2007年11月16日

オシム 脳梗塞で倒れる

産経新聞によるとイビチャ・オシム監督が、本日16日午前二時ごろ自宅で倒れ、急性脳梗塞で入院

川淵キャプテンも会見で涙ぐみながら病状を語り、極めて病状が危うい印象を受ける。


衝撃的なニュースです。

日本代表・日本サッカー界に多大な影響を与える存在だけに、オシム監督の離脱は、多大な遅延を意味します。

彼に代わる人材となると正直思いつきません。

私自身次の次のW杯(ブラジル)までオシムの指導を期待していただけにショックは大きいです。

現在の代表の方向性のみならず、そのサッカー観、人材ネットーワーク等々、まだまだ彼から日本が吸収しなければならない宿題は山ずみです。

ここでの離脱は痛い......

正直、W杯予選敗退よりも痛い......

症状が軽く復帰できればそれに越した事はないんですけどね。

まずは病状の回復、何よりも一命を取り留めることのみを願うばかりです。

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2007年10月18日

AFCアジア/アフリカチャレンジカップ2007 日本 vs エジプト

2007 10/17 大阪/長居スタジアム


久しぶりの代表戦

久しぶりのサッカー観戦(一応真剣に......)


ここ最近のA代表の課題は

・得点力

・シュートを打つ積極性

・セットプレーからの失点


今日の試合で何処まで課題を克服できるのか?



日本:Formation


       大久保(16)   前田(17)

    山岸(9)           遠藤(7)

        鈴木(13)  憲剛(14)

   駒野(3)             加地(21)
         阿部(6) 中澤(22)


           川口(1) 


【得点】
前半21分 大久保
前半41分 大久保
後半08分 前田
後半23分 加地

【交代】
後半28分 遠藤 ⇒ 藤本
後半28分 山岸 ⇒ 橋本
後半28分 鈴木 ⇒ 今野

【警告】
後半13分 中澤



エジプト:Formation

         モハメド・ファドル(18)
  アミル・ザキ(19)          アハメド・ハッサン(17)
              
    ホスニ・アブドラボ(8)  アブデルラフマン(11)

          モハメド・ソリマン(21)
サイド・モアワド(14)      アハメド・エルメハマディ(13)
      ハニ・サイド(6) マフムード・ファタフ・アラ(4)

            アブド・エルモンシェフ(1)


【得点】
後半13分 モハメド・ファドル

【交代】
後半00分 アハメド・ハッサン ⇒ オマル・ガメル(12)
後半07分 アブデルラフマン ⇒ マシュール(5)
後半34分 アミル・ザキ ⇒ アヘド(10)

【警告】
後半47分 アヘド

※( )内は背番号



前半......

エジプトの印象
まさしく中東。そして怖さを知らないのか、日本を侮っているのか果敢に攻めてきます。“強気のサウジ”と言ったところでしょうか。サイドの攻撃を主体にパスで繋いでくるチーム。日本と同様にSBの攻撃参加が生命線なのかな? ただ主力がほぼ不参かなのを考えると残念で仕方がない......


まぁ エジプトから見ても主力(俊輔や高原等)が抜けてると言われても返す言葉はありませんけど


前回のスイス戦から変わった事と言えば

アタッキングエリアからの攻撃手段に、ドリブルとシュートのイメージがより明確に選手個人に植え付けられていること

そしてSBの攻撃参加でシンプルにクロスを上げ切る事が付け加えられたこと

この二点はスイス戦以降確実に変わりました。

前者はチームの成熟度と選手相互の理解が深まった事と現状(勝ちきれない・得点が入らない)への打開策をそれぞれが感じ取って実行した事と思います。

後者はクロスの精度の問題は依然としてありますが、チームの攻撃の流れそのものを遮断していた原因でもあっただけに、攻撃チームからの要望があったのではないでしょうか?


ある程度人選が変わっても、やろうとしている事がハッキリと見えるようになってきた代表


前半21分
アグレッシブにシュートを狙いに行っていた大久保

かなり難しい大勢ながらもミドルレンジから待望の代表初ゴール


前半41分
CK崩れから遠藤のクロスにまたしても大久保が飛び込んで二点目


いやはや今日は大久保デーなのか?(笑)


後半......


後半08分
中央の混戦地帯からワンツーで抜け出した前田が代表初ゴール

この前にチャンスを外していたから意地のゴールかな(笑)


もうかなり試合的にはお腹いっぱい


これが微妙にチームに伝染したのか散漫なプレーを連発

パスが届かなかったり走っていなかったり

一発を狙いすぎたり

イヤーな流れから自陣でファウルを犯しFKを与えてしまいます

これをやっぱり決められて失点

課題だった“セットプレーからの失点防御”をクリアできず


このチームは本当にセットプレーからの失点が多いな〜

早急に対策を練らないと、ここから化膿しそうな雰囲気


加地のゴールで流れは取り戻しましたが課題が出てきた


一つはその時その時の状況を選手それぞれがどの程度認識して、チーム全体の意思・方向性をまとめる事が出来るかどうか?

簡単に言えば“声を出して速攻するのか遅行なのか決めろ”です

その意味ではオシムが交代を切った後に残った憲剛に意味があると思います。

もう一つステップアップする為には憲剛の成長が必要でしょう

年齢的にも割と若い部類に入りますしね

憲剛に求められるのはゲームをコントロールする力

試合を落ち着かせて自分達のペースを作る為にも是非にも学んで欲しいところです。


一応スコアは大差がつきましたが、細部を見るとエジプトの決定的なシュートミスが二本ありました。

もっと僅差の打ち合いになっていてもおかしくなかった状態です。

DFラインはもうちょっと再構築が必要になるかもしれません。


中盤は今のところ組み合わせと個々人の成長かな


懸念だったFW陣は一気に勢力図が変わる可能性もあります

ますますリーグ戦での結果が重要になるかもしれません



今日の殊勲大久保

ちょっとダーティーなイメージが付いている為か、使うのに勇気がいる選手ではあります。オシムもカメルーン戦ではラフプレー(ある意味負けん気が強いとも言えるけど)の後にすぐに交代カードを切っていました。

オシムはそういう無駄な熱さ(非紳士行為)や未熟さを極端に嫌います。

巻もピッチ内外でかなり怒られていました(苦笑)

特に代表ともなればどんな試合(内容)でも衆人の目はあります

今日の大久保を見る限り大人になったぁと改めて実感

神戸でのMFでの経験も存分に窺い知る事ができました。

心は熱く頭は冷静でいて欲しい

タグ:エジプト
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2007年09月12日

国際親善試合 スイス vs 日本

2007 9/12 オーストリア/クラーゲンフルト


欧州遠征 第二弾スイス編

前回のオーストリア戦は消化不良だったけど今回はどうなる事やら



スイス:Formation


           クフォー(31)

          マルガイラツ(5)
 スパイヒャー(17)          フォンランテン(28)

       インラー(27)  ハッゲル(24)

 マグニン(3)                ベーラミ(19)
        ベルゲン(25) センデロス(4)

           ベナグリオ(12)


【得点】
前半11分 マグニン(FK)
前半13分 クフォー(PK)
後半35分 ジュールー

【交代】
後半00分    マグニン ⇒ バルネッタ(16)
後半00分  マルガイラツ ⇒ ハカン・ヤキン(22)
後半24分    ハッゲル ⇒ セレスティーニ(35)
後半27分 フォンランテン ⇒ リヒトシュタイナー(29)
後半34分    インラー ⇒ ジュールー(2)
後半43分    ベルゲン ⇒ エッギマン(34)

※( )内は背番号



日本:Formation


           巻(12)
      松井(16)     俊輔(10)
           遠藤(7)
        稲本(17)  鈴木(13)
    駒野(3)           加地(21)
        闘莉王(4) 中澤(22)

           川口(1)

【得点】
後半07分 俊輔(PK)
後半22分 巻
後半33分 俊輔(PK)
後半45分+ 矢野

【交代】
後半26分 松井 ⇒ 山岸(9)
後半35分  巻 ⇒ 矢野(20)
後半42分 遠藤 ⇒ 寿人(11)
後半45分+ 俊輔 ⇒ 憲剛(14)

※( )内は当日の背番号
     


前半......

スイスはオーストラリアを一回り強くした感じ?

プレイスタイルもそんなに変わらないし、オーソドックス

各ポジションにオーストリアに比べて実力のある選手が居る分、強さが違って見える

特に左SBのマグニンはオランダ戦でも暴れてたし......

スイスの生命線も日本と同様にサイド

この攻防が今日の試合の行方を左右します。


前半11分 マグニンにFKを直接決められます。

まぁ 点が入った事は仕方が無いけど、バイタルエリアでファウルを不用意に与えてしまった事が反省点

前半13分 闘莉王のハンドを取られてPK

スパイヒャーとマグニンの連携で、加地と俊輔のマークの受け渡し、もしくはマグニンの処理の仕方を誤ってアーリークロスを中に入れられました。

ハンドや失点(PK)より、マグニンにアーリークロスを入れられた事が問題

これは前半約7分にも同様に、アーリークロスをマグニンに入れられてピンチを招いた経緯があるだけに、素早く対処できなかったのが反省点
マグニンのマークの受け渡し(誰が上がってきた彼をマークする等々)を修正できなかったのが反省点

自分達の感覚外・想像外のマグニンの能力・行動に中々対処できませんでしたが、裏を返せばこうすれば相手が嫌がるという良い見本でもあると思います

特に日本のSB(加地&駒野)は、どうもここ最近“切り替えしたり”“止まってバックパス”等々、勢いに乗って単純?にクロスそのものを上げる事がなくなっていました。

そのために行動が読みやすく、クロスを上げる事が稀な為に、容易に相手に止められて逆襲を喰らい、体力を消耗するだけになってしまっています。

ここはマグニンのシンプルな行動に学ぶべきでしょう。


実力でもぎ取られた二失点というより、バタバタ浮き足立っている内に失点したといえます。

まぁ 一番やってはいけないパターンですけどね(苦笑)


落ち着きを取り戻した日本......

日本の攻撃と言えば、大きなサイドチェンジを利用したものや、裏へのパス(バックラインから)などが目立っていました。

お得意の中盤でのパス回しは出来ませんでした。

運動量が無かったというのも原因に挙げられますが、自分の前に人が立ちはだかると必ず横パスかバックパスに逃げてしまっています。

パスが横に横に......外へ外へ......ゴールが遠い

別にそこで無理をして全部が全部ドリブルで抜けとは言いませんが、縦パスさえも皆無だったのが、前半の全てを物語っていると思います

オシム曰く『相手のことをリスペクトし過ぎていた』

過剰に恐れを抱いて、気持ちの部分で勝負を挑まなかった

失うものは何も無いのに......

ただ30分過ぎからは日本のペースでした。

相手をよく左右に大きく振って、DFを引き出したり下げさせたり

ピースが一つ合えば、もしかしたら全く別の展開になっていたかも


個人の技術というより気持ちだったり意識の方が重要なのかな


後半......


後半、スイスはマグニンをout

う〜ん......良かったと言うより残念......

後半7分 松井がPA内に切れ込んで倒されてPK

PKを俊輔が決めて一点を返す

後半22分 サイドのFKから巻が体を張りながらヘッドで決めて同点

後半33分 PA内で巻が倒されてPK

PKを俊輔が決めて逆転


この一連で日本が変わったのは、まず俊輔がマグニンに引っ張られる事がなくなった事

パスもしくは仕掛けが速くなって縦パスが入るようになった事

全体の運動量と攻撃意識が増えた(闘莉王が前線に居たり等々)

攻守の切り替えが速くなった(カウンターで全速力で走れる)


スイスの運動量が減ったというより日本の運動量が増えた事と意識(恐れない)が変わったのが一番大きいですね。

特徴的なのは加地かな

不利な体制でも切り替えしたりせずにオーソドックスにクロスを上げるようになりました。

中の状況やクロスの精度の問題等々諸所あるけど、後半を見る限り加地に一人サイドを任せても良い状態を作れて、安心して中に人数をかけられるようになったのが大きいかな

一方の駒野が切り返すばかりで(効き足の問題もある)見所が無かったのが残念

やっぱり左利きのSBが必要だなぁ......


日本が逆転するものの後半35分スイスにCKを決められて同点に追いつかれます。

まぁ 気持ちが守りに入るとつけ込まれる良い教訓に(苦笑)

もう一度喝を入れなおした日本はロスタイムに矢野が再逆転ゴール


いやはやアウェーの地でこのメンタリティーを出せたのが良かった

この後半45分で日本は何よりも得がたい経験を得ました

アジア杯サウジアラビア戦から完全に立ち直る事ができました。


【個人評】

松井大輔

交代を告げられた場面で誰もがもうちょっと見たいと思ったのでは?
それほどまでに得がたい戦力だと認められたはず(サポーターも選手も)俊輔=遠藤=松井このトライアングルで当分は安泰かな


稲本潤一

守備だけの稲本ならちょっと微妙なところだけど、インターセプトからの突進やパスの精度などなど、あの日韓W杯を思い起こさせるパフォーマンスを見せてくれました。この人が戻ってきたというのは、前の三人に加えて大きな武器を得た事になるのでかなり期待大


巻誠一郎

何気に自信を深めるゴールとパフォーマンスを見せてくれました。
この相手でもやれるというのは大きな成長に繋がるかも
相変わらず足元のシュートは(苦笑)


矢野貴章

逆転ゴールを決めて代表初ゴール
アクロバティックなシュートが得意だよなぁ〜(笑)
上背があって走れる選手。その上まだ23歳
短い時間の出場だけど、これをキッカケに成長して欲しい


鈴木啓太

ちょっと物足りなさが前面に出てしまいました
そろそろ守備&運動量だけでは物足りない感じ
長短の正確なパスが出せる阿部の方が良いのかな?


駒野友一

右ならばこんなに言われないのかも......左右できる稀有な存在だけに......



【総評】
スイスに交代メンバーを試したかったと、負け惜しみを言わせるほどの勝利。まぁ誰が見ても死に物狂いで来ていたスイスを退けたのはかなり大きい

ただ反省点は限りなく多いです。

自信を付けるのは良いけど、慢心するのはお粗末




タグ:スイス
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2007年09月08日

国際親善試合 オーストリア vs 日本

2007 9/7 オーストリア/クラーゲンフルト


同じ物を見ても感じ方は人それぞれ

多様である事はいい事だとは思うけど

あまりにも他とかけ離れている現実を見ると悲しくなります。



オーストリア:Formation


       メルツ(18)   クルジッチ(11)
    レイトゲブ(10)         スタンドフェスト(7)

       サウメル(8)   アウフハウザー(6)
   フクス(5)               ガリクス(14)
         ヒデン(4)   プレドル(3)

            ペイヤー(1) 

【得点】
なし

【交代】
後半14分 メルツ ⇒ リンツ(9)
後半30分 クルジッチ ⇒ ハルニク(19)
後半39分 ハルニク ⇒ プラガー(15)
後半41分 サウメル ⇒ サルムッター(16)

※( )内は当日の背番号



日本:Formation


        達也(15)    矢野(20)
    遠藤(7)             俊輔(10)
         鈴木(13)  稲本(17)
    駒野(3)             加地(21)
         闘莉王(4) 中澤(22)

            川口(1)

【得点】
なし

【交代】
後半26分 稲本 ⇒ 憲剛(14)
後半26分 達也 ⇒ 松井(16)
後半30分 矢野 ⇒ 巻(12)
後半45分 駒野 ⇒ 今野(2)

※( )内は背番号


まずはオーストリアの印象

オーソドックスなチームでオーソドックスな戦術

個々の能力も集団(チーム)の能力も中クラス

高い位置からチェイシングを仕掛けて中盤の網に引っ掛けて、そこからショートカウンターが主な戦法

ラインは概ね高い位置を保って全体をコンパクトにして中盤を厚く

守備の規律が整っていて必ずボール保持者にはチェックに一人カバーに一人(特にサイドの守備でそれが顕著)

オーソドックスなスタイル、ジェフ千葉時代のオシムスタイルっぽい感じかな......


これに対した日本

相変わらずと言うか前線のチェイシング&プレッシャーに弱い守備陣

てんてこ舞いでボール回しをする始末(苦笑)

守備陣のスキルの無さだけが原因ではないはず......


サイドチェンジで活路を見出して、オーストリアの守備の読みを一つに絞らせなかったのが効いたのか、何とかゴール前までボールを運ぶ事は出来ましたが

そこらはまさにデジャヴ

散々アジア杯で見た光景が延々繰り返されます(苦笑)

眠たくなる展開に辟易


本当にシュートを打たないんだなぁ〜と実感(笑)

そもそものシュートレンジ(角度&距離)も狭い狭い!

ゴールエリア(ゴール前の白線で書かれた四角の小さい方:ゴールから距離5.5m)付近の短距離でしかシュートを打たない

そこに入るまでシュートを打たないと不退転の気持ちで挑む

なんでそこまで自分達で自分達を縛るのか?

マゾなのか?

それに加えてシュートを打つ係りでも決まっているのか誰も打ちたがらない

俊輔が状況で打ってはいたけど、それ以外は責任逃れか打たない

何時からシュートを打つのはFWだけの仕事になったのか?

変な役割分担がある事は確か......



一体全体アジア杯で何を見ていたんだろう?

一番象徴的なのは駒野が流れで中央に切れ込んだ時

結局手詰りでボールを後ろに戻したんですけど、駒野がそのまま中(FWと同じライン)で動いて、相手を混乱させればいいものを、そーーッと自分の位置(左SB)に戻っていったのには笑いました。

一応ポリヴァレントを標榜しているだけに、ちょっとやそっとで崩れる事はないし、守備に走らないわけでもない。

流れの中でポジションをチェンジして自由に動けばいいじゃない

それは駒野に限った事ではなく

FWの二人達也&矢野にも言えるかな

相手のDFラインにべったりお付き合いして、そこだけで上下運動しても意味ないし

FWのポリヴァレントとかないのかな?

自由な発想が皆無なのは悲しい

まぁ まわり特に二列目からFWラインに入って来ないのも問題だけど

ただ一人俊輔だけが動きと考えが他と違っていたのが救いなのかな?


松井投入でガラッと流れが変わります

ずっと動きが固定的だったFWに流動的な異分子が入った事で、やっと活性かします。

トリッキーだからとかドリブルが上手いとか個人技術がどうのこうのというより、個人の意識・個人の責任の取り方の問題かと思われます

二度と来ないシュートチャンスを前にして、自分が批判を受ける覚悟があるのかどうか

そこが海外と国内の差でしょう

助っ人とそうでないものの差

勝ち取らなければならないものがあるのがサッカー

受身でボールやチャンスが転がり込んで来るほど甘くはありません


いっそのこと日本人のFWの成長を待つより

Jで活躍する外国人FWを帰化させるほうがよっぽど手っ取り早いとオシムに言われる始末

今日の松井投入以前の動きを見る限り、私もその意見に賛同したいです(苦笑)


何だか個人技術と言う言葉に逃げ込んでいるだけのような気がします

個人の責任の取り方(シュートを打つか打たないか)の問題だと私は思うんですけど......


達也はもうちょっとやってくれると思ったんですけどね......


それともう一つ

現在のSBはやっぱりここら辺が限界なのかな

確かに上下の運動量は国内では最高の部類だけど

アイデアや縦の突破、クロスの精度・タイミング・アイデア

どれをとっても他のポジションに比べて見劣りしてきました

スペシャルな人材が欲しい(笑)


俊輔だけがアジア杯で感じた物を実践していたけど、他選手が全く何も変わっていなかった事がショック

同じ物を見ていても感じ方が違うのかな......
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2007年08月31日

欧州遠征 メンバー発表

9月に欧州遠征をする日本代表

9月7日 オーストリア戦
9月11日 スイス戦

この基本メンバーを発表しました。

今回もFW選出を先送りです(発表次第追記で書きます)


【GK】
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
川島永嗣(川崎)

【DF】
駒野友一(広島)
田中マルクス闘莉王(浦和)
加地亮(G大阪)
中澤佑二(横浜FM)
坪井慶介(浦和)

【MF】
中村俊輔(セルティック/スコットランド)
松井大輔(ル・マン/フランス)
稲本潤一(フランクフルト/ドイツ)
今野泰幸(FC東京)
阿部勇樹(浦和)
遠藤保仁(G大阪)
橋本英郎(G大阪)
鈴木啓太(浦和)
中村憲剛(川崎)
山岸智(千葉)
羽生直剛(千葉)


注目はオシム体制下初召集の松井大輔

オシム自身も注目していた事を公然と述べていた松井ですが、残念ながら腰の怪我で満足の行くパフォーマンスを見せられないために、召集を見送ってきましたが、07/08シーズンの入りを見る限り、状態も良さそうで納得できる選出でしょう。

南アフリカW杯に向けて、予選を考慮して欧州枠を2〜3に限定してきたオシム

一気に融合を図るより、徐々に浸透させてレベルを均衡にしたいと言う老婆心が窺えます。

誰が呼ばれてもある程度のレベルを保つ事が出来れば、ある特定の個人の好不調に左右されずにゲームを作る事が出来ます。

まだまだ先は長いなぁ〜(悩)


千葉から山岸&羽生が呼ばれています

彼らにはちょっと失礼かもしれないけど、彼らが全ての意味で基準線でしょう。

テクニックがあるだけでも駄目

走るだけでも駄目

気持ち(チームの為に体を張れるか)だけでも駄目

戦術理解だけでも駄目

選ばれた選手と選ばれなかった選手を見ると、うっすらとそこら辺が分かる気が......(汗)


それにしてもFormationはどうなるんでしょうね?

試合間隔を考慮してある程度分けて使うのか?

やっぱFWの構成が決まらないとわからないな〜(汗)

松井&俊輔&遠藤とか同時に使えるのか?

中盤も稲本・鈴木・阿部の誰を使うのか?

面白くなってきたなぁ〜(笑)

【追記:追加召集】
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2007年08月23日

キリンチャレンジカップ2007 日本 vs カメルーン

2007 8/22 大分/九州石油ドーム


何故か国内の扱いが低いA代表カメルーン戦

エトーが来るかどうか微妙なところだったけど

旧中津江村のパワーが効いたのかほぼベストメンバー?


アジアカップで露呈した攻撃陣の層の薄さとバリエーションの少なさ

新規?メンバーを入れてどこまで強豪カメルーンに迫れるか?

一方、守備陣はどこまでカメルーンの攻撃に耐えられるか?



日本:Formation


             前田
       大久保        達也
             遠藤
          鈴木    阿部
     駒野              加地
           闘莉王 中澤

             川口

【得点】
前半25分 闘莉王
後半44分 山瀬

【交代】
後半00分  駒野 ⇒ 今野
後半05分 大久保 ⇒ 山瀬
後半14分  前田 ⇒ 高松
後半14分  達也 ⇒ 寿人
後半18分  遠藤 ⇒ 憲剛
後半29分  鈴木 ⇒ 橋本

【警告】
前半38分 加地
後半46分 闘莉王

※後半は3−5−2



カメルーン:Formation


             ジョブ(21)
       エトー(9)        ドゥアラ(18)
          
          マクン(11)   ムビア(8)
             ムバミ(10)
     アトゥバ(3)            ビキー(5)
           ソング(4) マトゥク(23) 

             ハミドゥ(16)

【得点】
なし

【交代】
後半00分  ムバミ ⇒ イドリス(17)
後半08分  ビキー ⇒ フォトゥシーヌ(13)
後半15分 ドゥアラ ⇒ ヌゴム・コメ(7)
後半29分  ジョブ ⇒ アテバ(2)

【警告】
前半35分 ムビア
後半23分 マトゥク

※( )内は当日の背番号
※4−3−3



テーマは『運動量+α』

+αを突き詰めれば個人の能力や技術だけど

もっと具体的に......

今回の戦いで浮き彫りになったのは二点

一、真の意味でのポリヴァレント
  1ポジションの細分化?が生んだ対応力の無さ
  2スペシャリストはスペシャリストのままでは駄目

二、稚拙な技術で相手にボールを渡す
  3【守⇒攻】ビルドアップのパスを容易にカット
  4ビルドアップ最中に判断の遅さから詰め寄られて取られる
  5体を寄せられるとボールキープできない




まずは一から

顕著に目立ったのは後半からですね。
前半はカメルーンがアイドリング状態で戦っていたので殆ど参考にならないと思います。それでもその隙を突くのがサッカー。振り返れば結果しか残らないのがスポーツですから。

後半に入ってカメルーンが本腰を入れたと同時に日本の運動量がガクッと下がります。

そして中盤を支配されてしまいます。

遠因として考えられるのは中盤を支えていた阿部がDFラインに入って3バックを形成したことです

コレによってカメルーンの攻撃を防ぐ防波堤が一つなくなった事によって中盤を支配されたと考えられます。

もちろん遠藤が下がって守備をしていましたが、阿部ほどの効力は無かったと言えます。

現在の状況を表すと遠藤≒阿部と言ったところでしょう

ある程度は同じだけど、全く等しいわけじゃない

遠藤の守備力だけが問題ではなく、逆に阿部が遠藤と同等の攻撃ができない事も言えます

現在の日本は変なポジションの細分化が進んでいます

その例がボランチという言葉に表れている気がします。
本来は攻守に亘って顔を出しサポートをする役割なのに、日本では守備的な人のことを指す言葉に成り下がっています。
MFという立場ならば守備でも攻撃でも全てにサポート&参加しなければなりません。

一つしか出来ない(攻撃or守備)で通じるのは真の意味でのスペシャリスト、世界でも数えるほどの人しか居ません。
ましてやオシムの目指すサッカーは、10人で攻めて10人で守るサッカーです。世界でも屈指のスペシャリストが居ない現状を考えれば、トータルフットボールの潮流に乗るしかないのです。

その意味で一の2『スペシャリストはスペシャリストのままでは駄目』に繋がっていきます。

これはオシムサッカー発足当初から闘莉王のオーバーラップ等に見受けられるように積極的な攻撃参加からも分かるとおりです。

これはDFのスペシャリストだけではなくFWのスペシャリストにも求められる事です。

つまり逆にFWが守備にも貢献しろ、+αを見せろと言う事だと思います

だから巻が選ばれていたのか、高原が選出されていたのかと納得

今回で言えば大久保や達也の動きが、中盤のダイナミズムの欠如を補って余りある働きを見せていた事からも分かると思います。

オシムサッカーに求められるのは攻守両方に力を発揮する人物
(↑技術的にも精神的にもという意味で)



さて中盤が押さえられない状況になってバンバン交代カードを切っていきます。

残念なのはフレッシュな人材が期待に応えられなかった事

二の『稚拙な技術で相手にボールを渡す』

求められているのはもっとも基本的な技術です。


正確にパスを出す

ボールを止める


もっとも危険な位置、特に【守⇒攻】へ選手が走り出した後にビルドアップの場面で簡単にボールをカットされたり、判断が遅れて詰め寄られたりと、感覚が普段のJのままだったり、アジア感覚だったのが非常に残念です。

このぐらい強い相手と常時戦えない事が招いた明らかな経験不足

経験不足で切り捨てるにちょっと稚拙な技術とも言えるかな


技術・テクニック


本当に必要なのは、緊張感のある実践性テクニック

どんな場面でも使える技術を身に着ける必要があります。



あれは出来るけどこれは出来ない......

日本が生き残る為には、代表に生き残る為には、中途半端な技術やスペシャリスト&ポリヴァレントは要りません。

海外に出なければ(もしくは海外と戦わないと)身につかないものもあるけど、それだけが全てではありません。

日々の戦いで自分を高める術があるはず

それが見えてきたカメルーン戦だったのではないでしょうか?      


結局、攻撃陣云々の前に世界レベルを相手にして見えてきた

運動量と技術

結果が勝っているだけに風化されないか心配です。

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2007年08月14日

キリンチャレンジカップ2007 対カメルーン代表戦 メンバー発表 

アジアカップの敗戦から幾日か

ゆっくりと前に歩を進める日本代表

22日のカメルーン戦のメンバーが発表されました。


【GK】
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)

【DF】
中澤佑二(横浜FM)
田中マルクス闘莉王(浦和)
加地亮(G大阪)
駒野友一(広島)

【MF】
橋本英郎(G大阪)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎)
鈴木啓太(浦和)
阿部勇樹(浦和)
今野泰幸(FC東京)


12名のみの発表となりました。

そういえば去年の今頃のトリノダード・トバゴ戦の発表の時も、召集人数が話題になったな〜

※その時のメンバー表はこちら

流石にあの時とは状況が違うだけに今回の発表に込められた意図が違います。



ぱっと見でも分かるとおり、FWの選出のない『首なし』です。

アジアカップで再確認できたのが、高原に匹敵するFWが居ない

高原を大絶賛するつもりはありませんが、彼が基準であることは確かでしょう。

>体を張れるし守備にも貢献できるけど得点の匂いのしないFW

>得点感覚はあるけど体を張れないし守備の貢献もイマイチなFW

>短い時間(少ないチャンス)で結果を出せないFW

これっと言う(大黒柱になりうる)選手が高原以外頭に浮かばない



あとジェフ勢が一掃されたことも注目かな

もうオシムに対するアドバンテージそのものが無効になっていると言って良いでしょう。

もちろん調子が良ければ起用はあるでしょうど・・・・・・



この日は確かトリプルヘッダー
・日本vsカメルーン(A代表)
・日本vsベトナム(五輪代表・最終予選)
・日本vsナイジェリア(U-17W杯)

下の世代からの登用も日にちがずれていてもあったかどうか微妙

ただ上記のメンバーだけだと面白みが少ない(笑)

こう・・・・・・イレギュラーな・・・・・・何をしでかすか分からない選手が欲しい

その意味でもカナダ世代とU-17W杯組みの活躍に期待したいところ。

そろそろ下克上を見たいですしね(笑)

まぁ 今回は日程が重なっているから召集はないでしょうけどね。


※今まで注目が低かった五輪代表もカナダ世代が大量に入ってくると予想されます。やっと重い腰を上げて見る気が沸くかな(苦笑)

※追加メンバー(+6〜8人?)は追記で書きます。【追記】
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2007年07月29日

AFCアジアカップ 2007 韓国 vs 日本 【Match for third place】

2007 7/28 インドネシア/パレンバン



今回は試合内容というより、ちょっと私見の推察を

その前に基本的な情報



韓国:Formation


          チョ・ジェジン(9)

  ヨム・ギフン(19)         イ・チョンス(10)
          キム・ジョンウ(17)

     オ・ジャンウン(27)  キム・ドヒョン(8)

 キム・チウ(15)              オ・ボムソク(16)
      キム・ジンギュ(3) カン・ミンス(22)

        
           イ・ウンジェ(1)


《得点》
なし

《交代》
前半40分  ヨム・ギフン → イ・グンホ(11)
後半21分 キム・ドヒョン → キム・チゴン(13)
後半41分 オ・ジャンウン → イ・ホ(6)

《警告》
前半10分 カン・ミンス
前半37分 オ・ジャンウン
後半11分 カン・ミンス
後半42分 チョ・ジェジン

《退場》
後半11分 カン・ミンス




日本:Formation


            高原(19)
      山岸(9)         俊輔(10)
            遠藤(7)

         鈴木(13)  憲剛(14)

    駒野(3)             加地(21)
         阿部(6)  中澤(22)

            川口(1)        


《得点》
なし

《交代》
後半27分 憲剛 → 羽生(8)
後半33分 山岸 → 寿人(11)
EX2 10分 高原 → 矢野(20)

《警告》
EX2 01分 加地




試合のほうはPK戦までもつれ込んで負けました。

PK戦の勝敗に関しては、オシムと同じように『運』だと思います。
その出来・不出来について議論するつもりもありません。

気になるのは、そのPK戦に持ち込むまでの戦い方です。

オーストラリア戦&サウジアラビア戦、今日の韓国戦と、現在の日本が抱える長所と短所が浮き彫りになりました。


【パス偏重の利点と弊害】
近年の代表と比べても、パスを中心とした攻撃の組み立てが、より際立って見えます。

最大の特徴を生かすべく『走る』というキーワードを掲げました。
それが概ね成功した大会だと言えます。

それと同時ににも当たりました。

相手の守備を崩せる自信を得たと同時に“その後”が問題になりました。

まさしく“フィニッシュ”そのものです。


決定的に崩してGKと対面する場面でも“パス”を選択してしまう
PA内を深く侵食しても“シュート”ではなく“パス”

ある意味『責任(シュート)の放棄』と見ても良いでしょう。


オシムは『走るサッカー』を提唱したと同時に『リスク管理』と『責任』を提案しました。


・リスク管理とは、如何にリスクを減らす守備、失点を防ぐものでもあると同時に、リスクを犯してでも点を奪取に行く、正反対の要素を含むものの事を言います。

ハッキリ言ってイタリアのように守りに入ってキッチリ守れる国はそうそうありません。

日本はゴール前を固めて守りきれるような国ではありません。

それはフランスW杯の時に実証済み


・責任とは、守備における1vs1などや攻撃時の1vs1、フィニッシュなど、個人の行動に責任を持つことです。

責任の所在を曖昧にしたり、責任転嫁で反省すらしない事への言葉です。

個人攻撃を促しているわけではなく、反省から見える長所と短所を必ず分析しろということでしょう。


トーナメントに入ってから、同じ轍の繰り返しを見ると、短期的な改善は見られませんでした。

ここで気になるのは殆どスタメンを代えずに今日の試合を迎えたことです。

オシムほどなら緊急処置を施して、目の前の勝利を掴むことは容易かったはず、それならば何故?

一つは、もう一度強烈に脳裏に刻み込む為に敢えてスタメンを代えずに利点と弊害を浮き彫りにさせた。

もう一つは、個人の限界と団体の限界を浮き彫りにさせることによって、関係者に危機感を煽った事

利点と弊害は、三度も同じ事を繰り返されれば、誰でも分かります。

この試合に限っては、関係者に危機感を煽ることが目的だったのではないかと邪推してしまいます。

各ポジションの限界がボロボロと目に見えて分かるのは珍しい気がします。

昨年のW杯のように、敗戦のショックばかりが強すぎて、詳細な反省が出来ないまま、ここまで来てしまった事への強烈なメッセージかと思います。

そして重い腰を上げない各クラブチームへの不満をぶつけたのではないでしょうか?

短期的な目先の利益ばかりに目を向けて、中長期的な育成プランを示さない、そしてコロコロ変わる育成プラン

今現在、必要とされる人材と将来必要とされる人材が、どのようなものなのかをハッキリとコノ試合で示した気がします。

※短期的な人材としては左SBとCB
※中長期的な人材ではCBとFW

これに何処までクラブチームが反応してくれるかが問題ですけどね。

もちろん協会へのセレクションやスタッフへの質の問題も挙げていると思いますけど・・・・・・。




今日の試合に関して言えば、もっと叱責する内容も考えていました。

ただ、ちょっと冷静になるにつれて、があるように思えて仕方がありませんでした。

オシムの意図が私と一致するとは限りませんが、オシムなりの意図は必ずあったはず。

オシムにしては、ほとんど賭けに近いような捨て身の方法な気がします。

劇的に変わるには中からだけではなく外からの圧力も必要なのかな



それと気になったのが、本当に個人の技術(ドリブル)が必要なのか?

私自身が前回の記事で散々ほざいておいて何なんですけどね(苦笑)

もしそれが必要ならば、手は打てたはず

ドリブルで突破できる選手を挙げて見ろと言った時に何人の顔を思い出せますか?

この韓国戦の相手に通用できる選手は居ますか?

オシムはそれが出来ないと分かっていたからこそ、極度にパスに偏重したコレを選択した可能性もあります。

ちょっとそんな風にも考えてしまいました。




posted by Daft at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(7) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月26日

AFCアジアカップ 2007 日本 vs サウジアラビア 【Semi Final】

2007 7/25 ベトナム/ハノイ


“不完全な卵”


まだまだ色んな意味で混沌としています。

すごく書くのが憂鬱です(苦笑)


『負けるのも悪くない』(オシム語録)

確かにこの言葉が頭をよぎりました。

しかし、考えている以上にこの言葉を上手く消化できない自分が居ます。

ただ純然たる事実として【2−3】で日本は負けました。



日本:Formation


         巻   高原
    遠藤     
            俊輔

               憲剛
         鈴木
    駒野            加地      
     
         阿部   中澤

        
            川口


《得点》
前半37分 中澤
後半08分 阿部

《交代》
後半23分  巻 → 寿人
後半30分 遠藤 → 羽生
後半42分 憲剛 → 矢野
   
《警告》
後半24分 高原



サウジアラビア:Formation


       Y・アル・カハタニ(20)   マーズ(9)

 A・アル・カハタニ(18)         アル・ジャッサム(17)

          アジズ(16)    ハリリ(14)

  K・アル・ムサ(7)            アル・バハリ(15)

         ハウサウィ(3)   ジャハダリ(19)


             アル・モサイレム(1)


《得点》
前半35分 Y・アル・カハタニ
後半02分 マーズ
後半12分 マーズ

《交代》
後半16分 A・アル・カハタニ → アル・ムサ(30)
後半34分  ジャハダリ(19) → タカル(25)
後半42分      ハリリ → オマル(6)

《警告》
なし

※( )内は背番号



問題点を随時探って行きたいと思います。


前半......

スタメンはUAE戦以降固定

問題点1:ベンチの層の薄さ

これがジワジワとボディーブローのように効きました。
今大会は決勝トーナメントを見ると波乱が無いように思われますが、グループリーグでの東南アジア勢の思わぬ勝利の波乱が、少なからず日本にも影響しています。

初戦日本がカタールに引き分け、ベトナムがUAEに勝利

これが第二戦UAE勝ったものの、第三戦のベトナム戦に主力を投入しなければならない事態を招きました。

まぁ 初戦のカタールに引き分けたのが最大の原因ですけど、それにしてもベトナム戦にサブ組みを使えなかった疲労が、ここに来て表れたと言ってもいいでしょう。

そしてオーストラリアに勝ったことにより、マスコミを含めて周辺に楽観ムードが漂ったことです。
気を引き締めねばならないのに、このような事態に陥ったことは、同じ轍を何度も繰り返す質の悪さにガッカリです。


層の薄さにもう一つ言及するならば
多分、薄さ(人材の質)の問題だけならば、容易に解決するでしょう
ただ、ベンチに座って居ることを良しとしない反乱分子が意外に多かったことが誤算だったのではないでしょうか?

良く考えて見てください

何で『アノ人』や『コノ人』が呼ばれなかったかを

薄いとは今回のメンバーに対して過分に失礼な話だと重々承知していますが敢えて言及しました。



序盤の立ち上がり、日本は良好な滑り出しです。

型は出来上がっているのですが、肝心のフィニッシュ、シュートそのものが極端に少ない。

問題点2:やりすぎ病

美しさの為にならば死ねるか?

まさしくコレを投げかけてくれました

答えはイエスでもありノーでもあります。

今の日本はここで自問自答している状態でしょう。

完璧な型にこだわる余り周りが見えていません。

ゲーム全体の流れそのものを無視しているといっていいでしょう。

単純なものにこそ真実がある。

相手にとって何が怖いのか?

パスで崩される事も、もちろん怖いけど、シュートを撃たれることも怖いはずです。

もう一度原点を見つめなおして欲しいところです。



前半20分過ぎから少々日本に狂いが見えてきます。

がくんと目に見えて運動量が減ってきます。

単純なミス(横パスが短かったり等々)が目立ち始めます。

また致命的なミス、守備において人数は揃っているけど、一瞬足が止まってマークに付くべき人を放したり、ボールウォッチャー?(一瞬ぼ〜っとしている感じ)になったりと、

目に見えて集中力を欠いているのには驚きました。


もしかしたら序盤の攻勢は、スタミナを含めて計算して飛ばしていたのかな?


点が取れないこともあるけどシュート・フィニッシュで終われない事が段々とリズムを失う結果に繋がります。

相手にカウンターを掛けられ、守備に戻る距離が増えたりと走らされている感がしました。


前半35分

集中力を欠いた中

バイタルエリアで相手にFKを与えます。

そこから中の混戦に持ち込まれて、エースのY・アル・カハタニ(20)に先制点を与えてしまいます。


一番やってはいけない失点でした。


前半37分

CKから中澤がヘディングで同点弾

この追いつき方は非常に勢いに乗るものがありました。


前半はこのまま終了

気になるのはシュートの少なさ

危険度&深刻度で計るシュートを見ても、圧倒的にサウジのほうが優勢でした。

ガクッと落ちた運動量も気になります。

いつもにまして鈴木の運動量&キレが無いのも気になるところ



後半......

後半02分

立ち上がりのモタツキを攻められて

サイドを抉られてマーズ(9)に失点を許します。


ここ最近では珍しい時間帯での失点の仕方

体力と集中力が依然として回復していないのが分かります。


ここからのサウジは時間を上手く使う術を持っています。

じりじりと焦らなければ良いのですが・・・・・・


後半08分

CKから混戦を突いて、阿部がオーバーヘッド気味のシュートで、またまた同点に追いつきました。


勢いは日本

それだけに万全の体制で臨んで欲しいところ



後半12分

カウンターから

人数は揃っている

しかし、またもマーズの個人技の前にCB二人が手も足も出ずに最悪の失点


一番気をつけなければならない時間


明らかに運動量の差が目立っています。

試合の間隔や移動距離では分があると言われていた日本

蓋を開ければ愕然とした差が悪い方向に出てしまいました。


一度落ちた試合のリズムを取り戻すのは容易なことではありません。

全体の運動量が下がっているだけに、交代メンバーだけでは流れを変えるだけのものはありませんでした。

一つ打開策があるとすれば個人技ですが・・・・・・


問題点3:ドリブラーを探せ

パスだけで崩せる相手ならばそれに越したことはありませんが、残念ながらサッカーはそれだけではありません。

時にリスクを孕むドリブル(個人技)が試合の行方を左右することもあります。

現在の日本は団体で相手を崩すことをクリアしつつありますが、個人で相手を崩すには至っていません。

そこで待たれるのがドリブラー

MFでもFWでも構いません



結局サウジに上手く守られ日本はここで敗戦

後半の終盤辺りからは『負けるのも悪くない』そういう想いもありました。

勝つに越したことはないんですけどね・・・・・・


問題点4:負けるのも悪くない

再三言っているこの言葉

負けたからこそ見えてくるものがあります。

今現在の日本のサッカーがまだまだ不完全だということです。

勝てばこの大きな問題点が見過ごされてしまうかもしれません

実際前回の大会、ジーコが諸所の問題を見落とした(目をつぶった)事もありました
※DF特に宮本を最後まで重用した
※DFの育成に失敗
※世代交代にも失敗
※海外組みと国内組みという変な対立構造を作る
※FWの育成に失敗
※主要メンバー(俊輔)を極端に優遇


負けたことによって、現在のメンバーの入れ替えが容易に出来ます。

下の世代の登用にも拍車がかかるかもしれません。

さらに協会内部の批判もできます。

特にアジアカップ開幕一週間前までリーグ戦を行っていたことは、大きな批判の的になってもおかしくないでしょう。

代表軽視をクラブ&リーグ全体、そしてそれを了承した協会
これも批判の対象になっていいでしょう。

サッカー、特に代表の人気不足を自らが促していたのですから、一体どの面下げてファンに顔を向けるのか気になります(邪)


負けはしたけど前に進むにはこれで良かったのかな

今大会のメンバーにはあと一試合残っているけど、ご苦労さんと言いたいです

あの気温と湿度を考えると、とてもサッカーするにはきつすぎます。

オシムも少々の批判が湧き上がるかもしれませんが、引き続き頑張って欲しいです。


それにしても韓国にお付き合いして負けなくても良かったのに

疲れる相手と戦うのは気の毒(同情)



すごく未練タラタラだけど皮肉を一言


主審(オーストラリア)のイヤガラセがアカラサマスギ!


もうちょっとスマートにやろうよ(苦笑)





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2007年07月23日

AFCアジアカップ 2007 サウジアラビア vs ウズベキスタン 【Quarter Final】

2007 7/22


イランvs韓国の試合が延長・PK戦までもつれ込んだので、サウジvsウズベキの試合は前半30分?からの放送と、すごく中途半端なところから見はじめました。

NHKの韓国好きには呆れます(苦笑)

それに加えてとても面白いとは言えない内容でしたしね。

日本にとって最も気になる試合を、いい加減な放送で済まそうとするNHKには言葉もありません。


サウジアラビア:Formation


      Y・アル・カハタニ(20)   マーズ(9)

A・アル・カハタニ(18)
               アル・ジャッサム(17)


         ハリリ(14)    アジズ(16)

K・アル・ムサ(7)              アル・バハリ(15)

        ハウサウィ(3) ジャハダリ(19)

            
            アル・モサイレム(1)


《得点》
前半03分 Y・アル・カハタニ(20)
後半30分 アル・ムサ(30)

《交代》
後半18分 A・アル・カハタニ → アル・ムサ(30)
後半44分      ハリリ → アル・ガムディ(6)
後半45分 Y・アル・カハタニ → アル・ハルシ(11)

《警告》
前半38分 A・アル・カハタニ
前半44分 Y・アル・カハタニ
後半15分 ハリリ
後半17分 ジャハダリ

※( )内は背番号



ウズベキスタン:Formation


            Shatskikh(16)

    Aziz Ibragimov(4)     Server Djeparov(8)

Vitali Denisov(23)              Anvar Gafurov(28)
           Timur Kapadze(18)

           Aziz Haydarov(7)

  Aleksei Nikolayev(17)       Islom Inomov(19)
           Hayrulla Karimov(2)

           
           Ignatiy Nesterov(12)


《得点》
後半37分 Pavel Solomin(9)

《交代》
後半00分 Anvar Gafurov → Aleksandr Geynrikh(15)
後半12分 Timur Kapadze → Victor Karpenko(26)
後半33分 Aziz Haydarov → Pavel Solomin(9)

《警告》
前半35分 Anvar Gafurov
後半07分 Vitali Denisov
後半08分 Hayrulla Karimov
後半32分 Aleksandr Geynrikh

※( )内は背番号



後半から

前半の得点シーンは、右サイドのA・アル・カハタニの突破からサイドを深く抉ってグラウンダーのクロス。そこに後ろから飛び込んだY・アル・カハタニのゴール

この試合が始まって間もない失点に、ウズベキスタンは猛攻を仕掛けます。

それを守りながら、隙を突いてカウンターがサウジアラビアの全て

後半もこの構図は変わりません。


ただウズベキスタンが攻撃に比重を掛ける余り守備が度々疎かになります。

もともと守備より攻撃に重きを置いている節は見られましたけどね。

1vs1の守備でもちょっと不味さが出ていましたし・・・・・・


ウズベキスタンはやはりと言うか、シャツキフ【Shatskikh(16)】頼みな所があります。

例えるならば、ウクライナにおけるシェフチェンコ見たいな感じです

彼さえ抑えておけば、そうそう崩されることはありません。

このピッチ上では、ずば抜けて上手さはあるものの彼を上手く使いこなせるパートナーが居ないのが、ウズベキスタンの欠点かもしれません。


サウジアラビアは上手く彼の存在を消すことに成功したといっていいでしょう。

完璧に押さえたとは言えないけど、彼に渡る決定的なパスとパスの供給源を尽く潰したのは凄いです。

この粘り強いディフェンスはかなり厄介!

中央を破ることは、ウズベキスタンをもってしても無理

アジアレベルでは、サウジのディフェンスを破るのは容易じゃありません。


ウズベキスタンの猛攻も後半25分辺りから勢いを失って、ガクッと運動量が減ります。

それを待ってましたとばかりに、嬉々としてカウンターを仕掛けるサウジには恐怖すら感じます。

ここら辺は、オーストラリアのように体力が落ちるということは考えない方が良いかも。


後半30分

足の止まったウズベキスタンの中央を、華麗なコンビネーションで駆け抜けて追加点


終盤に余裕を見せすぎて、あわや同点という所までウズベキスタンに詰め寄られますが、何とか凌いで準決勝進出をサウジが決めました。



非常に厄介な相手が日本の相手となりました



ウズベキスタンならば、かなり隙があったので残念


如何に少ないチャンスを確実に得点に結びつけるか?

これが勝負の分かれ目でしょう。


このアジアカップの予選で戦っているサウジ
vsサウジ【away】
vsサウジ【home】
※当ブログで紹介しています

どちらもオシム初期の頃の対戦です。

今現在の日本と比べると少し完成度の点では落ちるかな

攻めに夢中になりすぎていると手痛いカウンターが来ます。

如何に主導権を握れるか?

先制点をサウジに与えない事

リスクをどこでかけるのか?
恐れていてはオーストラリア戦の二の舞・・・・・・

非常に難しい試合になりそうです。
posted by Daft at 10:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

AFCアジアカップ 2007 日本 vs オーストラリア 【Quarter Final】

2007 7/21 ベトナム/ハノイ



準々決勝で早くもオーストラリアとの対戦

因縁か偶然か

もうそろそろあの時から前に進みたい

何時までも、後ろを振り返っているほど、感傷に浸る時間は無し



日本:Formation


           巻(12)   高原(19)
     遠藤(7)               
           
              俊輔(10)

                   憲剛(14)
         鈴木(13)

     駒野(3)               加地(21)

           中澤(22)  阿部(6)


              川口(1)


《得点》
後半27分 高原

《交代》
後半43分 加地 → 今野(2)
EX1 12分  巻 → 寿人(11)
EX2 10分 憲剛 → 矢野(20)

《警告》
EX1 5分 阿部

※( )内は背番号



オーストラリア:Formatio


       アロイージ(15)   ビドゥカ(9)

          ブレッシアーノ(23)

 カーニー(20)                エマートン(7)
                カリーナ(5)
         グレッラ(13)  


     ニール(2)  ミリガン(22)  ビューチャンプ(6)

 
            シュワルツァー(1)   


《得点》
後半24分 アロイージ

《交代》
後半16分 ビドゥカ → キューウェル(10)
後半26分 ブレッシアーノ → カーヒル(4)
後半38分 アロイージ → カール(19)

《警告》
前半33分 アロイージ
後半20分 キューウェル
後半35分 カーニー

《退場》
後半31分 グレッラ


※( )内は背番号



前半......


とにかく体力があるうちに得点が欲しいオーストラリア

目に見えて飛ばしているのが分かります。


日本は、慎重に慎重にゲームを進めたい

その想いからか、思い切ったアクションが中々でない


ちょっと日本の方が色んな想いを引きずってる風に見えます(苦笑)

まぁ 致し方ないかな・・・・・・



チーム力では上の日本

徐々にゲームを支配します

個人技での突破ビドゥカ頼みの攻撃では、そんな簡単には日本は崩れません。

それでも、どうしても得点が欲しいオーストラリア

前線から積極的なプレスを仕掛けて、日本のDFのミスを狙います。

これも事前の調査で分かりきった事なので、冷静にボールを回して、オーストラリアを焦らします


試合は凄くローテンポながら、常に日本がジャブを撃てる状態で進みます。

チャンスはそれに比例して、日本の方が若干多かったかな

惜しいチャンスもあったけど、前半はこのままドロー

決勝トーナメント・ノックアウトラウンドらしい試合かな



後半......


むしむしと暑さが伝わるベトナム

タイとは大違いの気候の差にオーストラリアは困惑気味

それに加えての日本のローテンポな試合運び

別段そうしたくてしている訳でもなく、オーストラリアのプレッシャーと慎重さが加わった上での展開だと思われます。

普通に日本を応援する側としては、こんな試合展開はザラ

特にアジアの戦いでは、これに焦れていたら疲れるだけ

ちょっとオーストラリアのほうが焦れてきました。

その上にこの気候で思考力が段々と鈍くなってきた感じ


オーストラリアの守備は“マンtoマン”なのかな?

中澤のドリブルに対応できずに侵入を許したりと、ちょっと思考力が鈍くなってきています。


後半15分 ビドゥカに代わってキューウェル投入

キューウェルの投入は織り込み済みだけど、まさかビドゥカを下げるとは、誰もが予想外!?

見た目と違って相当体力の消耗が激しかったのかな?

それとも、それ以上に中澤を中心としたDF陣を前に、何も出来なかったと捕らえた方が良いのかな?

何はともあれ・・・・・・ビドゥカを試合から押し出した功績は計り知れません(笑)


キューウェルの投入によって、ちょっとオーストラリアの動きも活発になってきました。

全体が間延びして、中盤のスペースが空くようになりました

それに釣られて日本もスペースが空きました

まぁ 積極的にカウンターの応酬をしての副作用なのかな

試合が動き出したことによって、日本のDFの押上が遅くなってきました。

何だかちょっと嫌な予感......


後半23分

オーストラリアのCK

ちょっと集中力が切れ掛かっている日本


キューウェルのニアへのCK

クリアできずにボールをファーに

そこに飛び込んだアロイージが先制点


ベトナム戦の悪夢か

CKのニアの処理が不味すぎます。


時間帯が時間帯だけに、非常に重い失点・・・・・・


後半26分 ブレッシアーノに代わってカーヒル投入

交代で時間を使いながら、ついにここでカーヒルが来ました。

嫌な展開になってきたな


後半27分

右サイドの俊輔から高いクロスボール

それをファーで争った巻がニアにヘッドで落とします。

オーストラリアのDFと高原が競り合います

DFがクリアしようとするもヒットせずに、クリアミス

高原がそれを拾って、反転してDFを抜き去ります

そしてGKの右にシュート

貴重な同点ゴールを叩き出しました!


やられたら即やり返す


エースの称号に相応しいゴールでした。


オーストラリアが守りを固める前に同点ゴールを得ることが出来たのが、非常に大きいです。

ちょっとゲームプランが狂ったオーストラリア

そんな中で

後半31分 高原と競り合ったグレッラが、肘打ちで一発退場!

中盤の守備の要を失ったオーストラリア

攻撃的な交代カードを切った後だけに、この退場劇はより一層ボディーに効きました。

完全に試合の主導権は日本に


それにしてもイライラしているのがオーストラリア

慣れない気候・蒸し暑い・ローテンポな試合・先制した後直ぐの同点


そういえば、オーストラリアはタイ戦のように、試合展開が速くて、分かりやすい展開には、体が勝手に反応してしまうのかもしれません

その意味でも、ローテンポにして、考える時間を与える方が、この状況では、よりベストだったのかもしれません。


それにしても、ちょっと日本のほうは攻め手に欠く状態でした。


縦の勝負とか、1vs1の勝負が殆どありませんでした。

より慎重になっていたで済ませれば良い話しではありません。

日本の悪い部分が露呈したとも言えます。

パスばかりで、ランが無い

受動的で、能動性が無い

パスのテンポもワンタッチは消えうせて、一つ一つ各駅停車


こんな時にドリブラーが居ればな・・・・・・


求むドリブラー!


このまま後半終了で延長戦に



延長......

まぁ やっぱりと言うかドン引きのオーストラリア

ここまで亀だと、体格差が何よりも物を言います

さてはて、どうしたものか・・・・・・

何度か決定的なチャンスはあるものの、シュートに持ち込む回数が少ない

その上に精度の問題も・・・・・・

まぁ 忘れがちだけど、日本もバテバテだということなのかな


結局、決定打が出る事無くPK戦へ



PK戦

   オーストラリア:日本
×   キューウェル:俊輔    ○
×      ニール:遠藤    ○
○     カーヒル:駒野    ○
○      カール:高原    ×
○     カーニー:中澤    ○


川口の二連続ストップが効いて

日本が勝利

危うい勝ち方だけど、非常に勢いに乗る勝ち方

これで両者の想いが、やっと五分になったかな

日本の苦手意識もこれで解消できればいいなぁ〜



『蛇足』

そういえば、オシム御大が盛んに遠藤を叱責?していました。

ポジショニングなのかプレーなのか

どこか問題があったんだろうなぁ〜


ちょいと気になるのは憲剛の決定力

俊輔&遠藤がフリーになる場面が少ない一方

決定的な場面が度々訪れますが、今一歩突き抜けられない。

今のところ、このポジションと高原のパートナーのポジションがネックなのかな〜


それにしても遠藤のPKはすごいね!

まさしくPK職人


まぁ この人の活躍に尽きますけどね(笑)
kawaguti(vs AUS).jpg

神か!?




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2007年07月18日

AFC アジアカップ2007 タイ vs オーストラリア 【グループA】

2007 7/17 バンコク/ラッチャマンカラー競技場



日本が決勝トーナメント進出を決めました。

その一戦の相手が決まる戦いです。

先に結果の方を言うと“0−4”でオーストラリアが勝ちました。

それを踏まえて、日本がどのような戦いをすれば良いか、考えてみたいと思います。



タイ:Formatio


        (13)    (14)
   (17)              (8)

        (10)    (12)

   (6)               (2)
        (16)    (5)

           (18)

【FW】
(13):Kiatisuk Senamuang
(14):Teerathep Winothai
【MF】
(17):Sutee Suksomkit
(8):Suchao Nutnum
(10):Tawan Sripan
(12):Nirut Surasiang
【DF】
(6):Nataporn Phanrit
(2):Suree Sukka
(16):Kiatprawut Saiwaew
(5):Niweat Siriwong
【GK】
(18):Kosin Hathairattanakool


《得点》
なし

《交代》
後半08分  Sutee Suksomkit → Datsakorn Thonglao(7)
後半10分 Kiatprawut Saiwaew → Jetsada Jitsawad(4)
後半14分 Teerathep Winothai → Pipat Thonkanya(23)

《警告》
前半47分 Nirut Surasiang
後半27分 Datsakorn Thonglao

※( )内は背番号
※タイのシステムはオーソドックスな4−4−2。中盤の構成もSMFをサイドに置いて、中はCMFを並べる布陣。奇をてらった作戦はナシ。



オーストラリア:Formation


      アロイージ(15)   ビドゥカ(9)

          ブレッシアーノ(23)

 カーニー(20)              ウィルクシャー(8)
               カリーナ(5)
        グレラ(13)

 
   ビューチャンプ(6) ミリガン(22) エマートン(7)
            
  
           シュワルツァー(1)


《得点》
前半21分 ビューチャンプ
後半35分 ビドゥカ
後半38分 ビドゥカ
後半44分 キューウェル(10)

《交代》
後半16分 アロイージ → キューウェル(10)
後半28分 ブレッシアーノ → カーヒル(4)
後半39分 ビドゥカ → ホルマン(14)

《警告》
前半28分 アロイージ



前半......

今日のオーストラリアの布陣は3−5−2

これまでのオーストラリアのシステムの傾向を見ると

格下・同等・様子見・慎重のワードが揃うと4バック

格上・得点を取る・攻めるのワードが揃うと3バック

の傾向が見えてきます。

4バックだと、オーソドックスに攻守にリスクを減らして、バランス良く攻めたいという気持ちが見えます。

逆に3バックだと、中盤の厚みを生かして、より最短距離でゴールに近づけたいという思いが見えます。サイドのリスクを承知の上での布陣なので全体の運動量増を気持ちでカバー。


今日は、勝利と得点差が欲しいので3−5−2


ここで参考になるのがタイの布陣

オーソドックスな4−4−2は非常に参考になりました。

プレイスタイルも今の日本に近い
※むしろより“メキシコ”に近い感じ。足元のテクニック・ショートパスのコンビネーションは秀逸


試合序盤は5分5分

オーストラリアは最初から鼻息が荒かったです。

攻撃パターン
1:ディフェンス及び中盤の底からのロブ系のボールで前に預ける
2:ブレッシアーノに預ける
            →彼がドリブルで突破する
            →サイドに展開して両サイドの突破

これぐらいかな

単純だけど、ゴリゴリ押してくる感じです。

パスワークで翻弄と言う感じではないですね。

むしろタイのパスワークに翻弄されていたと言う方がシックリきます


21分にFKからオーストラリアが先制します。

理想道理のパワープレイでの得点です。

流石にこの圧倒的な体格差は如何ともしがたいです。


ここからの時間帯はタイの一方的な攻撃に晒されます。

3バックのサイドを突かれて、そこから再三危機的状態

タイのクイックな動きに尽く翻弄されていました。

アイデア豊富なショートパスに対応が遅れる場面もありました。


特にドリブル突破には止めるのを躊躇う節もあります

まぁこれはタイもオーストラリアにPA付近で仕掛けられたら同じ状態ではありましたけどね


オーストラリアは今回アジアカップに初参加です。

不明瞭なアジア特有のジャッジ基準

普段の自分達の感覚でドリブルを止めれば、間違いなくファールでしょう

そこのジレンマに苦しんでいるようでした。


オーストラリアをPA付近に釘付けにするものの、後一歩というところでしょうか。

○PA内&バイタルエリアで中々有効な縦パスが出ない

○ゴールに直結するような動きが出来ない

○PA内に人数をかけられない

ちょっともどかしいですね。

完璧に崩したい・・・・・・すごく独りよがりな感じがしてなりません。

シュート自体、特にミドルシュートは極めて少なかったです。

まぁ 枠に飛ばないと意味は無いけどね



後半......

主導権はタイ

早々とカードを全て使い切って、勝負に出てきたタイ

う〜ん

良い所まで押し込むんだけど跳ね返されます。

ちょっとフィニッシュまでに時間(手数)を掛けすぎている節が見られます。

守備の人数、特に真ん中の守備が分厚くなった所に仕掛けても、これを突破するのは難しいです。

縦の圧力には強いけど、横の圧力には脆さが見えるので、そこを突くべきでしたね。



圧倒的な猛攻に晒されるオーストラリア

中盤〜前線のプレッシャーが殆ど機能していません。

この暑さと足元の技術に手も足も出ません。


タイの猛攻もシュートそのものの少なさや決定力の無さが、次第に焦りを生み出します。


後半35分

苦し紛れに前に出したパスに、途中入ったカーヒルが追いつきます。

中にポンとアッサリ放り込みます。

中はタイDF二人に対してビドゥカ一人

その一人のビドゥカに粘られて追加点を献上


ハッキリ言ってこんなのありかよ

と、言いたくなるぐらいのものです

あれだけタイが攻めても入らないものが、アッサリ入る

これが決定力の違いでしょう。


その三分後にもビドゥカ一人にやられて三点目


流石にタイも気落ちして、ここからは見るべきものはありませんでした。



さて、日本はどう立ち向かえば良いのか?

【其の一】
空中戦を避けて足元のパスワークでゲームを組み立てる

【其の二】
ボディコンタクトで、想像以上に体力を蝕まれるので、速いワンタッチパスを心がける

【其の三】
如何に走らない(体力を温存)で相手を走らせるか

【其の四】
PA内に守備が固まる前にフィニッシュに持ち込めるか

【其の五】
PA内&バイタルエリアから相手を引き出す動き・パスワーク、及びミドルレンジのシュートの精度

【其の六】
中盤の早い段階でのケア →これが出来ないとFK射撃有効距離でのファウルを許すことになります

【其の六】
プレスを掛けたら不退転の覚悟で確実に止める。
 →中途半端にプレスを仕掛けたら傷口を広げるだけ

【其の七】
あらゆる状況をシュミレーションすべし
 →得点差で攻めるの守るのか、全体の意思統一を計るべし



ここまでやって6:4でオーストラリアでしょう


試合の明暗を分けるのは決定力


ビドゥカvs高原

どちらが真にアジアを代表するストライカーなのか

アジアの盟主は日本なのかオーストラリアなのか

全ては直接対決で・・・・・・
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2007年07月17日

AFCアジアカップ2007 ベトナム vs 日本 【グループB】

2007 7/16 ベトナム/ハノイ





開催国のアドバンテージを最大限に使いたいベトナム

あらゆる可能性を考慮し、クレバーに事を進めたい日本

何が起きるか分からないのがサッカー

それを踏まえた上で臨みたいところです。




ベトナム:Formation


               (9)

        (17)            (19)
             (12)  (14)

               (15)

        (2)             (16)
             (7)   (3)

               (22)


【FW】
(9):レー・コン・ビン
【MF】
(17):グエン・ブー・フォン
(19):ファン・バン・タイ・エム
(12):グエン・ミン・フオン
(14):レー・タン・タイ
(15):グエン・ミン・チュエン
【DF】
(2):フン・バン・ニエン
(7):ブー・ニュー・タイン
(3):グエン・フイ・ホアン
(16):フイン・クアン・タイン
【GK】
(22):ズオン・ホン・ソン


《得点》
前半07分 オウンゴール

《交代》
後半20分 ファン・バン・タイ・エム → フン・コン・ミン(11)
後半30分 レー・タン・タイ → ドアン・ベト・クオン(4)
後半35分 グエン・ミン・フオン → ファン・タイン・ビン(18)

《警告》
後半39分 フン・コン・ミン
後半42分 レー・コン・ビン

※( )内は背番号。



日本:Formation


             巻(12)   高原(19)
       遠藤(7)

              俊輔(10)

          鈴木(13)    憲剛(14)

     駒野(2)               加地(21)
           阿部(6)   中澤(22)


              川口(1)
        
                            

《得点》
前半12分 巻
前半31分 遠藤
後半07分 俊輔
後半14分 巻

《交代》
後半17分 俊輔 → 羽生(8)
後半23分 遠藤 → 水野(15)
後半23分  巻 → 寿人(11)

《警告》
後半44分 羽生

※( )内は背番号。
※システムのスタートはオーソドックスな4−4−2(ボックス型)
試合の流れの中で上記のような、変則的な4−3−3になったと思われます。遠藤・俊輔・高原の位置が固定されていない分、バリエーションが増える感じかな。


前半......


流石に気合が入っているベトナム
  
ちょっと攻め手に欠ける日本

ベトナムの思惑道理に進む試合展開

しっかり守ってカウンター

また、ボールを持たせても思った以上に人数をかけて攻めてきます。

あわよくば先制点を取って、勢いに乗ってやろうと言う雰囲気でした


前半07分

日本がCKからオウンゴールでベトナムに先制点を謙譲

いやはや、何が起こるか分からない

大歓声に支えられて、非常に勢いに乗るベトナム


ここで違ったのは日本

変に浮き足立たなかったこと


前半12分

左サイドを縦パスで抜け出した俊輔

相手を切れの良いフェイントでかわして、フリーでクロスを上げる

ファーサイドに詰めていた巻が、胸でボールを押し込んで同点!


この早い時間で追いつけたことが何よりも大事です。

もし・・・・・・

前半を1−0の状況で折り返していたら、全く違う展開になっていたかもしれません。 ちょっと冷や汗が出ますね(苦笑)


まだ気力も体力もあるベトナム

辛抱強く守り、そして労を惜しまず攻守に走ります。


唯一人の攻撃の要・レー・コン・ビン(9)

今日は1トップだけど、相棒のファン・タイン・ビン(18)と2トップを組んでいたら、もっと日本の裏を突かれて、失点が積み重なっていたのではないかと感じました。


前半31分

左サイドPA付近で高原が倒されてFKを取得

これを遠藤が決めて、逆転!


きっちり前半のうちに勝負の方向性を決めることが出来ました。


ちょっと気になったのは40分過ぎから頻発したパスミス及び横パスカット

特にDFラインでのボール回しをカットされたりと、非常に危険な場面もありました。

暑さと体力の消耗から来るものだと思いますが、だからこそ最大限の注意を払って欲しいです。

特に試合時間中盤から終盤にかけて、プレーをハッキリさせること

中途半端に繋いだりしないで、クリアも念頭に入れるべきでしょう

そこから失点したのでは痛すぎます。



後半......

後半07分

遠藤と駒野で相手攻撃エリアで様子見のパス交換

一気にスピードを上げて突入

遠藤と駒野のパス交換で左サイドを抉る

抉った駒野から遠藤にパス

ちょこんと右にソフトパス

走りこんだ俊輔がミドルシュート!

追加点を決めて、流れは完全に日本


これが今一番【考えて走る】の理想系に近い攻撃なのかな?

“走る時と場所”を考える

“自分達が走らないで相手を走らせる”

“走るスピード(緩急)”を考える

これらが全て複合した攻撃だったと言えるかもしれません。


それにしても遠藤がより際立って見えますね

中々、国内外の評価が上がらなかったけど、ここ2試合で評価が上がって嬉しいです。

労を惜しまずに攻守に汗をかけて、トップ下からディフェンシブハーフ(やれと言われればCBやSBもやるかも)までカバーできるセンス。

オシムサッカーの象徴になりつつあります。


多分、ここら辺が小野が代表に遠い理由になるのかも 


後半14分に巻が駄目押し点を決めて、試合はほぼ決まりました。

ここからの日本のカードの切り方は興味深かったです。

交代の中身自体は、特に変わったものはありませんでした。

巻→寿人の交代で見えてきたものがあるかな

一つは直近の次戦への対応とコンビネーション

もう一つは、このチームが高原を中心にして組み立てることが出来ること

これが非常に大きな出来事かもしれません。


昨今の日本は、中盤の組み合わせの基にチームが形成されていました

トルシエのときは、中田を中心にして、その上で中田に合うFWを組み合わせたり

ジーコのときは、中田&中村の共存に腐心して、それに合うFWを組み合わせたり

けしてFWを中心に組み立てることは皆無でした。

久しぶりに現れたFWの大黒柱

高原の現状の決定力の上に、彼がより得点を出来る形で、陣容が決まるのは、見ていて興味深いものがあります。


MFからの視点とFWからの視点、それを可能にしたそれぞれの選手の適応力

バックラインが4か3かで悩まないでいいなんて、ちょっと前まで考えられなかったのにね(苦笑)


試合のほうは、日本が久しぶりの快勝

ここ近年、所謂“格下?”に気持ちよく勝った記憶が引き出せません

それほどまでにサッカーそのものが劇的に変わったとも言えるかも知れません。

【日本サッカーの日本化】

非常に興味深いですね。


一方のベトナムは、他試合のUAE vs カタールで

UAEが意地で勝った為に、初の決勝トーナメント出場と言う快挙

おめでとうございます!


気になるトーナメント初戦がオーストラリアに決まりました。

因縁があるな〜(笑)

正直、リベンジとかそう言うのは、ちょっとおこがましいかな

もうちょっと謙虚に、そして冷静に分析すべきでしょう。

実力的にはオーストラリアが上と見て、油断無く臨まなければ


確実に足元を掬われるでしょう


オシムのことだから油断なんて万一にも無いでしょうけどね。

オーストラリアには、存分に【アジア】の戦いを見せ付けてやればいいです(苦笑)



ちょいと気になるのは、報道の仕方が、ベトナムに残るのがベターだという言動一辺倒なこと

まぁ 日本の状況(勝ち点)が状況だけに、勝って万全の体制で挑むほか無いのは分かるけど、多角的に次戦の相手も含めて、検証している報道が、私の見る限りで一つも無かったのは残念なところです。

決まり事のようにベトナムに残るのがベストと言われてもね〜

折角、オシム問答で力をつけてきているのだから、もうちょっと賢くその辺を突いて欲しいですね。  
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2007年07月14日

AFCアジアカップ2007 UAE vs 日本 【グループB】

2007 7/13 ベトナム




初戦をドローの日本

ベトナムに黒星発進のUAE

共に負けられない戦い

特にUAEは、この試合負けると早くも予選敗退



UAE:Formation


            I・マタル(10)
 M・アル・シェッヒ(15)       K・ダルビッシュ(7)


      E・アリ(5)         A・ジュマ(2)
            H・サイード(20)

  H・アリ(8)              H・ファヘル(21)

       B・サイード(14)  ラシド・A(6)


             M・ナスル(1)


《得点》
後半21分 S・アルカス

《交代》
後半00分 E・アリ → S・アルカス(19)
後半00分 K・ダルビッシュ →  A・モハメド(13)
後半11分 M・アル・シェッヒ  → M・カシム(22)

《警告》
前半34分 H・サイード
前半39分 M・ナスル
後半07分 H・アリ
後半34分 S・アルカス

《退場》
後半08分  B・サイード


※( )内は背番号



日本:Formation


          巻(12)   高原(19)

      遠藤(7)           俊輔(10)

          鈴木(13)  憲剛(14)

      駒野(3)           加地(21)

          阿部(6)   中澤(22)


              川口(1)


《得点》
前半22分 高原
前半27分 高原
前半41分 俊輔

《交代》
後半22分 高原 → 羽生(8)
後半26分 俊輔 → 水野(15)
後半32分 鈴木 → 今野(2)

《警告》
前半41分 俊輔
後半38分 川口


※( )内は背番号



前半......

両者共にアクティブ

特にUAEは攻める気満々

引いて守らないだけに、割とスペースが空いています。

それでも日本の生命線の中盤でのスペースを確保する為に、UAEの裏を突いて、DFラインを下げさせ、中盤のスペースを確保しにかかります。

非常に丁寧にボールを回し、相手の穴を見極めます。

この辺りの余裕が、ここ最近のアジアでの戦いでは珍しく感じます。

常に主導権を握って、ゲームをコントロールできる

ちょっと前のジーコ時代には考えられない戦い方です。


先制点は、前半22分・ショートコーナーから俊輔→高原

何だかエースっぽい高原!


5分後の27分・加地のアリークロス→遠藤のスルー→高原

貫禄の追加点弾

いやはや、ブンデスでの活躍は伊達じゃないのかな


立て続けの得点で、UAEは意気消沈

ラフプレーが目立ち始めます。


不用意な怪我を避けるためにも、ボール離れを心がけたいところ


39分 完璧に崩して、フリーの遠藤へ

遠藤がシュートを打たずにパス→高原

流石にこれは外れて、ここで主審の笛!?

高原の明らかな故意っぽいハンドを取られたのかなと、内心冷や冷やしていたら、その前の遠藤へのGKのファウルを取ってくれて、PKを取得。

ここを確実に俊輔が決めて、早々と3−0の状態


う〜ん 近年ここまで中東勢を封じ込めたのは記憶に無いな〜

一番効果的に効いていたのは遠藤の動きかな

シャドーとして二列目からの飛び出しや、決定的なラストパス等々、俊輔のマークがキツイ分、より一層輝いていた感じがします。



後半......

気をつけたいのは、怪我とぶり返し

怪我は、相手のラフプレーを避けるためにも、ボールの持ちすぎに気をつけて欲しいところ。

そして“ぶり返し”

主審が偏ったゲーム展開を修正する為に、カードを連発&ファウルを取ったりと、日本にとって不利な状況を避けるためにも、プレーをハッキリさせ、リスクを負わないゲームコントロールを心がけて欲しいです。


後半開始早々に、五分五分のボールを拾いに行った鈴木

そこで危険なタックルで阻止したUAE

一発レッドの判定で状況的には日本有利

しかし、鈴木の怪我の具合とぶり返しが非常に気になります。


この危険なタックルの影響か、日本の面々にアグレッシブさが消えました。

一番怖いのは【怪我】

これが脳裏を過ぎったのは仕方の無いことだと思います。

怪我を恐れずに行けと、3−0の状況、UAEが一人少ない状況では言えません。


そこを上手く突かれる形で、カウンターからロングドリブルを許し、最悪の形でUAEに失点を許してしまいました。

21分から高原を皮切りに、交代カードを切ってきます。

少々疑問の残る交代ではありましたが、無事に試合をフェイドアウト


久しぶりに快勝?


カタール戦の鬱憤を見事に晴らしてくれました。

オシムの叱責が上手い方向に転がってくれました。


次戦は開催国ベトナム

非常に調子が良いチームだけに、苦戦が予想されます。


怪我の具合が気になる、高原&鈴木は大丈夫かな?

それと累積カードを含めて、俊輔・川口・阿部はどうするのかな?

あとは、試合に出ていない面々を、どこで使ってくるのか?

千葉勢を積極的に使っているけど、それだけじゃ迫力不足

コンディションの調整を含めて、最高の形でベトナム戦に挑んで欲しいですね。     
posted by Daft at 10:52 | Comment(0) | TrackBack(6) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月10日

AFC アジアカップ2007 日本 vs カタール 【グループB】

2007 7/9 ベトナム






日本:Formation


           高原
     山岸
             俊輔
         遠藤

             憲剛
         鈴木
     今野          加地
         中澤  阿部

 
           川口


《得点》
後半16分 高原

《交代》
後半29分 山岸 → 羽生
後半37分 憲剛 → 橋本

《警告》
後半42分 阿部


※システム的にはコロンビア戦と同じだと思われます。
(4−5−1もしくは4−3−3)
遠藤の役割と配置位置が違うだけかな。ただ、コロンビア戦以上に中村が右サイドに張ることが皆無になった為に、右サイドの攻撃及び加地の攻撃参加は皆無になりました。



カタール:Formation


           セバスチャン(23)

         ワリード(18)
   H・ヤセル(10)       タラル(15)  マサド(2)

             ウェサム(17)

   メシャル(6)             S・アルシャマリ(8)
        モスタファ(13) A・オバイド(21)


             M・サクル(1)


《得点》
後半43分 セバスチャン

《交代》
後半00分 マサド → マジディ(5)
後半21分 ワリード → アデル(20)
後半30分 ウェサム →  マジド・M(12)

《警告》
前半20分 マサド
後半04分 S・アルシャマリ

《退場》
後半47分 H・ヤセル


※おそらくシステムは4−1−4−1なのかな
セバスチャンとワリードが縦の関係でそうなっているのかが分からない。あとタラムの位置が終止見つからず・・・・・・。




前半......

えらく慎重な立ち上がり・・・・・・

こんなに慎重に序盤を戦っている日本はあまり見たことがありません

珍しいものを見た気がします(笑)


両者とも相手を計り合っている感じがします。

何時・何処で攻撃のギアを上げるのか、そのタイミングを探り合っていました。別段、カタールが全体を引いてこの状況になった訳ではなく、珍しく日本がボールキープをして、相手を押し込めている状況に私は日本が変わり始めていると感じました。

あとはプランニングどうりに得点できるかが鍵


膠着した状態で試合は進みます。

チョイト気になったのは、俊輔の位置

右に張るもしくは居ることは少なく殆ど真ん中に居座っていました。

まぁ これで上手くいっていたから別段・・・・・・

ただ、左右に相手を振って、相手の守備の読みを分散させたいと言う意味では、全くと言っていいほど右サイドを活用できていませんでした。これはどうにかならんもんかね(困)

上から(TV)からとピッチからの雰囲気は違うのかな・・・・・・


前半は様子見の感じで終了

前半の感じから見ると、怖いのはセバスチャンの懐の深さぐらい?

それ以外は特にこれと言って特徴なし



後半......


立ち上がり先に動いてきたのはカタール

と言うより焦れたのがカタール

前線からのプレスとチェイシングを強めてきました。

このおかげでカタールの攻守の隙を突けることが出来始めました。

スペースが開き始めたことも影響して、日本がよりゴールに近い位置で仕事が出来始めました。

15分前後

格段に運動量とワンタッチパスの速度を上げてきた日本

ほぼカタールはボールにタッチすらできません。

後半16分

PA内に深く進入していた今野にパス。それを中に折り返します。
かなり不利な体制から高原がキッチリゴールネットを揺らします。


理想道理の展開

取れるときに点が取れる


フィニッシュを完璧に決めた高原に最大の祝福を!!!      



ここから歯車が狂いだします。

すごく中途半端なパス回しが横行します。

それに加えてスペースへの飛び込み自体も減ります

この一点に満足した雰囲気がチーム全体に漂います


ここに付け込んだカタール

カードを足早に切って、前線にフレッシュな選手を揃えてきます。


ここ最近の日本の弱点

DFラインへのプレスやプレッシャーに弱い

ここをかわしてボール回しやビルドアップが出来ない


案の定プレッシャーを掛けらる
    ↓
苦し紛れにバックパス
    ↓
そして前線にロングボール
    ↓
カタールボールに
    ↓
ズルズル全体が下がる


まさに絵に描いたように展開します。


自陣で守り抜いて勝てないことは分かりきったこと

リスクを減らすならば相手陣内でボールを回す、もしくは攻めている事のほうがリスク減らします。

それは昨年のW杯・オーストラリア戦で経験済みなはず

ましてや、アジアと言う得意な環境の中で、それが如何にイレギュラーも含めてリスクを分散させるかは、分かりきった事と考えます。


羽生投入以降はそれが出来ていましたが

残念ながら橋本投入で流れが完全に変わってしまいました。


一つは橋本自身の問題

・試合の流れを掴めていなかった 
・自分が何をすべきか、ピッチ上の選手と自分の考えとに開きがあった
・監督の意図と全くのミスマッチ
・体を張れなかった事


もう一つはオシムの意図

・橋本投入は完全なミスチョイス
・攻めるのか守るのかハッキリと意思表示をすべきだった


結果的に後半43分、PA付近で裏へ抜け出すセバスチャンを倒し、FKを与えてしまい得点を許してしまいました。

折角のゲームプランが全て吹っ飛んでしまいました。



まぁ 最終的に責任を取るのはオシムでしょう

ただ、ガキの使いじゃないんだから

ピッチ上もしくはベンチの面々も大いに責任を感じて欲しい



かなり大きな雷が試合後オシムから落ちたので、ここでは何も言及しません。


凄く興味があるのは、次戦のUAE戦


ここで気持ちが切り替えられずに、日本が2点以上取れない、もしくは敗戦と言うことになれば、早々とアジアカップは幕を閉じます。


オシムに【アマチュア】となじられて


発奮できるのか、落ち込むのか


ここが分岐点の気がします。


願わくば発奮を期待したいところ




あぁ 折角良い試合をしていたのに・・・・・・

エレガントも良いけど泥臭いのがアジア

そこを忘れちゃったのかな?           
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2007年06月19日

AFC アジアカップ2007 予備登録メンバー発表




予備登録メンバーが発表されました。

以下

GK:
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
西部洋平(清水)
川島永嗣(川崎)

DF:
中澤佑二(横浜FM)
坪井慶介(浦和)
加地亮(G大阪)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(広島)
水本裕貴(千葉)

MF:
中村俊輔(セルティック/スコットランド)
橋本英郎(G大阪)
羽生直剛(千葉)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎)
鈴木啓太(浦和)
阿部勇樹(浦和)
今野泰幸(FC東京)
山岸智(千葉)
太田吉彰(磐田)
伊野波雅彦(FC東京)
水野晃樹(千葉)
本田圭佑(名古屋)
家長昭博(G大阪)

FW:
高原直泰(フランクフルト/ドイツ)
播戸竜二(G大阪)
巻誠一郎(千葉)
前田遼一(磐田)
佐藤寿人(広島)
矢野貴章(新潟)


この30人から23人に絞られて本選に望みます。

アジアカップまでにJリーグを3戦挟む為、怪我等も考慮に入れると、この名簿以外の中からも選ばれる可能性もありそうです。


懸念だった、稲本&中田浩二は、あっさり外されました。

基準がぶれてないし、そこら辺は変な先入観が無いだけ、内からも外からも好感が持てる選考だと思われます。

別段、アジアカップが最終目標でないことは確かなので、個人個人で目標を定めて欲しいところです。


ふらっと見た限りでは、ディフェンダー特にストッパーの育成に苦労しているのが窺えます。

水本と青山が定期的に呼ばれて入るものの出場は、確か皆無?
※伊野波も呼ばれるけど、DF登録だったりMF登録だったりとハッキリしない・・・・・・。

それ以外が呼ばれていないと言うところに、DF育成の難しさ、日本という土壌での育成の難しさを感じさせます。

中澤とか闘莉王とかすごく例外な気がします。

いわゆる【ボランチ系】は腐るほど居るけど、そこも凄く中途半端な気がします。

すごく器用貧乏な選手がわらわらと集まってくる感じがします。

イメージの打破をどこかでしなければ、このままズルズル行きそうで怖いです。

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2007年06月06日

キリンカップ2007 日本 VS コロンビア

2007 6/5 埼玉スタジアム2002


タイトルの懸かった試合

さてはて、どんな結果になるのやら


Formation:日本


            高原

        遠藤      俊輔


            稲本

        鈴木      憲剛
        
    中田              駒野

          阿部  中澤


            川口


《得点》
なし

《交代》
後半00分 中田 → 今野
後半00分 稲本 → 羽生
後半35分 遠藤 → 遠藤
後半43分 俊輔 → 藤本
後半45分 高原 → 播戸

《警告》
後半33分 鈴木




Formation:コロンビア


         E・ペレア    エレラ

             フェレイラ

        マリン        アンチコ
             バルガス

     アリサラ            バジェホ
           ジェペス L・ペレア            

              フリオ


《得点》
なし

《交代》
前半42分  アンチコ → バンゲーロ
後半12分   マリン → カストリジョン
後半17分   エレラ → ウーゴ・ロダジェガ
後半24分 フェレイラ → エスコバル
後半35分 E・ペレア → ガルシア

《警告》
後半06分 バルガス
後半21分 L・ペレア
後半46分 ジェペス




日本、奇策?に出たのかな

布陣を見る限り、やりたいことは分かる気がします。

しかし、絵に描いた餅・机上の空論にならなければ・・・・・・。


コロンビアのスタメンにコルドバなし

舐められているのか、その他の理由があるのか



試合に......

やっぱりと言うか、かっちり噛み合っていない日本

その上にコロンビアの前線からのプレッシャー

まぁ 防戦一方


見た目は1トップだけど、このシステムの要は二列目

両翼の遠藤と俊輔のサイドの基点と、真ん中の稲本の突破と飛び出し

特に稲本のポジションは、攻守においてかなり重要なポジション

ここがきっちりハマルだけでも全然違うんだけど

やっぱりと言うか浮いいました・・・・・・


まぁ いきなり代表合流でこのポジションをやれと言われても、コンビネーションすら間々ならない状態では土台無理があるか

その上に、両翼、特に俊輔が下がる下がる・・・・・・

危険な時間帯やセットプレーで下がるのは、致し方ないけど、そこを計算されての起用でないのは分かって欲しいところ。

この試合の前に述べたように、やっぱり中盤

それをオシムも意識してのこのシステム

多少の誤算(稲本・中田・俊輔等々)はあったにせよ

ここまで防戦一方になるはずも無い


ここで止めるという意思・意識・気迫の欠如には頭が痛いです(汗)


正直、ファウルすれすれでもその意思を示すべきでした。

それが無いばかりに、全くと言っていいほど中盤は機能していませんでした。

ただ人数が揃っているだけ・・・・・・・

木か石のごとく、コロンビアにとって脅威の対象ではありませんでした。

この状況で唯一つの救いは、DFライン・中澤&阿部の獅子奮迅の活躍以外にありません。

それでも本当に寸での所で避けている状況に変わりはありません。

何だかドイツW杯・ブラジル戦のデジャブが交差します。

辛うじて前半は失点しませんでしたが、この状況が続く限り何時決壊してもおかしくない状況でした。



後半、稲本と中田を交代

良く前半我慢した決断でした。

羽生・今野のほうが、このチームに深く馴染んでいる分、その特徴とこのシステムの利点を見せ始めます。

二列目からの飛び出しが頻繁に出るようになって、やっと試合展開が五分五分になりました。

高原とコロンビア選手とのイザコザが、より試合展開をアグレッシブなモノへと昇華させます。

高原のタフな精神に支えられて、この試合で一番良い形からチャンスを迎えます。

高原→俊輔→遠藤(シュートフェイント)→憲剛

俊輔&遠藤を何故変えないのか、ここら辺のテクニックとアイデアの豊富さから窺い知れます。

残念ながら、俊輔&遠藤の両人はこの試合調子が悪く、目立った活躍が無かったけに非常に残念ではあります。


最大のチャンスもボールは枠の外

ゴールエリアに入っての勝負は数えるほど。



オシムのやりたい事と実際の現実との差は今の所、その開きは大きいです。

ただ、中田&稲本に関してはその評価を保留したいところです。

もうちょっと適正を見てみたい

DFの中澤&阿部に関しては、予想以上に好結果を得たと言っていいでしょう。

これに怪我の闘莉王を加えると、ほぼ現時点での駒は揃った感があります。

中盤、特に憲剛・俊輔に関しては、評価を下げていいかも

ちょいちょい独りよがりなプレーが見えます。

特に俊輔に関して言えば、試合のリズムに全く乗れなかった事は忘れてはいけません。

前半10分で変えるべきは俊輔。真っ先に私は彼を挙げます。

早く目を覚ませと喝を入れたい(涙)


前線は高原で決まりかな

その他の選手は、少し小粒(もしくはスーパーサブ)な気がします。

巻に関して言えば、クラブで出直して来い・結果を見せろとしかいえません。


全体的な評価で言えば、±0、微増の+止まり

限りなく負けに等しい引き分けから、何を学んだのか

選手個々の意識を見守りたいですね。
posted by Daft at 16:29 | Comment(0) | TrackBack(1) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月02日

キリンカップ2007 日本 VS モンテネグロ

2007 6/1 静岡/エコパスタジアム


久しぶりの代表戦

どんな試合が見れるのか?



Formation:日本

               矢野  
         高原     
         
   山岸    
                 遠藤
         憲剛  

               鈴木
   
   阿部                駒野
         坪井    中澤  


            楢崎

《得点》
前半28分 中澤
前半38分 駒野

《交代》
後半18分 山岸 → 寿人
後半24分 高原 → 水野
後半34分 遠藤 → 今野
後半36分 矢野 → 巻
後半44分 鈴木 → 橋本
後半44分 憲剛 → 藤本

《警告》
後半37分 阿部


※Formationからも分かるとおり、少し歪な形です。
もともとスタートが3−5−2で始まって、モンテネグロの状況を見て、後ろを4バックにしたからです。

それ故に全体の守備の重心が左に偏りすぎていました。
3−5−2の名残か、駒野の前ががら空き、その上に駒野の後ろもがら空き。左は逆に阿部の手厚いケアがありすぎて、二人で被ってしまい、山岸の運動量が生きていない感じがしました。




Formation:モンテネグロ


                ブロビッチ

       ブルザノビッチ  

                      チェトコビッチ
 ボージョビッチ

        トゥンバセビッチ V・ブヨビッチ


 ヨバノビッチ               パビチェビッチ
         バタク  タナシエビッチ 

 
            ポレクシッチ


《得点》
なし

《交代》
後半00分 チェトコビッチ → N・ブヨビッチ
後半00分 V・ブヨビッチ  → ライチェビッチ
後半18分 ボージョビッチ → ラドニッチ
後半26分 パビチェビッチ → ラキッチ
後半40分 ヨバノビッチ  → ペヨビッチ
後半42分 タナシエビッチ → イェクニッチ

《警告》
前半30分 ブルザノビッチ
後半33分 ヨバノビッチ




前半は良い試合でした。

所々綻びは見えたものの、やりたい事が目に見える形で表現されていました。

ただワンタッチで捌くことが目的になって、そこをインターセプトで狙われる場面も多々見受けられました。

※壁パス気味に前に送り、壁が横にワンタッチパスのこのパターンを多用しすぎて、相手に読まれまくっていました(苦笑)

日本のFormatioの所でも書いたように、どうしても3−5−2の亜種で4−4−2を作っているので、無理なところが見え隠れしていました。
特に左サイドの攻守が二人して被ってしまい、スムーズだったとはとても言えません。

逆に右は前ががら空きで、駒野のヘルプが殆ど無し。

まぁ今日の試合はこれが功を奏したのか、駒野がいつも以上に暴れまくっていましたけど、そこを突かれなかっただけとも言えますね(汗)


今日の問題は後半

オシム問答試合後会見)でも、ここが重点的に語られています。


一つは過度な個人プレー

槍玉に上がったのは憲剛

まぁ ゴールが見える位置でシュートを打つのは至極当然だとは思います。

ただフリーの選手が横に居たのは確かです。

一度目は、左の密集地帯からがら空きの中央へパス、それをポストに来た高原がスルー。絶対的有利な状況で、左にもう一人山岸が走りこんでいる状況で、シュートを選択・・・・・・枠を外れる。

二度目は、右に水野がフリーで待っているにも係わらず、ミドルシュートを選択・・・・・・枠を外れる。


問題点は、カウンター時などの周りに人が居ない状況では無い事。つまりチームとして崩しに懸かっていて、必ずヘルプが居る状況でパスでなくシュートを選択したこと。(自身が絶対的に有利な状況でない場合)

そしてそのシュートが枠を外れること!


ふとオシム問答を見ていて思い出されるのはピクシー(ストイコビッチ)

そういえば、なんでそこでパスっていう場面があったけど、今思えばオシムの考えにすごく合致するな〜と思ってしまいました。

より確実に得点の確立が上がるプレーを選択する

選択することの難しさが窺い知れます。

名誉のために言えば、憲剛はその選択を実行できるスキルがあります

それ故にオシムの雷が落ちたと見たほうが良いでしょう。



もう一つは、中盤での組み立て

特に後半〜のPK前後から、モンテネグロがゴリゴリ中央を押してきて、それを止められなかった

またボールを奪取しても、簡単に前線にミドルパス・スルーパスを狙って一発で局面を変えようとしたこと。

すごく苦しい時間帯であったことは、見ていても分かります。

それ故に、一発に頼りすぎてリズムを悪くしたのは確か

特にこれによって、守備から攻撃に走ろうとした全体の勢いを殺してしまった罪は重いです。

特に中盤の三人の運動量には同情もしますが、それでも安易な選択が多かったことは確かです。前半の見る影はありませんでした。

それ故に『将来的には2ボランチのところを1人で任せたいのだが、そういう選手がいない。つまり守備もできるが、そこから攻撃の起点となるような、クリエーティブなプレーができるような選手を探しているところだ。』こんな発言も飛び出してくるのでしょうか。



水野の評価で

『サッカーのプレーをしているというよりも、ボール遊びが好きな選手だから、そういう選手がプロとして、職業としてサッカーをしている選手と混じって出場する』

それ故に何に注意してプレーすべきか指示してからピッチに送り出した話なんですけど。

このオシムも評価は凄く的を得ている気がします。

もっと言えば、A代表以外の選手達、つまりU系の選手達には、まだまだ【ボール遊びが好きな選手】という評価の程度なのでしょう。

この評価が【ボール遊びが好きな選手】から【プロのサッカー選手】に代わるのかがポイントだとも言えます。


勝つには勝ったけど、勝った為に見えにくくなった箇所もあります。

マスコミの過度のスターシステムで、論点をぼやけさせてしまう風潮にも注意しなければなりません。

次のコロンビア戦は、どこまで修正できるのか見守りたいところです

      
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2007年05月29日

キリンカップサッカー2007 メンバー発表

情報としては古いですが

キリン杯を前に色々と整理しておきたいので

やっちゃいます(苦笑)


GK:
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
川島永嗣(川崎)

DF:
中澤佑ニ(横浜FM)
中田浩二(バーゼル/スイス)
坪井慶介(浦和)
駒野友一(広島)
水本裕貴(千葉)
青山直晃(清水)

MF:
中村俊輔(セルティック/スコットランド)
橋本英郎(G大阪)
羽生直剛(千葉)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎)
鈴木啓太(浦和)
阿部勇樹(浦和)
今野泰幸(FC東京)
山岸智(千葉)
藤本淳吾(清水)
水野晃樹(千葉)
本田圭佑(名古屋)
家長昭博(G大阪)

FW:
高原直泰(フランクフルト/ドイツ)
播戸竜二(G大阪)
巻誠一郎(千葉)
佐藤寿人(広島)
矢野貴章(新潟)

※スポーツナビよりコピペ


怪我で闘莉王と加地は招集されず
※ずっと騙し騙し怪我を押していた闘莉王が怪我の治癒を優先。
この問題でオシムとの仲が険悪なものになりつつもありましたが、怪我に対する一定の理解は両者にクールダウンを与えてくるれのかな?


海外組みの中田浩二が初招集
今回の目玉! スイス、ドイツにちょい近いプレースタイル等々言われているリーグで優勝争いをするチームに在籍。その上DFで試合にコンスタントに出場。

今までの中田浩二の印象から言えば【器用貧乏】のイメージが付き纏います。果たしてそれを払拭するだけのプレーを見せることが出来るのか注目。中田と言えば【ヒデ】の方だったけど、それを払拭できるのかも注目ですね(笑)


それ以外の松井、稲本、小笠原、三都主、宮本、大黒は招集されず
※三都主&宮本に関しては、チームにフィットすることを念頭に召集見送り?と解釈も出来ます。

松井は非常に苦しいシーズンでした。移籍を視野に入っているようですけど、どうなるかは未知数。腰の怪我もあったし、養生して欲しいところ。

稲本はどうやら移籍は決定的なようです。コンスタントに試合に出られることを条件にして欲しいですね。

小笠原、大黒共に話題に上がることは稀。大黒まだ居たのかと思ってしまうほど存在感が限りなくゼロに・・・・・・。
イタリアでの日本人の活躍はもう無理なのかもしれません。


最近ちょこっと調子の良い大久保は招集されず。
※確かに少し見てみたい気もしますが、オシムは少しここで楔を打ちました。ぶら下がりのインタビューで「最近活躍した選手を招集するように新聞等で促されるが、代表は長い目・プランで実行されるもの」等々、ここ最近の風潮に苦言を呈しました。

まぁ 確かにちょっと前のミニ合宿とキリン杯の意味合いは違いますし、もっと言えば、キリン杯とアジア杯の意味合いも違います。

Jの選手はニュース新聞等に惑わされずに精進して欲しいところです


どうやら中村俊輔は怪我でキリン杯初戦は微妙そうですけど、それ以前にどんなフォーメション&スタメンなのかまるっきり分かりません

U-23系の選手をスタメンで使ってくるのは、ほぼ無いように感じますけど、誰を使ってもそれなりの試合を出来るように感じます。

組み換えでのバリエーションが増えるのはもちろんですが、根幹が同じなので、それほど戸惑いは無いはず。



キリン杯の対戦相手はモンテネグロとコロンビア

微妙な所ですが、弱いわけじゃないです。

きっちり取りこぼし無く勝てるかが今回のポイント

Bチームだろうが、Cだろうがキッチリ自分達のペースでサッカーが出来るのか?

盛り上げて欲しいですね
posted by Daft at 15:22 | Comment(0) | TrackBack(2) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

キリンチャレンジカップ2007 日本 VS ペルー

2007 3/24 横浜/日産スタジアム


欧州から高原、中村俊輔が加入した日本代表

『どこまでオシムのサッカーを体現できるのか?』

またどちら(国内or海外)が主導権を握るのか?』

『どちらが握った方が良いのかの答えも見えるかな?』



日本:Formation


          高原    巻

        遠藤    俊輔

         
           鈴木  阿部   
      駒野            加地  
          
          闘莉王   中澤


             川口



《得点》
前半19分 巻
後半09分 高原

《交代》
後半15分 阿部 → 憲剛
後半23分 遠藤 → 羽生
後半23分  巻 → 矢野
後半40分 鈴木 → 家長
後半40分 俊輔 → 藤本
後半40分 高原 → 水野

《警告》
なし

 ※始まりは4−4−2(中盤構成はDMF2:OMF2)
※試合中盤は中盤構成が鈴木を守備に専念させて阿部が度々前線に顔を出す
※中村俊輔=俊輔 中村憲剛=憲剛としています。



ペルー:メンバー表

FW
エレラ
ヒメネス

MF
バサラル
マリーニョ
サンチェス
セスペデス

DF
イダルゴ
アルバラード
ビルチェス
デルハザ

GK
フローレス


《得点》
なし

《交代》
後半00分 フローレス → フォーサイス
後半23分  ヒメネス → モスト
後半24分  バサラル → トレース

《警告》
アルバラード



前半......

開始3分〜阿部が中盤(ハーフウェイライン付近)でドリブルするもペルーの網に引っかかり逆襲を喰らう

ここからペルーの時間帯が少し続きます。

ペルーの守備は前線のFWがボールを追回し、ハーフウェイライン付近で網に掛けてボールを取るものでした

※今日の試合のほとんどが、このハーフウェイライン付近での攻防に費やされました。


一方の日本は?

中盤の底の二人のスタート位置が異様に低く、底からのパス配給に苦しんでいました。

今日のペルーのストロングポイントは中盤(ハーフウェイライン)で、その強固な壁に日本は悩まされました。

底の二人が苦しんでいる中、ヘルプに俊輔・遠藤・高原等がヘルプに来るものの、ここの制地権は完全にペルーのものでした。

この中盤でのパス回しを難しく考えすぎるプレーが目立ちました

一番の首謀者は俊輔ですけどね(困)

良くも悪くも彼次第と言った雰囲気に包まれてしまったのが残念



アタッキングエリアに進入するのが数えるほどしかない

今まで日本が積み上げてきたものが全くないものに


う〜ん パスパスで見事に相手に読まれまくっていました。

ハッキリ言って怖さはさほどありません。

時折、高原・駒野が見せるドリブル突破の方がペルーにとっては脅威だったはず。

それが見えているにも係わらず出来なかったことが大問題



特に俊輔は、御大が評価したとおり

『1本1本のパスすべてが、ナイスパスとなることを狙っていたのかもしれない。』

『だが、世界中探してもそんな選手はいない。彼がやるべきは単純なプレーであり、天才ぶりを発揮する場面というのは何回かに1回だ。いつも天才であろうとすると、結果は無残なものになる。』

ハッキリ言って今日の俊輔は全体が見えていなかった

まさしく『何か特別のことをやろうという気負いのようなものがあった』

周りの選手がそれを必死に伝えようとしても、彼自身の求心力、もしくは重力が強すぎて、それに引っ張られて足並みが揃わなかった

これとは逆に高原は最初は戸惑いがあったものの、見事にチームにフィットできていました。

一つ付け加えるならば

俊輔の全てが悪かったわけではありません。

一つ良かったのは、サイドチェンジの効果的なパスが出せること

時と場所を選ぶパスですが、これは今までの日本にはなかった選択肢だったので、これは大いに評価してもいいはず。


少し俊輔を特別扱いしすぎな面々

もうちょっと雑に俊輔を扱っても構わないと思います(笑)

走らせる所は走らせて、後ろに下がるなとか、右に居ろとかガンガン言うべき

あくまでこのチームでのゲームメイク権は阿部と鈴木と遠藤

スパイスの俊輔の味が濃すぎたか?



後半......

ビルドアップのパス回しはそこそこ回る様になったものの、カウンターからのパスの精度が悪い

それに加えてミドルレンジのパスの精度も悪い

度々サイドチェンジのパスが通らなかったり、強すぎたりと、せっかく組み立てたのにツマラナイ所でミスする場面が多々ありました。

確かに効果的ではありますが

楽しすぎ(苦笑)

走れ! 走れ!

難しいパス一本より確実で効果的な組み立てを望みます。


かなりお疲れ気味の阿部に代わって憲剛投入

ちょろっと見せ場を作るものの

パサーを投入してもあんまり効果ナシ

ドリブルで運べる長谷部タイプの選手が居ればな〜

今日の日本はパスばっかりでツマンナイ


遠藤もoutで代わりに羽生がin

ますます俊輔を抑える人材が居なくなって

俊輔の色だけが異様に目立ち始めます。

これは・・・・・・オシムのサッカーなのか?

なんだかジーコの時のサッカーを見ているよう




う〜ん なんでオシムが欧州から高原と俊輔しか呼ばなかったのか分かる気がします。

一つは選手(国内)に見せること

※ジーコの時のサッカーと、今オシムが組み立てているサッカーの違い

問題点をハッキリさせること

※多数欧州から呼んで、問題点をブレさせない。責任の所在をハッキリさせる

観客およびマスコミにもこの両方の問題点を認識させる為の試合

そのための今日の試合だった気がします。


ある意味【猛獣(俊輔)と猛獣使い(その他の面々)の攻防】の試合だった


もうズブズブに膠着状態

ペルーはもう交代選手も居なくアップアップの状態ながらも、止めをさせませんでした。


後半40分過ぎに若手3人を投入

家長・水野・藤本が入ったことで

この試合初めて流れの中から良い形でPA内に進入

非常に活気あふれる展開がここに来て見れました。


確かに相手はほぼ10人状態で、ヘロヘロだったとしても

『日本のサッカーの目指す方向性が、今日の後半の一部の時間帯に行ったプレーに表れていた』

と御大が言われたように、これが日本の目指すべきサッカーです

シンプルなパス回しと、前に突っかけるドリブル、ペースの緩急の付け方

もう一度忘れてしまったものを取り戻し、学習しなおさなければならない。



全体評

一つ

水を運ぶも殆どこぼしていた

(パスミス多すぎ)

一つ

運んだ水を贅沢に飲みすぎ

(パスだけじゃなくて走れ!ドリブルしろ!)

一つ

水の無駄使いは控えましょう

(一人に負荷を掛けすぎ、周りの労いの気持ちも大事)


個人評

今日のキーポイントは阿部と遠藤

まだまだ学習の余地のある俊輔をフォローする形で前線から後方まで走りまくっていました。

微妙に真ん中に居たがる俊輔のバランスを取る形で苦労した部分が多々あったように感じます。

遠藤は申し分ないものの

阿部には苦言を

もうちょっとを出してくださいな

どうもレッズでの癖かお客さん風のプレーが代表にまで影響しています。

まぁ ちょろちょろとミスが目立ったものの、方向性は全く問題なし

むしろ神経の図太さをもっと学んで欲しい


懸念の俊輔に関しては、どこまでこの状態を修正できるのかが鍵

正直、今のままならば要りません。

限られた時間の中で修正して欲しいところ


主導権はやっぱり国内だね


※あ〜 忘れてた・・・・・・中村のFKから巻、高原が得点。これは個人の力だね。

※もう一つ、もうペルーは呼ぶな!
posted by Daft at 11:34 | Comment(2) | TrackBack(8) | オシムJ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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