2008年12月10日

Jリーグ今年の総括

鹿島アントラーズの優勝で幕を閉じたJリーグ

正直な感想としては“つまらない”の一言。
果たして、この鹿島の二連覇が示すJリーグが、あるべき姿に向かっているか疑問に思う所も多々あります。


今年の傾向として勝ち点差が非常に密に詰まった間に、団子状態で固まる何とも奇妙なシーズンでした。終盤まで優勝争い&降格争いが激しくぶつかり合いデータ(勝ち点)で見る限りは面白いシーズンだったはず

ただ残り数試合を見た限りでは【面白い】と直感的に感じたシーズンではありませんでした。贔屓目に見ているチームが勝ちきれなかったりと個人の不満はあるにしても、それを抜きにしても何か靄がかかった気がして気持ちは晴れません。



『シュート&ゴール数から見るJリーグ』

毎年力説してるけどイマイチ......

今年はちまちまチャートを作ってみました。私も暇だな(苦笑)




今年のJリーグ得点ランキング1~5位のチャートです。
【青】がシュート数
【緑】がゴール数


続けて6~9位を......








一体何が言いたいのか?

今年はシュート数が格段に少なくなっています。外国人や日本人を問わず(日本人のシュート数の少なさは例年と同じだけど)個人のシュート数の激減が顕著に見て取れます

そのデータを裏付ける昨年のtop5をご覧ください




シュート数100前後がゴロゴロしていた昨年と比べると今年は萎縮した感があります。


ついでに今年と昨年の日本人のチャートもどうぞ







日本代表関係者のみの抜粋ですが、大久保が頑張っている以外は何とも目を覆いたくなる惨状です。特に日本人FWの惨状は目に余ります。今年波に乗っていた名古屋からは小川佳純が目立つだけで、玉田はランキングにさえ載っていません。田中達也も同じような状況。興梠や岡崎などランキングに入ってはいますが、シュート数がお話にならない。

シュート数に比べて得点率が高い所を褒める気にはなりません

それは目の前のチャンスを潰して、シュートを打っていない何よりの証拠。チームプレイを盾にした逃げに他なりません。何のためのチームプレイなのかよくよく思い返して欲しい所です。得点(シュート)をしなければサッカーは勝てないゲームだという事を忘れないで欲しいです。


それにしてもゴール数の増減は別にしてもシュート数がココまで激減していたのは予想外。特に外国人選手のシュート数の激減には何か裏がありそうな気もしますが......



『今年の傾向』

今年を象徴する代表的な2チームをピックアップしてみます




降格争いに巻き込まれ最終戦で入れ替え戦に回ってしまったジュビロ

気になるのは【赤】の75-89分の時間帯。特に今年は後半の終盤に向かうにしたがって得点が激減しています。失点は満遍なく......

昨年は終盤の失点が多かったものの、それを盛り返す得点で何とかカヴァーしていたのだと分かります。





今年旋風を巻き起こした名古屋

顕著に見て取れるのが【赤】の増減
2007シーズンは得点に比べて失点が多いけど、2008シーズンは失点を得点でカヴァー出来ている点です。


全体的な傾向として躍進したチーム(大分トリニータなど)は最終盤15分の失点が減り、逆に下位に沈むチームは最終盤15分に失点が増えそれを覆す得点が極端に減るケースが目立っています。

そして気になるのが上位チームの鹿島や浦和や川崎など、最終盤の失点が昨年より増加しているケースが目立っています。これが勝ち点を拾えないケースが増えて引き分けが多くなり、果ては勝ち点3を失う結果を招いて団子状態を形成したといえます。


ここから垣間見えるのは鹿島が飛びぬけて凄かったわけではなく、他がどんぐりの背比べだった事、その上で平均して鹿島が上に立ったに過ぎません。


まぁ 内乱の無かった鹿島がそのまま優勝を獲ったとも言えますね


浦和はシーズン序盤で監督解任に始まり、終盤は内輪もめでクラブ自体がズブズブに沈みました。

川崎はフッキの呪いで監督が病院送り、何とか最後に帳尻は合わせましたが、序盤の躓きが最後まで響きました。

ガンバはリーグよりもACLに専念する傾向が見え、またしてもシーズン中盤に得点源を流失する失態を演じて失速。何とかそこから立ち直ったかに見えましたが、ACLのタイトルを取ったことによる気の緩みか最後はズブズブに沈む

ライバルが内なる戦いに奔走する状態では鹿島にとって楽な展開でしたね。新興クラブの隆盛もあったシーズンでしたが、それが来年も続くのかは未知数。そこまでクラブの財政状況が現状の戦力に+αできるだけの体力をもてるのかは、今の不透明な世界の経済状況を見ると暗い影の方が大きい。どれだけユースなどの若手の伸びを実現できるかの育成手腕がこのオフシーズン試される気がします。


何はともあれ、もうちょっとシュートを打って欲しい

毎年の切なる願いを持って今年のJリーグ総括を〆ます。

2008年12月03日

【第15節】マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッド【プレミアリーグ08~09】

シティとマンUのマンチェスター・ダービー
マンUがシティを【1-0】で下す

《得点》
◆42分 マンチェスター・U【得点者:ルーニー】
セットプレーからの素早いリスタートから、ふわりと放たれたボールをゴール中央で受けるパク。ポストプレーでボールを保持して横に出す。ルーニーが受けて中央に強引に切れ込むが、わらわらと集まったディフェンスに阻まれてボールを外にかき出される。そのボールに必死に喰らいつくパクが、ちょこんと頭で外に出す。そのボールを二列目から上がっていたキャリックがシュートを放つ。GKがボールを弾いた隙に、詰めていたルーニーがゴールに押し込んで先制。

プレミアリーグ100得点の記念のゴールに大喜びのルーニー(嬉)


《試合展開》
前半はマンUのハーフコートゲーム。それでもシティは波状攻撃に四苦八苦しながらも得点は許していませんでしたが、最後はかなり強引な攻撃にルーニーに押し込まれて先制点を許しました。
後半は一転してシティペース。68分にC・ロナウドが二枚目のカードを提示されて退場処分になってからは、マンUは自陣に引いて守りを固め勝つことにこだわりを見せました。その守備を最後まで打ち崩せなかったシティは成す術無くマンUに敗れました。



『バロンドールを受賞したC・ロナウド』

昨年の爆発的な誰も寄せ付けないプレーが評価されての受賞でしょう。あれだけ得点も量産すれば文句なしでしょう。頭でもFKからも得点が取れる凄さは並大抵のものではありません。やる事成す事全てが得点に繋がるのだから見てる方も呆気に取られます(苦笑)

さて、今日の出来を見る限り彼の調子としては75~80%と言った所でしょう。怪我の手術で出遅れたシーズンも早期の復帰で周りを驚かせはしましたが、完全に近い状態かはちょっと微妙。単発での長い距離の走りは特に問題はなさそうですが、流石に連続した長距離の走力やドリブルは目に見えてスピードが伸びない。だからなのかカウンターなどで相手にスピードで競り負ける場面がちょこちょこ見えます。
またトリッキーなフェイントを織り交ぜたドリブルも精彩を欠く。中々相手がじっくり見て飛び込んでこないからドリブルで抜く場面が少ない。中央に切れ込む切り替えし方も完全に読まれてしまっているから、
比較的守りやすいように感じます。
この日もC・ロナウドのドリブルに対してシティの守り方は、兎に角スピードを落とさせる事に重点を置いて、絶対に安易に飛び込まないように注意していました。シュートコースを消す事とドリブルでの切り返しに注意して、パスを出されるのは安全策の一つと考えていました。

これはある意味C・ロナウドの対象法としてはベストの部類に入るかもしれません。シュートを打たれたり、ドリブルで突破など本人の気持ちを向上させ気持ちよくプレーさせるよりは、パスを出させて他の誰かのシュートを止める方が失点の確立は低いかもしれません。

これだけでないのがC・ロナウドだけど......今日は何故かCKで両手でブロックして二枚目のカードで退場処分と後味の悪さは残りましたけど



『活路を見出したベルバトフ・苦しいテベス』

まさかこんな風になるとはシーズン前は想像も出来ませんでした。

ベルバトフがこれほど重用される理由はそのパスセンスとキープ力でしょう。昨年で言えばギグスがこの役割を担っていました。彼のキープ力があるから安心して前に走れて、そしてそこにピタッとパスが通る。確かにベルバトフの運動量の無さは気にならないと言えばウソになるけど、それに目をつぶってでもそのタメとパスセンスは欲しいと言う所でしょう。

テベスにしてみれば昨年アレだけ重用されたのに何故?と疑問符が一杯でしょう。ただ彼を使うとなればギグスを使って昨年のスタイルに戻るか、テベス-ベルバトフで組んでルーニーを一段下げる手段も無いではない。ただギグスはそれほど酷使も出来ないし、何時までも彼に頼ったプレーは将来を考えれば得策ではない。ルーニーを下げる手段もテベス-ベルバトフ間のコンビネーションが取れているならば問題ないけど、それが無いならば別段ルーニーを下げる意味も無い。また昨年のテベス同様に今期はパクが無尽蔵の運動量でピッチを所狭しと動き回るほど調子も良いし、敢えてパクを下げる意味も無い。

凄く苦しいシーズンだという事は確かですが、テベスにとってもココが正念場。ルーニー以外にプレーのコンビネーションを増やさないと、他のチームに移籍した所で同じ愚を繰り返すだけだと思います。

まずはベルバトフトのコンビネーションを高める事が生き残る道。折角マンUに移ってプレースタイルも様変わりしてファンが増えたのに、ここで投げ出すのは惜しい。



『シティの正念場』

今日の試合を観ると、確かに一つの強さは見せ付けたけど、それだけじゃ4強に食い込むだけの実力には程遠い。

問題は相手がドン引きで引いて守りを固めた時、どうやってそれを打ち崩すのかチームとしてのコンセンサスが取れているかが問題。

C・ロナウドがピッチを去って守りを固めたマンUに対して、欠伸が出るほど中央にこだわって、ただボールを弾き出される攻撃に終始したのは稚拙さが見て取れます。どうしても速攻タイプの人材が多いシティにとってはこれは難題かもしれません。ただ左右に攻撃を散らすとかもっとやるようはあったし、何のためにS・W・フィリップスがサイドに居るのか分かってない。ただそのスペースもマンUに消されては居ましたが......前線にFWを投入してほぼ4トップのような形にしたは良いけど、ビルドアップのボールを再三カットされて際どいカウンターを受けるなど、慣れていないのが手に取るように分かります。結局この中盤でボールをカットされるようになってから、スタジアムを巻き込んだ勢いは鳴りを潜めて、マンUの老練な策略にハマってしまいました。

シティの取りこぼしを見ても下位チームが多いので、守りを固められたらお手上げなところがあるのかもしれません。

どんなスタイルで守りを固めたチームを崩す術を見つけるか、そこが分かれ道......


CWCにマンUが来るのが楽しみですが、これにガンバが勝てるかどうかは微妙。万に一つもの可能性もあるけど、大口を叩いて勝てるなんてトテモじゃないけど言えません(苦笑)
ただどこまで何が通用するかは見てみたいですね。
昨年のようにミランに子ども扱いされるのか? 
ある程度通じるのか......何回ゴール前にたどり着けるのだろうか?


【マンチェスター・シティ:Fromation】


            ベンジャニ(27)
  ロビーニョ(10)             SWフィリップス(8)
         
        ヴァッセル(21) アイルランド(7)

             ハマン(21)

  ガリード(15)               リチャーズ(2)
          ダン(22) コンパニー(33)

              
             ハート(1)


【得点】
なし

【交代】
46分 ハマン ⇒ エラーノ(11)
46分 ヴァッセル ⇒ サバレタ(5)
76分 リチャーズ ⇒ スタリッジ(28)


※( )内は背番号

 
SWフィリップスの速さは尋常じゃない。C・ロナウドも流石に足を出して止めるのが精一杯。

右SBに入っていたリチャーズ。C・ロナウドを完封して存在感を見せていました。CBもこなせる様でまた凄いのが出てきたな~

コンパニーがアンカーに入った後半から動きが良くなったシティ

それにしてもというか、FWにもうちょっと迫力のある人材を置かないと格好が付かない気がします。育てる気ならばイングランド系の選手を使うべきだけど、それ以外ならばもっといい人材を他から獲って来るべき



【マンチェスター・ユナイテッド:Formation】


        ルーニー(10)  ベルバトフ(9)
 C・ロナウド(7)                パク(13)

       キャリック(16)  フレッチャー(24)

 エブラ(3)                  ラファエル(21)
      ヴィディッチ(15) ファーディナンド(5)

         
          ファン・デル・サール(1)

【得点】
42分 ルーニー

【交代】
83分 ベルバトフ ⇒ ギグス(11)
90分 パク ⇒ オシェイ(22)

【退場】
68分 C・ロナウド

※( )内は背番号


パクの無尽蔵の運動量には脱帽。自陣深くで自分でボールをカットして前に預けて、ゴール前にダッシュ。そして走りきった先にシュートを打つ一連の距離とスピードは尋常じゃない(笑) 確かにフィジカルで真正面からぶつかれば紙のように吹っ飛ばされるけど、昨年に比べて体の使い方が上手くなっているように感じます。それでチームに貢献する運動量ですから、ファーガソンの信頼も肯ける気がする。


中央はキャリック&フレッチャーのコンビでほぼ固まったのかな?
攻守にこの二人で十分な気がします。

テベスにすれば生き残る道は、ベルバトフトとのコンビネーションの確立。そうすればルーニーを一段下げて使う案も無いではない。いかに少ない出場時間でアピールできるかが鍵。ルーニーにしろC・ロナウドにしろどこかで休ませる時期が来るので待つしかない....... 
  

2008年11月30日

お犬さま御乱心

まさか二度も犬飼会長発言を取り上げる事になるとは夢にも思わず


【11月28日】
天皇杯のベストメンバー規定に関して『個人的には反対。各クラブの良識でやってほしい』と発言


いやはや開いた口が塞がらないとはこのこと(苦笑)


【11月25日】
ジュビロ磐田がG大阪との天皇杯5回戦でリーグ戦(残留争い)に集中する為に主力を温存させる意向に対して、ジュビロ磐田の馬淵喜勇社長を『丸投げの社長』と切り捨てた上で『外国人監督は(去就がかかわるため)成績さえよければいい。クラブが導かないといけないんだけど、丸投げの社長が多いんでね』とハンスオフト(元日本代表監督)を批判する発言


【11月6日】
天皇杯4回戦でジェフ千葉・大分トリニータが主力を休ませて敗退した事を受けて『天皇杯への参加資格を与えないことや、出場停止を考えないといけない』と発言


正直、ここまで話がぶれるトップの人間も珍しい(苦笑)

トーンダウンではなく180度方向転換してるのは一体何故なのか?

どうも話を辿っていくと、そもそも【ベストメンバー規定】自体を誤解して解釈している節が見られます。

前回の記事でも述べたようにこの【Jリーグ規約のベストメンバー規定】は選手の質やネームバリューなどの個人の能力などを秤にかけたものでは無く【直前5試合の内1試合先発】したかどうかを問うているもので

常勤か非常勤かの違いに近い

名と内容が全くかけ離れていると言えます。こんなものならばベストメンバーなんて大層な名前をつけるより【メンバー常勤規定】とでも付けた方がよっぽどマシ。


もしベストメンバー規定と名にこだわるならば、各クラブチーム事にプロテクト選手(11人+4人)を定めて、その内4~5人を試合に先発出場させる事を義務付けた方がよっぽどマシ


そもそも天皇杯にベストメンバー規定が無いのは分かりきった事で、今まで放置していた協会に責任がある。また、リーグ戦(優勝争い&残留争い)とカップ戦で比重が違うのは当たり前。その中でもクラブにとっても選手にとっても生活環境や経営がガラリと変わる残留争いに重きを置くのは誰が考えても常識的。名誉だけでは食っていけないのは彼自身身に染みていると思っていましたが......現在の浦和の状況を見て思うのはどんな状況になっても見捨てないサポーター(お金を落とす財布)を食い物にして太ったこんな放漫経営者以外に考えられない

そしてその経営者が何を勘違いしたか日本サッカー協会の会長の椅子に座っている不幸


優勝争いの大分トリニータをを口撃で蹴落とし浦和の援護までは良かったけど、思った以上に事が大きくなりすぎて慌てて天皇杯の名誉を取り出して他のクラブを攻撃したものの誰からの賛同も得られない。そればかりか内部からのJリーグチェアマンとの一騎打ち(ナビスコ杯問題)にも敗れる始末。


本当にこの犬飼さんって浦和で社長してたのだろうか?

クラブチームならば分かるような状況を理解できないなんて、まさしくあなたが『元丸投げ社長さん』と呼びたくなります

こんなお犬様がトップで日本大丈夫か?
posted by Daft at 11:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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