術はナシ(笑)


『C・ロナウドを活かす為に』

最初に感じるのは、ルーニー&テベスの尋常じゃない運動量
兎に角走る走る......攻守においての貢献は計り知れません。どうしてもC・ロナウドのトリッキーな動きやドリブルや得点だけがピックアップされるけど、前線二人のこのチェイシングや運動量が無ければ、そもそもここまでC・ロナウドが得点できていたかは微妙な所。

※それでも得点しちゃいそうな気配はあるけど(苦笑)

ポジションを考えると、得点を取れるからと安易にトップの位置に置くと、これがまたサッパリ活躍できなくなる不思議さ(笑)
相手を背負ってとか待つ事が苦手、前を向いてボールを貰って何ぼの選手なのかな......その意味でも2列目に置いて、ある程度のスペースを与えたり、相手から消える時間を与えないと駄目なタイプ

※ヘッドでの得点も稼いだりと、背の高さもフィジカルもあるしトップに普通は置きたくなる

あと意外と中盤に入ってのゲームの構成が苦手?
攻撃でのアクセントとしては申し分ないけど、ゲームの緩急を付けたり、パス回しに入ってリズムを付ける裏方には向いてないのかな。
以前より強引/遊びすぎのドリブルが減った所を見ると成長跡が窺える
まぁ、マンUはこの中盤に関しては人材は有り余っているし、普通にルーニーとか中盤に入って、組み立てたりしてるし問題ないかな


『止める術』

今の所、C・ロナウドを止める術は無いにしても、チーム自体を何とかする術はある訳で......
アーセナルやバルセロナのように、パスワークで相手を圧倒するタイプで無い分、組みし易さは有ります(あくまでも有るだけです)。

ほぼギグス&C・ロナウドが動かない(動けない)分を、ルーニー&テベスで補っている状態。その分ゴールから遠ざけているので、ここで体力を消耗させるかフラストレーションを溜まらせるかがポイントかな。
気がつくとルーニー&テベスが守備に追い回されている状況もチラホラ。得点を決めて気持ち良く走っている(今試合のような)状況だと、後半ギグスが負傷でピッチを去って、10人になっても全くそれを感じさせないぐらい運動量が最初から最後まで落ちません。気持ち良く(得点)させない......かなり無理な注文か(苦笑)

悪ガキ三人に構ってばかりいると、その隙を突けるだけの面々が揃っているし......今の所弱点らしい弱点はないかな?

唯一つの懸念は(前線)人材の替えが意外と少ない事
ギグスの代わりとなる人材が居ない(パク・チソン&ナニも微妙?)
ルーニー&テベスの替えが居ない
特にFWの替えが居ないのは致命的な気が......


何はともあれ、このまま最後まで突っ走りそう
CLもプレミアもほぼ磐石?


マンチェスター・ユナイテッド:Formation


        ルーニー(10)   テベス(32)

  ギグス(11)                C・ロナウド(7)
       スコールズ(18) キャリック(16)

  エブラ(3)                 ブラウン(6)
       ヴィディッチ(15) ファーディナンド(5)

            クシュチャク(29)

【得点】
17分 C・ロナウド
33分 テベス
53分 ルーニー
70分 ルーニー

【交代】
61分 キャリック ⇒ アンデルソン(8)
62分 ファーディナンド ⇒ ハーグリーブス(4)
62分 エブラ ⇒ オシェイ(22)

【警告】
ヴィディッチ


アストン・ヴィラ:Formation


        カリュー(10)   ヘアウッド(9)

  ヤング(7)              アグボンラホール(11)
        バリー(6)    ペトロフ(19)

  バウマ(3)              レオ・コーカー(20)
        ラウルセン(5)  メルベリ(4)

            カーソン(22)

【得点】
なし

【交代】
41分 カリュー ⇒ マロニー(28)
69分 ヘアウッド ⇒ サリフ(17)
80分 バウマ ⇒ オズボーン(27)

【警告】
バウマ

    

2008年04月02日

プレミアリーグ07~08【第32節】リバプール vs エバートン

かなり間が空いちゃったプレミア観戦

ちょっと見る機会を失った間に各チームは劇的?に様変わり

リーグの行方も3強?に絞られた?


『優勝戦線離脱?』

 勝ち点から言っても微妙なポジションのリバプール
特に誰がとか何がとか、思い当たるほどの躓きが無かった割に、取りこぼしが多かったり直接対決で競り負けたりと、リーグでは大きな波に乗り遅れた感があります。気がつけば下に落ちそうな所まで......
 序盤からシステムも人も、かなり探り探りで試してきてココに来てやっと手応えを掴んだ感じです。


『生かすも殺すも全ての道はジェラードに通ずる』

 リバプールの悩みの種はジェラードをどう使うか?
別に手を焼くとかそんな風ではなく、その能力を100%抽出させるには何処でどのように使うかが監督の手腕にかかっています。
 後ろで使うと確かに守備は安定し危なげなく遂行します。ただ攻撃するには遠すぎて、その攻撃センスと脅威を相手に与える事が出来ません。逆に前で使いすぎると攻撃の脅威は増えるけど、守備に安定性を欠いたり、攻撃の組み立てが単調になり仕舞いには攻撃が尻つぼみになりいつの間にか守備に追い回される状況に......また、どちらかサイドに置いてもチーム全体が攻撃の比重が偏ったりしてしまう始末。
 ジェラード以外に、チーム全体を見渡せてコントロールできる選手がいれば良いんだけど、逆にコレがジェラードを殺す結果にならないかとも思ってしまう訳で......今期トーレスが加入して、ジェラードに関係なく得点したり活躍できる選手が入ったお陰で、この懸念も、もしかしたら払拭できるかもしれません。


『マージーサイドダービー』

勝ち点差2で4位リバプールと5位エバートンのダービー

リバプールのシステムは4−2−3−1

 リバプールにしては割とオーソドックス?なスタイルだけど、今までと違うのはトップがジェラードが絡まなくても一人で得点で来ちゃう所。
 バベルはともかくカイト&ジェラードの運動量が激しく、まさしく汗っかきの本領発揮と言った所。これで随分中盤~最終は助かったはず。バベルに求められているのは爆発的な突破力だから......もちろんコレに守備意識が加われば言う事は無いけど、それよりもクロスの精度とかパスの精度を加えた方が良いかもしれません。アタッキングエリアまで突進するもののそこからの精度を欠いて徐々に尻つぼみになっていたのは残念でした。
 守備に目を移すと右SBにキャラガーを置いて、きっちりサイドの目を潰す役目を遂行していました。ほとんど攻撃には参加しなかった所を見ても、なみなみならぬ決意が窺えます。


一方のエバートンは4−1−4−1

 所謂アンカーを置く布陣です。トーレス&ジェラード対策かな。ジェラードの場合中盤のリベロといった言った所なのでポジションをちょろちょろ動くので捕まえる事は難しいですけどね。
 結局トップのヤクブ頼みなんですが、彼がキープ出来るかどうかで中盤が押し上げ出切るかどうかが決まってしまいます。まぁリバプールがそれを易々とさせるわけはありませんが......
 サイドでも押し切るほどのパワーは無いので、結局守備ラインにべったりの状態......


『強いのか弱いのか』

 前半7分 リバプールのCKの流れから、エバートンが素直にクリアせずにモタモタしている所を、シャビ・アロンソが突きカイトがボールをカットして、ボールがこぼれた所をトーレスがキッチリ押し込んで先制

 結局これが決勝点になったんですが、押し切れないままズルズルと最後まで行ってしまったと言ったところです。多分ここら辺がマンUとの決定的な差かもしれません。特にここ最近のマンUならば相手が戦意を喪失しても点を取るほどの迫力があります。まぁC・ロナウドという化け物?が居る事を思えば納得は出来るけど(笑)

トーレス、ジェラードと二枚はカードは揃ったけど、もう一枚手札が欲しい所です。それがバベルなのか他の誰かなのか......


リバプール:Formation


            トーレス(9)

   バベル(19)   ジェラード(8)   カイト(18)

     シャビ・アロンソ(14)  ルーカス(21)

   リーセ(6)             キャラガー(23)
        ヒーピア(4) シュクルテル(37)

            レイナ(25)

【得点】
7分 トーレス

【交代】
82分 バベル ⇒ ベナユン
89分 トーレス ⇒ ペナント
90分+ ジェラード ⇒ クラウチ

【警告】
トーレス

※( )内は背番号



エバートン:Formation


            ヤクブ(22)
   
  ピーナール(20)           F・ネビル(18)
        オズマン(21) アルテタ(6)

           カーズリー(26)

  レスコット(5)            ヒバート(2)
      ジャギエルカ(16)  ヨボ(4)


            ハワード(24)

【得点】
なし

【交代】
61分 ピーナール ⇒ マヌエル・フェルナンデス(23)
72分 F・ネビル ⇒ バインズ(3)

【警告】
カーズリー、F・ネビル、ピーナール、ジャギエルカ

※( )内は背番号
            

2008年03月31日

国際親善試合 スペイン vs イタリア


久しぶりの海外代表戦

どちらもユーロを見据えての試合

死のグループC組(オランダ・イタリア・ルーマニア・フランス)のイタリアと、比較的楽なD組(ギリシャ・スウェーデン・スペイン・ロシア)に入ったスペイン。

確かドイツW杯の時もイタリアは、グループリーグから乱戦に巻き込まれていましたね。逆にスペインは、かなり楽なグループでトーナメントに勝ち上がって行きました。その後の両者の結末はお分かりの通り......


『対照的な顔ぶれ』

 見知った顔が多いですが、明らかに年齢が若いのはスペイン。セスクを筆頭にS・ラモス、イニエスタ、トーレス等々普通に20台前半組みがポジションを確実にしています。まぁ、ここら辺は驚きも少なくなってきているけど、DFなんかは明らかにフレッシュさが違います(笑)
 守備に関しては若けりゃ良いってものでも無いけど......マテラッティをイタリアが未だに使っている辺りに、伝統のカテナチオに陰りが見えます。若手のカテナチオ継承者が現れないイタリアは、何時までカンナバーロやマテラッティを引っ張れるのか?


『対照的な。。。。。。』

 私から見るとスペインもイタリアも同じ陽気なラテンのノリに思えてならない両国ですが、事サッカーに関しては両極端。
 カテナチオに代表されるイタリアは、この試合も守ると決めた時は徹底的に貝のように口を閉ざします。DFラインとMFラインの間を閉じて、ゴールエリア前に二枚の壁を形成します。バイタルエリアを閉じてスペインが遊ぶスペースを完全に消し去りました。スペインはパスワークで突破を図るものの、気付いたらイタリアが僅かに空けたバイタルエリア(DFとMFの間)に嵌って上下から押しつぶされる状況を作られ、ボールを取られてカウンターを喰らうか、ボールを跳ね返される結末。押し出されるようにサイドに展開して、スペインが優位に進めているように見えた状況でも、クロスを上げても中は高い壁と厚い守備に阻まれて得点の匂いはしませんでした。
 確かにボール支配率はスペインが圧倒していました。テクニシャンを中盤から前線に揃えて、普通にやっても彼らからボールを取る事は難しいでしょう。ただ線の細さと言うか力強さや馬力、高さに関してはちょっとスペインは分が悪い気がします。この試合も再三中央で引っ張って右サイドのS・ラモスで崩すパターンを多用していましたが、結局中のターゲットがトーレスだけで、至極イタリアには分かりやすい攻撃だったと思います。


『勝ったスペイン』

 この試合ビジャの得点でスペインが勝ちましたが......その前の状況から見ると、かなり前半は浅く守っていたイタリアは、何故か後半DFラインをかなり上げて来ました。もっと前でボールを取ってゴールに近い位置で仕事をしようとしたのですが、スペインはトーレスからビジャにトップが替わっていました。ビジャの後ろに抜けるスピードにイタリア守備陣は度々押し下げられて全体が間延び、前半のようなDFとMFの2列の壁ではありませんでした。待ち構えてからの守備ではなく、後手後手のイタリアは、カンナバーロのクリアミスから、ビジャにノントラップのボレーシュートを決められて沈みました。
 問題なのはイタリアがガッチリ低いラインで守りに徹していたら、スペインには崩す手立てが見当たらなかった事。ビジャの得点もあくまでもイタリアが前に出てきたところを突いた結果の副産物に過ぎません。
 ただそのイタリアも守れてはいたものの、攻撃に関して絶望の一歩手前といった所です。特に攻撃の組み立てを一手に引き受けるピルロに、かなりスペインが執拗に突っついていたので、全く有効な攻め手は在りませんでした。トーニが居るので単純なクロスでも何とか攻撃しているように見せかけては居ましたが、かつてのバッジョ・デルピエロ・トッティのようなキラリと煌く様な物は見当たりません。イタリアの斜陽をモロに感じる試合でした。
 スペインはボール支配率を高めたいばかりにどうしても、攻撃の線が細くなっている感じがします。泥臭さが無いと言ったほうがシックリ来るかな? 
何処で妥協するかが問題......このまま突き進んだとしても強力な守備とタフネスのフランスや、泥臭い事も出来て個性の塊のポルトガルなんかと戦ったら力負けしそうな感じ。結局何時もと変わらずスペインの泣き所は、中盤を支える守備陣の薄さと言うか......これが鉄壁ならば完璧なんだけど。



スペイン:Formation


            トーレス
  
  ダビド・シルバ           イニエスタ
         シャビ    セスク

             セナ
                    S・ラモス
  カプデビラ   
        マルチャナ  プジョル

           
           カシージャス


【得点】
78分 ビジャ

【交代】
18分 プジョル ⇒ アルビオル(負傷交代)
46分 トーレス ⇒ ビジャ
59分 セナ ⇒ シャビ・アロンソ
59分 ダビド・シルバ ⇒ リエラ
69分 セスク ⇒ ルイス・ガルシア
75分 S・ラモス ⇒ アルベロア

・4−3−3とも捉えられるけど、言うほど両ウィングがサイドに張らない、攻撃の基点としてサイドの高い位置に置いているに過ぎない。決定的なところではトーレスの周りに集まって、そこで崩したりフィニッシュに係わったりしている。

・アンカーを置く事によって前に突っ走り気味の中盤を引き締めている。その分トーレスの周りに誰も居ない状況が......それをカヴァーする為に両ウィングが中に集まる.....その分サイドが手薄、待ち構えての守備ならば両ウイングも居るから良いけど、カウンターを喰らうとSB一人で対処(SBも上がっていると最悪の状況)



イタリア:Formation


            トーニ

  ディ・ナターレ          カモラネージ 
            ペロッタ

         ピルロ   デ・ロッシ

  グロッソ               パヌッチ
      マテラッティ   カンナバーロ

            
            ブッフォン


【得点】
なし

【交代】
46分 マテラッツィ ⇒ バルツァッリ
46分 ピルロ ⇒ ガットゥーゾ
46分 トーニ ⇒ ボッリエッロ
61分 ペロッタ ⇒ アクイラーニ
69分 パヌッチ ⇒ ザンブロッタ
76分 ディ・ナターレ ⇒ イアキンタ


・スペインに近い4−5−1だけど、中が正三角形か逆三角形かの違い。ここでピルロが潰されてニッチモサッチモ......後半ピルロに代わってガットゥーゾって既に勝負を捨てたも同然の采配。確かに怪我等でピルロが抜ける可能性はあるけどコレはなくない?

・攻撃にアクセントを加えるファンタジスタは見当たらず......苦しい

・DF陣の高齢化はご覧の通り。再三言うようにマテラッティに頼っている時点でリスキー(苦笑)


見てて面白いのはスペインだけど、手堅く勝ちそうなのはイタリアかな

2008年03月17日

浦和レッズ崩壊【序章:オジェック解任】

オジェック解任の一報を見たのは某サッカー番組(テレ朝系)

いや〜思わずお茶を吹くほどの驚き!?

何でまたこのタイミングなのか......(苦笑)


『タイミングは正しかったか?』

 オジェック解任には驚きを隠せません。もちろん彼の解任には諸手を挙げて賛成ですが......タイミングが微妙といえば微妙。確かに最悪の一歩手前での絶妙のタイミングだとも言えるし、homeでの開幕戦でのあの醜態では、誰もが納得するはずです。
 ただ引っ張りすぎた感は心の片隅に誰もが持っているはずです。正直、解任のタイミングはもっと前にありました。CWC(クラブW杯)での有終の美での勇退ワシントンと共にクラブを混乱に陥れたケジメをつけての勇退......素人目に見てもコレだけの材料があります。つまりクラブ経営者としてフロントの判断は間違っていた事を暗に示しているのではないでしょうか?
 もしかしたら最悪を一歩通り越した状態かも!?

※ワシントンに関しては能力も人格も親しみやすさも好感は持てますが、チームに亀裂を埋め込んだのは確かです。チームを去るのは当然だと今も信じています。もしかしたら彼はそれを織り込んでオジェックを道連れに心中するつもりだったのかも......


『断罪されるべきはオジェックだけか?』

 オジェックをここまで引っ張って、スクランブル状態まで放置した経営者・フロントの認識の甘さは、もっとクローズアップされるべきでしょう。ただ、監督の首だけ挿げ替えれば、それで済む話かは、大いに疑問を持って欲しい所です。
 私自身、今期の浦和の試合は2節の試合しか見ていないので、コレしか判断の材料がありませんが、余りにも走らない......ふて腐れたり、独りよがりだったり、試合中に勝負を諦めたり、他の事を考えたりと、お金を払ってスタジアムに来ているサポーターや子供達・時間を割いてサッカー観戦しているファン・相手チームにも、この試合内容は失礼だったと思います。
 ピッチ外で解決すべき事をピッチの中にまで持ち込み、赤く埋まったスタジアムでの醜態は、選手自身も断罪されるべきでしょう。多分、スクラブル状態だとかで不問に付されるでしょうけど、原因の一端を作ったのは選手だと言う事をお忘れなく(苦笑)

※その意味でも、喧嘩両成敗でワシントンと共に、昨年勇退させるべきだったと思ってしまいますね


『ゲルト・エンゲルスコーチ、監督昇格』

 もっとも妥当な人選でしょう。ブッフバルト遺産を食い尽くしたオジェックとは違い、ブッフバルト政権の一翼を担った人材だけに、やっとと言う想いはあります。
 しかし、非常に舵取りは難しいと言えます。チーム全てが崩壊している状態で、選手個々の結束も希薄な上に、古参と新規の壁は依然として残っています。
 その上で今回露呈したクラブ経営陣の先見の無さと、このタイミングでの監督解任は、エンゲルスも何時首を切られてもおかしくない暗に示したようなものです。
 それにしてもあのピッチであの醜態をさらした選手をどうやって使うのかが興味をそそられます。不問に付せば、監督と選手の主導権はもちろん選手に与えられます。
 だって監督の戦術・やり方・人格が気に入らなければ、ピッチ上でクーデターを起こせば、自分達のやりたいように出来る事を暗に示したわけですしね。逆に、何人かの選手を外しても改革を実行できるほどの手腕と人望があるのか?
 舵取りがこれほど難しい物はありません。J優勝候補、人気チームでのこの開幕早々のスクランブル発進は初めてなんじゃ?



 この解任劇が終章で食い止める事ができるのか、ただの序章に過ぎないのかは、次の試合を観るしかありません。救いがあるとすれば、サポーターがまだ見捨てていない事。その意味では最悪の一歩手前の判断は正しかったかもしれません(笑)

それにしても今ACLのグループリーグが無くて良かったね。
こんな状態で戦えば敗退は確実だったでしょう。

そういえばスタジアムに岡田監督とオシムが来ていました。岡田監督からはコメントは立場上無理だとしても、オシムのコメントは聞いてみたいですね。オジェックにも選手にも苦言を呈してくれるはず!?

2008年03月16日

Jリーグ【第2節】 浦和レッドダイヤモンズ vs 名古屋グランパス 

2008 3/15 埼玉スタジアム2002


低速度でテークオフしぐらぐらと揺れる浦和レッズ

シッカリ開幕に標準を合わせて、ほぼ狙いどうり飛び立ったグランパス

まだまだシーズンは始まったばかり

飽きるほど先は長い......


『一喜一憂すべきなのか?』

開幕戦を終えて、主要チームで満足のする結果を得たのは、鹿島だけです。他は負けたり引き分けたり......詳しいゲーム内容まではイマイチ掴めませんが、果たしてこの時期に100%のピークを持ってくる事が正しいのかは大いに疑問を持つべきです。

残念ながら優勝を逆算できるチームとそうでないチームには、時間的体力的にも差があることは明白。特に昨年浦和レッズのリーグでの最終盤での失速は、誰もがそのACLやその他のカップ戦との両立が、過酷を極めるかを、まざまざと見せ付けられました。満身創痍でボロボロになった選手たちを見て、(レベルの違いはあっても)欧州での現状に近づいたのかもしれないと考えさせられました。忘れてはならないのは、それに加えて代表戦士は、アジア杯や遠征などほぼリフレッシュできる時間を割いていることです。Jのクラブが海外にようやく目を向けつつある現在、もっとスケジュールはタイトに過酷になるでしょう。

如何に選手はローペースで体力を温存できるか? 
そしてクラブは主力を温存して最終晩の爆発に備える事が出来るか? ちょっとリーグ戦の見方もより深く短・中・長で見なければなりませんね。


『分かってはいる事だけど......』

今年初めてのレッズ観戦。
グランパスの観戦を終えているので、ある程度の指標には出来ます。

......

システム的には昨年と変わりなし、ただ人がごろっと変わりました。(良い意味でも悪い意味でも)中央にドンと構えたワシントンは去り、中盤の組み立てを任されていた長谷部は海外移籍。ポンテは怪我で復帰は早くてもゴールデンウィーク。期待された三都主は開幕戦前に怪我。闘莉王は前日練習で懸念どうりに肉離れで離脱(苦笑)

明らかに両者の肌艶の仕上がりが違います。コンデションが100%に近いグランパスに比べて、ほぼ50%の仕上がりでピッチに立っているレッズ。それは直ぐに試合に反映されて、レッズは防戦一方。
正直、巷で言われる攻撃陣の連携不足云々以前の問題です。

 まず中盤が一人立ちできていません。
ビルドアップでパスを受けても単純なミスでボールを失ったり、囲まれてボールを失ったりと、中盤が我慢できずに粘りが足りません。今までならば、ポンテが苦しい時に個人技でキープをして、DFラインを押し上げる時間や中盤が前に走る時間を稼いでくれたのですが、それができません。もちろん長谷部もコレに貢献しています。フィジカルで押し切れない今テクニックで凌ぎたいのですが......それさえも(苦笑)

 走れない攻撃陣。
よしんば前にボールが渡っても誰もが棒立ち。見た目には凄く選手間の距離は整っていますが、心の距離は遥か南極の地......誰もヘルプにも行かないしデコイで走る事すらしない。唖然としたのは高原がドリブルでキープしていて四苦八苦して、周りを囲まれても誰も助けに走らなかった......ドリブルでガンガン相手を抜く高原を誰が期待するのか?
そういえば昨年は、阿部もこのレッズの冷たさに、一人で耐えていたのかと思うと、より一層の悲しさが増します。心の距離はちょっと横に置くとしても、誰もが汗を掻く事を嫌った事が気になります。水を運ぶ事を嫌って、美味しい所だけ飲み干そうとしても、グランパスが呆然とそれを見過ごすはずはありません。

 懸念の守備陣。
もっとも開幕前から不安視された守備の顔ぶれ。早速、闘莉王が離脱してポッカリと穴が開きました。ハッキリ言って、これはフロントの最大の補強ミスと現状の認識ミスです。ここ近年の浦和の戦いを見れば、攻撃が要ではなく、粘り強い守備こそがレッズ躍進の要です。それを放置に次ぐ放置で、今年は守備の補強はなし。一体その自信は何処から来るのかと首を傾げたくなります。闘莉王が今夏移籍しないとも限らないのに......

結局、守備陣がグランパスの波状攻撃と粘り強いサイド攻撃に負けて、ヨンセンに先制を許します。玉田の切れのある動きに翻弄されまくり、他選手のフィジカルとテクニックそして覇気に押されて、どっちのホームゲームなのか? 王者はどちらかと見間違うほど......

確かに、長期の計画を見越さなければならないレッズと、兎に角突っ走りたいグランパスとでは全ての意味で目的が違うのは分かってはいるけれども......ここまで目に見えて覇気が違うと、とても悠長には構えていられません。


『我慢するかテコ入れか』

 中盤以下の覇気の無さは、テコ入れでもコンディションを急ピッチで上げるでも何でも手を打つべきだけど、攻撃陣に関してはちょっと足を踏み止まるべきかもしれません。特に高原-エジミウソン-山田の連携不足は初めから分かっていた事、今更連携不足云々を持ち出されても......それ以前に、そもそもの攻撃もシュートも少ない状態で、連携不足云々を言う自体がナンセンス。
 またガッカリしたのはエジミウソンではなく高原を交代させた事です。代えるならば両者共に代えるべきでした。でなければ高原だけがクローズアップされて、より一層孤立感を深める結果になります。正直期待するほどエジミウソンは動きはイマイチ。高原よりコンデションは上でなければならないのに......走らないし(笑)
 一番怖いのは話題だけが先行して期待だけが高まり、このレッズの現状の悪さの原因全てを、高原一人に責任を転嫁させる事。ハッキリ言って平気でマスコミは後先考えずに面白半分でします。それが全くもってレッズの為にも日本の為にもならないにも係わらず.....
 これをレッズがクラブの威信を掛けて守れるのかどうか? 
正直、オジェックにそこまでの配慮がとてもあるとは考えられません。自分の首の心配の方が先かもしれませんしね(苦笑)
小野の二の舞は、レッズにとっても不幸な結果にしかなりませんしね。


『中途半端......』

 結局、中途半端な手を打ったために、後半GK都築の単純集中力欠如ミス(オフサイドのリスタートから味方にパスを出すつもりが、焦ってパスミスで名古屋の小川にパス! そのままループで決められて試合終了)も飛び出して、グダグダな内容になってしまいました。今日の全てを物語るに相応しいミスでした。
 この中途半端な交代をしたがために、次回以降は大鉈を振るうしか選択肢がなくなりました。中途半端に弄ったのでは、サポーターも納得しないだろうし、選手も納得しないでしょう。高原を外した事によって決壊したと言ったほうがシックリきます。
 オジェックにその辺のトップとしての深さが感じられません。選手を最後まで守れるのか、選手の信頼を勝ち取れるのか?
 昨年は、ACLという未知のものにチームが結束はしていたけれど......


浦和レッズ:Formation


        高原(7)     エジミウソン(17)

            山田(6)
  相馬(16)                平川(14)

        細貝(3)     鈴木(13)

     阿部(22)  堀之内(20)  坪井(2)


            都築(23)

【得点】
なし

【交代】
46分 高原 ⇒ 永井(9) 
61分 鈴木 ⇒ 梅崎(21)

【警告】
堀之内
エジミウソン

※( )内は背番号


名古屋グランパス:Formation


        玉田(11)     ヨンセン(9)

   小川(29)                マギヌン(8)
         ヨンセン(14)  中村(7)

   阿部(6)                 青山(32)
          吉田(34)   竹内(30)
     
             楢崎(1)

【得点】
14分 ヨンセン
68分 小川

【交代】
75分 青山 ⇒ 三木(2)
85分 マギヌン ⇒ 杉本(19)
89分 玉田 ⇒ 山口(13)

【警告】
中村

※( )内は背番号


小手先ではなく、ガップリに組んでの戦いは勝利以上に得たものがあったはず、ただコンデションが万全でない相手との戦いだけに、まだまだ様子見ではありますが...... 

2008年03月10日

Jリーグ【第一節】 川崎フロンターレ vs 東京ヴェルディ

2008 3/9 等々力陸上競技場


今年J制覇!大本命の川崎フロンターレ

かつての王者東京ヴェルディ

旧川崎ダービー!


ヴェルディがようやくJ1に復帰。

なつかしのは次回以降にお預けだけど、感慨深いものはあります。

そのヴェルディの低迷の間に急成長したフロンターレ

今は押しも押されぬJの中心チーム。昨年はACL決勝トーナメント進出を浦和と共に決めて、日本を川崎を興奮の渦に巻き込みました。

今年は昨年苦しんだスケジュールが大分楽になり、有り余る戦力をどのように爆発させるのかが最大の注目です。


さて、今日のフロンターレは前線にテセ・ジュニーニョ・フッキを並べて、3-4-3(フラット)を敷いてきました。

ヴェルディは1トップの下に3人並べる布陣の4-2-3-1。


ゲームが始まって露呈したのはフロンターレのサイドの守備の脆さ

バックは三枚なのでどうしてもサイド一人で守らなければならない。なぜならば前線の三人はピクリとも動かないから......

これは攻撃の時もそうで、自分の所にボールが来ない限りは走らない(苦笑)

守備でも攻撃でも全く汗を掻くそぶりを見せない前三人。いつの間にか5-2-3の状態になって、中盤も憲剛と谷口だけになり支えきれなくなりボロボロの状態。前の三人もチェイシングぐらいできるはずだけど、身が入っているとはトテモトテモ......

まぁ ヴェルディが強かに相手の弱点を上手く突いたといえます。脅しの3トップに膝を屈しなかった。これに尽きるかもしれませんね。

それでも何とか両サイドを押し上げて基本位置に押し戻すと、全体のバランスが戻って活性化しだします。もともと前の三人はキープが出来るので走り回る時間は作れる訳で......

ただフッキはスピードに乗る前に尽く潰されていました。まぁ流石は去年まで同じチームでやっていたわけで、怖さも分かる分弱点もまる分かりな訳で......


一つヴェルディが示してくれたのは、サイドを押し込めばほぼフロンターレは丸裸も同然。中盤はスペースががら空きで、攻撃陣は守備に戻ってくる事もない。よしんば攻められても、ギリギリまで防げば、両サイドは上がりまくりで守備は3+1しか残っていなく、上手くやれば強烈なカウンターパンチを食らわせることは容易に可能。


まぁ 前三人が走らないのが最大の難点(苦笑)

フッキもボールをもっても無謀な位置からミドルシュートを打つだけで、フロンターレのリズムを崩す大きな一因になっていました。

確かに彼だけが得点源で絶対的な存在ならば、それも許されるでしょうし、J2で実際にそれで得点出来ていたのは確かでしょう。だけどフロンターレにとってはフッキは一つの駒に過ぎません。リズムを狂わせるならば外しても他の選手が同じレベルでやれる実力があります。頼らない戦術も出来ます。フッキにとっては如何に早く学習してJ1の戦い&フロンターレの戦いに順応出来るかが生き残る試練でしょう。

システムに関してはもうちょっと再考の余地があります。もしくはコレを推し進めるにしても守備の約束事等もっと煮詰める必要があるでしょう。前三人がフラットに並んでいるのは無駄以外の何物でもありません。もっと臨機応変に前線が動けると思ったんだけど......


前半32分

リスタートから寺田のロングフィードに反応した森が飛び込んで先制

予想外の所からの得点にヴェルディにはちょっと残念な結果



後半......


ちょっと引き気味に構えてヴェルディにボールを持たせてカウンター狙いのフロンターレ。

時たまカウンターを見せるものの、ジュニーニョとフッキの動きが被る被る(笑)

まだまだだな〜

そうこうしている内に相手にボールを持たせているのか、持たれているのか分からない状態に......ヴェルディが後半60分河野 広貴を投入してきてから流れが俄然変わりました。

河野はファーストタッチのドリブルで果敢に憲剛を抜いた辺りでも存在感を見せ付けました。

フロンターレは、飽きるほどのフッキのミドルシュート乱発にリズムを失って、もう攻めるより一点を守る事に全てを集中しだしました。

ヴェルディはここぞとばかりに工夫を凝らしPA内に進入を繰り返し、試合終了間際、PA内にドリブルで仕掛けた平本を倒してしまい、痛恨のPK謙譲。

結局最終盤に同点に追いつかれてしまい、不安だけが残る結果に......


手っ取り早く治す方法はフッキを外せば済む事

只それでは優勝は厳しいです。如何にフッキを使いこなすかが全ての鍵

システムもいじるべきなのかな......折角がっちりフィットしている山岸も守備に追い回される状況では宝の持ち腐れ......

ヴェルディは思ったよりやるなと言う印象。守備に関してはまだまだ不安は残るけど、攻撃はやっぱり面白い。何よりもフロンターレに五分以上の戦いをした事が今後の戦いに良い印象を残すはず。



川崎フロンターレ:Formation


    テセ(16)   ジュニーニョ(10)   フッキ(11)


  山岸(8)   谷口(29)      憲剛(14)   森(19)


       伊藤(2)   寺田(13)   井川(4)


              川島(1)


【得点】
32分 森

【交代】
69分 テセ ⇒ 黒津(7)

【警告】
44分 テセ

※( )内は背番号        
※山岸・森が下がると本当にくっきりと5−2−3になる。びっくりするぐらい綺麗に(笑)


東京ヴェルディ:Formation


            レアンドロ(7)

     飯尾(16)   ディエゴ(10)   廣山(20)

          冨沢(14)  福西(23)

   服部(22)               和田(4)
           那須(5)  土屋(17)


             土肥(1)


【得点】
89分 ディエゴ(PK)

【交代】
60分 飯尾 ⇒ 河野(33)
67分 廣山 ⇒ 平本(25)
80分 冨沢 ⇒ 大野(11)

【警告】
31分 ディエゴ
36分 飯尾

※( )内は背番号。
※飯尾&廣山のサイドがかなり効いています。交代で入ってきた河野&平本にしても戦術理解度が徹底されています。準備を重ねてきた結果を見ることが出来ました。

2008年03月09日

Jリーグ【第一節】名古屋グランパス vs 京都サンガ

2008 3/8 豊田スタジアム


監督にストイコビッチを招聘した名古屋

J2から昇格し大量補強を行った京都

今年のJの波に上手く乗れるかは両者共に未知数



久しぶりのピクシーは、スーツに身を包んで奇妙なほど感情を押し殺してピッチ脇に立っていました。

果たして魔法はピッチ外からでもかけることが出来るのか?

立ち上がり......両者共に様子見で手の内を見せたくない、相手の出方を探る攻防が続きます。

前半8分

パウリーニョがドリブルで仕掛けます。その反応力とドリブルの鋭さに気圧されたのか、名古屋バヤリッツァがPA内でファウルを取られてPK謙譲。

これをパウリーニョがPKを決めて早くも試合が動き始めます。

ちょっと京都にとっては早すぎる得点だったのかな?

どの程度攻撃陣が通用するのか探る前に呆気なく先制してしまい、この後は名古屋の猛攻に守備陣が試練の連続でした。


先制はされたものの名古屋のやり方は至極オーソドックス

どうしてもピクシーと言う事で穿った見方、奇をてらった派手な物を想像してしまいがちですが、底辺にあるサッカー観が如実に表れているサッカーを実行してきます。

ピクシーの言葉を借りるならば【ハードワーク】そのもの

走って体全てを使って表現するサッカー

まぁ かなり選手からすれば疲れるサッカーではありますが、上位を狙うならばコレを貫かなければ明日はないでしょう。

そしてちょっと面白かったのは、我慢できる......戦術が徹底されて居る事。

何度も何度もサイドからの攻撃に拘りを見せて、安易にもしくは痺れを切らせてミドルシュートを打たなかった所はピクシーならでは。

それでもチャンスではキッチリフィニッシュで終わっていました。

良く目立ったのは小川 佳純かな

フィニッシュに入るアイデア、ボールが自然と彼の所に集まりシュートを打って居ました。惜しむらくは精度が無かった事と京都GKの反応の良さと運が無かったぐらい。

ただ私は躊躇わずにシュートを打つ積極性とアイデアを評価したいです。打てば精度は自ずと上がります。

ただ気になったのは、どうしてもチャンスを多く作る右サイドで左利きの選手が集まりすぎて、タイミングをワンテンポ失った状態で切り替えしての攻撃が多かった事。素直にクロスが上げられないのが時にはもどかしくもあります......


一方の京都は、粘り強く京都の猛攻を防いでいました。

後半の立ち上がり攻めッ気が出た所をヨンセンに同点弾を叩き込まれはしましたが危なげなく防いだと見て良いでしょう。

特に面白いのはシジクレイをアンカーに持ってきた所です。

ある意味中盤の底と言うよりは、守備の蓋&頭と言った方がシックリくるかもしれません。

確かにシジクレイの近年のスピードに対する反応が落ちてきている事は周知の事実。でも圧倒的な守備力と壁は相変わらず(笑)

それを一段上げてアンカーとして使えば、スピードで抜かれても後ろに守備ラインが居るのでカバーも出来るし、その高さと壁力を存分に使えます。フィジカルでぶつかるのを嫌がって相手が嫌がりもしますしね。

問題は前線かな

残念ながら機能するか見る前にチームの体制が変わってしまい、戦術が変わってしまったので3トップが通用するのかは未知数。

得点後は3トップからパウリーニョを下げて2トップ+1にしていたけど、どうもパウリーニョの怖さが半減した感じです。

トップ下に持ってくるより柳沢+パウリーニョのコンビの方がカウンターの時は怖い気がします。まだまだ前線の構成や戦術に関しては改良の余地があるかもしれません。

その意味でも佐藤勇人がキーマンになる可能性もあります。どうしてもシジクレイのスピードは攻守に亘ってある意味足を引っ張ります。それを全力でカバーする意味で佐藤勇人が何処まで培ったものを出せるかが鍵。どうしてもパウリーニョ頼みでマークが集中してしまいがち。柳沢もあまり当てにすると手痛いしっぺ返しを食いそうで信用度はイマイチ(苦笑)

今日の試合はこの名古屋の猛攻を耐え抜いた所を評価すべきなのかもしれません。

パウリーニョが怪我で長期離脱とかならばお先真っ暗ですが......



名古屋グランパス:Formation


        ヨンセン(9)    玉田(11)
  マギヌン(8)               小川(29)
        
          山口(13)   中村(7)
    
    阿部(6)               竹内(30)
          吉田(34)   バヤリッツァ(3)

              楢崎(1)


【得点】
48分 ヨンセン

【交代】
66分 中村 ⇒ 藤田(10)
71分 小川 ⇒ 片山(27)
81分 玉田 ⇒ 杉本(19)

【警告】
バヤリッツァ
小川

※( )内は背番号
※サイド攻撃が機軸。


京都サンガ:Formation


           西野(25)
   パウリーニョ(10)       柳沢(13)

       中山(15)     勇人(14)
           
           シジクレイ(3)

   渡邊(22)             平島(20)
        手島(5)    増嶋(24)              
            平井(1)

【得点】
9分 パウリーニョ(PK)

【交代】
45分 西野 ⇒ 角田(26)
59分 平島 ⇒ 田原(9)
72分 パウリーニョ ⇒ アタリバ(2)

【警告】
パウリーニョ
シジクレイ


※( )内は背番号
※今回はシジクレイをアンカーに置いていましたが、次もコレで行くかは未知数。臨機応変に人の配置を変えていたので、まだまだ探りの状態は続きそう

        

2008年03月07日

雑感ぷらぷら 其の十五

お久しぶりです(苦笑)

ちょっとサッカーから距離をとっている間に色々ありました。


アーセナルvsバーミンガム戦で、エドゥアウドが悪質タックルを受けて選手生命の危機も囁かれるほどの怪我を負ったり

ゼロックス スーパーカップでジャッジの判定に一悶着あったり


両者共に言えるのは、海外に於いてはジャッジが放置されすぎて選手の命や怪我を守るまでに至っていないと言う事。

恣意的(東アジア選手権での一件)や非恣意的でなかろうと、悪質なタックルについてはより厳しく根絶に向かうような方向に導くべきでしょう

FIFAも早速動き始めたようですし......


そして今回日本で起こったジャッジ騒動

岩政が退場した後に見始めて、飽きてその後を見ていないので......

ダイジェストで見る限り微妙だけど、個々の判定に関しては許容範囲内

むしろジャッジより全体のコントロール力に問題があるように感じます


まぁ 協会のほうでも家本政明主審をJから外すようです。

ですが、国際審判のほうは出続けるようです。

正直、Jでまともな評価も受けていない人を海外に輸出するのはいかがなものでしょう。被害を拡大させるのは相手にとって迷惑

ましてや日本は東アジア選手権において内容は違えど、ジャッジの向上を訴えたばかり......

まずは国内での評価を得て、名誉挽回させるのが先なのでは?

まぁ どうもこの家本政明さんは、過去にも散々物議を醸し出す事をやってきているらしいです。その意味でも国内での評価の回復が先でしょう。最悪その先に落第の評価があったとしても、チャンスは与えるべき



正直、Jにおけるジャッジ基準は過保護の一言でしょう。

かなり選手個人を手厚く守っています。

苦労するのはここから先、海外に出て行くとJでは取ってくれる所でファウルを取ってくれなかったり......

むしろもっと日本のジャッジはファウルを取る基準を甘くして、試合を流す技術を磨くべきでしょう。

ただ、やりすぎるとエドゥアウドの様な事にもなりかねませんが(苦笑)



それにしても気になるのはこのゼロックスに彼を派遣?推薦した協会

問題が割りと多いにも係わらず、自信を持って送り出したにも係わらずこの失態(苦笑)


それと誰も気にならないかもしれないけど、ダイジェストで見た岩政のGKに対する行動でのイエローの提示......

正直せこさを感じたのは私だけですか?

勝負にストイックだとも物は言いようですが、まさかそれを日本代表で東アジア選手権でやるつもりだったんですかね。

鹿島ではそれが許容範囲で許されるのかもしれませんが、代表にそれを持ち込むのは勘弁願いたいです。

タグ:雑感

2008年02月19日

2008J1 戦力予想

あ〜もうそんな時季か......

と言う事で、J1戦力予想をして見たいと思います。

もちろん独断と偏見に凝り固まったものですから、大きな大きな心で見て下さい(汗)

今回はJ.League Stats Report 2007を参考に私なりの私見も付け加えればと思っています。

※リンク:J.League Stats Report 2007(http://www.j-league.or.jp/2007opta/)
かなりディープに分析されているので見る価値はあります。



【コンサドーレ札幌】

予想Formation


        ダヴィ(10)   中山(13)

   西谷(24)              藤田(7)
         芳賀(18)   大塚(16)

   西嶋(6)               西澤(3)
         XXXX   増田(4)

             高木(28)

監督:三浦俊也

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/sapporo.pdf

目立った補強と言えば

ディビットソン純マーカス(MF)
鄭 容臺(MF)
ノナト(FW)

DFのブルーノクアドロスが抜けた穴をどう防ぐか......

J.League Stats Reportを見ても堅守速攻のチームである事が窺えます。ただサイドの守備は穴があり、中の空中戦で跳ね返すパターンが多いようです。得点も空中戦を主体としたものが多いように感じます。攻守において空中戦に自信があるように思えますが、これがそのままJ1で通じるかは疑問。むしろ弱点になりうるかもしれません。特にDFラインの増田&西嶋が抜けたらボロボロになる予感。



【鹿島アントラーズ】

予想Formation


        田代(9)    マルキーニョス(18)

        本山(10)    野沢(8)

        青木(15)    小笠原(40)
 新井場(7)                  内田(2)
        大岩(4)    岩政(3)

            曽ヶ端(21)

監督:オズワルド・オリヴェイラ

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/kashima.pdf


目立った補強で言えば

伊野波
金古


らのDFの補強かな

もともとベンチ層は厚いからある程度の目処は立っているはず。

柳沢や深井の放出&レンタルでどんな影響が出るのかは未知数。それに今年はACLへの参加が決まっているので、昨年以上に苦しい戦いが予想されます。ガンバやレッズと比較されるので昨年以上に厳しい目が向けられるはずです。

それにしても伊野波が移籍したのには驚き。鹿島が鹿島閥以外から人材を引き抜くのは異例なので注視したいところです。スタメンで使ってくるならば本気だと思いますが、ベンチスタートならば只のACL要員と見たほうがいいかもしれません。

J.League Stats Reportから読み取れる鹿島の特徴は、パスワークとブロック率の高さ。ブラジル流現実路線。ブラジルで言うところのガウショに近い気がします。好き嫌いがここで顕著に現れるかもしれませんね。



【浦和レッズ】

予想Formation


        高原(7)  エジミウソン(17)

   三都主(8)             山田(6)  
        
        阿部(22)    鈴木(13)    

   相馬(16)              細貝(3)
        闘莉王(4)   坪井(2)

            都築(23)

監督:オジェック

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/urawa.pdf

                         
目立った補強で言えば

高原(FW)
エジミウソン(FW)
梅崎(MF)
三都主(MF)


かなり頭でかっちな印象。

懸念の守備陣(DF)の補強は失敗。今年も阿部頼りが続く状況は変わらず闘莉王&坪井を何処までベストパフォーマンスで終盤まで引っ張れるかが最大の課題。阿部をDFラインに下げて、山田を中底に持ってきて、梅崎&永井を使ってくる可能性も無いわけじゃありませんが......

兎に角、ポンテが序盤戦いないのが何よりも痛い。そこを新戦力がどれだけチームに早く馴染めるかが全ての鍵。ACLはトーナメントからの出場なので割りと楽な日程である事がちょっぴり救い?

あと何よりもセットプレイキッカーが増えたのが良かった。
昨年のCWCで永井がキックを担当していたのには口アングリ(苦笑)
長めの距離では阿部が居るけど......三都主が戻ってきたのはこの部分でも大きいかもしれません。

J.League Stats Reportから見て取れるのは守備ラインを低く保って堅く粘り強く守って速攻。ブッフバルト時代からこの戦法でJでのし上がって来た浦和ですが、オジェックがどう方向転換するのかが見所。
昨年は選手との対話が上手く行かず最後にはワシントンとの決別でシーズンを終了してしまう顛末がありましたが、オジェック色を出してどこまで勝てるのか、そして選手の信頼を得る事が出来るのかが全ての鍵になるかもしれません。


【大宮アルディージャ】

監督:樋口靖洋

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/omiya.pdf


予想を立てるのは困難(汗)

残留争いを繰り返してきましたが今年はどうか......

目立った補強も無く現有戦力と若手の爆発が全て。

得点が如何せん少なすぎる現状をどうするのかが悩みどころ。



【ジェフユナイテッド千葉】

監督:クゼ

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/chiba.pdf


予想Formationを立てられる状況じゃないほど、ここ数年スタメンを担ってきた主力の大量流出。

もともと千葉フロントは選出の流出に対して不感症。それがオシム色の排除(アマル・オシム解任)で人心を失ったと見ていいでしょう。

ただアマル・オシムも人心の掌握が上手く行っていたとは言い難い状況ではありますが、ここまで大量の主力の流出にはならなかったでしょう

補強は

櫛野(GK)
青木良太(DF)
坂本(MF)
馬場(MF)
苔口(FW)


一方の流出は

羽生
山岸
水本
佐藤勇人
水野

もともと若手を育てて使う事には定評のあるチームだけど、ここまでゴッソリ核を失ってもなお生き残れるかは微妙

サポーターが反発するのも分かります。



【柏レイソル】

予想Formation


            フランサ(10)

    菅沼(15)     李(20)      大田(14)

         茂原(8)    山根(18)

    大谷(7)               蔵川(23)
          小林(13)  古賀(5)

              南(21)


http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/kashiwa.pdf       

補強で言えば茂原かな......

J.League Stats Reportを見るとプレッシングサッカーのように見えます。如何に前線に近い位置でボールを奪取できるかが全て。シーズン序盤は猛威を振るったプレスも終盤になると失速したようで、如何に年間通して調子を維持できるかが鍵。昨年同様に序盤でスタートダッシュできるかが下位に転落しない鍵になるかもしれません。



【FC東京】 

監督:城福 浩

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/fctokyo.pdf


人材の無駄を解消しつつあるFC東京

やっと実情にあった状態になりつつあります。

昨年の原監督の復帰がそもそもの諸悪の根源。結局最初から最後までボロボロに終わり、やっと監督を交代。

無駄に抱えていた人材を放出してスリム化

ただFWの核はやっぱり近藤なのかな? 

どんなシステムで戦うのか、かなり城福さんには期待してます。

平山や徳永等々、冴えない面々をどう生き返らせるのかも注目。



【東京ヴェルディ】

監督:柱谷 哲二

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/tokyov.pdf


ラモスから監督をバトンされた柱谷

さてはてJ1でどれだけ力を発揮させる事ができるのか?

なによりも序盤で躓くと昨年の横浜FCの二の舞になりかねません。

ただFWの柱フッキの流出は痛いところ

福西・那須・土肥等、守備陣の補強はシッカリしているので攻撃陣が爆発してくれる事を願うのみ。

やっぱり古豪が復活してくれないと淋しい



【川崎フロンターレ】

予想Formation


       ジュニーニョ(10)    フッキ(11)

          久木野(23)    山岸(8)

           谷口(29)    憲剛(14)

    伊藤(2)                   森(19)
           寺田(13)    箕輪(5)

                川島(1)

監督:関塚 隆

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/kawasaki.pdf


目立った補強としては山岸とフッキの加入

現有戦力がすさまじく成長した昨年はJリーグでは今一歩の印象しかありませんが、ACLトーナメント出場やナビスコ杯決勝進出等々決して過小評価すべきではありません。

今年はACLへの出場がないのでスケジュールが比較的楽であるが故に、この戦力を保って戦う川崎はまさしく優勝戦線に絡んでくる事は間違いないでしょう。

FWからDFまで特に隙らしい隙は見つかりません。

特にFW陣の充実振りはJで最高の人材を取り揃えています。ジュニーニョを軸にフッキ・テセ・我那覇、そしてレフティーの黒津

もちろん憲剛のタクトにも期待大!



【横浜 F・マリノス】

監督:桑原 隆


http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/yokohamafm.pdf

磐田閥から引っ張ってきた桑原監督

果たしてマリノスは変われるのか? やっぱりマリノスはマリノスのまま終わるのか......

注目は水沼宏太かな

スタメンはちょっと無理っぽいけどサブで使われるのを祈るのみ。

ただ相変わらずフロントの無作為に見える人材の補強の仕方はちょっと疑問。育てる気があって補強しているのか疑問に思うときがあります。
やっと使わない人材を放出してスリムにはなったけど、また気が変わって乱獲する可能性もないではない。                 



【アルビレックス新潟】

監督:鈴木 淳

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/niigata.pdf


目立った補強はなし。

ただソコから見えるのは育てて使う姿勢。

昨年それが軌道に乗ったからこその躍進だったのかもしれません。

残念ながら記憶に残るような印象がない......(汗)

中々面白い人材は揃っているので魅せる試合も見せて欲しい所



【清水エスパルス】

予想Formation


        XXXX    矢島(9)

        フェルナンジーニョ(17)

  兵働(13)              藤本(10)
 
           伊東(7)

  児玉(2)               市川(25)
        高木(4)  青山(26)

           
           西部(21)

           
監督:長谷川 健太

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/shimizu.pdf


あれ? チョ・ジェジンの名前が公式に載ってない所を見ると退団したのかな?

彼が居る居ないでは、かなり前線の迫力が変わってくると思うのですが......

大前元紀や本田拓也等々着実な補強もしているので、後はチームが爆発できるかどうかが全て。

凄いのはフェルナンジーニョを使いこなしている所。一癖も二癖もある彼を使いこなしているのは正直驚きです。




【ジュビロ磐田】

監督:内山 篤

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/iwata.pdf


このジュビロの迷走ッぷりは目を覆うものがあります。

一体何がしたいのか?

ただ若手がそこそこ育ってはいるもののチームの起爆剤になっているかは疑問。また世代交代を進めようという努力の跡は見えるものの十分に若手がそれを補っているかも疑問。

ただ下位に落ちず中位に留まっている辺りが底力かな?

何かキッカケ......タイトルを取るとかあれば一気に爆発しそうな気配はあるのですが......

柱にならなければならない前田がちょい怪我ガチ。東アジア選手権も怪我で離脱らしい......




【名古屋グランパス】

監督:ストイコビッチ

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/nagoya.pdf


結局監督にストイコビッチを招聘

う〜〜ん 彼は嫌いになれないけど、監督としてどうなの?

監督としても開花する可能性が無いわけじゃないけど、いい加減日本人監督を育てても良い頃合じゃなかと。

ベンゲルよもう一度が合言葉かのように思えてなりません。

それにしても金満ぷっりを反映するが如く、人材もあれを取ったかと思えば捨てる始末......

まるでバブル期のシャチョウサンのような豪遊ぶり(苦笑)

長中期のビジョンがまるで見えないグランパス。バブルが弾け無い事を祈るのみ。



【京都サンガF.C.】


昨年の広島との入れ替え戦で勝利しJ1昇格を果たしました。

正直これでJ1に上がるのかと言うようなチームのように思えました。

ただ補強と放出が凄まじく、まったく別のチームとしてJ1に上がってきます。これが絵に描いた餅に終わるのかどうかは成り行きを見守るしかありません。

名前だけ見るならば

DFにシジクレイ
MFに佐藤勇人
FWに林&柳沢


など戦えると思われる戦力はあると思いますが、チームとして出来上がるかは分かりません(笑)




【ガンバ大阪】


予想Formation


        バレー(18)    ルーカス(9)

         二川(10)    遠藤(7)

         橋本(27)    明神(17)
   安田(13)                加地(21)
          山口(5)   水本(4)

             藤ヶ谷(22)

監督:西野 朗

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/gosaka.pdf


昨年の終盤の優勝戦線離脱の最大の原因は、マグノアウベスの無断離脱がチームの士気を大幅に下げたのが全てでした。

チームのエースが犯したものは計り知れません。また彼だけでなく外国人さらにはブラジル人に対する厳しい目もあってもおかしくないでしょう。またこれはチームフロントの危機感の無さと情報収集能力の無さを露呈する結果にもなりました。

サッカーのピッチ外で足元を掬われたガンバ

今年はACLへの出場が決まっています。それを見越してのDF陣のもっと未来を見越した補強は完璧だと言えるでしょう。ミネイロ・水本・福元などもっとも守備の補強に成功したチームと言えます。

それとは逆に攻撃陣はルーカスと山崎ぐらい

ちょっとFW陣の駒不足が心配ですが、若手の爆発に賭けるのもガンバらしい?

7年掛けて徐々に西野色を出して勝てるチームになったガンバ

初期の頃と比べればサッカーの質は天と地の差があります。

特にFWはほぼ毎年顔ぶれが変わる中ここまで上り詰めてきたのは凄いの一言に尽きます。

普通に力を出し切れば優勝戦線の中心に居るのは間違いありません。イレギュラーが無い限りは......



【ヴィッセル神戸】 

監督:松田 浩

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/kobe.pdf


昨年はすったもんだがありながらも、着実に力をつけて残留を果たしました。  

今年は補強で松橋・鈴木規郎など攻撃のポイントとなる所を補強

昨年に引き続き大久保が順当道理に活躍してくれれば、中位以上をねらえるかもしれません。



【大分トリニータ】

予想Formation


        高松(13)    ウェズレイ(10)

            家長(14)
   鈴木(11)             高橋(20)
           
        ホベルト(3) エジミウソン(5) 

      上本(22)   森重(6)   深谷(4)


             西川(1)


監督:シャムスカ

http://www.j-league.or.jp/2007opta/pdf/oita.pdf


お気に入りのチームだけど、梅崎・三木・松橋章太・福元・山崎など主力から若手有望までを手放すほどに慢性的な金欠状態。

ウェズレイを加えた前線は強力だけどスピードにかける重量級?

頼みの家長が怪我で夏まで離脱で早くも方針を転換するハメに

ちょっとずれるけど......
この家長の決断は支持したいところです。正直あのままガンバに居たら埋もれたままになる可能性は否定できません。家長自身プレースタイルがあやふやになって見失いがちな傾向が多々あったので離れる事が一番でした。特に遠藤の影響が凄まじく本来の家長の持ち味のドリブルを見ることは稀でした。家長自身ドリブル突破にに限界を感じ、よりチームで生き残る為に遠藤のプレイスタイルを真似たように思えます。ただ彼が考えている限界と周りの評価は違って苛烈なドリブルを彼に要求する差が、徐々に彼からスタメンの座を奪わせる結果になったと推測します。

新チームに移転する事によってもっと客観的に見つめなおし、シャムスカの元で出直して欲しいと願った矢先の怪我は残念でなりません。

ただ、これを幸いとして自分自身をもう一度見つめなおす機会にして欲しい所です。自分自身に限界の壁を作るほど持っている能力は柔じゃないと思うのですが......本山化するのだけは避けて欲しい(願)




長々とすいません(汗)

ちょっと中盤以降飽きてきて手抜きの部分もありますが、気が向いたら手直ししようかな......(大汗)

あくまでも独断と偏見に凝り固まったものですから生暖かい目で見て下さい(笑)

あともう一個!

それぞれのチームを駆け足で見て回って考えるのは

そろそろ選手・監督依存の体制からもっと長期のビジョンで物事を判断できるフロント・GMの育成が必要な気がします。

どうもその時々の状況でアヤフヤに立ち回っているチームが多い気がします。個々のチームの財政状況に偏りがあるのは仕方が無いとしても、目先の利益に囚われすぎです。これでは支えるスポンサーもサポーターも寄り付かなくなるのでは?

また選手の海外移籍も良いけど、コーチや監督の海外移籍ももっと頻繁にして欲しい所です。そしてそんな彼らの働く場所を提供出来なければサッカー産業は衰退していくのでは?

と考えてしまいます。


今年一年面白いサッカーが一試合でも多く観れる事を願います。


タグ:戦力 J1

2008年02月11日

プレミアリーグ07~08【第26節】チェルシー vs リバプール

2008 2/11

久しぶりのプレミア観戦が好カード?

どちらも今一歩の感が否めないチーム

チェルシーは予想外の監督交代と怪我人とアフリカネイションズカップに苦しめられ、リバプールはジリ貧?微妙に噛み合ってないといった方がシックリ来るのかな?

アーセナルやマンUに比べちゃうとね......

その上に今日はトーレスやヒーピアが居ないリバプール

机上だけならばチェルシーが圧倒的に有利なんだけど......


【前半】

待ち構えての守備や、守備からの切り返しの速攻(カウンター)はチェルシーのほうが一歩上手の感じはしますが、それが効果的にリバプールに効いているかは微妙。

チェルシーの3つの矛先を尽くリバプールに潰されて全く敵陣でプレーできません。

新加入のアネルカはどうしても持ちすぎの傾向があり散々プレッシャーを掛けられてハーフウェイラインまで追い詰められる始末。

期待のW・フィリップスはスピードで相手を置き去りにしようとしますが、リバプールの最大限の警戒があったのかキャラガーがすっ飛んできて尽く潰していました。3,4人で囲んででも止めに来たところを見るともっともチェルシーで可能性を感じるアクセントだったかもしれません。

逆に左サイドはそれほど厳重な守備は施していません。ただ勢いに乗ってJ・コールを追い越すA・コールが前線に顔を出すようになると、そこを突破口にガラ空きの裏のスペースを使ってリバプールのカウンターが効きだします。

前がかりになりすぎると傷口の深いカウンターを受けてしまうために思い切った攻撃が出来ないチェルシー

どうしても中途半端なポジションを引いてしまい、それが悪循環でよりリバプールにつけ込まれる隙を作ってしまう前半でした。



今日のリバプール意識的に自分達で課したものがあったように感じます。

特に顕著に表れていたのがリーセでしょう。性格的にもイケイケドンドンで前に突っ伏すタイプの彼が我慢して上がらず、W・フィリップスに備えて待ち構え、ボールを持ってもハーフウェイラインからでもクラウチにボールを放り込んだりと自分達で穴を作らないように努力していました。

そしてジェラードを下げない。

やっぱり何でも出来る選手で泥臭い事も厭わない選手だけど、前線で攻撃に参加している方が何倍も怖い選手であることは確かです。
その彼をほぼトップの位置に固定してよりゴールに近い位置で攻撃のタクトを揮わせる事に集中させたのが良かったです。

それを可能にさせたCMFのマスケラーノとルーカスは前半の出来はパーフェクトでした。


【後半】

ちょっと前半飛ばし気味の感があるリバプール

何よりも点が取れなかったことがより一層足を重くする原因になったんかも知れません。

徐々にチェルシーにセカンドボールを尽く拾われるようになり押し込まれる場面が多くはなりますが、リバプールのらしさが垣間見える一瞬もありました。

泥臭く相手を追回し、ボールをカットし、体を投げ出してでも攻撃を防ぐ様はチームの一体感が感じられ、04~05CL決勝のACミランとの奇跡の一戦の泥臭さを一瞬感じさせる物がありました。

まぁ 流石に攻撃となるとボールが足がつかなかったりと、カードを切ってもインパクトを残せるような手札が無かったのも事実ですが......

一方のチェルシーはCMFのバラックがより積極的に前線に飛び出すようになってらしさを見せてはくれましたが、ランパードが病み上がりのせいなのか全くといって良いほど活躍はなし。

唯一、盛り上がったのはピサロが投入されて前線でキープできるようになって、ちょこっと可能性を感じさせるような攻撃が出来た事ぐらい。何で早く彼を出さなかったのか疑問に思うほどです。

ちょっとアネルカはチームに馴染むのに時間がかかりそう。
ただそんなに悠長な事を言っていても、ドログバやシェフチェンコが帰ってきたら即居場所を追われる訳で......

結局は0-0のドローだけど、リバプールがちょっと息を吹き返すキッカケになったかもしれません。

チェルシーはドログバとテリー待ちかな?



チェルシー:Formation


            アネルカ(39)
  J・コール(10)             W・フィリップス(24)

            バラック(13)
       
        ランパード(8)
                マケレレ(4)

  A・コール(3)              ベレッチ(35)
       カルバーリョ(6) アレックス(33)

             チェフ(1)

【得点】
なし

【交代】
64分 W・フィリップス ⇒ マルーダ(15)
71分 ランパード ⇒ ミケル(12)
86分 J・コール ⇒ ピサロ(14)

【警告】
ベレッチ、カルバーリョ、アレックス


リバプール:Formation


             クラウチ(15)
         
          ジェラード(8)
  バベル(19)               カイト(18)

      マスケラーノ(20)  ルーカス(21)

  リーセ(6)                フィナン(3)
        キャラガー(23) シュクルテル(37)

             レイナ(25)

【得点】
なし

【交代】
71分 バベル ⇒ ペナント(16)

【警告】
バベル、リーセ


※( )内は背番号

どうしてもバベルはSMFとして使う事に今まで違和感を感じていましたが、今日の動きを見る限り納得。キューウェルより存在感があると思うのは私だけ?   





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